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三粒目 黄金李 ~『貪欲は必ず身を食う』の巻~
その九 ようやく万事解決したようです! ね、思阿さん……えっ?!
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ここは、文家の客間。
思阿さんとわたしは、文夫妻や友德様と一緒に朝餉をいただいている。
文國強様は、堂々とした体躯で、穏やかな笑みを絶やさない、大人らしい雰囲気を漂わせた方だ。
今さっき、起きたばかりのところで友德様から事情を聞いたそうで、たいそう恐縮しながら、わたしたちのために朝餉を用意してくださった。
「深緑殿、朝早くから御足労をおかけし申し訳ありませんでした。偉強のやつ、わたしたちにも知らせず、こっそり解決しようだなんて、勉学好きなくせに、どうも考えが足りません。昨日は、そちらの思阿殿にも我が儘を申したようで、ご迷惑をかけました」
文夫妻が頭を下げた。こういうときに躊躇しないのが、本当の大人というものなのね。
でも、思阿さんの場合は、自分から名乗りを上げて射手を引き受けたので、お気になさらずに――。
「それにしても、恐ろしいことがあるものですね。もし、あのまま木が育っていたら、偉強はどうなっていたのでしょうか?」
「木がある程度大きくなってしまったら、主客逆転のような形になって、人が木に合わせて暮らすことになるのかもしれませんね」
「人が木に仕えるなんて――。気味の悪いこと!」
文夫人が、眉をひそめ口元に手を当てた。
隣に座っていた友德様が、夫人の肩に手を添え気づかっていた。
偉強様は、部屋で休んでいるそうだけれど、彼にはあまり聞かせたくない話だ。
「勇仁が、わたしの所へ黄金の種を持ってきたときから、何か禍々しいものを感じていたのです。口止めして大金を渡し、黄金の種を引き取りましたが、勇仁が姿を消してしまったので、妙な噂が一人歩きしてしまいました。
おまけに、偉強がわたしに断りなく、県令様に種を差し上げてしまい、さらに噂が広がりまして――。友德を里に出向かせ、金の李の木を見張らせていたのですが、里の者ばかりか偉強までが惑わされ、このようなお恥ずかしい事態にあいなりました」
そうか……。國強様は、最初から金の李を怪しんでいたのね。さすが、大人!
そして、欲に目がくらんだ人が災いに巻き込まれないよう、友德様に見張らせていたわけだ。
でも、もう大丈夫ですよ! 金の李の木は、わたしが天水で始末をしましたから!
そのことを、どうやって伝えたらいいかしらと迷っていたら――。
「でも、もう心配はいりませんよ。今日の明け方、気になって金の李の木を見に行ったら、李の木ばかりか岩棚までもがくずれ、崖下に砕けた岩の山ができていました。
夕べは、外で寝ていたのですが、夜更けに碧っぽい光が空をよぎるのを見ました。あの岩棚に、小さな雷でも落ちたのかもしれませんね」
「なんと! まことですか、思阿殿?!」
「切ることも叶わず、ずっと悩んでおりましたのに――、ありがたい!」
文夫妻も友德様も、驚きが収まると、心から安堵した様子で顔を見合わせた。
思阿さんが、訳知り顔でわたしの方を見て微笑んだ。
何?! 何よ?! 思阿さんたら、もしかして、ひょっとして、いろいろ見てました?!
庭の竹林の方から、朝の訪れを喜ぶ小鳥の声が聞こえてきた。
窓から差し込む光に目を細めながら、感慨深げに文夫人がつぶやいた。
「一昨日、近くの郷にある翠姫廟にお参りしたのです。里の人たちが、もう二度と命を失ったり怪我をしたりすることがないよう、あの金の李の木をどうにかしてください、とお願いしてきました。
豊穣の女神様に対して、筋違いなお願いかとも思ったのですが、お優しい女神様は、お聞き届けくださったのでしょうね。今日にでも、御礼参りに行ってきますわ!」
◇ ◇ ◇
思阿さんとわたしは文家の馬車で、友德様は自分の馬で、呂老師の家へ戻ってきた。
元気になった静帆さんと志勇が、わたしたちを待っていた。
「昨日は、ありがとうございました。たいそう貴重なお薬を使って治していただいたのだと、志勇から聞きました。お礼は、どうしたらよろしいでしょうか?」
「お礼なんて……。でも、そうですね……、わたしたちは、また河の船着き場から船に乗るので、そこまで志勇に送ってもらえると助かります――。それでどうでしょう?」
「そんなのお安いご用だよ! 本当にそれだけでいいのかい?」
「十分です! 志勇、よろしくお願いします!」
友德様が、壊れた岩棚の様子を見たいというので、老師や昭羽も誘って、みんなで李畑に出かけることになった。
岩棚が跡形も無く消え、崖下に砕けた岩の小山ができているのを目にしたときは、みんな唖然としていた。
しかし、やがて、災いの元が去ったという安心感が湧き上がったのだろう。誰もが、顔をほころばせた。
わたしは、行李から快癒水の瓶を取り出した。
昨日、友德様が言っていたことをやってみるつもりだ。
瓶の栓を外し、李の木の根方に少しずつ注いで回る。
元気に育って! 良い実をたくさんつけて! わたしは、願いを込めて快癒水を撒いた。
「友德様、金の李は消えてしまいましたけれど、これからは、里の人をもっと豊かにしてくれる、本物の美味しい李が、ここでたくさん収穫できるようになります! これからも、里の人と一緒に畑の世話を続けてくださいね!」
「深緑さん……」
わたしに近づき、手を取ろうとした友德様の手を先に掴み、力強く握手を交わしたのは、もちろん思阿さんだった――。
◇ ◇ ◇
そして、思阿さんとわたしは、今、志勇が操る小舟に乗っている。
「偉強様と友德様と姉さんは、幼なじみなんだ。小さい頃から呂老師のところで、三人で文字や詩を習ったり、遊んだりしていたんだって……。姉さんは、いずれは、どっちかのお嫁さんになるんじゃないかと、おいらは思っているんだ」
「そ、そうなの?! 文家は、大地主なのに里から嫁を迎えたりするかしら?」
「何言ってんだよ! 國強様の奥様は、呂老師の娘さんだよ。二人は、李畑の世話をしていて出会ったって話だよ。だから、姉さんだって大丈夫! 文家の若奥様になれるさ!」
今のところ、里の面倒をよく見ている友德様の方が、お相手として有望かしら?
だから、偉強様は、金の種を県令や刺史に献上して、何としても地方官吏になろうと考えたのかもしれないわね。
県試や州試に合格しても、上とのつながりがないとなかなか登用されないらしいから――。
でも、そんな方法で官吏になっても、静帆さんに慕われるとはかぎらないのにね。
今回のことで少しは反省して、静帆さんの心を掴むために、真面目に努力できるといいのだけど……。
とはいえ、静帆さんを巡って兄弟の仲が悪くなっても困るわね。
まあ、あの國強様という大人がついているのだから、心配することはないかもしれない。
「ねぇ、志勇、わたしね……、そろそろ、あなたたちのお父さんが、戻ってくるような気がするの」
「父さんが? 本当に?! なんで、深緑さんに、そんなことがわかるのさ?」
「これは、わたしの想像なのだけど――。お父さんも、偉強様と同じように、李を食べたせいで何か恐ろしい目にあって、あなたたちに迷惑をかけないために姿を消したのだと思うの。でも、岩棚の李の木がなくなったから、木の呪縛のようなものも、そろそろ消えるのではないかしら?
そうしたら、お父さんも家に戻れるはずよね?」
出発の準備のために、離れの部屋に戻ったとき、夏先生が教えてくれたのだ。
もしかすると、種核が天に戻ったことで、金の李の木の影響は次第に薄れていくのではないかって――。
偉強様の頭の木は、快癒水を使って引き抜いたけれど、もしかしたら、無理に抜かなくても時間が立てば、自然に消えたかもしれないというのだ。
だとしたら、勇仁さんの身におきた異変も、そろそろ収まるかもしれない、そして――。
「ありがとう、深緑さん! おいらには、難しいことはわからないけれど、姉さんを助けてくれた深緑さんの言葉を信じて、父さんを待つことにするよ!」
河の船着き場が、目の前に迫っていた。
思阿さんは立ち上がると、綱を持って、ぴょんと桟橋に飛び移った。
杭に綱を巻き小舟を舫う。
「じゃあね、志勇! 姉さんと仲良くね! それから、仕事も頑張ってね!」
「ああ! 深緑さんも、思阿さんと仲良く旅を続けるんだよ!」
「えっ?! はい?!……、きゃあぁっ!」
急に小舟が揺れて、立ち上がっていたわたしは、河に落ちそうになった。
素早く伸ばされた思阿さんの腕につかまり、桟橋に引き上げてもらった。
ん?! え?! あれ?! あの、今、ぎゅってしませんでした?!
思阿さん、引き上げたわたしを……、最後に、ぎゅってしましたよね?
わたしが言葉にする前に、思阿さんはわたしから離れ、船着き場に出ている屋台の饅頭屋へ行ってしまった――。
―― グルギュルグル……ギュルウウウーンッ……。
うわーっ! ぎゅってされたとき、お腹のすき具合が思阿さんにばれちゃったのかしら?!
