189 / 220
11ー1、ネコ、パスタを茹でる
エターナニル魔法学園特殊クラス
しおりを挟む
魔法学園は全寮制である。寮長はいるが、依頼に出ていることが大半なのでいないも同然だ。料理は学食が開いている昼以外は完全に自炊。なので、1階のキッチンからいい匂いが漂ってくるとなると皆おこぼれにありつこうと集まってくる。料理嫌いが多いが、食欲は人一倍ある男子達が集まる寮なら尚更である。そんな中、注目を浴びながらイスカとレイカは食事を待っていた。
「待たせたかな?」
「「わぁ、美味しそう」どす」
運ばれてきたのは大皿いっぱいのスパゲッティだった。トマト味とバジル味。赤と緑が綺麗な2品である。海鮮風と山菜風。潮の匂いと森の香りがどちらも引き立てている。
「どうぞ召し上がれ」
「「いただきまーす」」
味は絶品だった。文字通りいくらでも入る、食べても食べても飽きない。パクパクと食べる二人の様子をリトアは満足気に眺めていたが、二人がおかわりと言い出す頃には台所に戻っていた。トントントンと野菜を刻む姿は無心である。
「皆も食べてね」
「「「「もちろん」」」」
大量のスパゲッティを運びながらリトアは声をかける。6年生は全員ギルド依頼に行っているので今残っているのは同級生と後輩である。覗いていた男子生徒達が我先にと入って席につく。ワクワクと待っているそれぞれの席にリトアはナポリタンを運んでいく。
「何かあったんやろか?」
「ふぇ?」
「リトア先輩が無計画に大量に料理作る時って無になりたい時やから」
「む?」
これだけの料理である。食材費だって馬鹿にならない。それを大量に作るのだから確かにストレス発散になりそうだ。知り合いにもそうやってストレス発散しては家に読んでパーティーしていた人がいたのをレイカは思い出していた。食後の紅茶を運んできたリトアの様子を2人はジッと観察する。目の下に隈が薄らと見えた。
「リトア先輩、何かあったの?」
「う、うん、依頼先でちょっと」
とても言い辛そうだ。前回の依頼が続いているはずはないので、新しい依頼だろう。この依頼によって戻って来られる時期も変わる。2人としては至急戻ってほしかった。
「今度の依頼はどこ行ってるの?」
「えっと、秘密かな」
「不良学校の依頼は終わったんどすか?」
「それは、恙なく」
あれ、話したかな?とリトアは首を傾げる。
「いない時にロンに尋ねたのよ」
「ああ、それで」
ロンの情報通ぶりは上級生の間でも有名のようだ。レイカからの情報もいっていると判断したのだろう。
「カズはん元気やろか?」
「む、誰よ」
「不良学校で世話になった騎士学校の人どす」
リトアの依頼とブッキングしていたから、彼も依頼終了して本来の学校に戻っているはずである。
「とても話しやすい人だからイスカちゃんもすぐに仲良くなると思うよ」
レイカが懐いているのだからそうだろう。今一つ釈然としないイスカだった。
「ヨゥ、騎士学校ノ調査ドウダッタカ?」
その秘密も背後から現れたロイズの一言であえなく崩れたのだった。
「ロイズ先輩、依頼の守秘義務どうしてくれるのですか?」
「はぁ、これくらいどうってことないだろう。それよりも何でそんなに苦戦してるんだ。対人情報収集は得意だろう」
「得意って程ではないのですが、まぁそれなりには・・・・・・・ただ、今回はほとんど話しかけてもらえませんし、話しかけても無視されますし」
「それ、イジメ言わへん?」
レイカの表情が曇る。自分で言ってなんだが、チクリとくるものがあるのだ。
「言うのかな・・・・なんか雰囲気は違う感じがするのだけれど」
「何々、実体験したことあるわけ?」
「イジメ救済要因として投入されたことなら」
証拠収集して教育機関に突き付けた。これにより、一人の生徒と一つの青空教室が救われた。
「うわー、ドロドロの依頼じゃん。何で引き受けたのよ」
「・・・・金欠だったからかな」
かなり羽振りのいい依頼だったが、リトアはこそっともう受けたくはないかなと付け足した。嫌な目にはあったようだ。だとしたら、尚更今回の依頼は受けるはずがなさそうだが?
