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第4章 集大成・ウィンターカップ
第215話 テスト勉強と進路と
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プロフィール
唐沢 武徳
星垓高等学校 HC
誕生日:6/9
血液型:A
特徴:細身で背の高い、やや白髪の混じった髪。近眼(というか老眼がはじまった)の為デスクにいる時や作戦板を使う時はメガネをかける。
横浜ブルーウォリアーズ在籍の時代におよそ10年、既にベテランであった涼真の父・壱馬の薫陶を、壱馬が亡くなるまで受けた1人。当時からゆくゆくは教育者としてバスケを教える事を目標としていた。
壱馬の亡くなった年に選手を38歳で引退。その年からコーチングの勉強をして翌年、39歳にして星垓高校のコーチに就任。215話現在満45歳。
選手時代からシステマチックかつ周到な作戦を立てる事に定評があり、コーチ職に就いた今その手腕は全国屈指。
趣味:釣り
密かな悩み:老眼で新聞が読みづらくなった
-----------------------------
ウィンターカップ予選の翌週。
星垓高校の体育館は静まり返っている。
星垓高校はテスト期間の真っ最中。
1年生同士で集まり、勉強会を開催している。
慎太郎「予選の翌週からテスト期間とかマジかよ…何もできる気がしねえ」
(筋肉痛だから身体休められるのはいいけど)
涼真「普段の積み重ねをしないからそうなるだろうが。バスケでは普段の積み重ね、するだろ?」
満月「よく偏差値高い星垓に入れたよね」
慎太郎「それはスポ推だから。全中優勝してるし」
満月「ちぇっ…いいなぁ」←中3時、神奈川県4位
慎太郎「うう…古典マジなんなんだよ…呪文じゃん」
一同、しばらく勉強に集中し一息入れる。
涼真「さっきので気になったんだけど、そういや今年の中学ってどうなったんだろ?8月下旬に全中あったはずだけど…どうなったか正直、確認する余裕なかったし」
武蔵「たしか全中優勝は新潟の柴丸だな」
慎太郎「へぇ~…昨年織田とか北陵の伊達のいたとこか。確かいい下級生もいたもんなそういや。名前なんだっけ」
武蔵「全中のMVPは白鳥って奴だよ。昨年も涼真のマーク担当してたし」
涼真(…全然覚えてねえ)←白鳥相手に全中決勝で48点取った人
武蔵「で、準優勝は東裁大相模、と」
慎太郎「マジ!?あいつらすげえじゃん」
涼真「誰いたっけ、後輩」
武蔵「エースだったのはガードの石塚…フォワードに2年生の北条 涼太、センターに本多かな」
美保「北条…って…もしかして弟?」
涼真「そうだよ」
慎太郎「登(石塚)に涼太に顕人(本多)か」
涼真「なるほど、道理で8月末くらいからしばらく機嫌悪かったわけだ。涼太め、普段から能力にかまけてサボりがちだからそうなる」
糸織里「うまっちは練習の虫ですもんね!」
武蔵「来年の1年生は楽しみだな。なんたって『セブンスターズ』が高校に入ってくる訳だからな」
優花「セブンスターズ?」
奈津実「何そのタバコの銘柄みたいな名前」
満月(タバコて…)
武蔵「今の中3の代の男子バスケ界には7人のスーパースターがいるんだよ」
慎太郎「へえ…」
武蔵「共通点としては…7人ともジュニアオールスター、全中プレ大会、そして全中本戦の3つの大会全てでチームをベスト8以上に導いてるんだ。
7人ともチームも県も違うから、全国で互いに幾度も鎬を削りあってるらしい」
涼真「相模が全国準優勝なら…実力的にその7人に入ってるのは登か?」
(正直実力的に登しか記憶にないのもあるが…)
武蔵「ああ」
満月「MVPの白鳥って選手は?」
武蔵「そいつもそう」
美保「そしたらあと5人、そんな選手がいる訳ね」
武蔵「相模の石塚に柴丸の白鳥。他には…東京・大東の高梨、東福岡の日比谷、京都・北山の沖田、南札幌の早坂、庄内六の門馬。ポジションはガードからセンターまでバラバラだけど、この7人を総称して『セブンスターズ』だってさ」
慎太郎「よく知ってんじゃん」
武蔵「月バスに載ってたし」
春香「てか7人とも3つの大会で全国ベスト8以上って…ほとんどその7人で上位独占してたって事じゃん」
武蔵「そゆこと」
涼真(まあ、来年どいつと当たっても薙ぎ倒すだけだけど)
春香「そういえばさ、涼ちゃん達の代の時は?そういうスター達はいなかったの?」
武蔵「それは…うん、東裁大相模に怪物が2人固まってたし…相模と柴丸、それと九州の名門・東福岡中の3強時代だったからなぁ…俺達が中学の時の3年間って」
翔太「うちらみたいに東京で優勝しても、組み合わせによっては全中に出れるとは限らなかった時代だったしね…実際相模に負けて全中出場阻まれたし」
小春「…てか、勉強は?」
一同「「「あ…」」」
そして翌週。
勉強会の成果もあってか、全員が赤点を回避する事に成功。
(約1名、ギリギリだったが)
そしてあっという間に11月も下旬。
-部活後、部室にて-
「「何いいいいい!?」」
「「関東1部の拓緑大学!?」」
新城「まあ、そういう事だ」
新城、スカウトで関東1部の強豪・拓緑大学への進学が決定。
真田「おめでとうございます!先輩!」
新城「ありがとな。これで心置き無く部活に専念できるぜ」
福島「他の先輩方は決まってないんすか?」
髙木「俺は筑雅大学」
「「「何いいいいいいい!?」」」
朝「つ、筑雅って…昨年インカレ優勝してて、今年もオータムリーグ優勝してインカレ優勝候補筆頭の…」
髙木「そういう事だ。同じ関東1部だし、新城とは大学で対戦する事になるな」
中澤「俺は一般推薦だけど、東海1部の愛和学泉大学に決まったよ」
矢島「俺は指定校推薦で、関東3部の城智大学だ」
小宮山「俺は普通に受験かな。第1志望は神奈川国立大学だ」
平井「私も受験だね。親戚いるから関西の大学受ける予定よ」
須川「じゃあ、みんなバラバラになっちゃう訳っすね」
新城「そうだな。その分、ウィンターカップを思い出にしようぜ」
髙木「来週には涼真も小宮山も復帰だしな。あと1ヶ月…追い込んでかないと」
ちなみに涼真は怪我の検査の為、この日は不参加。
そして帰り道。女子バスケ部1年の面々が帰りつつ話している。
糸織里「ねえねえみずっち!今日はまだ早い時間だし、うまっちのお見舞いでも行きません?」
満月「え?今から?」
小春「来週復帰だし、お見舞いって程でもないと思うけど…ふぐ」
小春、糸織里に口を塞がれる。
糸織里「細かい事はいいんですよ!みずっちがお見舞いにいけばうまっちも喜びますよ!」
満月「私が?」
美保「でも治り具合も知りたいしいいんじゃない?」
春香「私もさんせー!」
紗妃「やれやれ」
満月「じゃあ…ちょっとだけね」
満月と紗妃、小春、糸織里、そしてマネージャーの春香と美保は涼真の家へ。
ピンポーン!
