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チャプター9:キラー・クイーン
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「だぶるぷらすでぃざすたーさん、 あなたはすこしらんぼうすぎではないですか?」
魔術復権団体【Avenger wise man】リーダーのナサカノが穏やかにダブルプラスディザスターに問うた。
杖を持った老人、 しかしながら魔法使いの大家の筈なのに魔法使いにはちっとも見えないのだ。
「・・・・・なぁ、 アンタ本当にナサカノ?」
「はい、 そうですが? わたしもとしをとりましたからもうこんなおじいちゃんですが」
「アンタ、 物凄いテロを起こして人をガンガン殺しているじゃないか
そんな人間の言い草とは思えない、 何と言うか覇気を感じない
腑抜けた感じが漂う」
「わたしがちょくせつしじしたかはめいげんをさけますが
あのたたかいはいみがあったものだとおもいます」
「戦い? 何の事を言っている」
「あなたがいっているてろというのはあうたーそうどう※1 のことですよね?」
※1:アウター騒動とは再誕歴7620年に
王都ブリュッセルの外側エリアで起こった騒動の事。
以前からウィルパワーの運用形態の優位性が魔法から失われていた事。
そしてヨーロッパ戦役において魔術師達の大失態により戦線が崩壊しかけた事により
魔術師達に対する補助金を減らした事による抗議として魔術復権団体【Avenger wise man】が
抗議の非公認デモ活動を始めた。
王都の護衛騎士団が対処に当たるも【Avenger wise man】の先制攻撃により死者が発生。
時のベネルクス王国国王ベネルクス94世は即座に近衛騎士団の一部を派遣し鎮圧した。
「あんな事をやらかした男がこんなんかね?」
「あれはひつようなぎせいでした、 しんだひとはかわいそうだけども
おおきないみはありました、 わたしたちのこころざしはわかってもらえたかなとおもいます
それにかれらがころしたのはたったひとりじゃないですか
こっちはもっとたくさんつかまりましたしころされたのもいるでしょう
あまりにふぇあじゃない、 けんりょくのなのもとにいっぽうてきにだんあつされています」
「・・・・・」
「わかんないですか?」
笑いながら言うナサカノに対してダブルプラスディザスターはこの男はヤバい奴だと思った。
こいつにとってはアウター騒動も必要な事と考えているのだろうか。
「怖いわーナサカノさん、 俺達そうはいかんわー」
「だなー、 おっそろしいわー」
人権保護団体【Noreturn Yesterday】首席ナゼラルズと
共和平等団体【I,m Intelligence】書記長ナゾライズの二人が怖がっている。
ポマードで塗り固められた頭髪の彼等二人は兄弟である。
「お前達も噂とはずいぶん違う様だが」
「別にー? あれはキャラ作ってんだよ」
「そうそう、 俺達は貴族とかブルジョワから金を貰って団体を運営しているに過ぎない」
「そう言う連中が自分達はこういう活動にお金出してますよーとか実績を作る
その為に俺達はやいのやいのしている訳ですよ」
「言うならばショーみたいなもんですわ
世界を変えるとか貴方方の様な高尚な意志は持ち合わせてないですよ」
「君達!! あまりに不純じゃないか!?」
バンッ!! と机を叩きエヌエムエルが叫んだ。
「僕達は志は違えど世界に対して真剣に向き合っている!!
やる気が無いなら出て行け!!」
「あー、 勘違いしないで欲しいんですがやる気は充分に有ります
何せちゃんと仕事しないと資金提供が打ち切られますから」
「俺達には生活が有り金を稼がなきゃならない、 それ故に仕事はきっちりやるよ
俺達の仕事ぶりは良く見て知っているだろう?」
「確かに・・・だが・・・」
「仕事が出来て俺達には大勢の手駒が居る」
「コイツを使って今回の話には活躍させて貰いますよぉ
あ、 公爵閣下!! 是非とも我々に御支援を!!」
「考えておくよ」
笑って流すアーベントロート。
「だがそんなんで良いのか? もっと魂が必要なんじゃないか?」
「世の中結果だろチビ」
「チビじゃない!!」
ナゼラルズとエヌエムエルが喧嘩を始める。
「・・・・・これから如何するかの話し合いだが
【Nature Guard Army】実働部隊隊長として提案がある」
ダブルプラスディザスターが話し始める。
「提案? 一体何だ?」
「私は他の団体と協力してハウバリン公爵門閥貴族達を政治的敗北に陥れ
ハウバリン公爵領を我々の解放区にする、 と言う感じの事をダッグから聞いていた
しかしながら想定よりも遥かに数が多い
ならば我々実働部隊が予備として用意していた武器、 全てを使い武装し
このままハウバリン公爵直轄領に向かいハウバリン公爵の首を落とすのは如何だろうか」
ざわ、 と周囲が騒めく。
「それは幾ら何でも無茶だ!! 民衆達の支持が離れる!!」
「パフォーマンスにしちゃやり過ぎだ!! それをやると我々はテロ団体になる!!」
「そうそう!! せめてデモだ!!」
「そもそもさっき殺し以外なら何でもありといったのに殺しをさせるのは・・・」
口々に反対する面々。
「しょうじき、 だぶるぷらすでぃざすたーさんはすこしあぶないかんがえだとおもうね
だっぐさん、 どうします?」
「如何・・・するとは?」
「おいだしたほうがいいかとおもいます」
「えぇ!? それはちょっと待って下さいよ!!
