214 / 302
第17章 恋愛不毛症候群
No,213 この章が終わらない!
しおりを挟む
【これは現在のお話】
こんにちは、現在の理久です。
どうしよう?
「恋愛不毛症候群」と題したこの章がなかなか終わりません。
ここは前章「迷走の果てのため息」で書き切れなかった恋愛不毛時代のエピソードをいくつか書いてまとめる予定でしたが、書き始めたら止まりません。
まあ、次から次へと思い出す思い出す──悲惨な記憶。
悲恋。
悲恋?
涙の悲恋……なのか?
前章から続けて目次のように書き出してみると──
・未成年だった藤吉
・職場で後輩の広橋君
・シンガポール人のレオン
・同級生の青木君
・プールで知り合ったマモル
・スーツの似合う早瀬さん
・銭湯で知り合った卓也さん
──と、きりが無いからそろそろ不毛エピソードも最後にして、とっとと新章に進めようとは思うのですが、それならそれで、まだ未発表のどのエピソードを最後に持って来ようか悩んでしまう。
──それほどネタが尽きないのです。
僕にとっては、ある意味とっても内容の濃い時代だったと言えるのかも知れません。
余談ですが、表紙に使用している写真についてお話したいと思います。
何故ならこの写真を撮ったのが、ちようど30代前半のこの頃だったからです。
「全く色白じゃないじゃないか!」とお思いの方もいらっしゃると思います。
そうですね、僕はこの私小説の中で、子供の頃から事有るごとに「色白だった」「肌が弱かった」「きれいに日焼け出来ない」と、あちこちに書いていました。
つまり僕は「色白」にずっとコンプレックスを感じて来たのです(なんせゲイの世界ではこんがり焼いた小麦色がモテるもんで)
で、この写真ですが、表紙に使用したくらいですから本人にとってはかなりお気に入りな写真なのです。
何故なら僕が唯一「小麦色の肌で写っている貴重な写真」なのです(本人の価値観)
種明かしをすると、僕はどうしても太陽光には負けてしまうので、この時は満を持して「日焼けサロン」を試したのです。
さすがプロの技術です。弱い紫外線で時間を掛けてゆっくりと、しかも数回重ね焼きした結果がこの写真です。
肌の焼き具合はとても良い出来栄えでした。相当気に入ったのだと記憶してます。
きれいに焼けたのをいい事に、こんなに露出の多い格好をしています。髪までバックにかき上げて、焼けた顔を強調してます。
しかもわざわざ友達に頼んで(日焼け記念)の写真まで撮って貰いました。
──で、話は前後してしまいますが、何故そこまでして肌を焼いたか?
はい、お察しの通りモテたいが為でした。
さっきも書きましたが、ゲイの世界では色白なんてさっぱりモテません。
「この真夏に生っ白い顔して、オタクか?」なんて思われる事は有っても、「色白で可愛いね」なんて褒められる事は有りません(あ、子供の頃は有ったかな?)
で、この期間──本当に恋愛に縁がなくて、モテなくてモテなくて──「こりゃいっちょう日焼けサロンにでも行ってみるか?」となった次第です。
結局モテたくて色々おしゃれするのは女も男も、そしてゲイもノンケも同じですね、ふがふが~!
で、僕にとっては唯一の「小麦色の理久写真」として、私小説の表紙にするほどにお気に入りなのですが、でも当時、僕の周り的にはあまり好評じゃなかったんですよね~。
「理久~!どうした?肌荒れ酷いんじゃね?」
「あれれ、色黒似合わね~」
「せっかくの美肌どうした?」
──って、ほとんど文句言われてました。
自分としては気に入っていたんだけどな~、とほほ。
まあ、周りに何と言われようと当初の目的が叶えばそれで良しと!
それで良しと……!
それで良しと…………汗
…………あれ?
はい、結果として肌の色が変わっても、僕が縁遠いと言う事実は何も変わりませんでした。
ぐすん──。
なにはともあれ、僕は色黒な自分になって見たいのです。これを「無いものねだり」と言うのです。
──だからやっぱり、あの写真はお気に入りなんです。もう随分昔の写真ですが──。
(注、拡大しても顔がぼやけて身バレしない事を確認済みで使用してます)
ところでこの章の締め括りですが、ここまで雑談のように書きながら思い付きました。
会社の同僚=ふたつ後輩の森山の話を書きたいと思います。
彼はノンケです。
うん……ノンケでした。
あれ?
ノンケ………なんですよね?
(もしかして俺とやらかした事でノンケじゃなくなったのか?
あ、分かんね!)
ノンケと絡んだ話は大学時代の「サトシ」以来かな?
あ、ちなみに片想いで泣いた「広橋君」もノンケでしたが、彼とは何も絡みが無かったので数には入れません。
基本、ノンケとのごたごたは避けていた僕ですが、珍しく絡んだ「森山」の話を書いて、この「章」を閉じたいと思います。
次回の予告でした。
お楽しみに~♪
こんにちは、現在の理久です。
どうしよう?
「恋愛不毛症候群」と題したこの章がなかなか終わりません。
ここは前章「迷走の果てのため息」で書き切れなかった恋愛不毛時代のエピソードをいくつか書いてまとめる予定でしたが、書き始めたら止まりません。
まあ、次から次へと思い出す思い出す──悲惨な記憶。
悲恋。
悲恋?
涙の悲恋……なのか?
前章から続けて目次のように書き出してみると──
・未成年だった藤吉
・職場で後輩の広橋君
・シンガポール人のレオン
・同級生の青木君
・プールで知り合ったマモル
・スーツの似合う早瀬さん
・銭湯で知り合った卓也さん
──と、きりが無いからそろそろ不毛エピソードも最後にして、とっとと新章に進めようとは思うのですが、それならそれで、まだ未発表のどのエピソードを最後に持って来ようか悩んでしまう。
──それほどネタが尽きないのです。
僕にとっては、ある意味とっても内容の濃い時代だったと言えるのかも知れません。
余談ですが、表紙に使用している写真についてお話したいと思います。
何故ならこの写真を撮ったのが、ちようど30代前半のこの頃だったからです。
「全く色白じゃないじゃないか!」とお思いの方もいらっしゃると思います。
そうですね、僕はこの私小説の中で、子供の頃から事有るごとに「色白だった」「肌が弱かった」「きれいに日焼け出来ない」と、あちこちに書いていました。
つまり僕は「色白」にずっとコンプレックスを感じて来たのです(なんせゲイの世界ではこんがり焼いた小麦色がモテるもんで)
で、この写真ですが、表紙に使用したくらいですから本人にとってはかなりお気に入りな写真なのです。
何故なら僕が唯一「小麦色の肌で写っている貴重な写真」なのです(本人の価値観)
種明かしをすると、僕はどうしても太陽光には負けてしまうので、この時は満を持して「日焼けサロン」を試したのです。
さすがプロの技術です。弱い紫外線で時間を掛けてゆっくりと、しかも数回重ね焼きした結果がこの写真です。
肌の焼き具合はとても良い出来栄えでした。相当気に入ったのだと記憶してます。
きれいに焼けたのをいい事に、こんなに露出の多い格好をしています。髪までバックにかき上げて、焼けた顔を強調してます。
しかもわざわざ友達に頼んで(日焼け記念)の写真まで撮って貰いました。
──で、話は前後してしまいますが、何故そこまでして肌を焼いたか?
はい、お察しの通りモテたいが為でした。
さっきも書きましたが、ゲイの世界では色白なんてさっぱりモテません。
「この真夏に生っ白い顔して、オタクか?」なんて思われる事は有っても、「色白で可愛いね」なんて褒められる事は有りません(あ、子供の頃は有ったかな?)
で、この期間──本当に恋愛に縁がなくて、モテなくてモテなくて──「こりゃいっちょう日焼けサロンにでも行ってみるか?」となった次第です。
結局モテたくて色々おしゃれするのは女も男も、そしてゲイもノンケも同じですね、ふがふが~!
で、僕にとっては唯一の「小麦色の理久写真」として、私小説の表紙にするほどにお気に入りなのですが、でも当時、僕の周り的にはあまり好評じゃなかったんですよね~。
「理久~!どうした?肌荒れ酷いんじゃね?」
「あれれ、色黒似合わね~」
「せっかくの美肌どうした?」
──って、ほとんど文句言われてました。
自分としては気に入っていたんだけどな~、とほほ。
まあ、周りに何と言われようと当初の目的が叶えばそれで良しと!
それで良しと……!
それで良しと…………汗
…………あれ?
はい、結果として肌の色が変わっても、僕が縁遠いと言う事実は何も変わりませんでした。
ぐすん──。
なにはともあれ、僕は色黒な自分になって見たいのです。これを「無いものねだり」と言うのです。
──だからやっぱり、あの写真はお気に入りなんです。もう随分昔の写真ですが──。
(注、拡大しても顔がぼやけて身バレしない事を確認済みで使用してます)
ところでこの章の締め括りですが、ここまで雑談のように書きながら思い付きました。
会社の同僚=ふたつ後輩の森山の話を書きたいと思います。
彼はノンケです。
うん……ノンケでした。
あれ?
ノンケ………なんですよね?
(もしかして俺とやらかした事でノンケじゃなくなったのか?
あ、分かんね!)
ノンケと絡んだ話は大学時代の「サトシ」以来かな?
あ、ちなみに片想いで泣いた「広橋君」もノンケでしたが、彼とは何も絡みが無かったので数には入れません。
基本、ノンケとのごたごたは避けていた僕ですが、珍しく絡んだ「森山」の話を書いて、この「章」を閉じたいと思います。
次回の予告でした。
お楽しみに~♪
67
お気に入りに追加
41
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる