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第6章 片想いは辛すぎるから

No,79 LGBTってどうだろう②

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【これは現在のお話】

 こんにちは、現在の理久りくです。

 前回、LGBTについて色々と思うがままに書き散らかしました。
 その続きです。

 ゲイ同士だからと言って、それが理由で簡単に友達になれる訳でもありません。
「男同士だから」或いは「女同士だから」と、性の一致だけで友達になれる訳ではないのと全く同じです。 
 僕達マイノリティにだって当然、相性もあれば好き嫌いもあります。 
 それと個々の性格──。 

 最近ネット上で、以下の意見を目にしました。
「自分はゲイだから一生恋愛は出来ない。ゲイだとバレそうになる度に転職しなければならなかったから定職にも就けず、生活保護を考えなくてはならなくなった」
 との内容の記事でした。

 この記事を書いた人には悪いのですが、全く共感出来ません。
 あなたが孤独だったり仕事が長続きしないのは、本当に「ゲイだから」が理由ですか?と問いたい。 

「恋愛が出来ない」
「人間関係が構築できない」
「仕事が長続きしない」
 こんな悩みはヘテロの中にも大勢あるはずです。 

 LGBTの中には「生きにくい」と思う人も確かに多いだろうと想像します。
 が、しかし、重ねて言いますが、それはLGBTに限った事では決してないと思うのです。 
 少なくても僕は、自分を含めて「ゲイであっても充実した生活を送っている人」を大勢知っています。

 僕の高校は私立の男子校だったのですが、前回引用した統計で言えば相応の「男性LGBT」がいた事になります。 
「男子校だなんて、まんまBLの世界か?」と思われそうですが、実際はそうでもありません。幻想です。 

 でもどうだろう? 
 共学よりは多いのかな? 

 たしかに男ばかりのフラストレーションから、擬似恋愛っぽい行動に走る人もいたかもしれません。 
 小柄で女の子っぽい顔の子が先輩から可愛がられる事は確かにあったかも知れない──でもそれは「同性愛」とは似て非なるものです。
 ちなみに僕は身長が高かったので、あまり先輩から愛玩されるキャラクターではありませんでした。

──で、当事者の僕から見ても、男子校だからと言ってそれほど露骨に男同士の仲好しが目立っていた訳では決してありません。
 が、もし現在言われている統計が正しいのであれば、確かにあの人数の中にも一定数のLGBTがいた事は確かなのでしょう。
 案外自分がそうだと気取られぬよう、むしろ地味を装っていたのかも知れません。
 中学時代と同じく(あ、こいつもそうかな?)と意識せざるを得ない人も、確かに何人かいたと記憶しています。



★以上は全て僕の私見です。
 決してゲイを代表しての発言ではありません。
 ご理解下さい。



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