彼女の戦闘能力はとんでもなく高いのは皆さん知っているでしょう!?」
議会は更に熱を帯びた。
魔術復権団体【Avenger wise man】リーダーのナサカノが穏やかにダブルプラスディザスターに問うた。
杖を持った老人、 しかしながら魔法使いの大家の筈なのに魔法使いにはちっとも見えないのだ。
「・・・・・なぁ、 アンタ本当にナサカノ?」
「はい、 そうですが? わたしもとしをとりましたからもうこんなおじいちゃんですが」
「アンタ、 物凄いテロを起こして人をガンガン殺しているじゃないか
そんな人間の言い草とは思えない、 何と言うか覇気を感じない
腑抜けた感じが漂う」
「わたしがちょくせつしじしたかはめいげんをさけますが
あのたたかいはいみがあったものだとおもいます」
「戦い? 何の事を言っている」
「あなたがいっているてろというのはあうたーそうどう※1 のことですよね?」
※1:アウター騒動とは再誕歴7620年に
王都ブリュッセルの外側エリアで起こった騒動の事。
以前からウィルパワーの運用形態の優位性が魔法から失われていた事。
そしてヨーロッパ戦役において魔術師達の大失態により戦線が崩壊しかけた事により
魔術師達に対する補助金を減らした事による抗議として魔術復権団体【Avenger wise man】が
抗議の非公認デモ活動を始めた。
王都の護衛騎士団が対処に当たるも【Avenger wise man】の先制攻撃により死者が発生。
時のベネルクス王国国王ベネルクス94世は即座に近衛騎士団の一部を派遣し鎮圧した。
「あんな事をやらかした男がこんなんかね?」
「あれはひつようなぎせいでした、 しんだひとはかわいそうだけども
おおきないみはありました、 わたしたちのこころざしはわかってもらえたかなとおもいます
それにかれらがころしたのはたったひとりじゃないですか
こっちはもっとたくさんつかまりましたしころされたのもいるでしょう
あまりにふぇあじゃない、 けんりょくのなのもとにいっぽうてきにだんあつされています」
「・・・・・」
「わかんないですか?」
笑いながら言うナサカノに対してダブルプラスディザスターはこの男はヤバい奴だと思った。
こいつにとってはアウター騒動も必要な事と考えているのだろうか。
「怖いわーナサカノさん、 俺達そうはいかんわー」
「だなー、 おっそろしいわー」
人権保護団体【Noreturn Yesterday】首席ナゼラルズと
共和平等団体【I,m Intelligence】書記長ナゾライズの二人が怖がっている。
ポマードで塗り固められた頭髪の彼等二人は兄弟である。
「お前達も噂とはずいぶん違う様だが」
「別にー? あれはキャラ作ってんだよ」
「そうそう、 俺達は貴族とかブルジョワから金を貰って団体を運営しているに過ぎない」
「そう言う連中が自分達はこういう活動にお金出してますよーとか実績を作る
その為に俺達はやいのやいのしている訳ですよ」
「言うならばショーみたいなもんですわ
世界を変えるとか貴方方の様な高尚な意志は持ち合わせてないですよ」
「君達!! あまりに不純じゃないか!?」
バンッ!! と机を叩きエヌエムエルが叫んだ。
「僕達は志は違えど世界に対して真剣に向き合っている!!
やる気が無いなら出て行け!!」
「あー、 勘違いしないで欲しいんですがやる気は充分に有ります
何せちゃんと仕事しないと資金提供が打ち切られますから」
「俺達には生活が有り金を稼がなきゃならない、 それ故に仕事はきっちりやるよ
俺達の仕事ぶりは良く見て知っているだろう?」
「確かに・・・だが・・・」
「仕事が出来て俺達には大勢の手駒が居る」
「コイツを使って今回の話には活躍させて貰いますよぉ
あ、 公爵閣下!! 是非とも我々に御支援を!!」
「考えておくよ」
笑って流すアーベントロート。
「だがそんなんで良いのか? もっと魂が必要なんじゃないか?」
「世の中結果だろチビ」
「チビじゃない!!」
ナゼラルズとエヌエムエルが喧嘩を始める。
「・・・・・これから如何するかの話し合いだが
【Nature Guard Army】実働部隊隊長として提案がある」
ダブルプラスディザスターが話し始める。
「提案? 一体何だ?」
「私は他の団体と協力してハウバリン公爵門閥貴族達を政治的敗北に陥れ
ハウバリン公爵領を我々の解放区にする、 と言う感じの事をダッグから聞いていた
しかしながら想定よりも遥かに数が多い
ならば我々実働部隊が予備として用意していた武器、 全てを使い武装し
このままハウバリン公爵直轄領に向かいハウバリン公爵の首を落とすのは如何だろうか」
ざわ、 と周囲が騒めく。
「それは幾ら何でも無茶だ!! 民衆達の支持が離れる!!」
「パフォーマンスにしちゃやり過ぎだ!! それをやると我々はテロ団体になる!!」
「そうそう!! せめてデモだ!!」
「そもそもさっき殺し以外なら何でもありといったのに殺しをさせるのは・・・」
口々に反対する面々。
「しょうじき、 だぶるぷらすでぃざすたーさんはすこしあぶないかんがえだとおもうね
だっぐさん、 どうします?」
「如何・・・するとは?」
「おいだしたほうがいいかとおもいます」
「えぇ!? それはちょっと待って下さいよ!!
彼女の戦闘能力はとんでもなく高いのは皆さん知っているでしょう!?」
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