Re:incarnation

Mr.後困る

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Chapter12:All for alive

第246話【14:48 話を聞いて貰おうか】

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14:48

「全員動くな」

会議室の中に入るヤグルマとアイビー。
そして【常世】に入っている魔王、 ゾンビ・プリンセス達。

「貴様等・・・ここを何処だと「落ち着けよ」

オーギュスト6世の言葉を遮る魔王。

「落ち着けだと!? こちらはアツシ老達を「仕方ないだろ、 だってあの爺さん達邪魔だもの」
「邪魔だと!?「準備は大分前から出来ていたのにあの爺さん達を攻略出来る目途が立っていなかった
こっちが話をしようとしてもあの爺さんに斬り殺される未来しか見えなかったんだもん
だから態々シエンを送り込んで時間をかけて信用させて後ろから斬り殺させる事に成功したんだ」
「生き残ったのは私だけですけどね、 他の連中は相打ち「それは残念だねドク
本当に残念だよ、 我が子の様に可愛がっていたからね、 死んだのはとても悲しいよ」
「我が子の様にだと、 シエンの親を殺したのはお前達「それは違うぞ
【遥かなる理想郷】の連中を殺したのはシエンだ」
「子が親を殺「話を聞いたがあまり良い親じゃなかったそうじゃないか
アンタの娘との関係性も悪かったらしいし、 丁度良い憂さ晴らしになっただろう」
「憂さ晴「まぁ、 少しは私の話を聞いて貰おうか」
「寧ろお前しか喋「良いから聞け、 態々ここまでやって来たんだから
私の話を聞いて貰おう、 っと」

【常世】がまるで蓮の華の様に開く。
中から帯刀している真っ黒いドレスを着用している黒い長髪の女性が現れた。

「どうも魔王ことローズ・L(ライトピング)・シキです、 以後よしなに」
「以後なんて物「シキ流抜刀術十四の型 『紫鏡』」

青海と赤炎を同時に放つ事で発生する衝撃波で
天井が吹き飛ばされ、 青空が見える様になった。

「紫鏡だと・・・シエンの技「私が彼に教えたんだよ」
「シキ流抜刀術十四の型・・・? シキ流抜刀術の型は十二までの筈だろ
一体如何なっている「あれから何年経っていると思っている?
私程の天才ならば幾つか型を造り出す事も可能だ
君達は察しが悪いから知らないと思うが、 さっきのはわざと外したんだ
散々言ったが、 私は戦いに来たんじゃないんだ
そもそも私は戦いが嫌いでね、 君達が抵抗するから仕方なくやっているんだ
本当は嫌なんだよ? とりあえず私の話を聞いて貰おうか、 話はそれからだ」
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