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第4章 集大成・ウィンターカップ
第223話 組み合わせ発表
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チーム メンバープロフィール
永島 隼人
舟栄高等学校3年
199㎝105kg
誕生日:8/22
血液型:B
特徴:角刈りで厳つい見た目が特徴。見た目通りパワーがあり、全国屈指の強さを誇る。機動力もセンターとしては平均以上なのでセカンドブレイクからパワーで決めるプレーやポストプレーが得意。フリースローも苦手としておらず終盤にファウルゲームを受けても問題ない。欠点としては、シュートエリアがほぼペイントエリア内に限定されている事(打てない訳ではないが得意ではなく、外から打てるプレイヤーが舟栄には他に多くいる為)。
卒業後は関東1部の大和体育大学への進学が決まっている。
特技:コイン曲げ
趣味:アニメ鑑賞
得意教科:数学
苦手教科:英語
得意なプレイ:ポストプレー、リバウンド
バスケを始めたきっかけ:中学の時に勧誘されて
密かな悩み:よくコップを握り潰して割ってしまうのでプラスチックのコップでないと安心できない
-----------------------------
新城「そろそろか…?」
中澤「まて、あと30秒」
矢島「てかピッタリに見れるもんなん?こういうサイトって」
髙木「別に後でもいいじゃねえかよ…」
中澤「そういう髙木も気にしてたじゃん」
小宮山「あ、開けた…」
一同「「「お?どれどれ?」」」
練習試合が終わり、月曜日の学校。
この日は、ウインターカップの組み合わせが発表される日だった。
その為昼休み、3年生は1つの教室に集まり組み合わせをいち早く見ようと試みていた。
3年生が一斉に小宮山の携帯を覗き込む。
中澤「おお、うちはやっぱシードか」
矢島「初戦は…岩手の黒部と岡山の工芸館の勝者か」
新城「それより、その次の相手…」
-その頃、2年の校舎-
福島「ベスト16でまた宮城の明桜と当たるのか…」
神崎「昨年負けたとこだしな…ほんとにくじ引きで偶然なのか?この組み合わせ」
真田「まあ、冷静に考えればリベンジのチャンスでもあるけどな」
須川「無論簡単な相手じゃないけどな」
朝「てか初戦の黒部と工芸館って強いの?知らないんだけど」
三石「黒部は知らんけど、月刊バスケによると工芸館には確かセネガル人の留学生がいたはず…」
神崎「留学生のいるチームか…北陵にも中国からの留学生の劉がいたけど…今度は黒人か」
真田「夏のその2チームの戦績ってどーなってるん?」
三石「んーと…工芸館は中国大会ベスト4で、インターハイでは初戦で博多大附属大濠に23点差で負けてる。黒部は…東北大会では初戦敗退。インターハイは初戦で氷成に22点差で負けてる。県大会でも夏も冬もわりと両チーム苦労して勝ち上がってるみたいだな」
福島「経験では圧倒的にウチが有利って事か…」
-同時刻、学食-
こちらはバスケ部男女のメンバーが混ざりながら昼食の最中。
メンバーは涼真、武蔵、慎太郎、賢、春香、美保、満月、糸織里、紗妃、小春である。
慎太郎「順当に行けば準々決勝でまた北陵か…やなんだよ北陵とやるの」
春香「なんで?強いとことやれるのは楽しみって前に言ってなかった?」
慎太郎「それは確かにそうなんだけど…あそこはみんな長身じゃん?俺が出ると余計小さく見えるから惨めな気持ちになる」
美保(理由がしょうもなさすぎる…)
涼真「…」
(逆の準々決勝では洛阪と舟栄が…どちらかは少なくともベスト8で大会を去ることになるのか)
賢「練習試合した豊誠は国体に続いてまたベスト16で秋田…屋代工業と当たるんだな」
武蔵「女子はどうなってるんだ?」
糸織里「男子と同じく第3シードです!初戦は…長野の東裁大諏訪と山形の長井商業の勝者ですね!それに勝てば夏に続いて博多大附属若葉との対戦です!」
紗妃「順当にいけばね」
