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FinalChapter:THE END
第255話【死体安置所での会話】
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クロスロードの死体安置所にて涙を流すスリム。
「ライト・・・ガリガリ・・・」
「・・・・・」
涙をこらえるスマート。
「・・・ソロも気が付かない所でやられている様だな」
コツコツ、 とナイスガイがやって来た。
「勇者の戦死数もえげつない事になっている、 これからの事を考えよう」
「そうだなナイスガイ殿・・・!?」
ナイスガイを見て驚愕するスリムとスマート。
「ナイスガイ殿、 その、 髪・・・」
ナイスガイの長髪が見事に切られている。
「死者達への手向けだ、 これ位しか出来る事は無い」
「そうですか・・・」
自分の腹を見るスリム。
「流石に脂肪は無理か・・・」
「それは要らんだろ、 それよりも如何する?」
「如何、 とは?」
「あの死神とやらを信じて進むか否か」
「・・・ナイスガイ殿は如何するつもりですか?」
「俺達は進む、 仲間も了承済みだ」
「何故?」
「このまま黙っていてもジリ貧だ、 あの死神の台詞じゃないが
時間を与えれば死人が増える=連中の戦力も増える
ロダン君の魔法で浄化出来るらしいがそれでも辛いだろう
それに魔王はあの世に侵攻する魔法を開発した
浄化無効のアンデッドの開発もするかもしれない」
「そうですか・・・私の体躯はデカすぎる
魔法によるサポートが無ければまるで動けない、 私とスマートは残ろう」
「そうかい、 スマート頭取、 戦後復興は頼むぜ」
「引き受けた」
スタスタと去って行くナイスガイ。
「ナイスガイ殿!! 貴方に頼むのは気が引けるがライトとガリガリの
いやここで死んだ者達の仇を取ってくれ!!」
「・・・スリム大公、 俺はコイツ等の仇を討つんじゃねぇ
今までに殺された連中、 魔王によって人生狂わされた連中の仇を討ちに行くんだ」
グッ、 とサムズアップをするナイスガイ。
「ナイスガイ殿・・・貴方をナルシストだと思っていましたよ」
「馬鹿を言っちゃいけない、 自分に自信があり過ぎる位が丁度良いのさ」
「違いない・・・」
「・・・いや、 待てよ・・・」
くるり、 と振り返るナイスガイ。
「スリム大公、 スマート頭取、 アンタ達にやって貰いたい事が有るんだ」
「我々にやって貰いたい事・・・? 何だ?」
「アンタ達にとっては大した事じゃねぇが・・・やってくれるか?」
「無い陽にもよるが・・・」
「ライト・・・ガリガリ・・・」
「・・・・・」
涙をこらえるスマート。
「・・・ソロも気が付かない所でやられている様だな」
コツコツ、 とナイスガイがやって来た。
「勇者の戦死数もえげつない事になっている、 これからの事を考えよう」
「そうだなナイスガイ殿・・・!?」
ナイスガイを見て驚愕するスリムとスマート。
「ナイスガイ殿、 その、 髪・・・」
ナイスガイの長髪が見事に切られている。
「死者達への手向けだ、 これ位しか出来る事は無い」
「そうですか・・・」
自分の腹を見るスリム。
「流石に脂肪は無理か・・・」
「それは要らんだろ、 それよりも如何する?」
「如何、 とは?」
「あの死神とやらを信じて進むか否か」
「・・・ナイスガイ殿は如何するつもりですか?」
「俺達は進む、 仲間も了承済みだ」
「何故?」
「このまま黙っていてもジリ貧だ、 あの死神の台詞じゃないが
時間を与えれば死人が増える=連中の戦力も増える
ロダン君の魔法で浄化出来るらしいがそれでも辛いだろう
それに魔王はあの世に侵攻する魔法を開発した
浄化無効のアンデッドの開発もするかもしれない」
「そうですか・・・私の体躯はデカすぎる
魔法によるサポートが無ければまるで動けない、 私とスマートは残ろう」
「そうかい、 スマート頭取、 戦後復興は頼むぜ」
「引き受けた」
スタスタと去って行くナイスガイ。
「ナイスガイ殿!! 貴方に頼むのは気が引けるがライトとガリガリの
いやここで死んだ者達の仇を取ってくれ!!」
「・・・スリム大公、 俺はコイツ等の仇を討つんじゃねぇ
今までに殺された連中、 魔王によって人生狂わされた連中の仇を討ちに行くんだ」
グッ、 とサムズアップをするナイスガイ。
「ナイスガイ殿・・・貴方をナルシストだと思っていましたよ」
「馬鹿を言っちゃいけない、 自分に自信があり過ぎる位が丁度良いのさ」
「違いない・・・」
「・・・いや、 待てよ・・・」
くるり、 と振り返るナイスガイ。
「スリム大公、 スマート頭取、 アンタ達にやって貰いたい事が有るんだ」
「我々にやって貰いたい事・・・? 何だ?」
「アンタ達にとっては大した事じゃねぇが・・・やってくれるか?」
「無い陽にもよるが・・・」
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