「ひょっとして、今も金欠な訳?」
「薬屋さんのおかげで余裕はできました」
「だったら、何で?」
「時折受けないと腕が鈍るからかな。あと、余裕ができたと言っても少しだけだから」
「ナラ、何デ帰ッテキタ?」
任務中だろう。そう言われるとリトアはウッと言葉に詰まった。
「思うよりも情報が集まりません。このままでは予定帰還時間が大幅に遅れそうです」
「ソレダケナラ電話デモヨカッタハズダガ」
携帯番号はメールアドレス共々交換済みだろう、とロイズは意地悪く笑う。
「すみません、息抜きに来ました」
こういう素直なところはリトアのいいところだ。自分は絶対言わないし帰らないな、とイスカは思った。
「一時帰還ノ言イ訳ハドウシタンダ?」
「実家に帰ったということにしています。僕の実家はここですから」
「そうなんどすか?」
戦争孤児や災害難民時に発生した親無しの子供に対する救済措置らしい。公共交通機関が保護し、親権を受け入れられる人がいる場合、その人を保護者とする法律がある。それに乗っ取って学園に保護されたリトアの身柄は学園によって保障されることとなった。
「俺モろんモソノ対象ダ」
「へー、それは意外」
「戦争デ何モカモ失ッタカラナ」
「・・・・・・」
ちょっと意外な一面だ、とレイカは思った。
「それじゃあ、3人は身一つでここに来たの?」
「・・・そう」
「我ナガラヨク保護シテモラエタ」
「うん、身一つだったらしいよ」
「時機はバラバラなの?」
「・・・3年前」
「6、7年前ダッタカ」
「2年前だけど」
「あれ?リトア先輩は5年生よね?」
「能力が見合えば飛び級させてくれるよ」
実力検定試験という大学検定試験並みに難しい試験に合格することと一定の実績を積むことが必要である。大抵実績が足りても勉強する時間がない、またはその反対だったりする。
「マァ、特別処置ミタイナモノダ」
実質ないに等しい。
「実力あるのに一つの教科のせいで研究生やっている人もいるし」
「ヤリタクテモ基本教科ノ点数スラ赤点ノ奴ニ言ワレタカナイネ」
バチバチと赤い瞳とモノアイの間に火花が飛ぶ。
続く
「待たせたかな?」
「「わぁ、美味しそう」どす」
運ばれてきたのは大皿いっぱいのスパゲッティだった。トマト味とバジル味。赤と緑が綺麗な2品である。海鮮風と山菜風。潮の匂いと森の香りがどちらも引き立てている。
「どうぞ召し上がれ」
「「いただきまーす」」
味は絶品だった。文字通りいくらでも入る、食べても食べても飽きない。パクパクと食べる二人の様子をリトアは満足気に眺めていたが、二人がおかわりと言い出す頃には台所に戻っていた。トントントンと野菜を刻む姿は無心である。
「皆も食べてね」
「「「「もちろん」」」」
大量のスパゲッティを運びながらリトアは声をかける。6年生は全員ギルド依頼に行っているので今残っているのは同級生と後輩である。覗いていた男子生徒達が我先にと入って席につく。ワクワクと待っているそれぞれの席にリトアはナポリタンを運んでいく。
「何かあったんやろか?」
「ふぇ?」
「リトア先輩が無計画に大量に料理作る時って無になりたい時やから」
「む?」