満月「その後は強豪ばっか…準々決勝は順当にいけば美濃女子、準決勝は新潟の開志か大阪駿英女子かな」
武蔵「男子は北陵の次は…やっぱり愛和になるのかな…。武田のいる」
慎太郎「愛和と当たれればなんだかんだ今期初対戦じゃない?涼真と武田はさ」
涼真「そうだな」
(国体で当たれなかった分、暴れてやるぜ)
小春「あれ、あそこにいるの華音と翔太君じゃない?」
学食の隅の方を見ると、そこには一緒に昼食を食べている翔太と華音。
慎太郎「あれ?アイツら付き合ってるの?」
武蔵「らしいよ?学園祭で高山の方から告白したとかなんとか」
満月「ふーん…」
(いいなぁ…)
糸織里「女子バスケ部1年で彼氏持ち第1号はかののんかぁ…先を越されちゃいましたねみずっち」
満月「うん…って何で私にふるのよ」
糸織里「学園祭で3人から告白されたのに全員もれなくふったの知ってますよ?」
満月「い、今それ関係なくない…?」
糸織里「しかもその後、うまっちと買い物デートしてた事も」
涼真「ぶふぉっ!?」
矛先が自分に向いて驚いた涼真、むせる。
糸織里「しかも狙ったかのようにバッシュ一緒のタイミングで新調して、色違いなだけでデザインもほぼ同じじゃないですか」
満月「ちょっ…」
バラされて赤面する満月。
涼真「…」
(そう言われてみれば確かに…全く同じではないけど似てるな)
わりと冷静な涼真。
涼真「そういや色の決め方も、たまたまだけど俺と一緒だったよな。俺も満月もチームのユニフォームの配色と同じだし」
糸織里「ほっほ~う?」
満月「うぐ…」
満月、まさかの涼真からダメ押しを食らい反論もできない。
慎太郎「あーなんかムカつく。どいつもこいつもクリスマス間近だからって」
武蔵「俺達はクリスマスなんて無縁だけどな。ウインターカップとかぶるし」
春香「むぐぐ…」
美保(ここにも燃えてる子が1人…)
涼真「週末は男子は千葉で舟栄と合同練習だな…霧谷さんと練習させて貰えるんだしレベルアップして本番に臨まないと」
慎太郎「女子はそういうのあるん?」
小春「一応、うちの高校で2、3校と練習試合組んでるよ」
慎太郎「女子もレベルアップして…目指すは男女アベック優勝だな!」
満月「そだね!涼真君、今日の練習終わりもまた練習付き合って!」
涼真「おう」
そしてその日の練習終わり
スリーポイントラインの外でボールを持つ満月。
涼真はこれまでと違い、1on1の距離でディフェンスしている。
ドリブルにもシュートにも対応した位置取り。
慎太郎(うわぁ…本気の目してる)
武蔵(小早川はあそこから点取る気でいるのかよ…)
ダム!!
キュッ!!
涼真、満月の1歩目に反応。
ダダム!!
満月、方向転換。
ダム!
と見せて、これまでの進行方向にドライブ。
キュキュッ!!
そこからステップバックし、スリーポイントラインの外に出る。
クッ…
満月、高速でスリーポイントを打つと思いきや、打つ直前でフェイク。
涼真「!」
ブロックの為に涼真は跳んでしまっていた。
ビッ!!
満月、今度こそスリーポイント。
スパァッッ!!!!
満月「よし…!」
涼真「マジか…」
(本気で止めに行ったのに)
満月「えへへ…やっと点取れた。本気の涼真君相手だとまだ3、4回に1回くらいだけど」
慎太郎(いや、女子が点取れる時点でやべえよ)
満月「まだまだ!」
涼真「来い!次は止める」
こうして、この日も誰も居なくなるまで練習した2人。
満月「復帰してもうだいぶ経つけど、足はどう?」
涼真「大丈夫、今のとこ絶好調。走り込みもしてるからどんなプレーしても持つし」
※サボりの罰
満月「そっか。よかった…やっぱりバスケしてる涼真君が1番カッコイイし好きだよ、私」
涼真「…へ?」
満月「え…?…あっ…」
満月はボールを構えたまま
涼真はディフェンスを構えたまま
2人とも固まる。
満月「い、いくよ!」
涼真「お、おう」
「おーい、そろそろ帰れよ~」
そこに当直の先生が回ってくる。
涼真「あ、了解っす」
そして、その帰り道。
涼真「…」
満月「…」
なんとなく気まずい2人。
満月(どうしよ…!?話の流れで何言ってんの私!?)
