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Chapter12:All for alive
第229話【14:18 信じる心と疑う心】
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14:18
クロスロード大会議室。
各国の代表達と各々選出した護衛達が待機している。
【栄光の冠】の面々は【レストラン・スリム】のスリムとスマートに交代して貰った。
更に不安からラッパもやって来た。
「・・・状況は芳しくないですね」
双眼鏡で外を見ながら呟くグッドガイ。
「見た事も無いデカイ顔みたいなアンデッドに次々と突破されています」
「【栄光の冠】いや勇者パーティは如何した!?」
クラウンが叫んだ。
「勇者パーティは何とか持ちこたえていますが・・・
勇者パーティ1つであのデカ顔1体を如何にかするのがやっと・・・
そしてデカ顔は軽く見積もっても20は居る」
「に、 逃げましょう!!」
スガが叫ぶ。
「今の話じゃあどう考えても陥落は時間の問題ッス!!
ここは逃げて体勢を立て直す」
「狼狽えるな!!」
シエンが叫ぶ。
「前衛で必死になって他の勇者達が頑張っているんだ!!
我々が彼等を信じられずに居て如何する!!」
「熱いねぇ・・・彼に便乗するつもりじゃないけど
ここは残って戦った方が良いよ」
ドクも続く。
「如何して!?」
「論理的に考えて何時かは戦わなければならない相手
ならば先送りは悪手だ」
「そ、 それならば力を蓄えて・・・」
「何を寝言言っている、 連中の勢力も増大する事請け合いだ
奴等は死体の数=兵隊の数、 引き延ばせば引き延ばす程不利」
「しかし!!」
ぱん、 と手を叩く。
「お、 オーギュスト6世陛下?」
「冷静になれ、 ナイスガイ君【オーギュストの龍】は?」
「俺はグッドガイです、 【オーギュストの龍】の姿は見えません」
「まさか逃げた!?」
「だから落ち着け、 あの小僧が逃げるなんて選択はする筈は無い
奴ならば問題は無いだろう」
「ここに・・・乗り込まれても・・・問題は・・・」
アツシがぽつりと呟く。
「ですね、 小生達と【不戦勝】のお歴々が居る
何一つ問題は無い」
シエンが言う。
「君・・・そういう事・・・いう子なんだ・・・もっと謙虚・・・かと思った・・・」
「えぇ、 この状況、 小生は昂っていますよ」
「ふふ・・・落ち着いてね・・・」
「まぁ何れにせよ、 逃げると言ったって逃げ道は無いだろう
【ブラックアウト】の馬鹿が下水道を封鎖してしまったらしい」
「何やってんだあいつ等!!」
クロスロード大会議室。
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更に不安からラッパもやって来た。
「・・・状況は芳しくないですね」
双眼鏡で外を見ながら呟くグッドガイ。
「見た事も無いデカイ顔みたいなアンデッドに次々と突破されています」
「【栄光の冠】いや勇者パーティは如何した!?」
クラウンが叫んだ。
「勇者パーティは何とか持ちこたえていますが・・・
勇者パーティ1つであのデカ顔1体を如何にかするのがやっと・・・
そしてデカ顔は軽く見積もっても20は居る」
「に、 逃げましょう!!」
スガが叫ぶ。
「今の話じゃあどう考えても陥落は時間の問題ッス!!
ここは逃げて体勢を立て直す」
「狼狽えるな!!」
シエンが叫ぶ。
「前衛で必死になって他の勇者達が頑張っているんだ!!
我々が彼等を信じられずに居て如何する!!」
「熱いねぇ・・・彼に便乗するつもりじゃないけど
ここは残って戦った方が良いよ」
ドクも続く。
「如何して!?」
「論理的に考えて何時かは戦わなければならない相手
ならば先送りは悪手だ」
「そ、 それならば力を蓄えて・・・」
「何を寝言言っている、 連中の勢力も増大する事請け合いだ
奴等は死体の数=兵隊の数、 引き延ばせば引き延ばす程不利」
「しかし!!」
ぱん、 と手を叩く。
「お、 オーギュスト6世陛下?」
「冷静になれ、 ナイスガイ君【オーギュストの龍】は?」
「俺はグッドガイです、 【オーギュストの龍】の姿は見えません」
「まさか逃げた!?」
「だから落ち着け、 あの小僧が逃げるなんて選択はする筈は無い
奴ならば問題は無いだろう」
「ここに・・・乗り込まれても・・・問題は・・・」
アツシがぽつりと呟く。
「ですね、 小生達と【不戦勝】のお歴々が居る
何一つ問題は無い」
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「君・・・そういう事・・・いう子なんだ・・・もっと謙虚・・・かと思った・・・」
「えぇ、 この状況、 小生は昂っていますよ」
「ふふ・・・落ち着いてね・・・」
「まぁ何れにせよ、 逃げると言ったって逃げ道は無いだろう
【ブラックアウト】の馬鹿が下水道を封鎖してしまったらしい」
「何やってんだあいつ等!!」
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