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「…さーてと。藤、柴、お前らに仕事を頼みたいんだが」
「お、やっと俺の出番か。何をすれば良い?」
雑談が一段落ついたトコで俺が本題を切り出すように頼むと柴田がやる気になって内容を聞いてくる。
「これから周りを囲ってる土の壁に聖石の防壁…っつーか塀?を設置しに行くから作業する兵達の護衛をして欲しい」
「「『聖石』?」」
仕事の内容を話すと柴田と藤原が同時に不思議そうな顔で尋ねた。
「簡単に言うと聖水を使ったレンガだな」
「へー!そんなんあんの?初めて聞いたわ」
「だろうな。まだ研究中だし」
「ソレもどっかの国の研究かよ!」
俺が軽く説明すると柴田が驚きながら意外そうに言うのでそう返すと藤原がツッコむ。
「そーそー。確か、教国だったかな?さっきの人達の中にもその国から来てるのが居たし」
「しっかし聖水を使ったレンガか…言われてみればなんで今まで無かったんだ?って不思議に思うぐらいの盲点だな」
「確かにな。聞いた感じでは聖水の効果があるレンガだろ?ソレで町や村を囲うとかすれば魔獣の被害は減らせそうなもんだけど」
「ま、そう簡単に作れねーから普及してねーのよ。そもそも聖水を混ぜてモノを作るのがかなり難しいらしいぜ?」
俺の思い出すような言葉に藤原が不思議そうに首を傾げながら言い、柴田もソレに賛同するので俺は研究の内容をちょろっと話した。
「…そんなモンを作るって相当時間かかんじゃねーの?」
「いや、まあそこまではかからないと思うけど、多少時間はかかるからな…だからお前らに作業兵達の安全を確保して欲しいわけだ」
「…藤はワープで退かせっけど、俺は?どうすれば良い?」
「いつも通りスキルで雑魚化してくれればソレで。後は兵が数を揃えて撃退するなり遠くに捨ててくるなりするだろうし」
藤原が疑問を聞いて来るので俺は二人に仕事を頼んだ理由を話して、難しい顔をして聞いてくる柴田にも役割を伝える。
「じゃあとりあえず海の兵のサポートに回れば良いわけね」
「そういう事だな。一応壁の範囲内に魔獣が居ないのは昨日で確認済みだけど、もしかしたらどっかから沸いて出てくるかもしれねーじゃん?だから念のためにな」
「んじゃ強いやつが来たら海と藤に電話するわ」
「そうだな、そうしてくれ。藤も」
「おう、オッケー」
…話が纏まったところで、俺は早速作業を開始させるために大量の兵を召喚した。
「多いな!こんなに居るか?」
「多い方がその分早く終わるからな。とりあえずココから左右に別れてもっかい合流したら終わりで」
「おう」
「オッケー」
「じゃ、俺はテントで待ってるから頑張れよ。藤、頼むわ」
3桁の兵士達を見てツッコんでくる柴田を適当に流して作業内容を軽く説明し、俺はココに居てもやる事がないので…
藤原に頼んでスキルの連携で拠点のテントへと戻る事に。
ーーーーーー
…そして離れた場所から柴田や藤原と携帯ゲーム機でオンラインプレイする事、5時間半後。
「ふ~…やっと終わったぜ…」
「おー、お疲れ」
「ってか海、お前レンガっつってたのに実際は鉄筋コンクリートだったじゃねーか!『聖鉄』ってなんだよ、そんなん聞いてねーぞ!」
柴田と藤原が兵達と共に拠点のテントに戻って来るので俺が労いの言葉をかけると藤原が思い出したかのように作業内容を指摘してくる。
「兵達から聞いただろ?水の代わりに聖水を使った製鉄技法よ」
「つーか何から何までほぼ全て魔法ありきじゃねーか!めっちゃエグいスピードとペースでガンガン壁が出来てくしよ!」
「そりゃ魔法を使った方が早いし確実だからな。おかげで早く終わったんだから感謝しろよ」
俺の受け流すような返事を聞いて藤原は更に説明不足を抗議するような…追及するような感じで言ってくるので適当に流した。