涼真(好きって…恋愛的な意味じゃないよな…?)
涼真、隣を歩く満月を見る。
涼真(嫌でも意識するわ、こんなん)
そして週末。
星垓男子バスケ部は、千葉へ。
-舟栄高校体育館前-
新城「よろしくお願いします!」
星垓メンバー「「「よろしくお願いします!!!!!!」」」
星垓男子バスケ部は1泊2日で舟栄との合同練習にやってきた。
霧谷「国体での怪我は心配だったが…その様子だと完全に復活してるみてえだな、北条」
涼真「おかげさまで」
霧谷「決勝で当たれるように、この合宿で練習だ練習!」
涼真「俺も本気でいきます」
アップが終わり、まずは1対1のメニュー。
涼真の相手は当然のように霧谷。
ダム!!!
霧谷のドライブに対して涼真は持ち前の反応速度でコースに周りこもうとするも、霧谷のパワーとテクニックがそれをさせない。
涼真「ぐ…」
(スピードとパワーでマジで重く感じる…!コースに入って止めきれない)
霧谷(こいつ…前よりパワーが上がったか…?というより、体の使い方が上手くなったのか)
涼真だけではない。
新城は近藤と、神崎は本庄と、真田は岩倉と、髙木は永島と1対1を繰り返す。
慎太郎の相手は、1年生ガードの柏原。
慎太郎(さすがに控えでも全国屈指の強豪・舟栄の選手だ…相当鍛えられてる)
柏原(こいつ…本当に同じ1年生なのかよ…?近藤さんと同じかそれ以上のディフェンスの圧力だ…!)
全国制覇に向けた合同練習が幕を開ける。
……To be continued
永島 隼人
舟栄高等学校3年
199㎝105kg
誕生日:8/22
血液型:B
特徴:角刈りで厳つい見た目が特徴。見た目通りパワーがあり、全国屈指の強さを誇る。機動力もセンターとしては平均以上なのでセカンドブレイクからパワーで決めるプレーやポストプレーが得意。フリースローも苦手としておらず終盤にファウルゲームを受けても問題ない。欠点としては、シュートエリアがほぼペイントエリア内に限定されている事(打てない訳ではないが得意ではなく、外から打てるプレイヤーが舟栄には他に多くいる為)。
卒業後は関東1部の大和体育大学への進学が決まっている。
特技:コイン曲げ
趣味:アニメ鑑賞
得意教科:数学
苦手教科:英語
得意なプレイ:ポストプレー、リバウンド
バスケを始めたきっかけ:中学の時に勧誘されて
密かな悩み:よくコップを握り潰して割ってしまうのでプラスチックのコップでないと安心できない
-----------------------------
新城「そろそろか…?」
中澤「まて、あと30秒」
矢島「てかピッタリに見れるもんなん?こういうサイトって」
髙木「別に後でもいいじゃねえかよ…」
中澤「そういう髙木も気にしてたじゃん」
小宮山「あ、開けた…」
一同「「「お?どれどれ?」」」
練習試合が終わり、月曜日の学校。
この日は、ウインターカップの組み合わせが発表される日だった。
その為昼休み、3年生は1つの教室に集まり組み合わせをいち早く見ようと試みていた。
3年生が一斉に小宮山の携帯を覗き込む。
中澤「おお、うちはやっぱシードか」
矢島「初戦は…岩手の黒部と岡山の工芸館の勝者か」
新城「それより、その次の相手…」
-その頃、2年の校舎-
福島「ベスト16でまた宮城の明桜と当たるのか…」
神崎「昨年負けたとこだしな…ほんとにくじ引きで偶然なのか?この組み合わせ」
真田「まあ、冷静に考えればリベンジのチャンスでもあるけどな」
須川「無論簡単な相手じゃないけどな」
朝「てか初戦の黒部と工芸館って強いの?知らないんだけど」
三石「黒部は知らんけど、月刊バスケによると工芸館には確かセネガル人の留学生がいたはず…」
神崎「留学生のいるチームか…北陵にも中国からの留学生の劉がいたけど…今度は黒人か」
真田「夏のその2チームの戦績ってどーなってるん?」
