Re:incarnation

Mr.後困る

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Chapter10:Battle of shame

閑話【訃報と会談の報せ】

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オーギュスト王国、 王都アウグストゥス。
そこに位置する王城『八月城』の謁見室に集まる
オーギュスト王国の勇者達のパーティの面々。
【八方四傑】【シエンパーティ】【オーギュストの龍】
そしてクラン【イレギュラーズ】のバンメン。

「オーギュスト王国、 第6代目国王オーギュスト6世陛下、 御入来です」

玉座に座るオーギュスト6世、 髪は白髪で白い髭を蓄えている
今日は黒い服を着ている。

「・・・・・帰ったかシエン、 そしてオーギュストの龍」
「はい、 その服は追悼の意味でしょうか?」
「その通りだ」
「ありがとうございます、 父も陛下に悼んで貰って・・・」

言葉が詰まるシエン。

「父?」
「ちょっと待ってシエン、 何で君の父親の話が出て来る?」

バンメンが割って入る。

「え、 いえ、 父が・・・いやクラウン公国の【遥かなる理想郷】のリーダー
オーウェン子爵以下4名が四天王に討たれ戦死しました」

謁見室がざわつく。

「何だと!? 四天王は如何した!?」
「殺しました、 詳しくは報告書に・・・」
「・・・・・」

脱力するオーギュスト6世。

「何という事だ・・・クラウン公国でも・・・」
「クラウン公国でも?」
「・・・実は【白紙の冒険記】のメンバーも全滅したんだ」
「何だって!?」

【オーギュストの龍】リーダーが驚きの声が挙がる。

「確かなんですか?」

シエンが信じられずに聞き返した。

「あぁ【イレギュラーズ】でも確認は取った、 確かな事だ」
「バンテージが幾ら格下とは言え・・・こんな馬鹿な・・・」

信じられない【オーギュストの龍】リーダー。

「しかしこうも立て続けに勇者が戦死とは・・・」
「何という事だ・・・」

愕然とするシエン。

「愕然としている所悪いが喪中には入れない・・・
今回の事件でギルドに対する特権を廃止する事を会議で提議しようと思う」
「会議・・・?」
「あぁ、 ピエロ連邦で話したい事が有るから
と言うのと今回の事件、 そして勇者パーティ二組の戦死
この一連の騒動を収拾する為に四ヶ国で緊急会議を執り行う事になった」
「何と!? い、 一体何処で会議を行うのですか!?」
「会議を行うのは四ヶ国が交わる国境沿い【クロスロード】で会談を行います」
「クロスロード・・・あの忌み地ですか・・・」
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