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Chapter12:All for alive
第242話【14:42 決死隊】
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14:42
クロスロード会議場正面玄関で対峙するコウ家一行と魔王一行。
「ヤグルマじーさん、 遊ぶなよ、 どれ私も」「おい」
「はい? どうしました?」
魔王から呼びかけられるアイビー。
「手は出すな」
「何故? 貴女らしくも無い」
「さっきの秋刀魚とか言う技は初見だ、 もしかしたら私が居た時代から
知らない技を開発しているかもしれない技を出させろ
見た所、 こいつ等コウ家の中でも雑魚では無いが中堅
もっと強い奴が居ると判断する」
「技を出す前に倒せば良いと思いますが・・・分かりました」
アイビーは刀を収めた。
14:38
クロスロード会議場正面玄関。
待機している十人のコウ家の分家衆とコケ。
「コケ様、 我々で対処出来るのでしょうか?」
不安げなオステオ。
「相手は勇者達を打ち倒した者達、 我々で如何にかなるとは思えません」
「私もそう思う、 だがしかし、 このまま何もしない訳には行かない
勝利は出来ないが戦力を削る事は出来る筈だ」
「如何やって?」
「我々には培ったコウ流格闘術が有る」
「・・・・・コウ流格闘術でも勝てるか怪しいです」
「違う、 あくまで相手の戦力を削る為の戦いだ」
「どういう事でしょうか?」
「コウ流格闘術は魔王がジェスター教国から離反して進化して来た
奴が知らぬ技も有る、 ならば新しい技を出していき相手の興味を誘う
『もっと新しい技を出させよう、 だから加減する』という思考に盛って良ければ良い
無論だが【鯱】と【鯨】は使わない、 奥義は見せるな」
「それならば御安心下さい、 我々はそこまで至っておりません」
はっはっはと笑う一同。
「だがしかし【鰯】は使うぞ」
笑いが止まる。
「我々に死ねと?」
「当然だが私も死のう」
はっきり言い切ったコウ。
その目は真剣だった。
「・・・分かりました!!」
「オオチョウ、 準備は良いか?」
「ヘラチョウ、 問題無いぜ!!」
「やってやりますよ!!」
「我々の力を見せつけてやりますよ!!」
「やってやらあ!!」
「コウ家分家の力見せつけよう!!」
「私が死んだ後、 家は任せます」
「やってやる!! やってやるぅううううううう!!」
「一緒に死にましょうぞ!!」
「あぁ、 心強い」
足音が聞こえる。
「誰だ?」
ヤグルマが呟き
そして名乗りを上げるのだった。
クロスロード会議場正面玄関で対峙するコウ家一行と魔王一行。
「ヤグルマじーさん、 遊ぶなよ、 どれ私も」「おい」
「はい? どうしました?」
魔王から呼びかけられるアイビー。
「手は出すな」
「何故? 貴女らしくも無い」
「さっきの秋刀魚とか言う技は初見だ、 もしかしたら私が居た時代から
知らない技を開発しているかもしれない技を出させろ
見た所、 こいつ等コウ家の中でも雑魚では無いが中堅
もっと強い奴が居ると判断する」
「技を出す前に倒せば良いと思いますが・・・分かりました」
アイビーは刀を収めた。
14:38
クロスロード会議場正面玄関。
待機している十人のコウ家の分家衆とコケ。
「コケ様、 我々で対処出来るのでしょうか?」
不安げなオステオ。
「相手は勇者達を打ち倒した者達、 我々で如何にかなるとは思えません」
「私もそう思う、 だがしかし、 このまま何もしない訳には行かない
勝利は出来ないが戦力を削る事は出来る筈だ」
「如何やって?」
「我々には培ったコウ流格闘術が有る」
「・・・・・コウ流格闘術でも勝てるか怪しいです」
「違う、 あくまで相手の戦力を削る為の戦いだ」
「どういう事でしょうか?」
「コウ流格闘術は魔王がジェスター教国から離反して進化して来た
奴が知らぬ技も有る、 ならば新しい技を出していき相手の興味を誘う
『もっと新しい技を出させよう、 だから加減する』という思考に盛って良ければ良い
無論だが【鯱】と【鯨】は使わない、 奥義は見せるな」
「それならば御安心下さい、 我々はそこまで至っておりません」
はっはっはと笑う一同。
「だがしかし【鰯】は使うぞ」
笑いが止まる。
「我々に死ねと?」
「当然だが私も死のう」
はっきり言い切ったコウ。
その目は真剣だった。
「・・・分かりました!!」
「オオチョウ、 準備は良いか?」
「ヘラチョウ、 問題無いぜ!!」
「やってやりますよ!!」
「我々の力を見せつけてやりますよ!!」
「やってやらあ!!」
「コウ家分家の力見せつけよう!!」
「私が死んだ後、 家は任せます」
「やってやる!! やってやるぅううううううう!!」
「一緒に死にましょうぞ!!」
「あぁ、 心強い」
足音が聞こえる。
「誰だ?」
ヤグルマが呟き
そして名乗りを上げるのだった。
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