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大波乱!?料理対決!!

料理完成!!

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カレーライスは日本人にとって最強料理の一角である。
インドのカレーとは別の発展を遂げたカレーライスは日本人なら
嫌いな人間は珍しい部類である。

ラビーは米を準備し焚き始めた後に
スパイス各種を調合してカレー粉を作りながら如何するか考える。

まず一番の強敵は【ダイナー・ファニーズ】料理人。
作っている料理は竜田揚げである。
唐揚げよりも衣が多い料理だが唐揚げ系統の強さも
日本人ならば理解できているだろう。

揚げ物のパワーは強大である、 屋台料理と言うジャンルならば
カレーライスよりも唐揚げの方が強い・・・。

「ならば・・・!!」

ラビーはカレー粉の作成を終えた後に
野菜を切り、 具材を全て鍋の中に入れた後に
豚ロースとパン粉、 卵を用意した。

「!?」

揚げ物のプロ、 【ダイナー・ファニーズ】料理人は直ぐに思惑を察知。

(カツレツか!? それを乗っけるって言うのか!? その鍋の奴に!?)

だがしかしすぐさま冷静さを取り戻す。

(上等・・・揚げ物の土俵に上がって来た事を後悔させてやる・・・)

と、 ここで【博物館付属食堂】シェフが機材を持って来て戻って来る。
如何やら鉄板の様だが変な窪みが有る。

(タコ焼き? いや、 亜人圏では海産物は高級品の筈だし
気安く食べられない筈・・・と言うかタコ焼きの鉄板にしては横に長いし
穴も楕円だ・・・これは一体・・・)

ラビーは考えながらカツを準備する。
【博物館付属食堂】シェフは卵、 牛乳、 砂糖
蜂蜜、 ベーキングパウダー、 小麦粉をボウルに入れ大量に混ぜる。
混ぜた物を入れ易くする機械に入れて鉄板の穴に注ぐ。
そして鉄板を折り畳み、 穴同士を重ね合わせ楕円球体にしていく。

「「ベビーカステラか!!」」

小さくて甘い、 ホットケーキの亜種と言っても良い代物。

(得意料理を持って来たか!! やるな!!)
(仕事が丁寧・・・かなりの強敵ね・・・)

画して三者三様の料理が完成したのだった。

ラビーのカツカレー。
【ダイナー・ファニーズ】料理人の竜田揚げ。
【博物館付属食堂】シェフのベビーカステラ。

「でも作ったのは良いがこれから審査するのか?」
「いえいえまだです!!」

講談師が叫んだ。
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