私は義弟の瞳の中

文字の大きさ
上 下
3 / 6

ちかいのきす

しおりを挟む
 ⚠︎閲覧自己責任・性的描写あり

 ーーかすかは、キスが凄く凄く大好きな男の子だった。

 ーー事ある度に、私からのキスを要求した。

 私の初めてを奪ったあの日の夜、直ぐ解放されたけど、茫然自失な私は、一晩中、泣き崩れて、翌日の学校は欠席した。

 夕方頃、ドラッグストアで買って来たと思われる、ピルをかすかから手渡されて飲んだ。ピルを飲むのは、恐かった。一度も飲んだ事はなかったし。ーー何より、妊娠してしまうんじゃないかって。それが凄く凄く恐ろしかった。おぞましかった。

   ♡

 かすかは、お母さんが家を空ける度に私に夜這いを仕掛けて襲って来た。犬がマーキングをするように、リビング、台所、私の部屋、かすかの部屋、お風呂場。家中で私の体を貪った。理由は、家の中で過ごしていて、どんな時でも、常に自分ぼくのセックスをわたしに覚えていて欲しいから、らしい。

「んっ……やぁぅ……やめてっ……かすか、もうやめてっ……」

 リビングのダイニングテーブルの上にうつ伏せに寝かせられて、後ろから覆い被さるような体制で男性器を体内にねじこまれて、何度も出し入れされた。テーブルがガタガタと揺れる。

「ーーもっと、腰上げて下さいっ。……さや」

 かすかは熱い吐息を漏らして、情欲を孕んだ瞳で、私を愛おしそうに見つめて来る。弱みを握られている以上、拒絶する事は許されなくて。私は、かすかを受け入れる他ないのだ。

 何度も何度も出し入れされて、何度もお腹の中をかき混ぜられた。

 私の女性器をかき分けて入って来るかすかの男性器ソレ。私の女性器は、比較的小さいようで、かすかの男性器は大きく感じられた。

 最初は、痛くて痛くて、恐ろしかった。だけど、だんだん、だんだん、私の体は開発されて行き、深い深いキスをされるだけで感じてしまうようになってしまう。ーー今度は、それがおぞましくて。

「ぁっ……うぅ……気持ちイイですっ……気持ちイっ……ふんんんっむぅっ」

 かすかは、私の胸を触る時に、いつも同じ事を命令する。「ーー気持ちイイ」と何度も壊れたように唱え続けろと。そんな私を見て、かすかは情欲をそそられるようで、噛み付くような深いキスをするのだ。

   ♡

 お風呂場でバックでいれられて、事後、湯船に浸かると、女性器をまた弄られて、愛おしそうに私のこめかみにキスをするかすか。果てたばかりの体は過敏に反応してしまって、お風呂場に自分の声が反響してもう訳が分からなかった。

 まるで動物みたいな交尾こういに、私は、それが嫌で嫌で堪らなかった。「ーー一刻も早く、解放してくれ」と心の中で願って、かすかの気が済むまで、ひたすら待つしかなくて。

 快楽の拷問は、夜な夜な、頻繁に繰り広げられて行く。

   ♡

「ーー今日、夜、シてもいいですか?」

 お母さんが夜勤の日。アルバイトから帰宅したかすかは、夕飯当番で台所に立つエプロン姿の私を優しく抱き締めて来る。私に腰を擦りつけて来て。私のお尻に固いものが当たって、はっとする。赤面して振り返ると、かすかに深いキスをまたされた。

「まっ……待って……火ぃ、ついてる、からっ……」

 セーラー服越しから、かすかが私の胸をやわやわと揉む。それを合図に、私はいつもの言葉を言った。

「気持ちイイ、ですっ……」

 かすかの瞳は熱っぽくて、男の子じゃなくて。男の人の顔をしてた。

   ♡

 深夜に、いつも通り、私の部屋にかすかが訪れた。ベッドが軋む音がする。薄暗い中、天井を見つめながら、全裸のかすかに見下ろされる私。

 何度も何度も相手をされる夜。私の体力が持たなかった。

「ねぇっ……もうっ……やめてっ……きゅ、休憩、させてよっ……ふうううむっン」

 かすかにキスをされて、言葉を強制的に止められる。かすかは、熱っぽく、吐息を乱しながら、私の名前を呼ぶ。

「はっ……はっ……さや……」

「んぁぁっ……もうやだよぉっ……」

「さやぁっ……ぼくの事、好きって言って下さい……っ」

「あっ……んぅっ……かすかが、好きっ……んぁぁっ!? やぁぁぁっ!」

 私がその言葉を言うと、かすかは獣のように、私の体を貪った。

 翌日の朝は気怠くて、体が辛かった。重い体を引きずって、学校へ登校する私。

 かすかは何事もなかったかのように、お母さんからお弁当を手渡され、自転車に乗って学校へ行く。

 私にとって、処女という言葉は、もう私とは、無縁で、遠くの方へと行ってしまった。

 それくらいには。ーーかすかとの性交渉せっくすに付き合わされていたと思う。
しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

校長室のソファの染みを知っていますか?

フルーツパフェ
大衆娯楽
校長室ならば必ず置かれている黒いソファ。 しかしそれが何のために置かれているのか、考えたことはあるだろうか。 座面にこびりついた幾つもの染みが、その真実を物語る

寝室から喘ぎ声が聞こえてきて震える私・・・ベッドの上で激しく絡む浮気女に復讐したい

白崎アイド
大衆娯楽
カチャッ。 私は静かに玄関のドアを開けて、足音を立てずに夫が寝ている寝室に向かって入っていく。 「あの人、私が

車の中で会社の後輩を喘がせている

ヘロディア
恋愛
会社の後輩と”そういう”関係にある主人公。 彼らはどこでも交わっていく…

これ以上ヤったら●っちゃう!

ヘロディア
恋愛
彼氏が変態である主人公。 いつも自分の部屋に呼んで戯れていたが、とうとう彼の部屋に呼ばれてしまい…

【R18】やがて犯される病

開き茄子(あきなす)
恋愛
『凌辱モノ』をテーマにした短編連作の男性向け18禁小説です。 女の子が男にレイプされたり凌辱されたりして可哀そうな目にあいます。 女の子側に救いのない話がメインとなるので、とにかく可哀そうでエロい話が好きな人向けです。 ※ノクターンノベルスとpixivにも掲載しております。 内容に違いはありませんので、お好きなサイトでご覧下さい。 また、新シリーズとしてファンタジーものの長編小説(エロ)を企画中です。 更新準備が整いましたらこちらとTwitterでご報告させていただきます。

君の浮気にはエロいお仕置きで済ませてあげるよ

サドラ
恋愛
浮気された主人公。主人公の彼女は学校の先輩と浮気したのだ。許せない主人公は、彼女にお仕置きすることを思いつく。

♡蜜壺に指を滑り込ませて蜜をクチュクチュ♡

x頭金x
大衆娯楽
♡ちょっとHなショートショート♡年末まで毎日5本投稿中!!

隣の席の女の子がエッチだったのでおっぱい揉んでみたら発情されました

ねんごろ
恋愛
隣の女の子がエッチすぎて、思わず授業中に胸を揉んでしまったら…… という、とんでもないお話を書きました。 ぜひ読んでください。

処理中です...