明るい笑い声とともに、志勇の小舟が、ゆっくりと桟橋から遠ざかっていった。
腰の虫籠からも、「ケケケケケロッ」と、夏先生の小さな笑い声が聞こえてきた。
思阿さんとわたしは、文夫妻や友德様と一緒に朝餉をいただいている。
文國強様は、堂々とした体躯で、穏やかな笑みを絶やさない、大人らしい雰囲気を漂わせた方だ。
今さっき、起きたばかりのところで友德様から事情を聞いたそうで、たいそう恐縮しながら、わたしたちのために朝餉を用意してくださった。
「深緑殿、朝早くから御足労をおかけし申し訳ありませんでした。偉強のやつ、わたしたちにも知らせず、こっそり解決しようだなんて、勉学好きなくせに、どうも考えが足りません。昨日は、そちらの思阿殿にも我が儘を申したようで、ご迷惑をかけました」
文夫妻が頭を下げた。こういうときに躊躇しないのが、本当の大人というものなのね。
でも、思阿さんの場合は、自分から名乗りを上げて射手を引き受けたので、お気になさらずに――。
「それにしても、恐ろしいことがあるものですね。もし、あのまま木が育っていたら、偉強はどうなっていたのでしょうか?」
「木がある程度大きくなってしまったら、主客逆転のような形になって、人が木に合わせて暮らすことになるのかもしれませんね」
「人が木に仕えるなんて――。気味の悪いこと!」
文夫人が、眉をひそめ口元に手を当てた。
隣に座っていた友德様が、夫人の肩に手を添え気づかっていた。
偉強様は、部屋で休んでいるそうだけれど、彼にはあまり聞かせたくない話だ。
「勇仁が、わたしの所へ黄金の種を持ってきたときから、何か禍々しいものを感じていたのです。口止めして大金を渡し、黄金の種を引き取りましたが、勇仁が姿を消してしまったので、妙な噂が一人歩きしてしまいました。
おまけに、偉強がわたしに断りなく、県令様に種を差し上げてしまい、さらに噂が広がりまして――。友德を里に出向かせ、金の李の木を見張らせていたのですが、里の者ばかりか偉強までが惑わされ、このようなお恥ずかしい事態にあいなりました」
そうか……。國強様は、最初から金の李を怪しんでいたのね。さすが、大人!
そして、欲に目がくらんだ人が災いに巻き込まれないよう、友德様に見張らせていたわけだ。
でも、もう大丈夫ですよ! 金の李の木は、わたしが天水で始末をしましたから!
そのことを、どうやって伝えたらいいかしらと迷っていたら――。
「でも、もう心配はいりませんよ。今日の明け方、気になって金の李の木を見に行ったら、李の木ばかりか岩棚までもがくずれ、崖下に砕けた岩の山ができていました。
夕べは、外で寝ていたのですが、夜更けに碧っぽい光が空をよぎるのを見ました。あの岩棚に、小さな雷でも落ちたのかもしれませんね」
「なんと! まことですか、思阿殿?!」
「切ることも叶わず、ずっと悩んでおりましたのに――、ありがたい!」
文夫妻も友德様も、驚きが収まると、心から安堵した様子で顔を見合わせた。
思阿さんが、訳知り顔でわたしの方を見て微笑んだ。
何?! 何よ?! 思阿さんたら、もしかして、ひょっとして、いろいろ見てました?!
庭の竹林の方から、朝の訪れを喜ぶ小鳥の声が聞こえてきた。
窓から差し込む光に目を細めながら、感慨深げに文夫人がつぶやいた。
「一昨日、近くの郷にある翠姫廟にお参りしたのです。里の人たちが、もう二度と命を失ったり怪我をしたりすることがないよう、あの金の李の木をどうにかしてください、とお願いしてきました。
豊穣の女神様に対して、筋違いなお願いかとも思ったのですが、お優しい女神様は、お聞き届けくださったのでしょうね。今日にでも、御礼参りに行ってきますわ!」
◇ ◇ ◇
思阿さんとわたしは文家の馬車で、友德様は自分の馬で、呂老師の家へ戻ってきた。
元気になった静帆さんと志勇が、わたしたちを待っていた。
「昨日は、ありがとうございました。たいそう貴重なお薬を使って治していただいたのだと、志勇から聞きました。お礼は、どうしたらよろしいでしょうか?」
「お礼なんて……。でも、そうですね……、わたしたちは、また河の船着き場から船に乗るので、そこまで志勇に送ってもらえると助かります――。それでどうでしょう?」
「そんなのお安いご用だよ! 本当にそれだけでいいのかい?」
「十分です! 志勇、よろしくお願いします!」
友德様が、壊れた岩棚の様子を見たいというので、老師や昭羽も誘って、みんなで李畑に出かけることになった。
岩棚が跡形も無く消え、崖下に砕けた岩の小山ができているのを目にしたときは、みんな唖然としていた。
