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第六章
4 モモの結婚式
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☆
チェリーに赤ちゃんが生まれて、チェリーは乳母も付けずに、自分で母乳を与えて育てると言い出した。
その事により、私の結婚式は想像以上に待たされた。
プロエレシフ王子が1歳を迎えたが、すぐに卒業式が行われるので、この際、学校を卒業したらどうだとラウ様に言われて、私はちゃんと学校を卒業した。
もうなんの障害もなく結婚式が迎えられるわ。
私の結婚式は、街の教会で身内だけでこっそり行われた。
ラウ様が王宮にいないことで、王宮や王太子の護衛が手薄になるためだ。
たった1日休むだけでも、騎士団の配置が換わるらしい。
チェリーが、チェリーの赤ちゃんを連れてきたので、護衛の騎士達がぞろぞろ来ている。
アスビラシオン様も一緒に来てくれたので、騎士の数も半端ではない。
久しぶりに見るチェリーは、美しく、すっかりお母さんの顔をしている。
『僕』と呼んでいた呼び名が『わたし』に変わっていることに驚いた。
私と交代しているときは、『わたし』と自分の事を呼んでいたけれど、自分の意思で『わたし』と呼ぶようになったのは、我が子の母親としての目覚めだろうか?
洋服も燕尾服ではなくドレスを着ている。
桜色をしたドレスは豪華で、私はその美しさに目を奪われた。
子供産んでも、私よりウエストが細くて、白銀の髪は綺麗に結い上げられていた。
両親は私の結婚式より、チェリーの赤ちゃんに夢中になり、『天使だわ』と声を上げている。
確かに、少し歩けるようになったプロエレシフ王子は、綺麗な金髪で、瞳までとろけそうな黄金色。まるでアスビラシオン様を小型化した姿をして、片言に、「ママ」「パパ」と二人の事を呼んでいる。その姿は、教会の天井に描かれた天使より愛らしく、ついつい目で追ってしまう。
けれど、今日の主役は、モモモーニアである私よ。
今日の為に、美しいウエディングドレスも用意して貰った。
シンプルだけど、美しいシルエットをしているのよ。
ラウ様の妹のメアリーは「素敵!」と言って、私に抱きついてきた。
彼女のお腹もいつの間にか、ふっくらしている。
コンスルタと仲良く暮らしているのだろう。
コンスルタは学校に残ったが、メアリーは結婚と同時に学校を退学して、自宅とコンスルタの家を行ったり来たりしていた。
最近、ラウ様のお宅にお邪魔しても、メアリーの姿がなくて、少し寂しく思っていた。
きっと私を驚かせようとしたに違いない。
「モモ、そろそろ時間だ。教会に行くぞ」
「はい、ラウ様」
いよいよ、私の結婚式が行われる。
ジミ婚だけど、愛さえあれば、そんなこと気にならないわ。
私とラウ様は、神父の前まで進むと、同時に招待客が教会の質素な椅子に座る。
アスビラシオン様とチェリーが最前列に座って、チェリーの赤ちゃんのプロエレシフ王子は付き人が抱っこしている。
その側には騎士達が集まり、教会の入り口や外まで警護している。
ラウ様は警護の様子に満足したのか、やっと私を見てくれた。
神父の前で愛を誓って、口づけを交わす。
触れるだけの優しいキスだが、これでやっと二人は夫婦だ。
拍手で私達は祝福された。
「あうあう」と喃語が聞こえる。
プロエレシフ王子には、きっと退屈なのだろう。
付き人の腕の中から、チェリーに手を伸ばしている。
チェリーはぐずりだしたプロエレシフ王子を抱き上げて、宥めている。
私達は皆の前でお辞儀をした。
教会の外へと歩いて行く。
参列者が、私達の後から外に出てくる。
教会の外は庭園になっている。
これから、ちょっとしたパーティーが開かれる。
ガーデンパーティーは、ラウ様と我が家のシェフ達が協力をして、小規模のパーティー会場を作っていた。
招待客に両親達と一緒に頭を下げる。
立食パーティーになっているので、皆、それぞれに食事を楽しみながら、私達に話かけてくれる。
まだ教会の出入り口に騎士達が、警護している。
チェリー達は、まだ教会の中にいるようだ。
ぐずっていたから、プロエレシフ王子がおねむなのかもしれない。
ずいぶん経ってから、チェリーとアスビラシオン様が出てきた。
プロエレシフ王子は付き人に抱かれている。
やはりおねむの時間だったようだ。
警護の騎士達もパーティー会場に移動してきた。
ラウ様は私達の結婚式なのに、まるで警護をしているみたいに、視線は辺りを見ている。
こういう所は、ゲームとは違うんだよね。
ゲームの中のラウ様は、私しか見ていなかったから。
ちょっと嫉妬してしまう。
チェリーとアスビラシオン様が帰ったら、私だけを見てくれるかしら。
そう思っていたら、アスビラシオン様がチェリーをエスコートして、私達の前までやって来た。
「今日はおめでとう。しばらく休んで、新婚生活を堪能してくれ」
アスビラシオン様はラウ様に休暇を与えた。
「ありがとうございます」
ラウ様は恭しく、お辞儀をする。
私も急いでお辞儀をする。
「モモ、おめでとう。やっとラウ様と一緒になれるんだね。幸せにね」
チェリーは私とそっくりな顔で、眩しいほど爽やかに言葉を発する。
「ありがとう。チェリー。殿下も、今日は参列ありがとうございます」
「どうぞ、お幸せに」
アスビラシオン様は、こちらも眩しいほど爽やかに言葉を発する。
「ラウ、我々は先に王宮に戻ることにする。どうか楽しんでくれ」
「はい。お気を付けて」
ラウ様は騎士の礼をした。
部下への配慮だろうか?
チェリーは昔と変わらず、私に手を振って、パーティー会場から出て行く。
大勢の騎士達も警護して移動していく。
アスビラシオン様とチェリーとプロエレシフ王子を抱いた付き人は、馬車に乗り込んだ。
馬車が走り出すと、馬に乗った騎士達が馬車を護衛しながら立ち去っていく。
無事に馬車を見送ったラウ様は、やっと私を見てくれた。
「殿下が気を遣ってくれたのだろう」
私は頷く。
アスビラシオン様は、ラウ様を大切にしている。
自分たちが側にいる限り、ラウ様は仕事意識から離れられないと思ったのだろう。
「お休みがもらえて、良かったですわ」
「そうだな?だがしかし、俺はアスビラシオン様の側人だ。俺が留守にしている間に、他の誰かに奪われるのかと思うと心配でならない」
どこまでも、忠実な付き人のようだ。
「心配しすぎですわ」
アスビラシオン様の付き人は、いつもラウ様だった。
それはどんなストーリーを進めても変わらなかった。
だから、この先も変わらないだろう。
「今日くらいは忘れて、私だけ見ていてくださいな」
「そうだな」
アスビラシオン様が帰った事で、招待客達がリラックスしているのが分かる。
「ご配慮、ありがいたい」
ラウ様は、私を連れて、私を紹介するために歩き出した。
チェリーに赤ちゃんが生まれて、チェリーは乳母も付けずに、自分で母乳を与えて育てると言い出した。
その事により、私の結婚式は想像以上に待たされた。
プロエレシフ王子が1歳を迎えたが、すぐに卒業式が行われるので、この際、学校を卒業したらどうだとラウ様に言われて、私はちゃんと学校を卒業した。
もうなんの障害もなく結婚式が迎えられるわ。
私の結婚式は、街の教会で身内だけでこっそり行われた。
ラウ様が王宮にいないことで、王宮や王太子の護衛が手薄になるためだ。
たった1日休むだけでも、騎士団の配置が換わるらしい。
チェリーが、チェリーの赤ちゃんを連れてきたので、護衛の騎士達がぞろぞろ来ている。
アスビラシオン様も一緒に来てくれたので、騎士の数も半端ではない。
久しぶりに見るチェリーは、美しく、すっかりお母さんの顔をしている。
『僕』と呼んでいた呼び名が『わたし』に変わっていることに驚いた。
私と交代しているときは、『わたし』と自分の事を呼んでいたけれど、自分の意思で『わたし』と呼ぶようになったのは、我が子の母親としての目覚めだろうか?
