Re:incarnation

Mr.後困る

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Chapter5: Shorthanded

第88話【Point of view】

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「ではロダンさん、 まずはステータスを見ますね」

仰々しい機械を出すリルムード。

「何ですか、 それ?」
「ステータスを見る機械ですね、 冒険者の方にはやるんですよ・・・
では失礼して・・・」

ステータスを見る機械を覗き込むリルムード、 しかし。

「ん・・・何か変だな・・・」
「如何しました?」
「ロダンさんのステータスが見られませんね・・・どうなってるんでしょう」
「機械の故障ですか?」
「あ、 ステータス出します?」
「お願いします」

ロダンはステータスを出す行動でステータスを出した。

「はい、 これ」
「何をしているんですか?」

リルムードにはステータスが見えていない様だ。

「おぉ、 何か凄いの出た」

モルガナには見えている様だ。

「この二人には一体何が見えているんだ」
「気が触れているのか?」
「いや、 この二人だけに見える何かだろう」

フギットの言葉を訂正するリルムード。

「まぁ良いでしょう・・・ステータスは自己申告でお願いします」
「HP:B、 MP:S、 STR:E、 ATK:E、 VIT:C
DFT:D、 INT:S、 MND:S、 DEX:A、 AGI:B
LUK:S、 APP:A、 WIL:∞、 KRM:Uになります」
「ステータスの基準が可笑しい!! 数値で言え数値で!!」
「でも実際にそう書いてあるぞ?」
「・・・・・」

リルムードは頭を抱える。

「頭のネジが可笑しいんじゃないのか?」
「いや、 実際に共通して見れる人が居る以上
何らかのスキルの場合も否定出来ない・・・ステータス測定を行いましょう」

ステ―テス測定は健康診断の様な物である。
健康診断のノリでステータスを測るのだ。

「分かりました」
「ついでですから付き添いの方々もステータスを測って行きますか?」
「そうね、 それが良いかもしれない」
「ステータス測定と言うのをやった事が無いから楽しみだ」
「モルガナさん、 ジェスターの貴族はステータス測定しないんですか?」
「しないね」
「何故?」
「さぁ?」

ジェスター教国の貴族がステータス測定をしないのは
スキルの方を重要視してステータスを軽視しているからである。
ステータス測定を始めるロダン達。
様々な計測器具でスタータスを測る。
とは言え健康診断程時間がかかる物でもない
測定は一時間で終わった。
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