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五粒目 暴食根 ~『いつも月夜に米の飯』の巻~
余話・六話目 三女神、龍頭船の楼閣にて秘めやかな酒宴を催す
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ここは、天界にある巨大な湖、伏龍湖。
湖上には、一隻の巨大な龍頭船が浮かんでいる。
帆もなければ漕ぎ手もいない船だが、乗船する女神の思いのまま、龍頭船は揺れることもなく、なめらかに湖面を進んでいく。
船の中央に築かれた三階建ての楼閣の中では、女神たちが集まり、秘めやかな酒宴が催されていた。
「紅姫、この鮮やかな緋色の酒は、何を漬け込んだものだ?」
玄姫は、興味深そうに酒盃をのぞき込み、紅姫に尋ねた。
紅姫は、隣に座る翠姫に盃を手渡しながら答えた。
「柘榴の実ですよ。人間の女たちは、体の調子が整い美しくなれるというので、この酒を好んで飲みます。翠姫は、まだ人間界から戻って間もないですし、体にまとわりついた汚れが抜けていないようですから、清めのためにこれを用意したのです」
「まあ、わたしのために――。ありがたくいただきますわ、紅姫」
翠姫は、礼を言うと、受け取った盃の酒を、ゆっくりと味わいながら飲み干した。
紅姫は、満足そうにその様子を見守っていた。
「さて、紅姫。そろそろ、この船にわたしたちが集められた理由を話してもらおうか」
勢いよく一杯目を呷った玄姫は、二杯目を手酌で盃に注ぎながら言った。
紅姫は、椅子に腰を下ろして居住まいを正すと、眉をひそめながら話し始めた。。
「わたしの手下の雅文が、下天した深緑の様子を見に行っているのですが、どうも少し様子がおかしいのです。
彼女は、わたしの薬室から、こっそり惚れ薬を持ち出したり、役目とは関わりのないことを深緑に吹き込んだりして、彼女を悩ませているようなのです。二人は、朋友のはずなのですけど――」
翠姫も、手下の天女たちが、気になる話をしていたことを思い出した。
「雅文は、自分が書いた『言情小説』を、樹園でたくさんの天女たちに呼んで聞かせているようですけれど、その小説は、実在の人物をもとにして書かれているのではないかと、わたしの手下の天女たちが噂していました」
紅姫も同じような噂を耳にしていた。雅文に問いただすと、「さあ、何のことでしょうか?」と、とぼけていたが――。
「どうやら、そのもとになる実在の人物というのは、深緑のようですね。雅文は、初めて下天した深緑が、誰かに恋情を抱くように仕向けて、それを材料に『言情小説』を書いているのかもしれません」
「まあ! 雅文ったら、そんなことを?!」
紅姫は、驚いて目を丸くした翠姫に、すまなそうに軽く頭を下げた。
「それで、その恋情の相手というのは――、まさかと思うが、わたしが深緑の護衛として差し向けた馮颯懍ではあるまいな?」
玄姫は、盃を卓の上に置くと、こちらも目を丸くしながら紅姫に問いかけた。
「いえ――、たぶんそうでしょう。深緑は生真面目な質のようですから、よほど信用できる者でなければ、そのような気持ちにはならないと思います。
とはいえ、随従の夏泰然は、青蛙姿です。いくら色好みでも、深緑が恋情を向ける相手とはなりますまい。
それに引き替え、馮将軍は、絵に描いたような美丈夫ですもの。加えてどうやら、馮将軍の方も、深緑に並々ならぬ恋情を感じているようです」
「なんということだ!あれは、確かに美丈夫だが、酒と鍛練だけが楽しみの朴念仁で、下天をしたところで浮き名を流すわけでもない。だからこそ安心して深緑につけたのに――。 とんだ見込み違いだったということか?!」
呆れた顔で、荒々しく盃を口元に運ぶ玄姫を見て、翠姫が切なげな笑みを浮かべながらつぶやいた。
「良いではないですか。運命だったのですよ。『恋に師匠なし』というでしょう? 雅文が、いろいろと策を巡らしたところで、本人たちに全くその気がなければ何も始まりません。出会うべくして、二人は出会ってしまったのですわ。ただし、わたしは、これからのことが少々気がかりなのですが……」
翠姫は、柘榴酒の薬効でほんのり上気した顔を、少しだけ曇らせた。
―― ピピピピピピッ ピピー、ピピピピッ……
楼閣の欄干に、薄青色の美しい小鳥が二羽、寄り添ってとまり、鳴き交わしていた。
鳥たちも、天界では、森にある天鳥樹にみのった実から生まれ落ちる。
鳥に雌雄はない。たまたま行き会った気の合う二羽が、一緒にここにいるだけのことだ。
下天することもない天界の鳥たちには、恋情は生まれない。
「わたしは、恋情は忌むべきものではないと思っています。美しく満たされた世界に生きてきた天人であっても、恋情によって心は高揚し、良い気を得たときのような幸福感に包まれます。確かにその瑕は深く辛いものになることもありますが、恋情を知った喜びはそれに勝るものです。
深緑は、恋情に憧れを持っていたようです。下天して、それを知ることができて、今はこの上ない幸福を味わっていることでしょう。
でも、深緑は、馮将軍の正体を知りません。人間界で偶然出会い、用心棒を引き受けてくれた、武芸に優れた気のいい若者だと思っていることでしょう。それが、この先あの子を悩ませることにならないか心配なのです……」
―― バシャン!
