Re:incarnation

Mr.後困る

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Chapter10:Battle of shame

第197話【overwhelming】

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「負けだな、 惨敗だ」

【ミッドナイト】"氷槍"ヨフケがぽつりと言った。
自身が戦場を一変させるつもりで放った大魔術【アイスバースト】を
正面切って無効化された形だ。
反撃の炎を相殺させるだけで魔力の殆どを使ってしまっている。

「生きているのは何人だ?」
「あ・・・えと・・・私だけです・・・」

【ミッドナイト】の僧侶、 ツキヨがぽつりと言う。

「守れたのはお前だけか・・・」
「如何します?」
「如何もこうも・・・あぁ・・・アイススピア」

ヨフケが氷の槍を魔法で造り出す。
ツキヨが振り返るとそこにはシエンパーティの面々が立っていた。
シエンの両腕から管が生えて両手に持った剣に突き刺さっている。

「ひぃ!!」
「君達が」

言い終わる前にシエンが剣を振るって二人共炎に包まれ灰と消えた。

「秘剣・紫鏡を使うまでも無かったか・・・」
「ふっふーん、 私が作った魔導魔剣は万事おっけぇの様だね!!」
「流石はドクだな、 技術だけは驚嘆に値する」
「よせよぉ、 それじゃあ技術以外に取り得が無いみたいに聞こえるぞ」
「そう言っているんだが」
「・・・・・」

シエンのはっきりとした物言いにジト目になるドク。

「じゃあこれから如何する?」
「手筈通りに行くぞ」
「オッケー」

シエンパーティは前進を続けた。







戦場の一端が闇に包まれ闇が晴れると血の平原が広がっていた。

「ドラゴンプレス・・・やれやれ龍の力に耐えられる奴は居ないみたいだね」

【オーギュストの龍】リーダーが一人で戦場を歩いている。

「ま、 待ちやがれ・・・」

【戦陣】"戦陣鬼"コレールがふらふらと起き上がりながら言った。

「ん、 まだ居たのか」

ふっ、 と闇の吐息を吹きかけるとコレールは消し飛んだ。

「やれやれ雑魚ばっかりだなぁ」
「これがオーギュスト最強の勇者の力・・・凄まじいですな」

やって来たカヌーが呟いた。

「こんな所に居て良いのかい?」
「まるで問題無いですよ
さっき門の所に【ニードルブラスト】"解体屋"ラージが来てましたが
キスとフギットの発明品に手も足も出ない状態でしたよ」
「ほんとかい? じゃあ本陣に行ってギルドマスターを使えるとするか」
「そうしましょう、 僕のパーティメンバーもそろそろ来ると」
「要らない、 一人で充分だ」

そう言って【オーギュストの龍】リーダーは走り去った。
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