これだけの料理である。食材費だって馬鹿にならない。それを大量に作るのだから確かにストレス発散になりそうだ。知り合いにもそうやってストレス発散しては家に読んでパーティーしていた人がいたのをレイカは思い出していた。食後の紅茶を運んできたリトアの様子を2人はジッと観察する。目の下に隈が薄らと見えた。
「リトア先輩、何かあったの?」
「う、うん、依頼先でちょっと」
とても言い辛そうだ。前回の依頼が続いているはずはないので、新しい依頼だろう。この依頼によって戻って来られる時期も変わる。2人としては至急戻ってほしかった。
「今度の依頼はどこ行ってるの?」
「えっと、秘密かな」
「不良学校の依頼は終わったんどすか?」
「それは、恙なく」
あれ、話したかな?とリトアは首を傾げる。
「いない時にロンに尋ねたのよ」
「ああ、それで」
ロンの情報通ぶりは上級生の間でも有名のようだ。レイカからの情報もいっていると判断したのだろう。
「カズはん元気やろか?」
「む、誰よ」
「不良学校で世話になった騎士学校の人どす」
リトアの依頼とブッキングしていたから、彼も依頼終了して本来の学校に戻っているはずである。
「とても話しやすい人だからイスカちゃんもすぐに仲良くなると思うよ」
レイカが懐いているのだからそうだろう。今一つ釈然としないイスカだった。
「ヨゥ、騎士学校ノ調査ドウダッタカ?」
その秘密も背後から現れたロイズの一言であえなく崩れたのだった。
「ロイズ先輩、依頼の守秘義務どうしてくれるのですか?」
「はぁ、これくらいどうってことないだろう。それよりも何でそんなに苦戦してるんだ。対人情報収集は得意だろう」
「得意って程ではないのですが、まぁそれなりには・・・・・・・ただ、今回はほとんど話しかけてもらえませんし、話しかけても無視されますし」
「それ、イジメ言わへん?」
レイカの表情が曇る。自分で言ってなんだが、チクリとくるものがあるのだ。
「言うのかな・・・・なんか雰囲気は違う感じがするのだけれど」
「何々、実体験したことあるわけ?」
「イジメ救済要因として投入されたことなら」
証拠収集して教育機関に突き付けた。これにより、一人の生徒と一つの青空教室が救われた。
「うわー、ドロドロの依頼じゃん。何で引き受けたのよ」
「・・・・金欠だったからかな」
かなり羽振りのいい依頼だったが、リトアはこそっともう受けたくはないかなと付け足した。嫌な目にはあったようだ。だとしたら、尚更今回の依頼は受けるはずがなさそうだが?
「ひょっとして、今も金欠な訳?」
「薬屋さんのおかげで余裕はできました」
「だったら、何で?」
「時折受けないと腕が鈍るからかな。あと、余裕ができたと言っても少しだけだから」
「ナラ、何デ帰ッテキタ?」
任務中だろう。そう言われるとリトアはウッと言葉に詰まった。
「思うよりも情報が集まりません。このままでは予定帰還時間が大幅に遅れそうです」
「ソレダケナラ電話デモヨカッタハズダガ」
携帯番号はメールアドレス共々交換済みだろう、とロイズは意地悪く笑う。
「すみません、息抜きに来ました」
こういう素直なところはリトアのいいところだ。自分は絶対言わないし帰らないな、とイスカは思った。
「一時帰還ノ言イ訳ハドウシタンダ?」
