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「うーん…俺は行ってみよーかな…でもなー…」
「行けばいいじゃねーか」
「藤が行くんなら俺も行こうかなー…でもなー…」
藤原は前向きに検討しながら呟くも何か問題があるのか考えるような感じになり、柴田も同じように腕を組んで考え始めた。
「…ま、行く行かないはお前らの自由だし…もし行くんだったらどんなトコだったか教えてくれ」
「オッケー」
「なんか面白いモンがあったら電話で教えてやるよ」
俺が適当に話を締めると二人は了承してゲームを再開する。
…その翌日。
佐藤から呼び出しの電話があったので藤原とのスキルの連携で王都に移動して城に出向く事に。
「ウミハラ殿、お疲れ様です」
「うーい」
「ウミハラ殿!あのアイシェがタダって本当ですか!?」
「なに、新人?俺は金取ってないから無料だと思うよ」
「お、兄ちゃん。今日はどうしたんだ?」
裏庭でいつものように兵に挨拶され、城に入ると料理長が声をかけてきた。
「ちょっと佐藤に呼び出されてな」
「ほお、あの娘っ子にか」
「とりあえず5体ね。じゃ」
「おう。ありがとよ!」
今日は用があるので適当に会話を流して料理長に兵を預け、俺は佐藤の部屋へと向かう。
「お疲れ様です」
「お疲れ様」
すれ違う人達と挨拶を交わしながら廊下を進み、目的の部屋の前に着いたのでドアをノックすると『開いてるよー』と入室の許可が下りた。
「よー、何の用だ?」
「海原、新大陸って聞いた事ある?」
「新大陸?人類未踏の地とか言われてる大陸か?この世界で一番デカイとかの」
俺が部屋に入って用件を尋ねると清水が確認するような事を聞いてくるので、俺はちょうど昨日柴田と藤原から聞いた話を思い出しながら返す。
「あ、やっぱ知ってるんだ」
「まあ海原もギルドで仕事してるからね」
「その新大陸の調査隊とかができるらしいな。20数年ぶりとかに」
「…そこまで知ってるの…?」
清水の拍子抜けしたような言葉に佐藤がそう返すので柴田達から聞いた情報を更に話すと佐藤は驚いたように確認してきた。
「柴と藤から聞いた」
「あー…まあ話が早いからいっか。海原その調査隊に入ってみない?」
「はあ?俺が?無理だろ。条件に合わねーし」
「ふっふっふ…それが出来るんだなー、コレが」
佐藤の意外な提案に俺が断るとニヤリと笑いながら返す。
「今回の調査隊は色んな国との共同プロジェクトなんだけど、募集とは別に国の推薦枠ってのがあるの。で、今の私は伯爵の地位にいるから枠を三つ貰った」
佐藤は指を三本立ててドヤ顔で自慢げに得意そうに説明する。
「伯爵?お前男爵じゃなかったっけ?」
「昔はね。私の領地経営の手腕が認められて伯爵の地位を授けられたの」
「へー、凄ぇな」
「まあね」
俺の疑問に佐藤はドヤ顔で答えるので感心しながら返すと胸を張るように返した。
「行けばいいじゃねーか」
「藤が行くんなら俺も行こうかなー…でもなー…」
藤原は前向きに検討しながら呟くも何か問題があるのか考えるような感じになり、柴田も同じように腕を組んで考え始めた。
「…ま、行く行かないはお前らの自由だし…もし行くんだったらどんなトコだったか教えてくれ」
「オッケー」
「なんか面白いモンがあったら電話で教えてやるよ」
俺が適当に話を締めると二人は了承してゲームを再開する。
…その翌日。
佐藤から呼び出しの電話があったので藤原とのスキルの連携で王都に移動して城に出向く事に。
「ウミハラ殿、お疲れ様です」
「うーい」
「ウミハラ殿!あのアイシェがタダって本当ですか!?」
「なに、新人?俺は金取ってないから無料だと思うよ」
「お、兄ちゃん。今日はどうしたんだ?」
裏庭でいつものように兵に挨拶され、城に入ると料理長が声をかけてきた。
「ちょっと佐藤に呼び出されてな」
「ほお、あの娘っ子にか」
「とりあえず5体ね。じゃ」
「おう。ありがとよ!」
今日は用があるので適当に会話を流して料理長に兵を預け、俺は佐藤の部屋へと向かう。
「お疲れ様です」
「お疲れ様」
すれ違う人達と挨拶を交わしながら廊下を進み、目的の部屋の前に着いたのでドアをノックすると『開いてるよー』と入室の許可が下りた。
「よー、何の用だ?」
「海原、新大陸って聞いた事ある?」
「新大陸?人類未踏の地とか言われてる大陸か?この世界で一番デカイとかの」
俺が部屋に入って用件を尋ねると清水が確認するような事を聞いてくるので、俺はちょうど昨日柴田と藤原から聞いた話を思い出しながら返す。
「あ、やっぱ知ってるんだ」
「まあ海原もギルドで仕事してるからね」
「その新大陸の調査隊とかができるらしいな。20数年ぶりとかに」
「…そこまで知ってるの…?」
清水の拍子抜けしたような言葉に佐藤がそう返すので柴田達から聞いた情報を更に話すと佐藤は驚いたように確認してきた。
「柴と藤から聞いた」
「あー…まあ話が早いからいっか。海原その調査隊に入ってみない?」
「はあ?俺が?無理だろ。条件に合わねーし」
「ふっふっふ…それが出来るんだなー、コレが」
佐藤の意外な提案に俺が断るとニヤリと笑いながら返す。
「今回の調査隊は色んな国との共同プロジェクトなんだけど、募集とは別に国の推薦枠ってのがあるの。で、今の私は伯爵の地位にいるから枠を三つ貰った」
佐藤は指を三本立ててドヤ顔で自慢げに得意そうに説明する。
「伯爵?お前男爵じゃなかったっけ?」
「昔はね。私の領地経営の手腕が認められて伯爵の地位を授けられたの」
「へー、凄ぇな」
「まあね」
俺の疑問に佐藤はドヤ顔で答えるので感心しながら返すと胸を張るように返した。
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