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FinalChapter:THE END
第268話【Back Attack】
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恐ろしく力強い触手の攻撃で散り散りになった勇者一行。
「無事か!?」
カヌーが叫ぶ。
「こんのぉ!! 合わせろフランベルジュ!!」
「はい!!」
ヤガタとフランベルジュが息を合わせて触手を叩き斬った。
「む、 これは・・・」
触手の中は空洞になっていた。
「ちょっと待って、 ウィンドサーチ」
フランソワが内部に風を送り探知した。
「この触手の中から城の中に入れそう!!」
「ならば行くぞ!! 私に続けぇえええええええええええええ!!」
スリムが巨体を揺らしながら突入し、 皆も後から続く。
途中で触手が持ち上がって中に居た者達が地面に落下したがスリムの
柔らかな肉体がクッションになった事で無事に城の中に入る事に成功した。
「如何やら内部に入れたようだな・・・」
「魔王は一体・・・」
「・・・・・不自然だね」
ロダンが呟いた。
「何がだ?」
「僕はアンデッドとか生き物を探知出来ます
だけどここに居る皆さんと上の方に居る三つしか分からない」
「探知が上手く出来ていないか、 それとも探知を掻い潜る方法が有るのか・・・」
「兎も角今は上に行って見よう!!」
「そうですね!!」
ロダン達は走り始めた。
「ロダン、 先走り過ぎだ、 もっとペースを落とせ」
モルガナが注意する。
「でも」
「でもじゃない、 これだけの大人数でお前に回復されながら
袋叩きにすれば勝ちは確定だ、 だから分断は何としてでも避けろ!!」
「分かった!!」
駆けていくロダン達。
上へ上へと昇って行く途中で大きなホールに出た。
まるで舞台劇場の様なホールで観客席が2階にもある。
「動くな!!」
完全に不意打ちだった。
肉の鎧を付けていた魔王信奉者達が2階席からボウガンを構えて下の勇者達に向けている。
「う、 また感知できなかった・・・」
「どうやらその肉の鎧が感知を防いでいる・・・のか?」
「眼閉じて!!」
大司教ホワイトのストロボが発動し、 周囲が光で満ち溢れた。
「ちぃ!!」
2階の魔王信奉者達がボウガンを乱射するも
こんな攻撃に当たる者は居なかった。
「上や背後を取られただけで死ぬならとっくに死んでいたよ!!」
そう言いながらホーリーがばっさばっさと魔王崇拝者を薙ぎ払う。
「ヤバい!! 来るぞ!!」
ザッザッザッザと援軍の 足音が鳴り響く。
「無事か!?」
カヌーが叫ぶ。
「こんのぉ!! 合わせろフランベルジュ!!」
「はい!!」
ヤガタとフランベルジュが息を合わせて触手を叩き斬った。
「む、 これは・・・」
触手の中は空洞になっていた。
「ちょっと待って、 ウィンドサーチ」
フランソワが内部に風を送り探知した。
「この触手の中から城の中に入れそう!!」
「ならば行くぞ!! 私に続けぇえええええええええええええ!!」
スリムが巨体を揺らしながら突入し、 皆も後から続く。
途中で触手が持ち上がって中に居た者達が地面に落下したがスリムの
柔らかな肉体がクッションになった事で無事に城の中に入る事に成功した。
「如何やら内部に入れたようだな・・・」
「魔王は一体・・・」
「・・・・・不自然だね」
ロダンが呟いた。
「何がだ?」
「僕はアンデッドとか生き物を探知出来ます
だけどここに居る皆さんと上の方に居る三つしか分からない」
「探知が上手く出来ていないか、 それとも探知を掻い潜る方法が有るのか・・・」
「兎も角今は上に行って見よう!!」
「そうですね!!」
ロダン達は走り始めた。
「ロダン、 先走り過ぎだ、 もっとペースを落とせ」
モルガナが注意する。
「でも」
「でもじゃない、 これだけの大人数でお前に回復されながら
袋叩きにすれば勝ちは確定だ、 だから分断は何としてでも避けろ!!」
「分かった!!」
駆けていくロダン達。
上へ上へと昇って行く途中で大きなホールに出た。
まるで舞台劇場の様なホールで観客席が2階にもある。
「動くな!!」
完全に不意打ちだった。
肉の鎧を付けていた魔王信奉者達が2階席からボウガンを構えて下の勇者達に向けている。
「う、 また感知できなかった・・・」
「どうやらその肉の鎧が感知を防いでいる・・・のか?」
「眼閉じて!!」
大司教ホワイトのストロボが発動し、 周囲が光で満ち溢れた。
「ちぃ!!」
2階の魔王信奉者達がボウガンを乱射するも
こんな攻撃に当たる者は居なかった。
「上や背後を取られただけで死ぬならとっくに死んでいたよ!!」
そう言いながらホーリーがばっさばっさと魔王崇拝者を薙ぎ払う。
「ヤバい!! 来るぞ!!」
ザッザッザッザと援軍の 足音が鳴り響く。
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