青春日記～禁断の恋だとしても、忘れられない日常を綴ります～

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「隼。お前は自分が何をしたのか分かっているのか？」

2R前の廊下で、僕は先生や田中くんたち、そして昭恵さんに囲まれていた。

先生は問い詰めるような低い声で、僕を叱る。


「田中たちは辞めろと言った。それなのにお前は昭恵を閉じ込めようとした。そんなことをして、お前の思い通りに行くと思ったか？！」


雷を落とすように怒鳴る先生の威圧的な声に、僕は身を縮まらせて俯くしかなかった。


「……ごめんなさい……」

何度も浴びせられる暴言や怒声に、僕はそう答えてばかりいた。

だけど、心の中では叫んでいた………。


僕じゃないのに……


昭恵さんを傷つけようとしていたのは、田中くんたちなのに………


だけどそんな僕の主張は、声に出して他の誰かに伝えることなどできなかったのだ。