「お、やっと俺の出番か。何をすれば良い?」
雑談が一段落ついたトコで俺が本題を切り出すように頼むと柴田がやる気になって内容を聞いてくる。
「これから周りを囲ってる土の壁に聖石の防壁…っつーか塀?を設置しに行くから作業する兵達の護衛をして欲しい」
「「『聖石』?」」
仕事の内容を話すと柴田と藤原が同時に不思議そうな顔で尋ねた。
「簡単に言うと聖水を使ったレンガだな」
「へー!そんなんあんの?初めて聞いたわ」
「だろうな。まだ研究中だし」
「ソレもどっかの国の研究かよ!」
俺が軽く説明すると柴田が驚きながら意外そうに言うのでそう返すと藤原がツッコむ。
「そーそー。確か、教国だったかな?さっきの人達の中にもその国から来てるのが居たし」
「しっかし聖水を使ったレンガか…言われてみればなんで今まで無かったんだ?って不思議に思うぐらいの盲点だな」
「確かにな。聞いた感じでは聖水の効果があるレンガだろ?ソレで町や村を囲うとかすれば魔獣の被害は減らせそうなもんだけど」
「ま、そう簡単に作れねーから普及してねーのよ。そもそも聖水を混ぜてモノを作るのがかなり難しいらしいぜ?」
俺の思い出すような言葉に藤原が不思議そうに首を傾げながら言い、柴田もソレに賛同するので俺は研究の内容をちょろっと話した。
「…そんなモンを作るって相当時間かかんじゃねーの?」
「いや、まあそこまではかからないと思うけど、多少時間はかかるからな…だからお前らに作業兵達の安全を確保して欲しいわけだ」
「…藤はワープで退かせっけど、俺は?どうすれば良い?」
「いつも通りスキルで雑魚化してくれればソレで。後は兵が数を揃えて撃退するなり遠くに捨ててくるなりするだろうし」
藤原が疑問を聞いて来るので俺は二人に仕事を頼んだ理由を話して、難しい顔をして聞いてくる柴田にも役割を伝える。
「じゃあとりあえず海の兵のサポートに回れば良いわけね」
「そういう事だな。一応壁の範囲内に魔獣が居ないのは昨日で確認済みだけど、もしかしたらどっかから沸いて出てくるかもしれねーじゃん?だから念のためにな」
「んじゃ強いやつが来たら海と藤に電話するわ」
「そうだな、そうしてくれ。藤も」
「おう、オッケー」
…話が纏まったところで、俺は早速作業を開始させるために大量の兵を召喚した。
「多いな!こんなに居るか?」
「多い方がその分早く終わるからな。とりあえずココから左右に別れてもっかい合流したら終わりで」
「おう」
「オッケー」
「じゃ、俺はテントで待ってるから頑張れよ。藤、頼むわ」
3桁の兵士達を見てツッコんでくる柴田を適当に流して作業内容を軽く説明し、俺はココに居てもやる事がないので…
藤原に頼んでスキルの連携で拠点のテントへと戻る事に。
ーーーーーー
…そして離れた場所から柴田や藤原と携帯ゲーム機でオンラインプレイする事、5時間半後。
「ふ~…やっと終わったぜ…」
「おー、お疲れ」
「ってか海、お前レンガっつってたのに実際は鉄筋コンクリートだったじゃねーか!『聖鉄』ってなんだよ、そんなん聞いてねーぞ!」
柴田と藤原が兵達と共に拠点のテントに戻って来るので俺が労いの言葉をかけると藤原が思い出したかのように作業内容を指摘してくる。
「兵達から聞いただろ?水の代わりに聖水を使った製鉄技法よ」
「つーか何から何までほぼ全て魔法ありきじゃねーか!めっちゃエグいスピードとペースでガンガン壁が出来てくしよ!」
「そりゃ魔法を使った方が早いし確実だからな。おかげで早く終わったんだから感謝しろよ」
俺の受け流すような返事を聞いて藤原は更に説明不足を抗議するような…追及するような感じで言ってくるので適当に流した。
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