三石「んーと…工芸館は中国大会ベスト4で、インターハイでは初戦で博多大附属大濠に23点差で負けてる。黒部は…東北大会では初戦敗退。インターハイは初戦で氷成に22点差で負けてる。県大会でも夏も冬もわりと両チーム苦労して勝ち上がってるみたいだな」
福島「経験では圧倒的にウチが有利って事か…」
-同時刻、学食-
こちらはバスケ部男女のメンバーが混ざりながら昼食の最中。
メンバーは涼真、武蔵、慎太郎、賢、春香、美保、満月、糸織里、紗妃、小春である。
慎太郎「順当に行けば準々決勝でまた北陵か…やなんだよ北陵とやるの」
春香「なんで?強いとことやれるのは楽しみって前に言ってなかった?」
慎太郎「それは確かにそうなんだけど…あそこはみんな長身じゃん?俺が出ると余計小さく見えるから惨めな気持ちになる」
美保(理由がしょうもなさすぎる…)
涼真「…」
(逆の準々決勝では洛阪と舟栄が…どちらかは少なくともベスト8で大会を去ることになるのか)
賢「練習試合した豊誠は国体に続いてまたベスト16で秋田…屋代工業と当たるんだな」
武蔵「女子はどうなってるんだ?」
糸織里「男子と同じく第3シードです!初戦は…長野の東裁大諏訪と山形の長井商業の勝者ですね!それに勝てば夏に続いて博多大附属若葉との対戦です!」
紗妃「順当にいけばね」
満月「その後は強豪ばっか…準々決勝は順当にいけば美濃女子、準決勝は新潟の開志か大阪駿英女子かな」
武蔵「男子は北陵の次は…やっぱり愛和になるのかな…。武田のいる」
慎太郎「愛和と当たれればなんだかんだ今期初対戦じゃない?涼真と武田はさ」
涼真「そうだな」
(国体で当たれなかった分、暴れてやるぜ)
小春「あれ、あそこにいるの華音と翔太君じゃない?」
学食の隅の方を見ると、そこには一緒に昼食を食べている翔太と華音。
慎太郎「あれ?アイツら付き合ってるの?」
武蔵「らしいよ?学園祭で高山の方から告白したとかなんとか」
満月「ふーん…」
(いいなぁ…)
糸織里「女子バスケ部1年で彼氏持ち第1号はかののんかぁ…先を越されちゃいましたねみずっち」
満月「うん…って何で私にふるのよ」
糸織里「学園祭で3人から告白されたのに全員もれなくふったの知ってますよ?」
満月「い、今それ関係なくない…?」
糸織里「しかもその後、うまっちと買い物デートしてた事も」
涼真「ぶふぉっ!?」
矛先が自分に向いて驚いた涼真、むせる。
糸織里「しかも狙ったかのようにバッシュ一緒のタイミングで新調して、色違いなだけでデザインもほぼ同じじゃないですか」
満月「ちょっ…」
バラされて赤面する満月。
涼真「…」
(そう言われてみれば確かに…全く同じではないけど似てるな)
わりと冷静な涼真。
涼真「そういや色の決め方も、たまたまだけど俺と一緒だったよな。俺も満月もチームのユニフォームの配色と同じだし」
糸織里「ほっほ~う?」
満月「うぐ…」
満月、まさかの涼真からダメ押しを食らい反論もできない。
慎太郎「あーなんかムカつく。どいつもこいつもクリスマス間近だからって」
武蔵「俺達はクリスマスなんて無縁だけどな。ウインターカップとかぶるし」
春香「むぐぐ…」
美保(ここにも燃えてる子が1人…)
涼真「週末は男子は千葉で舟栄と合同練習だな…霧谷さんと練習させて貰えるんだしレベルアップして本番に臨まないと」
慎太郎「女子はそういうのあるん?」
小春「一応、うちの高校で2、3校と練習試合組んでるよ」
慎太郎「女子もレベルアップして…目指すは男女アベック優勝だな!」
満月「そだね!涼真君、今日の練習終わりもまた練習付き合って!」
涼真「おう」
そしてその日の練習終わり
スリーポイントラインの外でボールを持つ満月。
涼真はこれまでと違い、1on1の距離でディフェンスしている。
ドリブルにもシュートにも対応した位置取り。
慎太郎(うわぁ…本気の目してる)
武蔵(小早川はあそこから点取る気でいるのかよ…)
ダム!!
