過去あり無自覚美少年が幸せになるまで

朝

お久しぶりです。
忙しくて描けませんでした🙇
すごい中途半端ですが、
また新しく「ボクに構わないで」という過去ありくんの学園生活を描き始めました。
同じ非王道学園ですが、見てもらえると嬉しいです。

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(はぁ、可愛い。可愛すぎる！)

俺、流川蓮は今超絶に耐えている。何をかって？それはもちろん俺の腕の中ですやすやと眠っている
天使、翠を襲わないように、だ。

(俺があげた猫耳パーカー&短パン…やばい。)

蓮はそのまま眠れぬ夜を過ごしたのだった。



朝

「伊柊院、今日は1人で行け。」

「なっ、なんでですか？」

「もちろん、俺も一緒に行くからだ。」

「…は？」

「だから、俺と翠が一緒にいたら囲まれるに決まってるだろ。」

(ちっ、確かに俺はこの2人とは比べものにもならないからな。はぁ。）

「分かりました。」

「じゃあ。…あとお前、翠にちょっかい出すなよ。」

びくっ

(この人翠の前だと猫被ってるのか？なんだよこの威圧感。)

「あっやべ。翠起こさないと。」

(はぁ、さっさと帰ってくれ。それに、翠を諦めるつもりなんてさらさら無いからな。）

「翠、起きて。」

　むぅ～。

「すーいーちゃーん」

　あと2時間…

ふ～～

　うにゃっ！耳がゾワ～ってした‼︎

「やっと起きた。おはよう。」

　ムッスー

「あはは、怒んないでよぉ。」

　ぷんぷん！ゆるさないんだから！

「ごめんって。そうだ、今日は俺も一緒に行くからね。」

　にぃにが一緒に？嫌な予感しかしない…

「ほら、早く支度しないと、遅刻だよ～。」

　むっ、遅刻はだめだ。社会人になったら遅刻は許されないって誰かが言ってた！にぃにかな？

「はい、ばんざーい」

そうして制服に着替え、少し軽食をとったあと、生徒会室へと向かった。