168 / 367
Chapter7:Martial arts competition
第136話【1st round 8th match②】
しおりを挟む
ミスリルの剣でマニュマタに切りつけるフィールズ。
「・・・・・・・何だと!?」
まるで傷が付いていない!!
「ミスリル合金製ですからね」
「な、 つ、 つまりミスリルに混ぜ物をした金属だろう!?
だったら純粋なミスリルよりも弱い筈!!
寧ろ斬れない方が可笑しい!!」
強ちそうとも言い切れない。
一般に純金属は弾性限界、 つまり永久変形が生じる応力が小さい。
というのは通常の金属結晶は不完全な部分を含んでおり
その部分の移動による変形が小さな応力でおこりやすいためである。
合金化によって結晶を構成する金属元素と大きさの違う金属元素に置換させたり
結晶のなかに小さな元素を侵入させたりして結晶のひずみを作ることによって
不完全な部分の移動をしにくくして硬さや引張り強度を向上させることができる。
「ミスリル合金はミスリルよりも強い金属なんです!!」
「なんだとぉ!? くっ・・・ならば・・・」
機械から伸びるコードに目をやるフィールズ。
しかしキスもコードを狙われる事を察知しているのかマニュマタを防御に回す。
「・・・・・うおおおおおおおおおおおおお!!
フィールズ・ソード・スティングぅうううううう!!」
フィールズがマニュマタの頭部に突きを繰り出す。
マニュマタには貫通しなかったがそれでも衝撃によって体勢が崩れる。
「フィールズ・ソード・ダンシング!!」
華麗な剣の舞による追撃で遂にマニュマタが倒れる。
「良し、 これで!!」
「甘い!! マニュマタ!! モードチェンジ!!
スパイダーモード!!」
倒れていたマニュマタの手首足首がぐるりと180°回転し
四足歩行でフィールズに飛び掛かった!!
「うわっ!!」
飛び掛かられたフィールズは倒れマニュマタに押しかかられる形になった。
刎ね飛ばそうにもマニュマタの重量は150Kg!! そう簡単に押しのけられる重量ではない!!
「くっ・・・ならば!!」
フィールズは剣を放り投げた!!
投げられた剣はマニュマタを操作している機械の筐体に突き刺さる。
「え、 あ、 あわわわわ・・・」
「如何やら機械の本体まではミスリル合金製ではない様だな・・・」
キスがガチャガチャと操作するもマニュマタは沈黙している。
フィールズは何とか勝利を手にする事が出来たのだった。
「・・・・・・・何だと!?」
まるで傷が付いていない!!
「ミスリル合金製ですからね」
「な、 つ、 つまりミスリルに混ぜ物をした金属だろう!?
だったら純粋なミスリルよりも弱い筈!!
寧ろ斬れない方が可笑しい!!」
強ちそうとも言い切れない。
一般に純金属は弾性限界、 つまり永久変形が生じる応力が小さい。
というのは通常の金属結晶は不完全な部分を含んでおり
その部分の移動による変形が小さな応力でおこりやすいためである。
合金化によって結晶を構成する金属元素と大きさの違う金属元素に置換させたり
結晶のなかに小さな元素を侵入させたりして結晶のひずみを作ることによって
不完全な部分の移動をしにくくして硬さや引張り強度を向上させることができる。
「ミスリル合金はミスリルよりも強い金属なんです!!」
「なんだとぉ!? くっ・・・ならば・・・」
機械から伸びるコードに目をやるフィールズ。
しかしキスもコードを狙われる事を察知しているのかマニュマタを防御に回す。
「・・・・・うおおおおおおおおおおおおお!!
フィールズ・ソード・スティングぅうううううう!!」
フィールズがマニュマタの頭部に突きを繰り出す。
マニュマタには貫通しなかったがそれでも衝撃によって体勢が崩れる。
「フィールズ・ソード・ダンシング!!」
華麗な剣の舞による追撃で遂にマニュマタが倒れる。
「良し、 これで!!」
「甘い!! マニュマタ!! モードチェンジ!!
スパイダーモード!!」
倒れていたマニュマタの手首足首がぐるりと180°回転し
四足歩行でフィールズに飛び掛かった!!
「うわっ!!」
飛び掛かられたフィールズは倒れマニュマタに押しかかられる形になった。
刎ね飛ばそうにもマニュマタの重量は150Kg!! そう簡単に押しのけられる重量ではない!!
「くっ・・・ならば!!」
フィールズは剣を放り投げた!!
投げられた剣はマニュマタを操作している機械の筐体に突き刺さる。
「え、 あ、 あわわわわ・・・」
「如何やら機械の本体まではミスリル合金製ではない様だな・・・」
キスがガチャガチャと操作するもマニュマタは沈黙している。
フィールズは何とか勝利を手にする事が出来たのだった。
0
お気に入りに追加
5
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。

