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「居たー!確保!」
「…なにしてんだ?お前」
急に後ろから声が聞こえたと思ったらいきなり腰の方に抱きつかれたので俺は呆れて確認する。
「おお、兄ちゃんついに王子の婚約者にも手を…」
「あ!いや、違っ!これは!」
「料理長…ややこしくなるからその弄り方は他の人が居ないとこでしてくれ」
「はっはっは!大丈夫大丈夫!ココにいるみんなは冗談だって分かってるさ」
料理長が小指を立てながら意外そうに言うと佐藤が直ぐに離れ、俺の注意に笑いながら返す。
「んで?何の用だ?仕事の依頼か?」
「あ、いや…『死霊王の抜け殻』をまた手に入れたってホント?」
俺が佐藤に用件を聞くとどっから聞いたのか…えらく耳が早い情報を確認してきた。
「柴か藤から聞いたのか?」
「ホントなんだ!え、うそ!?どうやって!?」
俺の確認に佐藤は真偽を聞いて驚くので多分情報の出所はアイツらじゃないだろうな…と予想する。
「アイツらじゃないんなら誰から聞いたんだよ。まさか住吉達か?」
「ギルドの緊急連絡。一日に一回しか使えないみたいだけど国の端から端まで電話のように直ぐ連絡出来るんだって」
それより、どうやったの?と佐藤は俺の疑問に答えた後に話題を戻した。
「前の時もそうだったけど倒したら普通に落ちたぞ」
「そうなの!?普通に、って…どういう条件でドロップするんだろ…?」
俺が普通に教えると佐藤は柴田達のような疑問を呟いて首を傾げる。
「藤と柴の予想では『戦闘の長期化』って言ってたな」
「戦闘の長期化?なにそれ、どういう事?」
「さあ?俺に聞かれても」
「ぬぬぬ…確かに。海原は冒険者じゃないし…」
佐藤に柴田と藤原の予想を伝えるも理解出来なかったのか残念そうに呟く。
「…ねえ海原。その抜け殻ちょうだい?」
「馬鹿かお前、あげるワケねーだろ」
「えー。普通に取れるんなら一つぐらい良いじゃん」
「売ったら金貨一億枚だぞ?それに俺だけでは決められねーし」
俺は佐藤の要求に呆れながら拒否した。
「むむむ…!じゃあ柴田と藤原がオッケーしたらオッケー!?」
「そだな。依頼を受けたのはアイツらだから決める権利もアイツらにあるんじゃね?」
「…海原って主体性があるのか無いのか良く分かんない」
「今の話に主体性関係あるか?」
「とにかく!柴田と藤原を説得すれば良いって事でしょ!」
…俺にはよく分からないが佐藤は何故か声を荒げて返すとどっかに歩いて行く。
「なんだ?喧嘩か?あの娘っ子があんな風に荒れるなんて珍しいな」
「そうかぁ?」
「いつもはおとなしくて大人びているが兄ちゃん達と話してる時は年相応だな。それだけ気を許してるってこった」
「…そうかぁ?」
料理長の発言に俺が否定するように返すと『王子の婚約者』としての一面を話してくるので俺は疑うように返した。
「…なにしてんだ?お前」
急に後ろから声が聞こえたと思ったらいきなり腰の方に抱きつかれたので俺は呆れて確認する。
「おお、兄ちゃんついに王子の婚約者にも手を…」
「あ!いや、違っ!これは!」
「料理長…ややこしくなるからその弄り方は他の人が居ないとこでしてくれ」
「はっはっは!大丈夫大丈夫!ココにいるみんなは冗談だって分かってるさ」
料理長が小指を立てながら意外そうに言うと佐藤が直ぐに離れ、俺の注意に笑いながら返す。
「んで?何の用だ?仕事の依頼か?」
「あ、いや…『死霊王の抜け殻』をまた手に入れたってホント?」
俺が佐藤に用件を聞くとどっから聞いたのか…えらく耳が早い情報を確認してきた。
「柴か藤から聞いたのか?」
「ホントなんだ!え、うそ!?どうやって!?」
俺の確認に佐藤は真偽を聞いて驚くので多分情報の出所はアイツらじゃないだろうな…と予想する。
「アイツらじゃないんなら誰から聞いたんだよ。まさか住吉達か?」
「ギルドの緊急連絡。一日に一回しか使えないみたいだけど国の端から端まで電話のように直ぐ連絡出来るんだって」
それより、どうやったの?と佐藤は俺の疑問に答えた後に話題を戻した。
「前の時もそうだったけど倒したら普通に落ちたぞ」
「そうなの!?普通に、って…どういう条件でドロップするんだろ…?」
俺が普通に教えると佐藤は柴田達のような疑問を呟いて首を傾げる。
「藤と柴の予想では『戦闘の長期化』って言ってたな」
「戦闘の長期化?なにそれ、どういう事?」
「さあ?俺に聞かれても」
「ぬぬぬ…確かに。海原は冒険者じゃないし…」
佐藤に柴田と藤原の予想を伝えるも理解出来なかったのか残念そうに呟く。
「…ねえ海原。その抜け殻ちょうだい?」
「馬鹿かお前、あげるワケねーだろ」
「えー。普通に取れるんなら一つぐらい良いじゃん」
「売ったら金貨一億枚だぞ?それに俺だけでは決められねーし」
俺は佐藤の要求に呆れながら拒否した。
「むむむ…!じゃあ柴田と藤原がオッケーしたらオッケー!?」
「そだな。依頼を受けたのはアイツらだから決める権利もアイツらにあるんじゃね?」
「…海原って主体性があるのか無いのか良く分かんない」
「今の話に主体性関係あるか?」
「とにかく!柴田と藤原を説得すれば良いって事でしょ!」
…俺にはよく分からないが佐藤は何故か声を荒げて返すとどっかに歩いて行く。
「なんだ?喧嘩か?あの娘っ子があんな風に荒れるなんて珍しいな」
「そうかぁ?」
「いつもはおとなしくて大人びているが兄ちゃん達と話してる時は年相応だな。それだけ気を許してるってこった」
「…そうかぁ?」
料理長の発言に俺が否定するように返すと『王子の婚約者』としての一面を話してくるので俺は疑うように返した。
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