大きな水音を立てて、魚が跳ねた。
それに驚いた二羽の小鳥は、欄干を離れ全く別の方向へ飛び立ってしまった。
広い天界で、あの二羽が再び出会うことは、もうないかもしれない……。
「天帝様の命で、自力で務めを果たし、罪滅ぼしをするために深緑は下天したのだ。わたしから颯懍がつかわされたことを知り、その力をあてにするようなことになっては、天帝様の意に背くことになりかねない。
だから、颯懍には、けっして深緑には正体を明かさず、あくまで人間として出会うように、余計な助力はしないようにと念を押して送り出した。あれは、放浪の詩人・思阿などと名乗って、上手く深緑に用心棒として近づくことができたと思っていたのだがな……」
玄姫は、自分の言動に何かまずいところがなかったか、思い起こしながら言った。
馮颯懍が、女神の命に背くはずはない。
だから、この成り行きが、どうにも解せなかったのだ。
彼女が、深緑の護衛を命じたとき、馮颯懍は、自分にも非があることは認めつつも、不始末をしでかした天女に付き従うことを、たいそう不満に思っている様子だった。
天帝黄龍軍の将軍である自分が、粗忽な天女の護衛となることが、我慢ならないようだった。
それが、なぜこのように短い間に、恋情を抱くほど深緑に心酔してしまったのか?
天人であれば、誰もが心を震わせ、忘我の境に彷徨うといわれる、「天女の舞い」でも見せられてしまったのだろうか?
「雅文には、自分の役割以上のことをしないように、きつく言っておきます。『言情小説』も、深緑たちが天界に戻ってくるまでは、帳面を取り上げて続きを書けないようにさせます。天空花園へ返すべき種核は、あと二つ――。恋情に流されず、深緑が務めを果たしてくれることを願うしかありませんね」
押し黙って、自分の思いに浸る翠姫と玄姫に目をやりながら、紅姫がそっと言った。
いつの間にか、すっかり空になってしまった酒瓶や盃を盆に載せながら、紅姫は、雅文にかけるべき言葉を考えていた。
―― ピーピピピピッ、ピピーッ!
姿は見えないが、どこかで小鳥の鳴き声がした。
先ほどの小鳥たちが、戻ってきたのかもしれない。
「深緑は、わたしの元へ戻ってくるでしょうか? 残り二つの種核を返して、自分の務めを終えたとき、天界へ戻り、再びわたしの手下として働く道を選んでくれたら嬉しいけれど、それは、あの子にとって幸せなことなのでしょうか?」
「翠姫……」
溢れ出た涙を袖で拭う翠姫の肩を、紅姫が優しく抱いた。
恋情をあきらめ、天界へ戻った翠姫の憔悴ぶりを、誰よりもよく知るのが紅姫だ。
二人に目をやりながら、玄姫も、あのときの翠姫の痛々しい姿を思い出していた。
翠姫の相手は、浩宇という人間の若者だった。
人間を天界へ連れてくることはできない。
夏泰然のように、天人が自らの時間を捧げ、人となって人間界で暮らすことはできる。
だが、迷う間も与えられず、天帝の力で翠姫は天界へ連れ戻されてしまった。
長い時間をかけて、翠姫の思いは実を結んだが、女神としての務めを果たさねばならないため、長く人間界にとどまることは許されなかった。
恋情を胸に秘め、翠姫は泣く泣く天界へと戻ってきたのだ。
深緑の場合は、もっと複雑だ。
相手の思阿――馮颯懍は天人だが、深緑はそれを知らない。
思阿を人間だと信じて、遠くない別れを覚悟しながら寄り添おうとしているのだろう。
颯懍の正体を知ったら、深緑はどう思うのだろうか?
颯懍と別れることなく、二人で一緒に天界へ戻れるとわかっても、果たして深緑は喜ぶだろうか?
玄姫に命じられたとはいえ、何も彼女に話さなかった颯懍が示す恋情を、真実のものだと信じることができるだろうか?
玄姫は頭を抱え、珍しく大きな溜息をついた。
女神たちの心に湧き上がった憂いが、空の色をも変えつつあった。
明るかった空には、暗い雲が集まり始めていた。
小鳥の声はとうに消え、楼閣には冷たい風が吹き付けてきた。
湖上には、一隻の巨大な龍頭船が浮かんでいる。
帆もなければ漕ぎ手もいない船だが、乗船する女神の思いのまま、龍頭船は揺れることもなく、なめらかに湖面を進んでいく。
船の中央に築かれた三階建ての楼閣の中では、女神たちが集まり、秘めやかな酒宴が催されていた。
「紅姫、この鮮やかな緋色の酒は、何を漬け込んだものだ?」
玄姫は、興味深そうに酒盃をのぞき込み、紅姫に尋ねた。
紅姫は、隣に座る翠姫に盃を手渡しながら答えた。
「柘榴の実ですよ。人間の女たちは、体の調子が整い美しくなれるというので、この酒を好んで飲みます。翠姫は、まだ人間界から戻って間もないですし、体にまとわりついた汚れが抜けていないようですから、清めのためにこれを用意したのです」
「まあ、わたしのために――。ありがたくいただきますわ、紅姫」
翠姫は、礼を言うと、受け取った盃の酒を、ゆっくりと味わいながら飲み干した。
紅姫は、満足そうにその様子を見守っていた。
「さて、紅姫。そろそろ、この船にわたしたちが集められた理由を話してもらおうか」
勢いよく一杯目を呷った玄姫は、二杯目を手酌で盃に注ぎながら言った。
紅姫は、椅子に腰を下ろして居住まいを正すと、眉をひそめながら話し始めた。。
「わたしの手下の雅文が、下天した深緑の様子を見に行っているのですが、どうも少し様子がおかしいのです。
彼女は、わたしの薬室から、こっそり惚れ薬を持ち出したり、役目とは関わりのないことを深緑に吹き込んだりして、彼女を悩ませているようなのです。二人は、朋友のはずなのですけど――」
翠姫も、手下の天女たちが、気になる話をしていたことを思い出した。
「雅文は、自分が書いた『言情小説』を、樹園でたくさんの天女たちに呼んで聞かせているようですけれど、その小説は、実在の人物をもとにして書かれているのではないかと、わたしの手下の天女たちが噂していました」
紅姫も同じような噂を耳にしていた。雅文に問いただすと、「さあ、何のことでしょうか?」と、とぼけていたが――。
「どうやら、そのもとになる実在の人物というのは、深緑のようですね。雅文は、初めて下天した深緑が、誰かに恋情を抱くように仕向けて、それを材料に『言情小説』を書いているのかもしれません」
「まあ! 雅文ったら、そんなことを?!」
紅姫は、驚いて目を丸くした翠姫に、すまなそうに軽く頭を下げた。
「それで、その恋情の相手というのは――、まさかと思うが、わたしが深緑の護衛として差し向けた馮颯懍ではあるまいな?」
玄姫は、盃を卓の上に置くと、こちらも目を丸くしながら紅姫に問いかけた。
「いえ――、たぶんそうでしょう。深緑は生真面目な質のようですから、よほど信用できる者でなければ、そのような気持ちにはならないと思います。
とはいえ、随従の夏泰然は、青蛙姿です。いくら色好みでも、深緑が恋情を向ける相手とはなりますまい。
それに引き替え、馮将軍は、絵に描いたような美丈夫ですもの。加えてどうやら、馮将軍の方も、深緑に並々ならぬ恋情を感じているようです」
「なんということだ!あれは、確かに美丈夫だが、酒と鍛練だけが楽しみの朴念仁で、下天をしたところで浮き名を流すわけでもない。だからこそ安心して深緑につけたのに――。 とんだ見込み違いだったということか?!」
呆れた顔で、荒々しく盃を口元に運ぶ玄姫を見て、翠姫が切なげな笑みを浮かべながらつぶやいた。
「良いではないですか。運命だったのですよ。『恋に師匠なし』というでしょう? 雅文が、いろいろと策を巡らしたところで、本人たちに全くその気がなければ何も始まりません。出会うべくして、二人は出会ってしまったのですわ。ただし、わたしは、これからのことが少々気がかりなのですが……」
翠姫は、柘榴酒の薬効でほんのり上気した顔を、少しだけ曇らせた。
―― ピピピピピピッ ピピー、ピピピピッ……
楼閣の欄干に、薄青色の美しい小鳥が二羽、寄り添ってとまり、鳴き交わしていた。
鳥たちも、天界では、森にある天鳥樹にみのった実から生まれ落ちる。
鳥に雌雄はない。たまたま行き会った気の合う二羽が、一緒にここにいるだけのことだ。
下天することもない天界の鳥たちには、恋情は生まれない。
「わたしは、恋情は忌むべきものではないと思っています。美しく満たされた世界に生きてきた天人であっても、恋情によって心は高揚し、良い気を得たときのような幸福感に包まれます。確かにその瑕は深く辛いものになることもありますが、恋情を知った喜びはそれに勝るものです。
深緑は、恋情に憧れを持っていたようです。下天して、それを知ることができて、今はこの上ない幸福を味わっていることでしょう。
でも、深緑は、馮将軍の正体を知りません。人間界で偶然出会い、用心棒を引き受けてくれた、武芸に優れた気のいい若者だと思っていることでしょう。それが、この先あの子を悩ませることにならないか心配なのです……」
―― バシャン!