キュッ!!
涼真、満月の1歩目に反応。
ダダム!!
満月、方向転換。
ダム!
と見せて、これまでの進行方向にドライブ。
キュキュッ!!
そこからステップバックし、スリーポイントラインの外に出る。
クッ…
満月、高速でスリーポイントを打つと思いきや、打つ直前でフェイク。
涼真「!」
ブロックの為に涼真は跳んでしまっていた。
ビッ!!
満月、今度こそスリーポイント。
スパァッッ!!!!
満月「よし…!」
涼真「マジか…」
(本気で止めに行ったのに)
満月「えへへ…やっと点取れた。本気の涼真君相手だとまだ3、4回に1回くらいだけど」
慎太郎(いや、女子が点取れる時点でやべえよ)
満月「まだまだ!」
涼真「来い!次は止める」
こうして、この日も誰も居なくなるまで練習した2人。
満月「復帰してもうだいぶ経つけど、足はどう?」
涼真「大丈夫、今のとこ絶好調。走り込みもしてるからどんなプレーしても持つし」
※サボりの罰
満月「そっか。よかった…やっぱりバスケしてる涼真君が1番カッコイイし好きだよ、私」
涼真「…へ?」
満月「え…?…あっ…」
満月はボールを構えたまま
涼真はディフェンスを構えたまま
2人とも固まる。
満月「い、いくよ!」
涼真「お、おう」
「おーい、そろそろ帰れよ~」
そこに当直の先生が回ってくる。
涼真「あ、了解っす」
そして、その帰り道。
涼真「…」
満月「…」
なんとなく気まずい2人。
満月(どうしよ…!?話の流れで何言ってんの私!?)
涼真(好きって…恋愛的な意味じゃないよな…?)
涼真、隣を歩く満月を見る。
涼真(嫌でも意識するわ、こんなん)
そして週末。
星垓男子バスケ部は、千葉へ。
-舟栄高校体育館前-
新城「よろしくお願いします!」
星垓メンバー「「「よろしくお願いします!!!!!!」」」
星垓男子バスケ部は1泊2日で舟栄との合同練習にやってきた。
霧谷「国体での怪我は心配だったが…その様子だと完全に復活してるみてえだな、北条」
涼真「おかげさまで」
霧谷「決勝で当たれるように、この合宿で練習だ練習!」
涼真「俺も本気でいきます」
アップが終わり、まずは1対1のメニュー。
涼真の相手は当然のように霧谷。
ダム!!!
霧谷のドライブに対して涼真は持ち前の反応速度でコースに周りこもうとするも、霧谷のパワーとテクニックがそれをさせない。
涼真「ぐ…」
(スピードとパワーでマジで重く感じる…!コースに入って止めきれない)
霧谷(こいつ…前よりパワーが上がったか…?というより、体の使い方が上手くなったのか)
涼真だけではない。
新城は近藤と、神崎は本庄と、真田は岩倉と、髙木は永島と1対1を繰り返す。
慎太郎の相手は、1年生ガードの柏原。
慎太郎(さすがに控えでも全国屈指の強豪・舟栄の選手だ…相当鍛えられてる)
柏原(こいつ…本当に同じ1年生なのかよ…?近藤さんと同じかそれ以上のディフェンスの圧力だ…!)
全国制覇に向けた合同練習が幕を開ける。
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