Re:incarnation

Mr.後困る

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Chapter11:Founding and collapse of the country

第209話【collapse】

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「コウ流格闘術五の型【飛魚】」

飛魚は高速移動の体裁きである、 モルガナは瞬時にインの前に向かった。

「からのコウ流格闘術一の型【鰹】」

インの顔面に叩き込まれる正拳、 全く加減無く叩き込まれたその拳は
インの顔面を陥没させて吹き飛ばした。
インの傍に立っていたメイド二人
キュウとヘツブはあまりの出来事に呆気に取られていた。

「わ、 若様!!」
「貴様アアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!」

キュウが懐からボウガンを取り出してモルガナに向ける。
しかしカリエに射られボウガンを取り落とす。
ヘツブがモルガナに殴りかかろうとしたが花子のワイヤー付きナイフで絡まれて
倒れる。

「なっ、 や、 やられたぁ!?」
「だ、 駄目だ逃げろおおおおおおおおおおおおおおおおお!!」

周囲で見守っていたゴロツキ達が一斉に逃げ出した。

「くっ、 糞おおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!」

ヘツブが叫ぶ。
それと同時に向かって来たベルーズがキュウを押し倒して拘束した。

「早く子供達を!!」
「分かった!!」

ロダンが繋がれた子供達を解放される。

「子供達を如何するつもりだ!!」

ヘツブが叫ぶ。

「いや、 君達が人質にしていたから解放したんだろうが」
「何を言っている!! 若様をちゃんと尊敬出来る様に教育する為に
世間に迎合した大人達の元から解き放っ」

解放された子供達から頭を蹴り飛ばされる。

「なっ・・・」
「無理矢理連れ来て迷惑だよ!!」
「く、 ここまで毒されていたとは・・・」
「このサイコ野郎、 頭が可笑しいんだよ」

吐き捨てるモルガナ。

「・・・・・君達の仲間か?」

ロダンが呟いた。

「何がだ!?」
「外に出て行ったゴロツキが次々と殺されている」
「え!?」

街の外で火柱や氷柱、 雷が降り注ぐ。

「な、 ま、 魔法・・・? ゴロツキ達の中には魔法使いなんて居なかった筈・・・」
「一体何がどうなっている・・・?」
「状況が分からない、 おいそこのメイド、 どういう事か分かるか?」

モルガナがキュウに尋ねる。

「・・・・・心当たりは有る」
「なら喋ろ」
「若様を治療すれば話そう」
「良いよ、 ヒール」

ヒールでインが治療される。

「っはぁ!! はぁ!!」

若干過呼吸になっている。
陥没する程強く殴られたのなら当然だろうか。

「それじゃあ話して貰おうか」
「分かった」
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