過程をすっ飛ばすことにしました
こうやさい
ファンタジー
ある日、前世の乙女ゲームの中に悪役令嬢として転生したことに気づいたけど、ここどう考えても生活しづらい。
どうせざまぁされて追放されるわけだし、過程すっ飛ばしてもよくね?
そのいろいろが重要なんだろうと思いつつそれもすっ飛ばしました(爆)。
深く考えないでください。

「君の為の時間は取れない」と告げた旦那様の意図を私はちゃんと理解しています。
あおくん
恋愛
憧れの人であった旦那様は初夜が終わったあと私にこう告げた。
「君の為の時間は取れない」と。
それでも私は幸せだった。だから、旦那様を支えられるような妻になりたいと願った。
そして騎士団長でもある旦那様は次の日から家を空け、旦那様と入れ違いにやって来たのは旦那様の母親と見知らぬ女性。
旦那様の告げた「君の為の時間は取れない」という言葉はお二人には別の意味で伝わったようだ。
あなたは愛されていない。愛してもらうためには必要なことだと過度な労働を強いた結果、過労で倒れた私は記憶喪失になる。
そして帰ってきた旦那様は、全てを忘れていた私に困惑する。
※35〜37話くらいで終わります。

[完結] 邪魔をするなら潰すわよ?
シマ
ファンタジー
私はギルドが運営する治療院で働く治療師の一人、名前はルーシー。
クエストで大怪我したハンター達の治療に毎日、忙しい。そんなある日、騎士の格好をした一人の男が運び込まれた。
貴族のお偉いさんを魔物から護った騎士団の団長さんらしいけど、その場に置いていかれたの?でも、この傷は魔物にヤられたモノじゃないわよ?
魔法のある世界で亡くなった両親の代わりに兄妹を育てるルーシー。彼女は兄妹と静かに暮らしたいけど何やら回りが放ってくれない。
ルーシーが気になる団長さんに振り回されたり振り回したり。
私の生活を邪魔をするなら潰すわよ?
1月5日 誤字脱字修正 54話
★━戦闘シーンや猟奇的発言あり
流血シーンあり。
魔法・魔物あり。
ざぁま薄め。
恋愛要素あり。
極悪家庭教師の溺愛レッスン~悪魔な彼はお隣さん~
恵喜 どうこ
恋愛
「高校合格のお礼をくれない?」
そう言っておねだりしてきたのはお隣の家庭教師のお兄ちゃん。
私よりも10歳上のお兄ちゃんはずっと憧れの人だったんだけど、好きだという告白もないままに男女の関係に発展してしまった私は苦しくて、どうしようもなくて、彼の一挙手一投足にただ振り回されてしまっていた。
葵は私のことを本当はどう思ってるの?
私は葵のことをどう思ってるの?
意地悪なカテキョに翻弄されっぱなし。
こうなったら確かめなくちゃ!
葵の気持ちも、自分の気持ちも!
だけど甘い誘惑が多すぎて――
ちょっぴりスパイスをきかせた大人の男と女子高生のラブストーリーです。
【完結】転生7年!ぼっち脱出して王宮ライフ満喫してたら王国の動乱に巻き込まれた少女戦記 〜愛でたいアイカは救国の姫になる
三矢さくら
ファンタジー
【完結しました】異世界からの召喚に応じて6歳児に転生したアイカは、護ってくれる結界に逆に閉じ込められた結果、山奥でサバイバル生活を始める。
こんなはずじゃなかった!
異世界の山奥で過ごすこと7年。ようやく結界が解けて、山を下りたアイカは王都ヴィアナで【天衣無縫の無頼姫】の異名をとる第3王女リティアと出会う。
珍しい物好きの王女に気に入られたアイカは、なんと侍女に取り立てられて王宮に!
やっと始まった異世界生活は、美男美女ぞろいの王宮生活!
右を見ても左を見ても「愛でたい」美人に美少女! 美男子に美少年ばかり!
アイカとリティア、まだまだ幼い侍女と王女が数奇な運命をたどる異世界王宮ファンタジー戦記。

家庭菜園物語
コンビニ
ファンタジー
お人好しで動物好きな最上 悠(さいじょう ゆう)は肉親であった祖父が亡くなり、最後の家族であり姉のような存在でもある黒猫の杏(あんず)も静かに息を引き取ろうとする中で、助けたいなら異世界に来てくれないかと、少し残念な神様に提案される。
その転移先で秋田犬の大福を助けたことで、能力を失いそのままスローライフをおくることとなってしまう。
異世界で新しい家族や友人を作り、本人としてはほのぼのと家庭菜園を営んでいるが、小さな畑が世界には大きな影響を与えることになっていく。
記憶喪失になった嫌われ悪女は心を入れ替える事にした
結城芙由奈@コミカライズ発売中
ファンタジー
池で溺れて死にかけた私は意識を取り戻した時、全ての記憶を失っていた。それと同時に自分が周囲の人々から陰で悪女と呼ばれ、嫌われている事を知る。どうせ記憶喪失になったなら今から心を入れ替えて生きていこう。そして私はさらに衝撃の事実を知る事になる―。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる