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Chapter4:Enlightenment
第77話【Give me money】
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「しかしロダンか・・・私が牢屋に入っていた時に
変な奴がそんな名前の奴と会えと言ってたな」
布をロダンに渡されて身に纏って何とか話をするモルガナ。
「変な奴?」
「デッドとか名乗ってた」
「彼は僕の友人です」
「そうか、 女の部屋に勝手に入るなと伝えて置いておけ」
「分かりました」
「奴曰く、 お前と魔王討伐をしなければならないらしい」
「話が急過ぎる」
「だよなぁ、 私も何でそんな事しなきゃならないと聞き返したよ」
「まぁそれもそうだねHAHAHA」
「「HAHAHAHAHAHA」」
笑う二人、 その二人を眺める花子。
「あの・・・二人で笑ってないで状況を説明して欲しいんですが・・・」
「私は獣に襲われた」
「そして僕が治しました」
「あ、 うん、 分かった、 そうじゃなくてモルガナさん」
「モルガナで良いよ」
「じゃあモルガナ、 貴方は一人で何をしていたのですか?」
「家から追い出されて森に来て獣に襲われた」
「何故に?」
「家長である父親を打ん殴った」
「貴族の方ですか?」
「元貴族、 敬語も不要だし警護も不要」
「はぁ・・・」
花子が困惑する。
「さてとこれから如何しよう」
「まずは・・・そうですね、 血塗れですし軽く水浴びでもしてきたら如何です?」
「水場が近くに有るのか?」
「さぁ?」
「さぁ? ここの住民じゃないのか?」
「私達は旅の途中でして・・・ロダンは突然走り出して私が追いかけた流れです」
「だって怪我している人をほっとけないもん」
「そうか・・・すまないな」
「構わないよ」
にこりとするロダン。
「とりあえず服が欲しいな、 布ではちょっと変態っぽいし」
「お金は有るんですか?」
「お金も無いな、 くれ」
「あげられないですが・・・うーん、 じゃあ一緒に来ます?」
「え、 ちょっと一緒に来たら5人になりますよ?」
「デッドも含めれば6人だよ?」
「他に仲間が居るのか?」
「居るよ、 ちょっと街道に待たせています」
「そうなのか」
「結構歩きますよ」
「心配無い」
「半日程」
「良く私を助けに来てくれたな」
「だって怪我している人をほっとけないよ」
「そ、 そうか」
ロダンの献身に少し引いているモルガナであった。
モルガナはロダンの後について行って街道で待っている
カリエとベルーズの元に向かうのだった。
変な奴がそんな名前の奴と会えと言ってたな」
布をロダンに渡されて身に纏って何とか話をするモルガナ。
「変な奴?」
「デッドとか名乗ってた」
「彼は僕の友人です」
「そうか、 女の部屋に勝手に入るなと伝えて置いておけ」
「分かりました」
「奴曰く、 お前と魔王討伐をしなければならないらしい」
「話が急過ぎる」
「だよなぁ、 私も何でそんな事しなきゃならないと聞き返したよ」
「まぁそれもそうだねHAHAHA」
「「HAHAHAHAHAHA」」
笑う二人、 その二人を眺める花子。
「あの・・・二人で笑ってないで状況を説明して欲しいんですが・・・」
「私は獣に襲われた」
「そして僕が治しました」
「あ、 うん、 分かった、 そうじゃなくてモルガナさん」
「モルガナで良いよ」
「じゃあモルガナ、 貴方は一人で何をしていたのですか?」
「家から追い出されて森に来て獣に襲われた」
「何故に?」
「家長である父親を打ん殴った」
「貴族の方ですか?」
「元貴族、 敬語も不要だし警護も不要」
「はぁ・・・」
花子が困惑する。
「さてとこれから如何しよう」
「まずは・・・そうですね、 血塗れですし軽く水浴びでもしてきたら如何です?」
「水場が近くに有るのか?」
「さぁ?」
「さぁ? ここの住民じゃないのか?」
「私達は旅の途中でして・・・ロダンは突然走り出して私が追いかけた流れです」
「だって怪我している人をほっとけないもん」
「そうか・・・すまないな」
「構わないよ」
にこりとするロダン。
「とりあえず服が欲しいな、 布ではちょっと変態っぽいし」
「お金は有るんですか?」
「お金も無いな、 くれ」
「あげられないですが・・・うーん、 じゃあ一緒に来ます?」
「え、 ちょっと一緒に来たら5人になりますよ?」
「デッドも含めれば6人だよ?」
「他に仲間が居るのか?」
「居るよ、 ちょっと街道に待たせています」
「そうなのか」
「結構歩きますよ」
「心配無い」
「半日程」
「良く私を助けに来てくれたな」
「だって怪我している人をほっとけないよ」
「そ、 そうか」
ロダンの献身に少し引いているモルガナであった。
モルガナはロダンの後について行って街道で待っている
カリエとベルーズの元に向かうのだった。
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