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最終章:スシの夜明け
中央の現状
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本陣にて作戦会議に使うテーブルを横にして盾にしながら弩で応戦するミーナ。
魔法使いや弓兵が応戦しているも旗色が悪い。
「くっ!! 怯むな!! ここで引いたら全滅だぞ!!」
「しかし・・・うわ!!」
皿に乗って突貫するスシブレーダー。
両手には鉤爪が装備されていた、 その鉤爪で一気に数人の首を落す。
「くっ」
弩を向けるも弾かれる。
万事休す、 と思ったその瞬間、 そのスシブレーダーは頭を剣で貫かれる。
「サイ!!」
「指揮官殿!! ご無事で!!」
机の裏に隠れるサイとミーナ。
「スシブレーダー達の様子は!? ・・・・・」
ミーナの微表情を見てサイが答える。
「スシの暗黒卿は撃破されました!! 直ぐに救援が来ます!!」
これは本当の事だがサイは知らない筈の情報である。
ならば何故そう言ったのか? 士気をあげる為のデタラメである。
嘘も方便と言う奴だ。
「聞いたか!! もう少し持ちこたえれば我々の勝ちだ!!」
おおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!と士気が一気に上がる。
「ありがとう、 サイ」
「いえ・・・死ぬ時は一緒です」
サイもミーナも腹を決めた!!
その時、 一気に本陣の前面が燃え盛った!!
「な、 何!?」
「落ち着け、 一旦火の壁を作った、 ファイアーウォールって奴だ」
鶴帝国序列三十位『火矢』のベアドンが本陣に入って来た。
「これで小休止出来るだろう、 まぁほんの少しだが・・・」
「ベアドンさん・・・他の人達は・・・」
「序列七十六位『鐺ハ』のジョソール、 序列六十八位『狼筅』のパブロ
序列六十七位『義眼』のヴァーゲア、 序列四十三位『万力』のツッソ
連中は死んだよ、 序列七十二位『ジャガイモ』のスタは頑張っている
序列二十九位『ファルシオン』のルミナーラ、 序列二十八位『カットラス』のエズラ
序列二十七位『レイピア』のアンドゥリ、 序列二十一位『ホルカンカ』のベルス
序列十九位『脇差』のアディ、 序列十八位『匕首』のイースは分からん
前に出過ぎているからもう死んでるかも」
バタリと倒れるベアドン。
「ベアドンさん!?」
「俺ももう大分死んでる・・・見ろよ」
わき腹から血が溢れ出ている。
「直ぐに止血を!!」
「見て分からんかもしれんが腸が大分出て行っている、 もう助からねぇ・・・
こいつを頼む」
聖剣『火矢』を渡すベアドン。
そしてがくりと意識を失った。
「ベアドンさん・・・」
「指揮官殿!! 炎が消され始めている!!」
「くっ、 悲しみに浸る暇も無いの!!」
火矢を弩に装填して撃つミーア。
「来い!!」
魔法使いや弓兵が応戦しているも旗色が悪い。
「くっ!! 怯むな!! ここで引いたら全滅だぞ!!」
「しかし・・・うわ!!」
皿に乗って突貫するスシブレーダー。
両手には鉤爪が装備されていた、 その鉤爪で一気に数人の首を落す。
「くっ」
弩を向けるも弾かれる。
万事休す、 と思ったその瞬間、 そのスシブレーダーは頭を剣で貫かれる。
「サイ!!」
「指揮官殿!! ご無事で!!」
机の裏に隠れるサイとミーナ。
「スシブレーダー達の様子は!? ・・・・・」
ミーナの微表情を見てサイが答える。
「スシの暗黒卿は撃破されました!! 直ぐに救援が来ます!!」
これは本当の事だがサイは知らない筈の情報である。
ならば何故そう言ったのか? 士気をあげる為のデタラメである。
嘘も方便と言う奴だ。
「聞いたか!! もう少し持ちこたえれば我々の勝ちだ!!」
おおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!と士気が一気に上がる。
「ありがとう、 サイ」
「いえ・・・死ぬ時は一緒です」
サイもミーナも腹を決めた!!
その時、 一気に本陣の前面が燃え盛った!!
「な、 何!?」
「落ち着け、 一旦火の壁を作った、 ファイアーウォールって奴だ」
鶴帝国序列三十位『火矢』のベアドンが本陣に入って来た。
「これで小休止出来るだろう、 まぁほんの少しだが・・・」
「ベアドンさん・・・他の人達は・・・」
「序列七十六位『鐺ハ』のジョソール、 序列六十八位『狼筅』のパブロ
序列六十七位『義眼』のヴァーゲア、 序列四十三位『万力』のツッソ
連中は死んだよ、 序列七十二位『ジャガイモ』のスタは頑張っている
序列二十九位『ファルシオン』のルミナーラ、 序列二十八位『カットラス』のエズラ
序列二十七位『レイピア』のアンドゥリ、 序列二十一位『ホルカンカ』のベルス
序列十九位『脇差』のアディ、 序列十八位『匕首』のイースは分からん
前に出過ぎているからもう死んでるかも」
バタリと倒れるベアドン。
「ベアドンさん!?」
「俺ももう大分死んでる・・・見ろよ」
わき腹から血が溢れ出ている。
「直ぐに止血を!!」
「見て分からんかもしれんが腸が大分出て行っている、 もう助からねぇ・・・
こいつを頼む」
聖剣『火矢』を渡すベアドン。
そしてがくりと意識を失った。
「ベアドンさん・・・」
「指揮官殿!! 炎が消され始めている!!」
「くっ、 悲しみに浸る暇も無いの!!」
火矢を弩に装填して撃つミーア。
「来い!!」
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