「はーい」
応対に出たのは、母の寿美江。
寿美江「あらいらっしゃい」
糸織里「うま…じゃなかった、涼真君のお見舞いに来ました!」
小春(流石に母親の前であだ名呼びはこらえたわね…)
寿美江「あら、わざわざありがとう。部屋に居ると思うから上がってちょうだい」
寿美江、家の中へ満月達を促す。
涼真の部屋は2階。
コンコン…
涼真「どぞー」
室内から、こころなしか固い涼真の声がする。
春香「涼ちゃーん!お見舞いに来…た」
涼真はバランスボールの上にいた。
満月「…何してんの?」
涼真「体幹のトレーニングだよ」
一同「「「…は!?」」」
涼真「よっと」
涼真、怪我をしてない片足で飛び降りる。
涼真「じっとしてるのもストレス溜まるし。体幹鍛えておいて当たり負けないようにしないとな」
女子勢、固まったまま。
涼真「ん?どしたん」
満月「危ないでしょうがあああああ!!!!!!!」
いきなり満月が叫ぶ。
涼真「危なくねえよ、そんなヘマしな…」
満月「万が一があったら、どうするつもりだあああああああ!!!!!!!!」
涼真「お、おおう…頭がキーンとする…」
満月「はぁ…はぁ…」
小春「どうどう」
紗妃「一瞬で疲労困憊する程の大声…」
糸織里「みずっち…声だけでうまっちにダメージを…」
満月を落ち着かせた後、涼真が話す。
涼真「インターハイでも国体でも、体力だの当たりの強さだのが課題だったからさ。冬に全国で勝つ為にも鍛えておかないと」
満月「だからってやっていい事と悪い事あるでしょうよ」
涼真「うん、まあそれはそうなんだけど…あのウィンターカップ予選の後だと、どうしてもな」
満月「うん…」
(気持ちはわかる…)
涼真「出れない俺を、先輩達がまた全国まで連れてってくれた。また俺とプレーしたいって言ってくれた。自分達の為でもあるんだろうけど、また俺にチャンスをくれたのは先輩達なんだ」
糸織里「あっちゃん先輩ものっぽ先輩も、うまっちに向かってガッツポーズしてましたもんね」
※あっちゃん先輩←新城
のっぽ先輩←髙木
の事らしい
涼真「みんなに託すしか…見てるしかなかった県予選だけど、これ以上ない形で俺の想いに応えてくれた。なら俺も、全国制覇に導く事でそれに応えたい。その為にもやれる事をやるしかねえんだ」
美保「…うん、そうだね」
満月「でも無理はダメだよ。まったく…」
涼真の復帰まで、あともう少し。
……To be continued
唐沢 武徳
星垓高等学校 HC
誕生日:6/9
血液型:A
特徴:細身で背の高い、やや白髪の混じった髪。近眼(というか老眼がはじまった)の為デスクにいる時や作戦板を使う時はメガネをかける。
横浜ブルーウォリアーズ在籍の時代におよそ10年、既にベテランであった涼真の父・壱馬の薫陶を、壱馬が亡くなるまで受けた1人。当時からゆくゆくは教育者としてバスケを教える事を目標としていた。
壱馬の亡くなった年に選手を38歳で引退。その年からコーチングの勉強をして翌年、39歳にして星垓高校のコーチに就任。215話現在満45歳。
選手時代からシステマチックかつ周到な作戦を立てる事に定評があり、コーチ職に就いた今その手腕は全国屈指。
趣味:釣り
密かな悩み:老眼で新聞が読みづらくなった
-----------------------------
ウィンターカップ予選の翌週。
星垓高校の体育館は静まり返っている。
星垓高校はテスト期間の真っ最中。
1年生同士で集まり、勉強会を開催している。
慎太郎「予選の翌週からテスト期間とかマジかよ…何もできる気がしねえ」
(筋肉痛だから身体休められるのはいいけど)
涼真「普段の積み重ねをしないからそうなるだろうが。バスケでは普段の積み重ね、するだろ?」
満月「よく偏差値高い星垓に入れたよね」
慎太郎「それはスポ推だから。全中優勝してるし」