しかし、やがて、災いの元が去ったという安心感が湧き上がったのだろう。誰もが、顔をほころばせた。
わたしは、行李から快癒水の瓶を取り出した。
昨日、友德様が言っていたことをやってみるつもりだ。
瓶の栓を外し、李の木の根方に少しずつ注いで回る。
元気に育って! 良い実をたくさんつけて! わたしは、願いを込めて快癒水を撒いた。
「友德様、金の李は消えてしまいましたけれど、これからは、里の人をもっと豊かにしてくれる、本物の美味しい李が、ここでたくさん収穫できるようになります! これからも、里の人と一緒に畑の世話を続けてくださいね!」
「深緑さん……」
わたしに近づき、手を取ろうとした友德様の手を先に掴み、力強く握手を交わしたのは、もちろん思阿さんだった――。
◇ ◇ ◇
そして、思阿さんとわたしは、今、志勇が操る小舟に乗っている。
「偉強様と友德様と姉さんは、幼なじみなんだ。小さい頃から呂老師のところで、三人で文字や詩を習ったり、遊んだりしていたんだって……。姉さんは、いずれは、どっちかのお嫁さんになるんじゃないかと、おいらは思っているんだ」
「そ、そうなの?! 文家は、大地主なのに里から嫁を迎えたりするかしら?」
「何言ってんだよ! 國強様の奥様は、呂老師の娘さんだよ。二人は、李畑の世話をしていて出会ったって話だよ。だから、姉さんだって大丈夫! 文家の若奥様になれるさ!」
今のところ、里の面倒をよく見ている友德様の方が、お相手として有望かしら?
だから、偉強様は、金の種を県令や刺史に献上して、何としても地方官吏になろうと考えたのかもしれないわね。
県試や州試に合格しても、上とのつながりがないとなかなか登用されないらしいから――。
でも、そんな方法で官吏になっても、静帆さんに慕われるとはかぎらないのにね。
今回のことで少しは反省して、静帆さんの心を掴むために、真面目に努力できるといいのだけど……。
とはいえ、静帆さんを巡って兄弟の仲が悪くなっても困るわね。
まあ、あの國強様という大人がついているのだから、心配することはないかもしれない。
「ねぇ、志勇、わたしね……、そろそろ、あなたたちのお父さんが、戻ってくるような気がするの」
「父さんが? 本当に?! なんで、深緑さんに、そんなことがわかるのさ?」
「これは、わたしの想像なのだけど――。お父さんも、偉強様と同じように、李を食べたせいで何か恐ろしい目にあって、あなたたちに迷惑をかけないために姿を消したのだと思うの。でも、岩棚の李の木がなくなったから、木の呪縛のようなものも、そろそろ消えるのではないかしら?
そうしたら、お父さんも家に戻れるはずよね?」
出発の準備のために、離れの部屋に戻ったとき、夏先生が教えてくれたのだ。
もしかすると、種核が天に戻ったことで、金の李の木の影響は次第に薄れていくのではないかって――。
偉強様の頭の木は、快癒水を使って引き抜いたけれど、もしかしたら、無理に抜かなくても時間が立てば、自然に消えたかもしれないというのだ。
だとしたら、勇仁さんの身におきた異変も、そろそろ収まるかもしれない、そして――。
「ありがとう、深緑さん! おいらには、難しいことはわからないけれど、姉さんを助けてくれた深緑さんの言葉を信じて、父さんを待つことにするよ!」
河の船着き場が、目の前に迫っていた。
思阿さんは立ち上がると、綱を持って、ぴょんと桟橋に飛び移った。
杭に綱を巻き小舟を舫う。
「じゃあね、志勇! 姉さんと仲良くね! それから、仕事も頑張ってね!」
「ああ! 深緑さんも、思阿さんと仲良く旅を続けるんだよ!」
「えっ?! はい?!……、きゃあぁっ!」
急に小舟が揺れて、立ち上がっていたわたしは、河に落ちそうになった。
素早く伸ばされた思阿さんの腕につかまり、桟橋に引き上げてもらった。
ん?! え?! あれ?! あの、今、ぎゅってしませんでした?!
思阿さん、引き上げたわたしを……、最後に、ぎゅってしましたよね?
わたしが言葉にする前に、思阿さんはわたしから離れ、船着き場に出ている屋台の饅頭屋へ行ってしまった――。
―― グルギュルグル……ギュルウウウーンッ……。
うわーっ! ぎゅってされたとき、お腹のすき具合が思阿さんにばれちゃったのかしら?!
明るい笑い声とともに、志勇の小舟が、ゆっくりと桟橋から遠ざかっていった。
腰の虫籠からも、「ケケケケケロッ」と、夏先生の小さな笑い声が聞こえてきた。
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