Re:incarnation

Mr.後困る

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Chapter11:Founding and collapse of the country

第204話【After a week】

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ギルドマスタービャクヤの死。
続けて副ギルドマスター、 及び各国ギルド支部長4人の死が各国を
巡ったが問題は寧ろ死後であった。
支部長及び副ギルドマスターが違法に貯め込んでいた資金
その総額は最早一国のGDPにも匹敵しようかと言う莫大な資金であった。
その莫大な資金の殆どは国庫に納められる事になった。
また上層部が居なくなった事によりギルドは四ヶ国会議を待たずに崩壊したのだった。

「何だか滅茶苦茶だな・・・」

モルガナは読んでいた新聞を置いて呟いた。

「モルガナ様、 お茶の御代わりは?」
「頂こう」

屋敷でベルーズからお茶を貰うモルガナ。

「しかしこの間のギルドの大暴走から1週間だって言うのに
もう都市機能が回復するとは、 役人達も中々に優秀だ」
「そうですね」

先日のギルドの騒乱から一週間カレーの街も落ち着きを取り戻した。

「この街は魔王との戦闘による傷病者達を守る為に
避難訓練とかも充分にしていますからね」
「実家では避難訓練はしてなかったからな・・・」
「ふぁあ・・・おはよー」

ロダンが寝ぼけ眼で挨拶をする。

「おはようロダン、 コーヒーでも飲んだら?」
「苦いからやだ」
「あらあら・・・」

ドアノッカーの音が響く、 如何やら来客の様だ。

「見て来ますね」

ベルーズが玄関に行って少しすると二人の男が付いて行った。

「・・・誰?」
「アーモンドだ」
「ナッツだ」
「・・・・・いや、 ますます誰?」
「えー・・・あー・・・アレだよね? 武道大会に出ていた」
「そう!! その通りだ!! ロダン君は話が分かる!!」
「えへへ・・・それで何の用ですか?」
「あぁ、 実はだな・・・」
「あ、 お茶を淹れて来ます」
「お気遣いなく」

ソファーに座るアーモンドとナッツ。

「紅茶にしますか? それともコーヒー?」
「あぁ・・・えーっと・・・」
「ベルーズが淹れるお茶はどっちも旨いぞ?」
「じゃ、 じゃあ両方で」
「馬鹿・・・コーヒーでお願いします」
「はーい」

コーヒーを2杯入れるベルーズ。

「お砂糖にミルクは?」
「あ、 あぁ、 じゃあえーっと・・・あるだけ下さい」
「何でテンパッてるんだよ・・・」

お茶菓子とコーヒーを出され味わうアーモンドとナッツ。

「おぉ、 凄い良い所のお茶菓子使ってるなぁ」
「これは私のセレクトだ、 茶菓子位は良い物使わないとなぁ
それで? 何の用だ」
「・・・・・」

コーヒーカップを置くアーモンドとナッツ。
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