「実家に帰ったということにしています。僕の実家はここですから」
「そうなんどすか?」
戦争孤児や災害難民時に発生した親無しの子供に対する救済措置らしい。公共交通機関が保護し、親権を受け入れられる人がいる場合、その人を保護者とする法律がある。それに乗っ取って学園に保護されたリトアの身柄は学園によって保障されることとなった。
「俺モろんモソノ対象ダ」
「へー、それは意外」
「戦争デ何モカモ失ッタカラナ」
「・・・・・・」
ちょっと意外な一面だ、とレイカは思った。
「それじゃあ、3人は身一つでここに来たの?」
「・・・そう」
「我ナガラヨク保護シテモラエタ」
「うん、身一つだったらしいよ」
「時機はバラバラなの?」
「・・・3年前」
「6、7年前ダッタカ」
「2年前だけど」
「あれ?リトア先輩は5年生よね?」
「能力が見合えば飛び級させてくれるよ」
実力検定試験という大学検定試験並みに難しい試験に合格することと一定の実績を積むことが必要である。大抵実績が足りても勉強する時間がない、またはその反対だったりする。
「マァ、特別処置ミタイナモノダ」
実質ないに等しい。
「実力あるのに一つの教科のせいで研究生やっている人もいるし」
「ヤリタクテモ基本教科ノ点数スラ赤点ノ奴ニ言ワレタカナイネ」
バチバチと赤い瞳とモノアイの間に火花が飛ぶ。
続く
0
お気に入りに追加
48
あなたにおすすめの小説
王子は婚約破棄をし、令嬢は自害したそうです。
七辻ゆゆ
ファンタジー
「アリシア・レッドライア! おまえとの婚約を破棄する!」
公爵令嬢アリシアは王子の言葉に微笑んだ。「殿下、美しい夢をありがとうございました」そして己の胸にナイフを突き立てた。
血に染まったパーティ会場は、王子にとって一生忘れられない景色となった。冤罪によって婚約者を自害させた愚王として生きていくことになる。
平民の方が好きと言われた私は、あなたを愛することをやめました
天宮有
恋愛
公爵令嬢の私ルーナは、婚約者ラドン王子に「お前より平民の方が好きだ」と言われてしまう。
平民を新しい婚約者にするため、ラドン王子は私から婚約破棄を言い渡して欲しいようだ。
家族もラドン王子の酷さから納得して、言うとおり私の方から婚約を破棄した。
愛することをやめた結果、ラドン王子は後悔することとなる。
【完結】復讐は計画的に~不貞の子を身籠った彼女と殿下の子を身籠った私
紅位碧子 kurenaiaoko
恋愛
公爵令嬢であるミリアは、スイッチ国王太子であるウィリアムズ殿下と婚約していた。
10年に及ぶ王太子妃教育も終え、学園卒業と同時に結婚予定であったが、卒業パーティーで婚約破棄を言い渡されてしまう。
婚約者の彼の隣にいたのは、同じ公爵令嬢であるマーガレット様。
その場で、マーガレット様との婚約と、マーガレット様が懐妊したことが公表される。
それだけでも驚くミリアだったが、追い討ちをかけるように不貞の疑いまでかけられてしまいーーーー?
【作者よりみなさまへ】
*誤字脱字多数あるかと思います。
*初心者につき表現稚拙ですので温かく見守ってくださいませ
*ゆるふわ設定です
何とか言ったらどうなんだ!
