Re:incarnation

Mr.後困る

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Chapter10:Battle of shame

第186話【Pre-war talks】

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役所に集まるロダン達。
役所に来ると入口でスリム達が立ち往生していた。

「無理無理無理!! 狭くて入らないって!!」
「うーん・・・うーん・・・」

スリム達は巨体を何とか役所に入れようとしている様だ。

「申し訳ありません
資材搬入口で裏口が広く作ってあるので裏口から入って貰えますか?」
「何だと!? それは無礼では無いか!!」

カヌーが激怒する。

「別に構わないよ?」
「公爵!?」
「別に良いじゃないか、 細かい事は、 んじゃまた」

ぽよんぽよんと裏口に回るスリム達。

「カヌーさん達、 こんにちは」
「ん? あぁロダン・・・と誰だ君は?」
「【オーギュストの龍】リーダーだ」
「あぁ・・・龍と契約した・・・君達も呼ばれたのか?」
「なんだかとんでもない事になっているらしくて」
「ふむ、 呼んで来た使いの物が慌てて居たな・・・何なんだろうか」

スリムに配慮してか大会議室に集まるロダン達。

「来ましたか・・・」

待っていたシエンとゾラの上司のパンツァー。

「シエン!? 何故ココに!?」

オーウェンが叫ぶ。

「お知り合いなんですか?」
「息子だ!!」
「今はそんな事は良い、 再会を喜ぶ暇は我々には無い」
「どういう事だ?」
「私から説明します、 私はパンツァーと申します
市長の代理として説明させて頂きます」
「市長の代理? 市長は?」
「今対応の為の会議をしています」
「一体さっきから何なんだ? もったいぶらずに話しておくれよ?」
「では話そう、 ギルドの大部隊がこの街を襲おうとしている」

ざわつく一同。

「本当か?」
「ムースの街のギルド支部の副支部長カリアティードが命懸けで知らせに来てくれた」
「一体何でまた・・・」
「ギルドマスターとゾイサ・イト・ソクが
ロダン君とモルガナさんの身柄を拘束する為らしい
そこにムースの街のギルド支部の支部長リップクが彼等に責任を負わせる形で
この街からの略奪を企んでいるらしい」
「正気を疑うな・・・」
「ガセじゃないの?」

怪しむ公国の勇者達。

「いや、 カリアティードを追撃にギルドからの追手も出て来たからな
ほぼ間違い無いだろう、 この街にもギルド支部にも今朝になって伝書鳩が届いて
配慮してくれるように求めていた、 大金を提示して・・・」
「何という事だ・・・」

愕然としていた。
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