満月「ちぇっ…いいなぁ」←中3時、神奈川県4位
慎太郎「うう…古典マジなんなんだよ…呪文じゃん」
一同、しばらく勉強に集中し一息入れる。
涼真「さっきので気になったんだけど、そういや今年の中学ってどうなったんだろ?8月下旬に全中あったはずだけど…どうなったか正直、確認する余裕なかったし」
武蔵「たしか全中優勝は新潟の柴丸だな」
慎太郎「へぇ~…昨年織田とか北陵の伊達のいたとこか。確かいい下級生もいたもんなそういや。名前なんだっけ」
武蔵「全中のMVPは白鳥って奴だよ。昨年も涼真のマーク担当してたし」
涼真(…全然覚えてねえ)←白鳥相手に全中決勝で48点取った人
武蔵「で、準優勝は東裁大相模、と」
慎太郎「マジ!?あいつらすげえじゃん」
涼真「誰いたっけ、後輩」
武蔵「エースだったのはガードの石塚…フォワードに2年生の北条 涼太、センターに本多かな」
美保「北条…って…もしかして弟?」
涼真「そうだよ」
慎太郎「登(石塚)に涼太に顕人(本多)か」
涼真「なるほど、道理で8月末くらいからしばらく機嫌悪かったわけだ。涼太め、普段から能力にかまけてサボりがちだからそうなる」
糸織里「うまっちは練習の虫ですもんね!」
武蔵「来年の1年生は楽しみだな。なんたって『セブンスターズ』が高校に入ってくる訳だからな」
優花「セブンスターズ?」
奈津実「何そのタバコの銘柄みたいな名前」
満月(タバコて…)
武蔵「今の中3の代の男子バスケ界には7人のスーパースターがいるんだよ」
慎太郎「へえ…」
武蔵「共通点としては…7人ともジュニアオールスター、全中プレ大会、そして全中本戦の3つの大会全てでチームをベスト8以上に導いてるんだ。
7人ともチームも県も違うから、全国で互いに幾度も鎬を削りあってるらしい」
涼真「相模が全国準優勝なら…実力的にその7人に入ってるのは登か?」
(正直実力的に登しか記憶にないのもあるが…)
武蔵「ああ」
満月「MVPの白鳥って選手は?」
武蔵「そいつもそう」
美保「そしたらあと5人、そんな選手がいる訳ね」
武蔵「相模の石塚に柴丸の白鳥。他には…東京・大東の高梨、東福岡の日比谷、京都・北山の沖田、南札幌の早坂、庄内六の門馬。ポジションはガードからセンターまでバラバラだけど、この7人を総称して『セブンスターズ』だってさ」
慎太郎「よく知ってんじゃん」
武蔵「月バスに載ってたし」
春香「てか7人とも3つの大会で全国ベスト8以上って…ほとんどその7人で上位独占してたって事じゃん」
武蔵「そゆこと」
涼真(まあ、来年どいつと当たっても薙ぎ倒すだけだけど)
春香「そういえばさ、涼ちゃん達の代の時は?そういうスター達はいなかったの?」
武蔵「それは…うん、東裁大相模に怪物が2人固まってたし…相模と柴丸、それと九州の名門・東福岡中の3強時代だったからなぁ…俺達が中学の時の3年間って」
翔太「うちらみたいに東京で優勝しても、組み合わせによっては全中に出れるとは限らなかった時代だったしね…実際相模に負けて全中出場阻まれたし」
小春「…てか、勉強は?」
一同「「「あ…」」」
そして翌週。
勉強会の成果もあってか、全員が赤点を回避する事に成功。
(約1名、ギリギリだったが)
そしてあっという間に11月も下旬。
-部活後、部室にて-
「「何いいいいい!?」」
「「関東1部の拓緑大学!?」」
新城「まあ、そういう事だ」
新城、スカウトで関東1部の強豪・拓緑大学への進学が決定。
真田「おめでとうございます!先輩!」
新城「ありがとな。これで心置き無く部活に専念できるぜ」
福島「他の先輩方は決まってないんすか?」
髙木「俺は筑雅大学」
「「「何いいいいいいい!?」」」
朝「つ、筑雅って…昨年インカレ優勝してて、今年もオータムリーグ優勝してインカレ優勝候補筆頭の…」
