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最終章
9-4
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「隼せーんぱい♪先輩、また〇〇で男の人と一緒にいたでしょ?」
「ええっ!なんで知ってるの!?てか見てるの!?」
「そりゃー見てますよ♪先輩のこと、いつでもお守りしなきゃいけないですからっ」
ある春の日曜日。
俺は巡回連絡の合間に、大好きで仕方ない隼先輩と話していた。
「海吏機嫌いいね今日。テンション高い…」
「そりゃー先輩と話せてますから!また会えたのも嬉しいですし!ところで先輩、あの時の怪我…大丈夫ですか?」
「大丈夫だよ!縛られたところが少し擦れたくらいだし。ありがとね」
「はい!先輩を守れてよかったです!」
俺は隼先輩のお陰で少年刑務所から出た後、途中から普通の高校生活を送った。
とはいえ部活動はさすがに戻る気にはなれず…というか何となく戻れる雰囲気でもなかったので、部活は辞めてしまった。
その結果、隼先輩と会う回数は激減したのだった。
俺が出所してから隼先輩はすぐに高校を卒業し、そこからの1年間、俺はひたすら勉強した。
隼先輩と同じ大学に入りたかったからだ。
しかし所詮俺の能力では点数も届かず、結局俺は諦めて遠くの大学に入ったのだった。
俺はあの事件があったこともあり、しばらく親からスマホを没収され、かなり厳しく監視を受けた。
だから卒業後の隼先輩と連絡を取ることもなかったのだ。
「まさか海吏が警察官になってるとは思わなかったけど…その制服、すごい様になってるね!背の高い海吏が着るとカッコイイよ!」
「ほんとですか?ありがとうございます!」
「でも…俺が……その、いつどこで男の人といたとか…」
「あー。だいたいは知ってますよ~。てか先輩、大人になってから魔性の男が加速してません?」
「ええなにそれ…魔性の男って???」
「中学の時にシたのは、優先輩と俺だけですよね?それすら躊躇ってたじゃないですか?それを、今は一体何人とシてるのか…」
「それはっ………!その…」
言葉に詰まる隼先輩を見て、俺は思わずクスリと笑みが溢れる。
「先輩…やっぱり可愛いです。」
顔を赤くして照れるその反応は、本当に20代半ばとは思えない程に愛おしかった。
「ええっ!なんで知ってるの!?てか見てるの!?」
「そりゃー見てますよ♪先輩のこと、いつでもお守りしなきゃいけないですからっ」
ある春の日曜日。
俺は巡回連絡の合間に、大好きで仕方ない隼先輩と話していた。
「海吏機嫌いいね今日。テンション高い…」
「そりゃー先輩と話せてますから!また会えたのも嬉しいですし!ところで先輩、あの時の怪我…大丈夫ですか?」
「大丈夫だよ!縛られたところが少し擦れたくらいだし。ありがとね」
「はい!先輩を守れてよかったです!」
俺は隼先輩のお陰で少年刑務所から出た後、途中から普通の高校生活を送った。
とはいえ部活動はさすがに戻る気にはなれず…というか何となく戻れる雰囲気でもなかったので、部活は辞めてしまった。
その結果、隼先輩と会う回数は激減したのだった。
俺が出所してから隼先輩はすぐに高校を卒業し、そこからの1年間、俺はひたすら勉強した。
隼先輩と同じ大学に入りたかったからだ。
しかし所詮俺の能力では点数も届かず、結局俺は諦めて遠くの大学に入ったのだった。
俺はあの事件があったこともあり、しばらく親からスマホを没収され、かなり厳しく監視を受けた。
だから卒業後の隼先輩と連絡を取ることもなかったのだ。
「まさか海吏が警察官になってるとは思わなかったけど…その制服、すごい様になってるね!背の高い海吏が着るとカッコイイよ!」
「ほんとですか?ありがとうございます!」
「でも…俺が……その、いつどこで男の人といたとか…」
「あー。だいたいは知ってますよ~。てか先輩、大人になってから魔性の男が加速してません?」
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「中学の時にシたのは、優先輩と俺だけですよね?それすら躊躇ってたじゃないですか?それを、今は一体何人とシてるのか…」
「それはっ………!その…」
言葉に詰まる隼先輩を見て、俺は思わずクスリと笑みが溢れる。
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