Re:incarnation

Mr.後困る

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Chapter11:Founding and collapse of the country

第217話【The trap you can see】

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「ネクロマンサー殿、 これは・・・」
「罠・・・だな・・・」

建物に入ったネクロマンサー達はピアノ線を見つけた。
それも複数個所。

「バレバレだな、 如何します?」
「引っかかる道理は無い、 避けて通ろう」
「分かりました」

部隊はピアノ線を避けて通って行った。
時間はかかったがスムーズに進む事が出来た。

「むっ、 何か声がしますね」

斥候の盗賊が部屋の一つに目を付けた。

「慎重に開けろ」
「分かりました」

慎重にドアを開ける盗賊。

「ひっ」

部屋の中に居たのはワデ・インとヘツブ、 キュウだった。

「コイツ等か・・・ロダン達は如何した?」
「ロダン? 知らないよそんな奴等」
「ポイズンミスト」

毒の霧を噴射して3人を殺害するネクロマンサー。

「お、 おいおい、 殺してよかったのかよ」
「心配するな、 ネクロマンサーの技術を使えば情報を抜き取るのは楽勝だ」
「アンデッドにするのか?」
「それだと時間がかかり過ぎる、 記憶にアクセスして情報を抜き取る」

そう言うとキュウの頭部を開いて呪文を唱え脳髄に手を当てる。

「ふむ・・・ふむ・・・」
「如何だ?」
「ロダンの奴等はここを放棄したらしい
コイツ等を置いて行った様だ」
「見殺しですか?」
「いや、 食料を置いて行っている
足は折れているが見殺しにはしていないな」
「い”」
「うん?」

ネクロマンサーが振り返るとそこには盗賊の首を圧し折っている泥まみれのモルガナが居た。

「なっ」
「ソク家戦斧術五の形【鍾乳】」

ネクロマンサーの胸部を貫くモルガナ。

「さて、 と・・・」






一時間が経って誰も戻らないのを不信がったカルサリード。

「やられたのかなぁ・・・」
「新しく部下を送りますか?」
「いや、 止めておこう、 戦力の逐次投入は愚行だ」
「分かりました、 ですが何もしないと言うのは問題でしょう」
「うーむ・・・一体何をしているんだが分からないのは不味いが・・・
仕方ない、 少しサポートしてやるか」

カルサリードは傍に置いてあった巨大な弓を構えた。
しかも大量に構え、 そしてその弓で大量に矢を放った。
矢と言っても今でいうならば電信柱に匹敵するサイズである。
その圧倒的な質量の前に建物は半壊した。

「良し、 壊れている間にネクロマンサーを突っ込め
多めにな」
「了解しました」
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