洋服も燕尾服ではなくドレスを着ている。
桜色をしたドレスは豪華で、私はその美しさに目を奪われた。
子供産んでも、私よりウエストが細くて、白銀の髪は綺麗に結い上げられていた。
両親は私の結婚式より、チェリーの赤ちゃんに夢中になり、『天使だわ』と声を上げている。
確かに、少し歩けるようになったプロエレシフ王子は、綺麗な金髪で、瞳までとろけそうな黄金色。まるでアスビラシオン様を小型化した姿をして、片言に、「ママ」「パパ」と二人の事を呼んでいる。その姿は、教会の天井に描かれた天使より愛らしく、ついつい目で追ってしまう。
けれど、今日の主役は、モモモーニアである私よ。
今日の為に、美しいウエディングドレスも用意して貰った。
シンプルだけど、美しいシルエットをしているのよ。
ラウ様の妹のメアリーは「素敵!」と言って、私に抱きついてきた。
彼女のお腹もいつの間にか、ふっくらしている。
コンスルタと仲良く暮らしているのだろう。
コンスルタは学校に残ったが、メアリーは結婚と同時に学校を退学して、自宅とコンスルタの家を行ったり来たりしていた。
最近、ラウ様のお宅にお邪魔しても、メアリーの姿がなくて、少し寂しく思っていた。
きっと私を驚かせようとしたに違いない。
「モモ、そろそろ時間だ。教会に行くぞ」
「はい、ラウ様」
いよいよ、私の結婚式が行われる。
ジミ婚だけど、愛さえあれば、そんなこと気にならないわ。
私とラウ様は、神父の前まで進むと、同時に招待客が教会の質素な椅子に座る。
アスビラシオン様とチェリーが最前列に座って、チェリーの赤ちゃんのプロエレシフ王子は付き人が抱っこしている。
その側には騎士達が集まり、教会の入り口や外まで警護している。
ラウ様は警護の様子に満足したのか、やっと私を見てくれた。
神父の前で愛を誓って、口づけを交わす。
触れるだけの優しいキスだが、これでやっと二人は夫婦だ。
拍手で私達は祝福された。
「あうあう」と喃語が聞こえる。
プロエレシフ王子には、きっと退屈なのだろう。
付き人の腕の中から、チェリーに手を伸ばしている。
チェリーはぐずりだしたプロエレシフ王子を抱き上げて、宥めている。
私達は皆の前でお辞儀をした。
教会の外へと歩いて行く。
参列者が、私達の後から外に出てくる。
教会の外は庭園になっている。
これから、ちょっとしたパーティーが開かれる。
ガーデンパーティーは、ラウ様と我が家のシェフ達が協力をして、小規模のパーティー会場を作っていた。
招待客に両親達と一緒に頭を下げる。
立食パーティーになっているので、皆、それぞれに食事を楽しみながら、私達に話かけてくれる。
まだ教会の出入り口に騎士達が、警護している。
チェリー達は、まだ教会の中にいるようだ。
ぐずっていたから、プロエレシフ王子がおねむなのかもしれない。
ずいぶん経ってから、チェリーとアスビラシオン様が出てきた。
プロエレシフ王子は付き人に抱かれている。
やはりおねむの時間だったようだ。
警護の騎士達もパーティー会場に移動してきた。
ラウ様は私達の結婚式なのに、まるで警護をしているみたいに、視線は辺りを見ている。
こういう所は、ゲームとは違うんだよね。
ゲームの中のラウ様は、私しか見ていなかったから。
ちょっと嫉妬してしまう。
チェリーとアスビラシオン様が帰ったら、私だけを見てくれるかしら。
そう思っていたら、アスビラシオン様がチェリーをエスコートして、私達の前までやって来た。
「今日はおめでとう。しばらく休んで、新婚生活を堪能してくれ」
アスビラシオン様はラウ様に休暇を与えた。
「ありがとうございます」
ラウ様は恭しく、お辞儀をする。
私も急いでお辞儀をする。
「モモ、おめでとう。やっとラウ様と一緒になれるんだね。幸せにね」
チェリーは私とそっくりな顔で、眩しいほど爽やかに言葉を発する。
「ありがとう。チェリー。殿下も、今日は参列ありがとうございます」
「どうぞ、お幸せに」
アスビラシオン様は、こちらも眩しいほど爽やかに言葉を発する。
「ラウ、我々は先に王宮に戻ることにする。どうか楽しんでくれ」
「はい。お気を付けて」
ラウ様は騎士の礼をした。
部下への配慮だろうか?
チェリーは昔と変わらず、私に手を振って、パーティー会場から出て行く。
大勢の騎士達も警護して移動していく。
アスビラシオン様とチェリーとプロエレシフ王子を抱いた付き人は、馬車に乗り込んだ。
馬車が走り出すと、馬に乗った騎士達が馬車を護衛しながら立ち去っていく。
無事に馬車を見送ったラウ様は、やっと私を見てくれた。
「殿下が気を遣ってくれたのだろう」
私は頷く。
アスビラシオン様は、ラウ様を大切にしている。
自分たちが側にいる限り、ラウ様は仕事意識から離れられないと思ったのだろう。
「お休みがもらえて、良かったですわ」
「そうだな?だがしかし、俺はアスビラシオン様の側人だ。俺が留守にしている間に、他の誰かに奪われるのかと思うと心配でならない」
どこまでも、忠実な付き人のようだ。
「心配しすぎですわ」
アスビラシオン様の付き人は、いつもラウ様だった。
それはどんなストーリーを進めても変わらなかった。
だから、この先も変わらないだろう。
「今日くらいは忘れて、私だけ見ていてくださいな」
「そうだな」
アスビラシオン様が帰った事で、招待客達がリラックスしているのが分かる。
「ご配慮、ありがいたい」
ラウ様は、私を連れて、私を紹介するために歩き出した。
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