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「…で、続きだけど!」
住吉と永江が出て行くと佐藤がさっきの話の続きを持ちかけてきた。
「おめーもしつけーな」
「当たり前じゃん。交渉ってのは相手が諦めるまで粘り強く話し続けるのがコツなんだから」
「とりあえず5000万は用意出来んだろ?じゃあ残りの半分の埋め合わせはどーすんだよ」
柴田の呆れたような発言に佐藤が心構えを話すと藤原が本題を進めるように聞く。
「…うーん…そだな……必ずお金じゃないと、だめ?」
「「はあ?」」
「物で埋め合わせするって事か?」
「出来るかはギルとか王様に聞いてみないと分からないけど…例えば宝刀とかの宝物や土地建物とかで残り半分払うっていう手もあると思う」
佐藤の提案に柴田と藤原が意味を尋ねるように聞き返すので俺がそう聞くと佐藤は前置きした上で別の案を話す。
「おー、そーか。確かにそーいう手もあるな」
「そだな。現金に拘る理由も無いし」
「でしょ!?それなら、どう!?」
藤原と柴田の呟きに手ごたえを感じたのか佐藤は身を乗り出して聞いてくる。
「5000万の現金と5000万相当の価値がある物…で、抜け殻と交換ってワケだろ?」
「うん。藤原達がソレでいいなら」
「でもよー、俺らに物の価値なんて分からねーワケじゃん?らくがきみてーな要らねー絵を渡されて『コレで1000万分』って言われても困るワケよ」
「「「確かに」」」
藤原が納得するように確認すると柴田がえらく現実的な問題を予想しながら話してくるので佐藤も含めた俺らはソレに同意した。
「だからもっと分かりやすく価値が分かる物じゃねーとなぁ…」
「ソレって宝石とか?」
「後は土地建物…だな。俺の個人的な意見としてはこの国の全ての村や町に移動拠点が欲しい」
柴田の意見に斉藤が難しそうな顔で例えを話すので俺も別の例えを出してただのワガママである意見を話した。
「おお!そだな、確かに。そうなりゃわざわざ馬車で移動する必要が無くなるもんな!」
「流石は海、良いアイディアじゃねーの。ダンジョンまでの移動ならまだしも拠点移動は確かにルーラが楽だしな!」
藤原と柴田はどうやら俺の考えを理解してくれたらしく盛り上がりながら賛同する。
「あー…ソレは確かに私達にもメリットは大きいけど……いや、うん。ソレで良いんなら一応王様に掛け合ってみる!」
「俺は海の意見に賛成するぜ」
「俺も。半分の現金と半分の現金相当の土地建物ならオッケーよ」
「じゃあ交渉成立ね!藤原、王都に戻して。コレから王様に話を通してくるから」
佐藤は何かを考えながら呟くと頭を振って切り替えるように言い、二人の判断を聞いて話を纏めると藤原にお願いした。
「へいよ、海」
「おう」
「早ければ多分明日には議会を開いて承認されるかも、じゃあね」
藤原が合図をするので俺は兵を出してスキルの連携で佐藤を王都の移動拠点へと送る。
住吉と永江が出て行くと佐藤がさっきの話の続きを持ちかけてきた。
「おめーもしつけーな」
「当たり前じゃん。交渉ってのは相手が諦めるまで粘り強く話し続けるのがコツなんだから」
「とりあえず5000万は用意出来んだろ?じゃあ残りの半分の埋め合わせはどーすんだよ」
柴田の呆れたような発言に佐藤が心構えを話すと藤原が本題を進めるように聞く。
「…うーん…そだな……必ずお金じゃないと、だめ?」
「「はあ?」」
「物で埋め合わせするって事か?」
「出来るかはギルとか王様に聞いてみないと分からないけど…例えば宝刀とかの宝物や土地建物とかで残り半分払うっていう手もあると思う」
佐藤の提案に柴田と藤原が意味を尋ねるように聞き返すので俺がそう聞くと佐藤は前置きした上で別の案を話す。
「おー、そーか。確かにそーいう手もあるな」
「そだな。現金に拘る理由も無いし」
「でしょ!?それなら、どう!?」
藤原と柴田の呟きに手ごたえを感じたのか佐藤は身を乗り出して聞いてくる。
「5000万の現金と5000万相当の価値がある物…で、抜け殻と交換ってワケだろ?」
「うん。藤原達がソレでいいなら」
「でもよー、俺らに物の価値なんて分からねーワケじゃん?らくがきみてーな要らねー絵を渡されて『コレで1000万分』って言われても困るワケよ」
「「「確かに」」」
藤原が納得するように確認すると柴田がえらく現実的な問題を予想しながら話してくるので佐藤も含めた俺らはソレに同意した。
「だからもっと分かりやすく価値が分かる物じゃねーとなぁ…」
「ソレって宝石とか?」
「後は土地建物…だな。俺の個人的な意見としてはこの国の全ての村や町に移動拠点が欲しい」
柴田の意見に斉藤が難しそうな顔で例えを話すので俺も別の例えを出してただのワガママである意見を話した。
「おお!そだな、確かに。そうなりゃわざわざ馬車で移動する必要が無くなるもんな!」
「流石は海、良いアイディアじゃねーの。ダンジョンまでの移動ならまだしも拠点移動は確かにルーラが楽だしな!」
藤原と柴田はどうやら俺の考えを理解してくれたらしく盛り上がりながら賛同する。
「あー…ソレは確かに私達にもメリットは大きいけど……いや、うん。ソレで良いんなら一応王様に掛け合ってみる!」
「俺は海の意見に賛成するぜ」
「俺も。半分の現金と半分の現金相当の土地建物ならオッケーよ」
「じゃあ交渉成立ね!藤原、王都に戻して。コレから王様に話を通してくるから」
佐藤は何かを考えながら呟くと頭を振って切り替えるように言い、二人の判断を聞いて話を纏めると藤原にお願いした。
「へいよ、海」
「おう」
「早ければ多分明日には議会を開いて承認されるかも、じゃあね」
藤原が合図をするので俺は兵を出してスキルの連携で佐藤を王都の移動拠点へと送る。
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