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Chapter1:Retreat
第2話【Teaching】
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「それじゃあ今日もお勉強を始めるわね」
「はーい」
天使が教師風の服に着替えて黒板の前に立ち、 席に着くロダン。
デッドは突っ立っている。
「じゃあ昨日のお勉強のおさらいねロダン
ここは何処かな?」
「ダンジョンの最下部でしょ、 ずっと前から知っているよ」
「うん、 そうだね、 ダンジョンの最下部
でも何処の国のダンジョンの最下部?」
「うーんと・・・」
考えるロダン。
「愚か者、 愚か者」
デッドが後ろで囁く。
「デッド、 馬鹿にするなら出てってよ」
「馬鹿にしていない」
「正解はオーギュスト王国、 つまり愚か者と言うのは当たらずとも遠からず」
物凄いドヤ顔をデッドをしている。
「物凄い腹立つ」
「ククク・・・」
「じゃあ次の問題、 この世界を攻め込んでいるのは誰?」
「魔王でしょ?」
「その通り、 つまりこのダンジョンの外に出たら
魔王の脅威にさらされるんだねー、 恐いねー、 ずっとここに居たいよね?」
「いや全然」
天使の言葉に断言するロダン。
「何で?」
「だって外には困っている人が一杯居るんでしょ?
だったら助けに行きたいよ」
「・・・・・」
ロダンの頭を撫でる天使。
「な、 何天使さん・・・」
「一番大事な事はそれだよ、 その他人を思いやる心が一番大事な物なの
それを分かっていれば良いんだよ」
「わ、 分かった様な分からない様な・・・」
頭を撫で終える天使。
「如何しよう
一番大事な事を既に習得しているんなら既に勉強をする必要は無いんじゃないの?」
「天使さん、 それは極論だよ」
ロダンが天使を諫める。
「僕はもっと知りたい事が有るんだ」
「何かな?」
「僕は何で記憶喪失なの? ここに来る前僕は何をしていたの?」
「うーん・・・それって重要な事?」
「気になるじゃない」
「そうなんだー」
天使は軽く流す。
「ふっ、 ロダン、 コイツも俺もお前が失った記憶について積極的に話す事はしない」
デッドが口を挟む。
「えー、 何でー」
「記憶を取り戻したかったら自分で何とかするんだな
具体的には天使を倒して外に出るしかない」
「うーん・・・でも勝てる気がしないんだよなぁ・・・」
「まぁ人生は長いんだ、 勝てるチャンスは幾らでも有るさ」
ケラケラと笑うデッド。
「じゃあお勉強を続けましょうか、 今日は魔法についてをお勉強しましょう」
「はーい」
天使が教師風の服に着替えて黒板の前に立ち、 席に着くロダン。
デッドは突っ立っている。
「じゃあ昨日のお勉強のおさらいねロダン
ここは何処かな?」
「ダンジョンの最下部でしょ、 ずっと前から知っているよ」
「うん、 そうだね、 ダンジョンの最下部
でも何処の国のダンジョンの最下部?」
「うーんと・・・」
考えるロダン。
「愚か者、 愚か者」
デッドが後ろで囁く。
「デッド、 馬鹿にするなら出てってよ」
「馬鹿にしていない」
「正解はオーギュスト王国、 つまり愚か者と言うのは当たらずとも遠からず」
物凄いドヤ顔をデッドをしている。
「物凄い腹立つ」
「ククク・・・」
「じゃあ次の問題、 この世界を攻め込んでいるのは誰?」
「魔王でしょ?」
「その通り、 つまりこのダンジョンの外に出たら
魔王の脅威にさらされるんだねー、 恐いねー、 ずっとここに居たいよね?」
「いや全然」
天使の言葉に断言するロダン。
「何で?」
「だって外には困っている人が一杯居るんでしょ?
だったら助けに行きたいよ」
「・・・・・」
ロダンの頭を撫でる天使。
「な、 何天使さん・・・」
「一番大事な事はそれだよ、 その他人を思いやる心が一番大事な物なの
それを分かっていれば良いんだよ」
「わ、 分かった様な分からない様な・・・」
頭を撫で終える天使。
「如何しよう
一番大事な事を既に習得しているんなら既に勉強をする必要は無いんじゃないの?」
「天使さん、 それは極論だよ」
ロダンが天使を諫める。
「僕はもっと知りたい事が有るんだ」
「何かな?」
「僕は何で記憶喪失なの? ここに来る前僕は何をしていたの?」
「うーん・・・それって重要な事?」
「気になるじゃない」
「そうなんだー」
天使は軽く流す。
「ふっ、 ロダン、 コイツも俺もお前が失った記憶について積極的に話す事はしない」
デッドが口を挟む。
「えー、 何でー」
「記憶を取り戻したかったら自分で何とかするんだな
具体的には天使を倒して外に出るしかない」
「うーん・・・でも勝てる気がしないんだよなぁ・・・」
「まぁ人生は長いんだ、 勝てるチャンスは幾らでも有るさ」
ケラケラと笑うデッド。
「じゃあお勉強を続けましょうか、 今日は魔法についてをお勉強しましょう」
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