髙木「そういう事だ。同じ関東1部だし、新城とは大学で対戦する事になるな」
中澤「俺は一般推薦だけど、東海1部の愛和学泉大学に決まったよ」
矢島「俺は指定校推薦で、関東3部の城智大学だ」
小宮山「俺は普通に受験かな。第1志望は神奈川国立大学だ」
平井「私も受験だね。親戚いるから関西の大学受ける予定よ」
須川「じゃあ、みんなバラバラになっちゃう訳っすね」
新城「そうだな。その分、ウィンターカップを思い出にしようぜ」
髙木「来週には涼真も小宮山も復帰だしな。あと1ヶ月…追い込んでかないと」
ちなみに涼真は怪我の検査の為、この日は不参加。
そして帰り道。女子バスケ部1年の面々が帰りつつ話している。
糸織里「ねえねえみずっち!今日はまだ早い時間だし、うまっちのお見舞いでも行きません?」
満月「え?今から?」
小春「来週復帰だし、お見舞いって程でもないと思うけど…ふぐ」
小春、糸織里に口を塞がれる。
糸織里「細かい事はいいんですよ!みずっちがお見舞いにいけばうまっちも喜びますよ!」
満月「私が?」
美保「でも治り具合も知りたいしいいんじゃない?」
春香「私もさんせー!」
紗妃「やれやれ」
満月「じゃあ…ちょっとだけね」
満月と紗妃、小春、糸織里、そしてマネージャーの春香と美保は涼真の家へ。
ピンポーン!
「はーい」
応対に出たのは、母の寿美江。
寿美江「あらいらっしゃい」
糸織里「うま…じゃなかった、涼真君のお見舞いに来ました!」
小春(流石に母親の前であだ名呼びはこらえたわね…)
寿美江「あら、わざわざありがとう。部屋に居ると思うから上がってちょうだい」
寿美江、家の中へ満月達を促す。
涼真の部屋は2階。
コンコン…
涼真「どぞー」
室内から、こころなしか固い涼真の声がする。
春香「涼ちゃーん!お見舞いに来…た」
涼真はバランスボールの上にいた。
満月「…何してんの?」
涼真「体幹のトレーニングだよ」
一同「「「…は!?」」」
涼真「よっと」
涼真、怪我をしてない片足で飛び降りる。
涼真「じっとしてるのもストレス溜まるし。体幹鍛えておいて当たり負けないようにしないとな」
女子勢、固まったまま。
涼真「ん?どしたん」
満月「危ないでしょうがあああああ!!!!!!!」
いきなり満月が叫ぶ。
涼真「危なくねえよ、そんなヘマしな…」
満月「万が一があったら、どうするつもりだあああああああ!!!!!!!!」
涼真「お、おおう…頭がキーンとする…」
満月「はぁ…はぁ…」
小春「どうどう」
紗妃「一瞬で疲労困憊する程の大声…」
糸織里「みずっち…声だけでうまっちにダメージを…」
満月を落ち着かせた後、涼真が話す。
涼真「インターハイでも国体でも、体力だの当たりの強さだのが課題だったからさ。冬に全国で勝つ為にも鍛えておかないと」
満月「だからってやっていい事と悪い事あるでしょうよ」
涼真「うん、まあそれはそうなんだけど…あのウィンターカップ予選の後だと、どうしてもな」
満月「うん…」
(気持ちはわかる…)
涼真「出れない俺を、先輩達がまた全国まで連れてってくれた。また俺とプレーしたいって言ってくれた。自分達の為でもあるんだろうけど、また俺にチャンスをくれたのは先輩達なんだ」
糸織里「あっちゃん先輩ものっぽ先輩も、うまっちに向かってガッツポーズしてましたもんね」
※あっちゃん先輩←新城
のっぽ先輩←髙木
の事らしい
涼真「みんなに託すしか…見てるしかなかった県予選だけど、これ以上ない形で俺の想いに応えてくれた。なら俺も、全国制覇に導く事でそれに応えたい。その為にもやれる事をやるしかねえんだ」
美保「…うん、そうだね」
満月「でも無理はダメだよ。まったく…」
涼真の復帰まで、あともう少し。
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