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Chapter5: Shorthanded
閑話【ヒデナ出撃】
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Odevu verseにて。
Odevu verseと異世界を結ぶゲートが有る神殿にやって来たヒデナ・イト・ソクと
ソク家分家のバイト伯爵家の騎士スティショ・バイトと騎士ジェレメジェ・バイト
エファイト男爵家の神官エレメー・エファイトのパーティ。
彼等はモルガナを捕える任務に就いた。
「父上から聞いていると思うが
我々はこれからモルガナを捕える為に下界に降りるんだが・・・」
ヒデナが三人を一瞥する。
「これだけか?」
「これだけとは?」
ステイショが首を傾げる。
「もっと他に兵士を連れていくべきでは無いのか?
俺も含めてたったの4人、 もっと大勢で行くべきでは無いのか?」
「私もそう提言したのですが
大公家の御子息を相手にするのだから身分が大事だと諭されまして」
「う、 うむ、 そうだな、 身分は大事だ、 身分は大事だが
お前達は実力は有るのか?」
「勿論です、 我々二人は支援スキル【絆】を持っています」
自信げに話すステイショ。
「【絆】? どんなスキルだ?」
「【絆】のスキルを持つ者同士、 近くにいるとステータスがアップします」
「ほほぅ・・・それは中々に強そうだ、 神官、 お前は?」
「私にはエレメーと言う名前が有ります、 私は【治癒師】のスキルが有り
治癒魔法に関して他者より一歩抜きん出ています」
「聖者のスキル持ちのラッパが欲しかったが仕方ない、 我慢しよう」
「所でヒデナ様、 貴方は手ぶらの様ですが・・・貴方の武器は?」
「俺は魔法使いだ、 武器を振うのはお前達の役目、 俺は後ろから攻撃する」
「なるほど、 分かりました」
「そろそろゲートが開くにょー」
ゲートを管理するでぶ妖精がヒデナ達に声をかける。
「さてと・・・それでは行こうか」
「その前にちょっと良いかにょ?」
「何だ、 でぶ妖精の分際で・・・」
「食料とか持ってかなくて良いにょ?」
ヒデナは振り返った。
「食料はお前達が持っているのではないのか?」
「いえ? てっきりヒデナ様が準備する物とばかり・・・」
「日帰りじゃないんですか?」
「・・・一旦戻って準備する事を提言します」
「くっ・・・早くも躓いたか、 おのれモルガナ!!」
歯軋りをするヒデナ、 まだ出発すらしていないのにこの有様である。
頑張れヒデナ、 負けるなヒデナ。
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ソク家分家のバイト伯爵家の騎士スティショ・バイトと騎士ジェレメジェ・バイト
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彼等はモルガナを捕える任務に就いた。
「父上から聞いていると思うが
我々はこれからモルガナを捕える為に下界に降りるんだが・・・」
ヒデナが三人を一瞥する。
「これだけか?」
「これだけとは?」
ステイショが首を傾げる。
「もっと他に兵士を連れていくべきでは無いのか?
俺も含めてたったの4人、 もっと大勢で行くべきでは無いのか?」
「私もそう提言したのですが
大公家の御子息を相手にするのだから身分が大事だと諭されまして」
「う、 うむ、 そうだな、 身分は大事だ、 身分は大事だが
お前達は実力は有るのか?」
「勿論です、 我々二人は支援スキル【絆】を持っています」
自信げに話すステイショ。
「【絆】? どんなスキルだ?」
「【絆】のスキルを持つ者同士、 近くにいるとステータスがアップします」
「ほほぅ・・・それは中々に強そうだ、 神官、 お前は?」
「私にはエレメーと言う名前が有ります、 私は【治癒師】のスキルが有り
治癒魔法に関して他者より一歩抜きん出ています」
「聖者のスキル持ちのラッパが欲しかったが仕方ない、 我慢しよう」
「所でヒデナ様、 貴方は手ぶらの様ですが・・・貴方の武器は?」
「俺は魔法使いだ、 武器を振うのはお前達の役目、 俺は後ろから攻撃する」
「なるほど、 分かりました」
「そろそろゲートが開くにょー」
ゲートを管理するでぶ妖精がヒデナ達に声をかける。
「さてと・・・それでは行こうか」
「その前にちょっと良いかにょ?」
「何だ、 でぶ妖精の分際で・・・」
「食料とか持ってかなくて良いにょ?」
ヒデナは振り返った。
「食料はお前達が持っているのではないのか?」
「いえ? てっきりヒデナ様が準備する物とばかり・・・」
「日帰りじゃないんですか?」
「・・・一旦戻って準備する事を提言します」
「くっ・・・早くも躓いたか、 おのれモルガナ!!」
歯軋りをするヒデナ、 まだ出発すらしていないのにこの有様である。
頑張れヒデナ、 負けるなヒデナ。
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