大きな水音を立てて、魚が跳ねた。
それに驚いた二羽の小鳥は、欄干を離れ全く別の方向へ飛び立ってしまった。
広い天界で、あの二羽が再び出会うことは、もうないかもしれない……。
「天帝様の命で、自力で務めを果たし、罪滅ぼしをするために深緑は下天したのだ。わたしから颯懍がつかわされたことを知り、その力をあてにするようなことになっては、天帝様の意に背くことになりかねない。
だから、颯懍には、けっして深緑には正体を明かさず、あくまで人間として出会うように、余計な助力はしないようにと念を押して送り出した。あれは、放浪の詩人・思阿などと名乗って、上手く深緑に用心棒として近づくことができたと思っていたのだがな……」
玄姫は、自分の言動に何かまずいところがなかったか、思い起こしながら言った。
馮颯懍が、女神の命に背くはずはない。
だから、この成り行きが、どうにも解せなかったのだ。
彼女が、深緑の護衛を命じたとき、馮颯懍は、自分にも非があることは認めつつも、不始末をしでかした天女に付き従うことを、たいそう不満に思っている様子だった。
天帝黄龍軍の将軍である自分が、粗忽な天女の護衛となることが、我慢ならないようだった。
それが、なぜこのように短い間に、恋情を抱くほど深緑に心酔してしまったのか?
天人であれば、誰もが心を震わせ、忘我の境に彷徨うといわれる、「天女の舞い」でも見せられてしまったのだろうか?
「雅文には、自分の役割以上のことをしないように、きつく言っておきます。『言情小説』も、深緑たちが天界に戻ってくるまでは、帳面を取り上げて続きを書けないようにさせます。天空花園へ返すべき種核は、あと二つ――。恋情に流されず、深緑が務めを果たしてくれることを願うしかありませんね」
押し黙って、自分の思いに浸る翠姫と玄姫に目をやりながら、紅姫がそっと言った。
いつの間にか、すっかり空になってしまった酒瓶や盃を盆に載せながら、紅姫は、雅文にかけるべき言葉を考えていた。
―― ピーピピピピッ、ピピーッ!
姿は見えないが、どこかで小鳥の鳴き声がした。
先ほどの小鳥たちが、戻ってきたのかもしれない。
「深緑は、わたしの元へ戻ってくるでしょうか? 残り二つの種核を返して、自分の務めを終えたとき、天界へ戻り、再びわたしの手下として働く道を選んでくれたら嬉しいけれど、それは、あの子にとって幸せなことなのでしょうか?」
「翠姫……」
溢れ出た涙を袖で拭う翠姫の肩を、紅姫が優しく抱いた。
恋情をあきらめ、天界へ戻った翠姫の憔悴ぶりを、誰よりもよく知るのが紅姫だ。
二人に目をやりながら、玄姫も、あのときの翠姫の痛々しい姿を思い出していた。
翠姫の相手は、浩宇という人間の若者だった。
人間を天界へ連れてくることはできない。
夏泰然のように、天人が自らの時間を捧げ、人となって人間界で暮らすことはできる。
だが、迷う間も与えられず、天帝の力で翠姫は天界へ連れ戻されてしまった。
長い時間をかけて、翠姫の思いは実を結んだが、女神としての務めを果たさねばならないため、長く人間界にとどまることは許されなかった。
恋情を胸に秘め、翠姫は泣く泣く天界へと戻ってきたのだ。
深緑の場合は、もっと複雑だ。
相手の思阿――馮颯懍は天人だが、深緑はそれを知らない。
思阿を人間だと信じて、遠くない別れを覚悟しながら寄り添おうとしているのだろう。
颯懍の正体を知ったら、深緑はどう思うのだろうか?
颯懍と別れることなく、二人で一緒に天界へ戻れるとわかっても、果たして深緑は喜ぶだろうか?
玄姫に命じられたとはいえ、何も彼女に話さなかった颯懍が示す恋情を、真実のものだと信じることができるだろうか?
玄姫は頭を抱え、珍しく大きな溜息をついた。
女神たちの心に湧き上がった憂いが、空の色をも変えつつあった。
明るかった空には、暗い雲が集まり始めていた。
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