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「…マジ?そんな事あるのか?デメリットというか、欠点とか弱点とかそういうレベルじゃ…」
「頭おかしいだろ?今でさえ藤とか海の発想や応用でなんとかなってっけど、最初の頃なんてせいぜい防御力や攻撃力を縛るだけだから『サポート専門はちょっと…』でパーティを追い出されたり断られたりしてたんだぜ」
駒込が気まずそうに呟くと柴田は笑い話のように昔の事を話す。
「…柴田には悪いが、確かに気持ちは分かる…俺も一人では柴田を守り切れる余裕が無いからとても一緒には…」
「まあそれも昔の話よ。今の柴と組んでみたらやべーぜ?どんな敵も雑魚になるし」
「なんせ今の柴はやべーぐらいのぶっ壊れだからな」
なおも気まずそうな顔のまま柴田を拒否した過去のパーティメンバー達の意見に同意する駒込に、藤原が雰囲気を変えるように笑って返すので俺も笑いながら藤原に同意した。
「へー、サポートも極めれば強くなるって事か。確かにアシストと考えればバスケやサッカーでも必須だしな」
「んでお前のスキルは?だいたい想像つくけど」
「ああ、俺のは『没個性』ってやつらしい。なんでもスキルを無効化するんだとか」
「やっぱり無効化か」
「予想通りだったな」
柴田の問いに駒込が答えると藤原と俺は予想が当たった事を喜びながら言う。
「へー、スキルを無効化するスキルなんてあるんだ。なんか主人公みたい」
「ソレ俺ら以外に使ったらどうなんの?効果無し?」
「魔法やら技やらが使えなくなるって言われたが…本当かどうかは分からないな。とりあえずスキルを使うと喧嘩みたいに単純な殴り合いか剣での斬り合いになる」
「じゃあアクティブパッシブ全無効化みてーなもんか。…そう考えると意外と強くね?」
「な。多分相手は技術無効だからステータスでごり押し以外できねーだろーし、技術使える分コッチが有利になるな」
藤原が疑問を聞くと駒込は予防線を張りながら経験談を話し、俺が予想して柴田に振ると普通に同意した。
「だったら盾とか使った方が良くね?単純な攻撃しかしねーなら避けるよりガードの方が楽な気がするけど」
「盾か…一応考えはしたんだが、片手が塞がるってのがいざという時に不安でな」
「持たない感じの盾もあったんじゃね?腕に通すやつ」
「ああ、小さいやつがあるな。でも小さいとガードしにくいぜ?」
「あー、確かに」
藤原の提案に駒込が難色を示すので俺がフォローするように言うも柴田が微妙そうな反応で言うので諦める事に。
「あのロボットアニメみたいに可動式なら良いのに。シュイン!って感じの」
「あー、そのアイディアは良いかもな。普段は腕と同じ細長さで戦闘時だけ幅広になるタイプ」
「お!なんかカッコいいな、ソレ!海原作ってくれ!」
「いや無理だろ」
佐藤がアニメを持ち出したアイディアを言うと柴田が変形機構を予想しながら返し、駒込は賛同しながら俺に無茶振りしてくるのでバッサリと切り捨てるように拒否する。
「まあだろうな」
「いくら海でも流石にソレは無理だろ」
「まあロボットアニメでも超技術で電磁シールドみたいになってるし、魔力で応用とか…出来るわけないか」
柴田と藤原の否定的な意見に佐藤はなんとかしようとアイディアを言うが結局諦めてしまう。
「…魔力…か…そういや魔力の形状記憶合金的なのがあったな」
「形状記憶合金じゃちょっと無理くねー?」
「まあ。でもちょっと面白そうだからやってみっか」
俺がワウシャープの研究を思い出しながら言うと柴田が否定的に聞くので俺は一応暇潰しとして挑戦みることにした。
「頭おかしいだろ?今でさえ藤とか海の発想や応用でなんとかなってっけど、最初の頃なんてせいぜい防御力や攻撃力を縛るだけだから『サポート専門はちょっと…』でパーティを追い出されたり断られたりしてたんだぜ」
駒込が気まずそうに呟くと柴田は笑い話のように昔の事を話す。
「…柴田には悪いが、確かに気持ちは分かる…俺も一人では柴田を守り切れる余裕が無いからとても一緒には…」
「まあそれも昔の話よ。今の柴と組んでみたらやべーぜ?どんな敵も雑魚になるし」
「なんせ今の柴はやべーぐらいのぶっ壊れだからな」
なおも気まずそうな顔のまま柴田を拒否した過去のパーティメンバー達の意見に同意する駒込に、藤原が雰囲気を変えるように笑って返すので俺も笑いながら藤原に同意した。
「へー、サポートも極めれば強くなるって事か。確かにアシストと考えればバスケやサッカーでも必須だしな」
「んでお前のスキルは?だいたい想像つくけど」
「ああ、俺のは『没個性』ってやつらしい。なんでもスキルを無効化するんだとか」
「やっぱり無効化か」
「予想通りだったな」
柴田の問いに駒込が答えると藤原と俺は予想が当たった事を喜びながら言う。
「へー、スキルを無効化するスキルなんてあるんだ。なんか主人公みたい」
「ソレ俺ら以外に使ったらどうなんの?効果無し?」
「魔法やら技やらが使えなくなるって言われたが…本当かどうかは分からないな。とりあえずスキルを使うと喧嘩みたいに単純な殴り合いか剣での斬り合いになる」
「じゃあアクティブパッシブ全無効化みてーなもんか。…そう考えると意外と強くね?」
「な。多分相手は技術無効だからステータスでごり押し以外できねーだろーし、技術使える分コッチが有利になるな」
藤原が疑問を聞くと駒込は予防線を張りながら経験談を話し、俺が予想して柴田に振ると普通に同意した。
「だったら盾とか使った方が良くね?単純な攻撃しかしねーなら避けるよりガードの方が楽な気がするけど」
「盾か…一応考えはしたんだが、片手が塞がるってのがいざという時に不安でな」
「持たない感じの盾もあったんじゃね?腕に通すやつ」
「ああ、小さいやつがあるな。でも小さいとガードしにくいぜ?」
「あー、確かに」
藤原の提案に駒込が難色を示すので俺がフォローするように言うも柴田が微妙そうな反応で言うので諦める事に。
「あのロボットアニメみたいに可動式なら良いのに。シュイン!って感じの」
「あー、そのアイディアは良いかもな。普段は腕と同じ細長さで戦闘時だけ幅広になるタイプ」
「お!なんかカッコいいな、ソレ!海原作ってくれ!」
「いや無理だろ」
佐藤がアニメを持ち出したアイディアを言うと柴田が変形機構を予想しながら返し、駒込は賛同しながら俺に無茶振りしてくるのでバッサリと切り捨てるように拒否する。
「まあだろうな」
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「まあロボットアニメでも超技術で電磁シールドみたいになってるし、魔力で応用とか…出来るわけないか」
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「…魔力…か…そういや魔力の形状記憶合金的なのがあったな」
「形状記憶合金じゃちょっと無理くねー?」
「まあ。でもちょっと面白そうだからやってみっか」
俺がワウシャープの研究を思い出しながら言うと柴田が否定的に聞くので俺は一応暇潰しとして挑戦みることにした。
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