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「本当はチョコフォンデュにしようと思ったんだけど…まあソレは夜でいいかな、って」
「あ、楽しそう!」
「夜もチョコか。久しぶりにチョコバナナとか食いてーな」
「じゃあチョコに付けれそうなお菓子買って来なきゃ!」
「マシュマロとか売ってないかな?」
俺が夜の予定を話すとみんな嬉しそうに話し合って盛り上がる。
「…俺も参加してもいいか?」
「おう。でも王子に報告があるんだろ?夕飯までに戻って来れるか?」
「仕事など二の次だ。おそらく急を要す内容ではあるが、俺にはコッチの方が重要なのでな」
お兄さんの確認に俺が了承しながら聞くと結構ヤバイ事を言い出した。
「どんな内容なんだ?」
「『シュトッセン帝国がこの拠点を狙っている』という情報だ」
「「「「え!?」」」」
藤原の問いにお兄さんはサラッと話し、その内容に佐藤と俺ら三人の驚きの声が被る。
「…マジで?」
「ああ。かなり信用の高い情報だ」
「…どこでそんな情報を?本当だったらかなりヤバイやつだと思うけど…」
「帝国内の知り合いからだ。まさか私用で行った先でこんな重要な情報が手に入るなんてな…予想だにしなかったから俺も驚いた」
柴田が確認するとお兄さんは真面目な顔で肯定し、佐藤の問いに情報を手に入れた経緯を話した。
「でも狙うってどういう事だ?確か帝国ってこのプロジェクトに参加してねーんだろ?」
「うん。呼びかけたけど断られた」
「海原殿達が短期間であまりに成果を出し過ぎて…名目上支援してる国へのリターンが大変な事になっているからソコに目を付けて横取りしようとしているんだろう」
「いや、いくらなんでもソレはダメだろ」
「な。最初に不参加を決めたクセにいざ成功したら甘い汁だけ吸おうなんて許されるわけがねーだろ」
俺の質問に佐藤が答えるとお兄さんが予想するように返し…柴田と藤原が呆れながら言う。
「ソレは帝国側も重々承知の上だ。だから武力で実行支配するつもりらしい」
「…すげーな。ソレって5カ国を敵に回すって事だろ?普通に考えて戦争じゃね?」
「ああ。帝国の上層部では既に戦争時の話にまで発展しているようだ…だから急を要するのだが」
「…な、なんか私達も聞いて大丈夫だった…?」
俺らの話を聞いていた清水が気まずい顔の女子達を代表して聞いてきた。
「ああ、問題は無い。実際戦争になった所でココが戦場になる可能性は低いからな」
「でもこの拠点の取り合いなんだろ?」
「そうだ。だがココには高段者を始めとした実力者が集まっている、ソレに…聖女や英雄まで居られては帝国の全軍を投入しても戦力が足りるかどうか…」
お兄さんが女子達を安心させるように笑顔で返すと柴田が尋ね、お兄さんは予想しながら呟く。
「とにかく。ココを戦場にすると本国の守りが疎かになるから不可能に近いと思う」
「じゃあどうやってココを武力で制圧するつもりなんだ?」
「簡単だ。秘密裏に王子達を追い出して海原殿を抱き込めばこの拠点を掌握できる」
「…あー、なるほど。上の方をすげ替えるパターンね…」
「まあ海がこの拠点の最高権力者だからな…海が帝国に許可をあげれば王子達も従わざるをえなくなるし…」
お兄さんの話を聞いて藤原と柴田が俺を見ながら納得したように呟く。
「あ、楽しそう!」
「夜もチョコか。久しぶりにチョコバナナとか食いてーな」
「じゃあチョコに付けれそうなお菓子買って来なきゃ!」
「マシュマロとか売ってないかな?」
俺が夜の予定を話すとみんな嬉しそうに話し合って盛り上がる。
「…俺も参加してもいいか?」
「おう。でも王子に報告があるんだろ?夕飯までに戻って来れるか?」
「仕事など二の次だ。おそらく急を要す内容ではあるが、俺にはコッチの方が重要なのでな」
お兄さんの確認に俺が了承しながら聞くと結構ヤバイ事を言い出した。
「どんな内容なんだ?」
「『シュトッセン帝国がこの拠点を狙っている』という情報だ」
「「「「え!?」」」」
藤原の問いにお兄さんはサラッと話し、その内容に佐藤と俺ら三人の驚きの声が被る。
「…マジで?」
「ああ。かなり信用の高い情報だ」
「…どこでそんな情報を?本当だったらかなりヤバイやつだと思うけど…」
「帝国内の知り合いからだ。まさか私用で行った先でこんな重要な情報が手に入るなんてな…予想だにしなかったから俺も驚いた」
柴田が確認するとお兄さんは真面目な顔で肯定し、佐藤の問いに情報を手に入れた経緯を話した。
「でも狙うってどういう事だ?確か帝国ってこのプロジェクトに参加してねーんだろ?」
「うん。呼びかけたけど断られた」
「海原殿達が短期間であまりに成果を出し過ぎて…名目上支援してる国へのリターンが大変な事になっているからソコに目を付けて横取りしようとしているんだろう」
「いや、いくらなんでもソレはダメだろ」
「な。最初に不参加を決めたクセにいざ成功したら甘い汁だけ吸おうなんて許されるわけがねーだろ」
俺の質問に佐藤が答えるとお兄さんが予想するように返し…柴田と藤原が呆れながら言う。
「ソレは帝国側も重々承知の上だ。だから武力で実行支配するつもりらしい」
「…すげーな。ソレって5カ国を敵に回すって事だろ?普通に考えて戦争じゃね?」
「ああ。帝国の上層部では既に戦争時の話にまで発展しているようだ…だから急を要するのだが」
「…な、なんか私達も聞いて大丈夫だった…?」
俺らの話を聞いていた清水が気まずい顔の女子達を代表して聞いてきた。
「ああ、問題は無い。実際戦争になった所でココが戦場になる可能性は低いからな」
「でもこの拠点の取り合いなんだろ?」
「そうだ。だがココには高段者を始めとした実力者が集まっている、ソレに…聖女や英雄まで居られては帝国の全軍を投入しても戦力が足りるかどうか…」
お兄さんが女子達を安心させるように笑顔で返すと柴田が尋ね、お兄さんは予想しながら呟く。
「とにかく。ココを戦場にすると本国の守りが疎かになるから不可能に近いと思う」
「じゃあどうやってココを武力で制圧するつもりなんだ?」
「簡単だ。秘密裏に王子達を追い出して海原殿を抱き込めばこの拠点を掌握できる」
「…あー、なるほど。上の方をすげ替えるパターンね…」
「まあ海がこの拠点の最高権力者だからな…海が帝国に許可をあげれば王子達も従わざるをえなくなるし…」
お兄さんの話を聞いて藤原と柴田が俺を見ながら納得したように呟く。
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