クラスまるごと異世界転移

八神

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「…さて、やるか…」


俺は面倒くささでため息を吐いて呟き魔導兵を20体召喚してから魔法農法の指示を出して別の畑へと移動した。


…そして案内された畑全てに魔導兵を20体ずつ召喚して魔法を使わせる事、約二時間後。


全ての畑の作業が終わる頃には昼飯の時間になったので俺は帰宅する事に。


「ただいまー…おう、深山。終わったぜ」

「あ、海君おかえり。終わったって何が?」


家の中に入るとちょうど深山達も帰って来たばかりだったらしく俺の報告に深山は不思議そうに尋ねる。


「農作業。後は本業の人達の仕事じゃねーの」

「え!…もう終わったの?流石、仕事が早いね」

「ま、本来なら金を取る作業だしな。今回は慈善活動だからタダだけど」

「ありがと!」

「おう。さーてメシメシ…」


深山と話してから俺は洗面所で手を洗い、食堂へと向かった。


「お。今回は結構かかったな」

「まあ土地の広さが、な」

「どこまでやったんだ?収穫までか?」

「準備が出来てりゃ収穫までやろうと思ったけど…何の準備もされてねーからやめた」

「いや、普通は無理だろ。予想できねーって」


食堂に入ると柴田と藤原が興味津々の様子で話しかけてくるので俺は適当に返して料理を待つ。



…そして昼食後。



やる事は終わらせたので三人でゲームしてると深山から電話がかかって来て『一体何したの!?』と、驚かれた。


流石に電話越しでの説明は面倒過ぎるから『盗聴の危険性があるから企業秘密』って言って適当にごまかしておいたけど。


その会話を聞いていた柴田と藤原は笑いながら俺のごまかしに賛同してたし。




ーーーーーー




「…お。意外と弓いいな」

「マジで?次俺も使ってみよーかな」

「じゃあ俺はライト使ってみよ」


たまには違う武器を使ってみよう…と、今まで使う事の無かった遠距離の武器を使ってみると意外と好感触なので俺がそう呟くと柴田や藤原も遠距離武器に興味を持つ。



…その翌日。



「おい、海。今佐藤から電話来て、外国の土地が確保出来たってよ」

「マジで?じゃあ頼む」

「おうよ」


朝食後に藤原経由で佐藤からの報告を受けたので俺はお願いしてからスキルの連携で王都に移動して城へと向かった。


「おや、ウミハラ殿。久しぶりですな」

「そうだっけ?」

「ウミハラ殿、お疲れ様です」

「おー、お疲れ様」

「お、兄ちゃん。戻って来てたのか!」


いつもと通り裏庭を通って兵達と挨拶を交わしながら城の中に入ると料理長が話しかけてくる。
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