杜野秋人
ファンタジー
「そなたとの婚約を、今この場で破棄する!」
王妃陛下主催の夜会の会場にて、王子は婚約してわずか3ヶ月の婚約者に婚約破棄を通告した。
理由は『婚約者たる王子に対して無視を続け愚弄した』こと。
それに対して婚約者である公爵家令嬢は冷静に反論するも、王子にその『言葉』は全く届かない。
それもそのはず。令嬢は王子の思いもよらぬ方法で語りかけ続けていたのだから⸺。
◆例によって思いつきでサクッと書いたため詳細な設定はありません。主人公以外の固有名詞も出ません。
比較的ありがちなすれ違いの物語。ただし、ちょっと他作品では見ない切り口の作品になっています。
◆仕様上選択しなくてはならないし女性主人公なので「女性向け」としていますが、本来は性別問わず広く問われるべき問題です。男女問わず読んで頂き向き合って下さればと思います。
◆話の都合上、差別的な表現がありR15指定しております。人によってはかなり不快に感じるかと思いますので、ご注意願います。
なお作者およびこの作品には差別を助長する意図はございませんし、それを容認するつもりもありません。
◆無知と無理解がゆえにやらかしてしまう事は、比較的誰にでも起こり得る事だと思います。他人事ではなく、私(作者)も皆さん(読者)も気をつけましょうね、という教訓めいたお話です。
とはいえ押し付ける気はありません。あくまでも個々人がどう考えどう動くか、それ次第でしかないと思います。
◆なろう版で指摘頂いたので恋愛ジャンルからファンタジージャンルに変更します。恋愛ものと思って読んで下さった皆さまごめんなさい。
◆この話も例によって小説家になろうでも公開致します。あちらは短編で一気読み。
◆なろう版にて多くの感想を頂いています。
その中で「声が出せない以外は健康で優秀」という設定に違和感があるとご指摘を頂きました。確かに障碍というものは単独で発現するものではないですし、そのあたり作品化するにあたって調べが足りていなかった作者の無知によるものです。
ですので大変申し訳ありませんが、現実世界ではない「魔術もある異世界」の話ということで、ひとつご容赦願えればと思います。誠に申し訳ありません。
婚約者に消えろと言われたので湖に飛び込んだら、気づけば三年が経っていました。
束原ミヤコ
恋愛
公爵令嬢シャロンは、王太子オリバーの婚約者に選ばれてから、厳しい王妃教育に耐えていた。
だが、十六歳になり貴族学園に入学すると、オリバーはすでに子爵令嬢エミリアと浮気をしていた。
そしてある冬のこと。オリバーに「私の為に消えろ」というような意味のことを告げられる。
全てを諦めたシャロンは、精霊の湖と呼ばれている学園の裏庭にある湖に飛び込んだ。
気づくと、見知らぬ場所に寝かされていた。
そこにはかつて、病弱で体の小さかった辺境伯家の息子アダムがいた。
すっかり立派になったアダムは「あれから三年、君は目覚めなかった」と言った――。
【完結】20年後の真実
ゴールデンフィッシュメダル
恋愛
公爵令息のマリウスがが婚約者タチアナに婚約破棄を言い渡した。
マリウスは子爵令嬢のゾフィーとの恋に溺れ、婚約者を蔑ろにしていた。
それから20年。
マリウスはゾフィーと結婚し、タチアナは伯爵夫人となっていた。
そして、娘の恋愛を機にマリウスは婚約破棄騒動の真実を知る。
おじさんが昔を思い出しながらもだもだするだけのお話です。
全4話書き上げ済み。
お姉さまは酷いずるいと言い続け、王子様に引き取られた自称・妹なんて知らない
あとさん♪
ファンタジー
わたくしが卒業する年に妹(自称)が学園に編入して来ました。
久しぶりの再会、と思いきや、行き成りわたくしに暴言をぶつけ、泣きながら走り去るという暴挙。
いつの間にかわたくしの名誉は地に落ちていたわ。
ずるいずるい、謝罪を要求する、姉妹格差がどーたらこーたら。
わたくし一人が我慢すればいいかと、思っていたら、今度は自称・婚約者が現れて婚約破棄宣言?
もううんざり! 早く本当の立ち位置を理解させないと、あの子に騙される被害者は増える一方!
そんな時、王子殿下が彼女を引き取りたいと言いだして────
※この話は小説家になろうにも同時掲載しています。
※設定は相変わらずゆるんゆるん。
※シャティエル王国シリーズ4作目!
※過去の拙作
『相互理解は難しい(略)』の29年後、
『王宮勤めにも色々ありまして』の27年後、
『王女殿下のモラトリアム』の17年後の話になります。
上記と主人公が違います。未読でも話は分かるとは思いますが、知っているとなお面白いかと。
※『俺の心を掴んだ姫は笑わない~見ていいのは俺だけだから!~』シリーズ5作目、オリヴァーくんが主役です! こちらもよろしくお願いします<(_ _)>
※ちょくちょく修正します。誤字撲滅!
※全9話
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる