186 / 367
Chapter7:Martial arts competition
閑話【ミ家動く】
しおりを挟む
Odevu verseにて。
Odevu verseと異世界を結ぶゲートが有る神殿にやって来たヒラマサ・ホソヌメ。
槍使いのミ家十男オトコ・マツ・ミとミ家長女大槍使いスイカ・ズラ・ミ。
そして僧侶ミ家九男ソメイ・ヨシノ・ミ。
「この度はコウ家分家末席の私如きを
ミ家の皆様と御同行させて頂き有難うございます」
頭を下げるヒラマサ。
「おう!! お前はヒラマサか!! 良い体してるじゃないか!!
お前はモルガナとやらと仲が良いらしいからな!!
存分にコネを使わせて貰おう!!」
馬鹿みたいに大声を出すオトコ。
何故コウ家分家のヒラマサとミ家の人々が行動を共にするのか。
それにはこんな事情が有った。
コウ家の話し合いはまだまだ混迷を極めており
コウ家の分家筋全員が集まり議論を白熱させていた
イタチ・サメ・コウは相変わらずコウ家の家長として具体的な説明がある迄
王家の要請を拒否し魔王との戦いを静観する事を提言し
コケ・ビラメ・コウは大公の責務として魔王との戦いに参入を提言した。
話し合いは平行線、 しかしなれど全く微動だにしないのは問題が有るとして
末席に近しいホソヌメ家のヒラマサを動かす事にしたのだった。
「君は自分を卑下しているが寧ろ、 こちらは君を待っていた」
「待っていた? とは」
「あぁ!! 俺達は物凄い強い!! 何せ槍使いだからな!!
槍は長い!! 剣や斧や拳よりも長い!! よって大公の武術の中では
ミ式槍術は最強なんだ!!」
ドヤ顔をするオトコ。
「な、 なるほど・・・それで私を待っていた、 とは?」
「うむ!! 俺達は強いけどモルガナとコネクションが無い!!
だからお前に何とか頑張って貰いたい!!」
「は、 はぁ・・・分かりました、 頑張ります・・・
しかし・・・その・・・何と言いますか・・・」
「何か問題が有るのか!?」
「えぇっと・・・偏りが大きいのでは? 皆さん槍を持っていますが・・・」
「それは安心しなさい」
スイカが割って入る。
「ソメイは僧侶よ、 槍を持っているけど」
「そうなんですか?」
「僧なんです」
「え?」
「え?」
「うん? 如何した二人共?」
「・・・・・よし、 それでは行きましょうか下界に」
ソメイは自分の言った事を深く恥じながら話題を変えたのだった。
果たして彼等はモルガナと出会えるのだろうか?
Odevu verseと異世界を結ぶゲートが有る神殿にやって来たヒラマサ・ホソヌメ。
槍使いのミ家十男オトコ・マツ・ミとミ家長女大槍使いスイカ・ズラ・ミ。
そして僧侶ミ家九男ソメイ・ヨシノ・ミ。
「この度はコウ家分家末席の私如きを
ミ家の皆様と御同行させて頂き有難うございます」
頭を下げるヒラマサ。
「おう!! お前はヒラマサか!! 良い体してるじゃないか!!
お前はモルガナとやらと仲が良いらしいからな!!
存分にコネを使わせて貰おう!!」
馬鹿みたいに大声を出すオトコ。
何故コウ家分家のヒラマサとミ家の人々が行動を共にするのか。
それにはこんな事情が有った。
コウ家の話し合いはまだまだ混迷を極めており
コウ家の分家筋全員が集まり議論を白熱させていた
イタチ・サメ・コウは相変わらずコウ家の家長として具体的な説明がある迄
王家の要請を拒否し魔王との戦いを静観する事を提言し
コケ・ビラメ・コウは大公の責務として魔王との戦いに参入を提言した。
話し合いは平行線、 しかしなれど全く微動だにしないのは問題が有るとして
末席に近しいホソヌメ家のヒラマサを動かす事にしたのだった。
「君は自分を卑下しているが寧ろ、 こちらは君を待っていた」
「待っていた? とは」
「あぁ!! 俺達は物凄い強い!! 何せ槍使いだからな!!
槍は長い!! 剣や斧や拳よりも長い!! よって大公の武術の中では
ミ式槍術は最強なんだ!!」
ドヤ顔をするオトコ。
「な、 なるほど・・・それで私を待っていた、 とは?」
「うむ!! 俺達は強いけどモルガナとコネクションが無い!!
だからお前に何とか頑張って貰いたい!!」
「は、 はぁ・・・分かりました、 頑張ります・・・
しかし・・・その・・・何と言いますか・・・」
「何か問題が有るのか!?」
「えぇっと・・・偏りが大きいのでは? 皆さん槍を持っていますが・・・」
「それは安心しなさい」
スイカが割って入る。
「ソメイは僧侶よ、 槍を持っているけど」
「そうなんですか?」
「僧なんです」
「え?」
「え?」
「うん? 如何した二人共?」
「・・・・・よし、 それでは行きましょうか下界に」
ソメイは自分の言った事を深く恥じながら話題を変えたのだった。
果たして彼等はモルガナと出会えるのだろうか?
0
お気に入りに追加
5
あなたにおすすめの小説

~クラス召喚~ 経験豊富な俺は1人で歩みます
無味無臭
ファンタジー
久しぶりに異世界転生を体験した。だけど周りはビギナーばかり。これでは俺が巻き込まれて死んでしまう。自称プロフェッショナルな俺はそれがイヤで他の奴と離れて生活を送る事にした。天使には魔王を討伐しろ言われたけど、それは面倒なので止めておきます。私はゆっくりのんびり異世界生活を送りたいのです。たまには自分の好きな人生をお願いします。
転生したら死んだことにされました〜女神の使徒なんて聞いてないよ!〜
家具屋ふふみに
ファンタジー
大学生として普通の生活を送っていた望水 静香はある日、信号無視したトラックに轢かれてそうになっていた女性を助けたことで死んでしまった。が、なんか助けた人は神だったらしく、異世界転生することに。
そして、転生したら...「女には荷が重い」という父親の一言で死んだことにされました。なので、自由に生きさせてください...なのに職業が女神の使徒?!そんなの聞いてないよ?!
しっかりしているように見えてたまにミスをする女神から面倒なことを度々押し付けられ、それを与えられた力でなんとか解決していくけど、次から次に問題が起きたり、なにか不穏な動きがあったり...?
ローブ男たちの目的とは?そして、その黒幕とは一体...?
不定期なので、楽しみにお待ち頂ければ嬉しいです。
拙い文章なので、誤字脱字がありましたらすいません。報告して頂ければその都度訂正させていただきます。
小説家になろう様でも公開しております。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。

異世界に転生したら?(改)
まさ
ファンタジー
事故で死んでしまった主人公のマサムネ(奥田 政宗)は41歳、独身、彼女無し、最近の楽しみと言えば、従兄弟から借りて読んだラノベにハマり、今ではアパートの部屋に数十冊の『転生』系小説、通称『ラノベ』がところ狭しと重なっていた。
そして今日も残業の帰り道、脳内で転生したら、あーしよ、こーしよと現実逃避よろしくで想像しながら歩いていた。
物語はまさに、その時に起きる!
横断歩道を歩き目的他のアパートまで、もうすぐ、、、だったのに居眠り運転のトラックに轢かれ、意識を失った。
そして再び意識を取り戻した時、目の前に女神がいた。
◇
5年前の作品の改稿板になります。
少し(?)年数があって文章がおかしい所があるかもですが、素人の作品。
生暖かい目で見て下されば幸いです。

【一時完結】スキル調味料は最強⁉︎ 外れスキルと笑われた少年は、スキル調味料で無双します‼︎
アノマロカリス
ファンタジー
調味料…それは、料理の味付けに使う為のスパイスである。
この世界では、10歳の子供達には神殿に行き…神託の儀を受ける義務がある。
ただし、特別な理由があれば、断る事も出来る。
少年テッドが神託の儀を受けると、神から与えられたスキルは【調味料】だった。
更にどんなに料理の練習をしても上達しないという追加の神託も授かったのだ。
そんな話を聞いた周りの子供達からは大爆笑され…一緒に付き添っていた大人達も一緒に笑っていた。
少年テッドには、両親を亡くしていて妹達の面倒を見なければならない。
どんな仕事に着きたくて、頭を下げて頼んでいるのに「調味料には必要ない!」と言って断られる始末。
少年テッドの最後に取った行動は、冒険者になる事だった。
冒険者になってから、薬草採取の仕事をこなしていってったある時、魔物に襲われて咄嗟に調味料を魔物に放った。
すると、意外な効果があり…その後テッドはスキル調味料の可能性に気付く…
果たして、その可能性とは⁉
HOTランキングは、最高は2位でした。
皆様、ありがとうございます.°(ಗдಗ。)°.
でも、欲を言えば、1位になりたかった(⌒-⌒; )


ピンクの髪のオバサン異世界に行く
拓海のり
ファンタジー
私こと小柳江麻は美容院で間違えて染まったピンクの髪のまま死んで異世界に行ってしまった。異世界ではオバサンは要らないようで放流される。だが何と神様のロンダリングにより美少女に変身してしまったのだ。
このお話は若返って美少女になったオバサンが沢山のイケメンに囲まれる逆ハーレム物語……、でもなくて、冒険したり、学校で悪役令嬢を相手にお約束のヒロインになったりな、お話です。多分ハッピーエンドになる筈。すみません、十万字位になりそうなので長編にしました。カテゴリ変更しました。

家庭菜園物語
コンビニ
ファンタジー
お人好しで動物好きな最上 悠(さいじょう ゆう)は肉親であった祖父が亡くなり、最後の家族であり姉のような存在でもある黒猫の杏(あんず)も静かに息を引き取ろうとする中で、助けたいなら異世界に来てくれないかと、少し残念な神様に提案される。
その転移先で秋田犬の大福を助けたことで、能力を失いそのままスローライフをおくることとなってしまう。
異世界で新しい家族や友人を作り、本人としてはほのぼのと家庭菜園を営んでいるが、小さな畑が世界には大きな影響を与えることになっていく。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる