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「ってかそんなんで良く嫌われねーな。そこまで人気ある理由が分かんねーんだけど」
「確かに。海の話聞いて俺の中のユキリンのイメージがやべー事になってんだけど」
「そりゃ周りから見てる分にはおもしれー女だからな。巻き込まれる方は堪ったモンじゃねーが」
「いやー、理由としては薄くね?」
柴田の疑問に藤原も幻滅したように返すので理由を軽く話すも、納得出来ないように否定的に返された。
「お嬢は子役として活動してたから金があるわけよ。んで、クラス会とかを良く提案しては費用を全額自分持ちで奢りとかやりだしてな」
「…マジか」
「そりゃすげーな」
「ライブとかあればクラス全員分の良い席のチケットとか配るし、芸能人のサインとか頼まれると快諾して貰ってきたり…」
「いや、ごめん。分かった。すげーわ、そりゃ…うん」
まだお嬢の好かれてる理由を話してる途中だと言うのに柴田は割って入ると謝り出して納得するように呟く。
「とりあえず良くも悪くもグイグイ引っ張ってく強引さとか、トラブルメーカーだけど最終的に一緒に居て楽しい、って所がみんなに好かれてる理由だな」
「はー…清濁合わせ飲んだ感覚か」
「にしても珍しく語るな、海」
「そりゃ俺のせいでお嬢の事を変に誤解されたり勘違いされたままじゃ嫌だからな」
理由を話し終えると藤原が納得したように呟き、柴田が笑いながら弄るように言うので俺はそう返した。
「…つーか金の使い方が派手じゃね?」
「そう!ソコがお嬢の悪い所の一つでな。買い物に付き合わされると服から靴からアクセサリーやらを大量に買うから…待たされたり、持たされる身にもなって欲しいぜ…」
まあ美味い飯を奢ってくれるけども。と、俺は悪い所ばかりじゃないこともしっかりと伝える。
「…お前も苦労してんだな」
「パセリが都合悪かったら次は俺だからな…二番目の被害者よ」
「まあ美味い飯奢ってくれんなら…断りづらいわな」
「だろ?上手くいけば昼飯と晩飯だから余計に断れねーんだ、コレが」
柴田が同情するようにしみじみと呟くので肯定するように返すと藤原も微妙な顔をしながら言い、俺は苦労話をするように返した。
「…でもそんな派手に金を使うのに、なんでアイドル辞めたんだ?もちろん枕営業が嫌だったんだろーけど…それでももっとやりようはあったんじゃね?」
「確かに…お偉いさん達の隠し事を暴露したら干されるのは分かりきってるハズなのにな」
柴田の疑問に藤原も賛同するように首を傾げる。
「簡単よ。お嬢への枕営業が事務所の他の女の子や同級生にまで及んだから」
「「…は?」」
「つまり『お嬢をもっと有名したいだろ?じゃあ分かってるよな?』って局のお偉いさん達があろう事か親衛隊の女子達に声をかけ出してな」
「いやいやいや!嘘だろ!?」
「そんなことある!?」
俺が当時の状況を説明すると柴田と藤原は信じられないようにツッコんできた。
「んで事務所にも『アイツをもっと売り出したいんなら分かってるよな?』って別の女の子への枕営業の斡旋を持ちかけて、ソレを知ったお嬢がブチ切れてみんなを守るために全部暴露した」
「「…マジか…」」
「そんでもう暴露した時は俺らみんな『すげぇ!お嬢、ヒーローみてぇ!』って大盛り上がりで、お嬢への好感度がうなぎ登りで爆上げよ」
俺の話を聞いてヒいてる二人に構わず俺は話を続ける。
「確かに。海の話聞いて俺の中のユキリンのイメージがやべー事になってんだけど」
「そりゃ周りから見てる分にはおもしれー女だからな。巻き込まれる方は堪ったモンじゃねーが」
「いやー、理由としては薄くね?」
柴田の疑問に藤原も幻滅したように返すので理由を軽く話すも、納得出来ないように否定的に返された。
「お嬢は子役として活動してたから金があるわけよ。んで、クラス会とかを良く提案しては費用を全額自分持ちで奢りとかやりだしてな」
「…マジか」
「そりゃすげーな」
「ライブとかあればクラス全員分の良い席のチケットとか配るし、芸能人のサインとか頼まれると快諾して貰ってきたり…」
「いや、ごめん。分かった。すげーわ、そりゃ…うん」
まだお嬢の好かれてる理由を話してる途中だと言うのに柴田は割って入ると謝り出して納得するように呟く。
「とりあえず良くも悪くもグイグイ引っ張ってく強引さとか、トラブルメーカーだけど最終的に一緒に居て楽しい、って所がみんなに好かれてる理由だな」
「はー…清濁合わせ飲んだ感覚か」
「にしても珍しく語るな、海」
「そりゃ俺のせいでお嬢の事を変に誤解されたり勘違いされたままじゃ嫌だからな」
理由を話し終えると藤原が納得したように呟き、柴田が笑いながら弄るように言うので俺はそう返した。
「…つーか金の使い方が派手じゃね?」
「そう!ソコがお嬢の悪い所の一つでな。買い物に付き合わされると服から靴からアクセサリーやらを大量に買うから…待たされたり、持たされる身にもなって欲しいぜ…」
まあ美味い飯を奢ってくれるけども。と、俺は悪い所ばかりじゃないこともしっかりと伝える。
「…お前も苦労してんだな」
「パセリが都合悪かったら次は俺だからな…二番目の被害者よ」
「まあ美味い飯奢ってくれんなら…断りづらいわな」
「だろ?上手くいけば昼飯と晩飯だから余計に断れねーんだ、コレが」
柴田が同情するようにしみじみと呟くので肯定するように返すと藤原も微妙な顔をしながら言い、俺は苦労話をするように返した。
「…でもそんな派手に金を使うのに、なんでアイドル辞めたんだ?もちろん枕営業が嫌だったんだろーけど…それでももっとやりようはあったんじゃね?」
「確かに…お偉いさん達の隠し事を暴露したら干されるのは分かりきってるハズなのにな」
柴田の疑問に藤原も賛同するように首を傾げる。
「簡単よ。お嬢への枕営業が事務所の他の女の子や同級生にまで及んだから」
「「…は?」」
「つまり『お嬢をもっと有名したいだろ?じゃあ分かってるよな?』って局のお偉いさん達があろう事か親衛隊の女子達に声をかけ出してな」
「いやいやいや!嘘だろ!?」
「そんなことある!?」
俺が当時の状況を説明すると柴田と藤原は信じられないようにツッコんできた。
「んで事務所にも『アイツをもっと売り出したいんなら分かってるよな?』って別の女の子への枕営業の斡旋を持ちかけて、ソレを知ったお嬢がブチ切れてみんなを守るために全部暴露した」
「「…マジか…」」
「そんでもう暴露した時は俺らみんな『すげぇ!お嬢、ヒーローみてぇ!』って大盛り上がりで、お嬢への好感度がうなぎ登りで爆上げよ」
俺の話を聞いてヒいてる二人に構わず俺は話を続ける。
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