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チャプター15:ドクターズ・オウクワード
インビシブル・デス
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フェザーは階段から飛び出してベドハンドに拳を叩き込む
と同時にベドハンドごと、 ランバルドはフェザーに斬りかかった。
「!?」
あまりにも滑らかに手慣れた手つきで味方ごと斬りかかって来た事により
フェザーは手傷を負った。
「がふっ、 がふっ・・・」
ベドハンドは血を吐き出しながら横たわった。
「尾行られてるとはな、 思った以上に無能だったな」
「がふっ・・・」
ベドハンドはしかめ面すら出来ない。
「・・・・・味方殺しがお得意な様で」
フェザーが話しかける。
「味方? ふん、 護衛に雇っただけだ、 腕だけは見込んでいたのだが
まさかここまでどうしようもないとは、 せめて弾除けに位はなった欲しかったが」
ランバルドは裾から何かを取り出してフェザーに投げつけた。
癇癪玉※1、 フェザーが認識するよりも前に癇癪玉はフェザーに当たり炸裂した。
※1:火薬を利用して大きな音を立てる花火の一種。
目晦ましにも使われる。
「流れる様に逃亡か」
しかしこの程度でフェザーは止まらなかった、 ランバルドの手を掴み思い切り引っ張る。
どすん、 とフェザーは尻もちをついた。
「え!?」
フェザーは手を見る、 捥ぎ取ってしまったのか!?
そこには手が1本ある!! ジース!! 力を込め過ぎた!?
「・・・・・」
ぽいとフェザーは手を捨てた。
何の事無い、 死体から捥ぎ取った手を袖に通して自分の腕に見せかけていたのだ。
これならば手を掴んだ場合、 こうして隙を作る事が出来る。
先程の滑らかな味方殺しと言い、 この仕込みと言い
明らかに政治家の護衛の動きではない。
元からそういう輩なのだろうか?
いずれにせよ後を追いかけるフェザー。
ランバルドを追い部屋に入るも・・・
「居ない!?」
気配を探ってもこの部屋に居ない。
窓を開けて外で待機しているマルガレーテを見る。
手信号※2 でマルガレーテと会話する。
※2:手の動きや指の形によって意思疎通・意思表示のために行う指示する行為
または、その指し示す表示のことである。
因みに各領地ごとで差異が有ったりするので事実上の身分確認にも使える。
『ランバルドが逃げた!! そっちには!?』
『来ていない!! 探して!!』
フェザーは部屋中を探した。
やっとのことで下に続く隠し通路を見つけた、 勢い良く隠し通路に入ったが
隠し通路の先は下水道だった。
「っ・・・・・」
気配を探ろうにもこの騒がしい中では見つける事すら難しい。
フェザーは大急ぎで戻ったのだった。
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再誕歴7703年ディセンバー16日。
「申し訳ございません!!」
クラストネート代官邸。
ベルモンドとサンの前で土下寝するフェザー。
必死の捜索の甲斐なくランバルドを逃がしてしまったのだ。
「済んでしまった事は良い、 立ってくれ」
立ち上がるフェザー。
思い切りベルモンドに殴り飛ばされるフェザー。
「お父様!?」
「何もなしでは示しがつかないからな一発は殴っておこう」
「いえ、 これ位は当然です」
壁にめり込みながら喋るフェザー。
ぽん、 と抜け出る。
「平気なのが少し悔しい、 戦闘狂ではないつもりだが・・・」
「男の子ですから」
「それもそうか、 ではベドハンドは如何だ?」
「かなりの重傷でしたが助かりました
サン様、 お嬢様が学んでいた医療技術で何とか一命を取り留めました」
「ほぅ・・・中々やるな」
「い、 いえ、 フェザーの為にと学んでいた物ですので」
にやにやと笑うベルモンド。
「そうじゃなくてだな、 サン様と呼ばれたじゃないか
距離が近まって何よりだ」
顔を赤らめるフェザーとサン。
「お、 お父様!!」
「ははは、 別に良いでは無いか
兎も角ランバルドは」
「失礼します!!」
ドアを開けて息を切らしながらマルガレーテが入って来た。
「はぁはぁ、 ノックもせずに申し訳ありませんがランバルドが見つかりました!!」
「「「!!!?」」」
逃げたと思ったランバルドが見つかった!?
一体どういう事なのか!?
「ツゴモリ様が発見しました!!」
「どういう事だ? ツゴモリというと・・・ミソカ嬢?」
「はい!! ツゴモリ様はここに来ていたので帰路で死体のランバルドを見つけたのです!!」
「なっ!? え、 エメラルドタブレットは!?」
「ありません!! 身包み剥がされていました!!」
と同時にベドハンドごと、 ランバルドはフェザーに斬りかかった。
「!?」
あまりにも滑らかに手慣れた手つきで味方ごと斬りかかって来た事により
フェザーは手傷を負った。
「がふっ、 がふっ・・・」
ベドハンドは血を吐き出しながら横たわった。
「尾行られてるとはな、 思った以上に無能だったな」
「がふっ・・・」
ベドハンドはしかめ面すら出来ない。
「・・・・・味方殺しがお得意な様で」
フェザーが話しかける。
「味方? ふん、 護衛に雇っただけだ、 腕だけは見込んでいたのだが
まさかここまでどうしようもないとは、 せめて弾除けに位はなった欲しかったが」
ランバルドは裾から何かを取り出してフェザーに投げつけた。
癇癪玉※1、 フェザーが認識するよりも前に癇癪玉はフェザーに当たり炸裂した。
※1:火薬を利用して大きな音を立てる花火の一種。
目晦ましにも使われる。
「流れる様に逃亡か」
しかしこの程度でフェザーは止まらなかった、 ランバルドの手を掴み思い切り引っ張る。
どすん、 とフェザーは尻もちをついた。
「え!?」
フェザーは手を見る、 捥ぎ取ってしまったのか!?
そこには手が1本ある!! ジース!! 力を込め過ぎた!?
「・・・・・」
ぽいとフェザーは手を捨てた。
何の事無い、 死体から捥ぎ取った手を袖に通して自分の腕に見せかけていたのだ。
これならば手を掴んだ場合、 こうして隙を作る事が出来る。
先程の滑らかな味方殺しと言い、 この仕込みと言い
明らかに政治家の護衛の動きではない。
元からそういう輩なのだろうか?
いずれにせよ後を追いかけるフェザー。
ランバルドを追い部屋に入るも・・・
「居ない!?」
気配を探ってもこの部屋に居ない。
窓を開けて外で待機しているマルガレーテを見る。
手信号※2 でマルガレーテと会話する。
※2:手の動きや指の形によって意思疎通・意思表示のために行う指示する行為
または、その指し示す表示のことである。
因みに各領地ごとで差異が有ったりするので事実上の身分確認にも使える。
『ランバルドが逃げた!! そっちには!?』
『来ていない!! 探して!!』
フェザーは部屋中を探した。
やっとのことで下に続く隠し通路を見つけた、 勢い良く隠し通路に入ったが
隠し通路の先は下水道だった。
「っ・・・・・」
気配を探ろうにもこの騒がしい中では見つける事すら難しい。
フェザーは大急ぎで戻ったのだった。
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再誕歴7703年ディセンバー16日。
「申し訳ございません!!」
クラストネート代官邸。
ベルモンドとサンの前で土下寝するフェザー。
必死の捜索の甲斐なくランバルドを逃がしてしまったのだ。
「済んでしまった事は良い、 立ってくれ」
立ち上がるフェザー。
思い切りベルモンドに殴り飛ばされるフェザー。
「お父様!?」
「何もなしでは示しがつかないからな一発は殴っておこう」
「いえ、 これ位は当然です」
壁にめり込みながら喋るフェザー。
ぽん、 と抜け出る。
「平気なのが少し悔しい、 戦闘狂ではないつもりだが・・・」
「男の子ですから」
「それもそうか、 ではベドハンドは如何だ?」
「かなりの重傷でしたが助かりました
サン様、 お嬢様が学んでいた医療技術で何とか一命を取り留めました」
「ほぅ・・・中々やるな」
「い、 いえ、 フェザーの為にと学んでいた物ですので」
にやにやと笑うベルモンド。
「そうじゃなくてだな、 サン様と呼ばれたじゃないか
距離が近まって何よりだ」
顔を赤らめるフェザーとサン。
「お、 お父様!!」
「ははは、 別に良いでは無いか
兎も角ランバルドは」
「失礼します!!」
ドアを開けて息を切らしながらマルガレーテが入って来た。
「はぁはぁ、 ノックもせずに申し訳ありませんがランバルドが見つかりました!!」
「「「!!!?」」」
逃げたと思ったランバルドが見つかった!?
一体どういう事なのか!?
「ツゴモリ様が発見しました!!」
「どういう事だ? ツゴモリというと・・・ミソカ嬢?」
「はい!! ツゴモリ様はここに来ていたので帰路で死体のランバルドを見つけたのです!!」
「なっ!? え、 エメラルドタブレットは!?」
「ありません!! 身包み剥がされていました!!」
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