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異戦雪原
~異能者組織・異戦雪原~
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「―どうしたものかねぇ」
「ん、何が?」
翌日の放課後。
リビングで誰にともなく呟く俺に、ポッキーを小動物の如く食べていたお嬢様が疑問の声を漏らした。
「昨日の、支部襲撃事件ですよ」
帰り道にも、夕食の最中にもずっと考えていた、今回の事件。俺は......長は、どう動くべきなのか。
「厄介なんだよなぁ」
何が厄介かって?今回の事件と前回までの相違点があるワケだ。それ即ち、
「本家筋に、本部に被害がない。それが問題なんですよ」
いくら反勢力だろうが、他の異能者組織だろうが、『鷹宮』という組織に敵対行為を働いたのは事実。
―だが、直接的被害を負っていない。
本部に、深刻なダメージがないのだ。支部の襲撃事件は珍しいとは言われているが、本部に被害がないのもまた、稀有である。
だったら何で、俺たちを狙わずに支部を狙ったのか?本来の目的は何なのか?もっと他にやりようがあっただろうに。
直接的被害がないとはいえ、この先どうなるのかというのは検討も付かない。『鷹宮』がどんな形であれ弱体化すれば、俺たちの安全性は揺らぐだろう。もちろん、『長』である俺の身も危うい。
しかし。しかし、だ。
少なからず関係がある支部だと分かっていても、婉曲的に火の粉が降りかかるかもと分かっていても―なかなか動けない。要するに、危機感がないんだ。
だが今回は前回までとは違い、最初から結衣さんや彩といった優秀な部下も動いている。そして、それが与える安心感は大きいワケで。
「今、俺が出来る事と言えば......」
部下のために、少しでも作業をしやすくする事か。そう。『鷹宮の記憶』の全部分にアクセス出来るように、ね。
後は優秀な部下に任せておけばいい。下手に長が動く必要はない。そうだ、それでいいんだろう。
といった理論が成立したところで俺は何時の間にか置かれていたコーヒーを1口飲んで、頭を休めた。
「志津二、結論は出たのかしら」
「えぇ。長は放任です。部下に任せますよ」
清々しいまでの笑顔でコーヒーを飲み干し、持ってきておいたノートパソコンを開く。そして重要管理していたUSBメモリを差し込み、とあるファイルを開く。ファイル名は―『鷹宮の記憶』。
内容を改変するのは、容易な事ではない。それは紛れもない事実だ。そしてそれは、これにアクセス出来るのは長と限られた本部の高層部だけ......という規約があるから。
もし誰かがUSBメモリを手に入れたとしても、これには多重のパスワードとロックが掛かっている。それを全て知っているのも、長のみ。もちろん、流出はしていない。させていない。
秘されている存在の、長。それが総ての情報を有している。故に、表には出る事がない。
「......よし、出来た。後はゆっくり休んでようっと」
そう言ってシャットダウンし、パソコンとメモリを自室に持っていこうと思った、矢先。
―ピン、ポーン......。
「誰かしら、こんな時間に」
そしてお嬢様はインターホンの画面を見て、
「志津二、結衣が来たわよ。なんだか落ち着きがないけど」
そう言った。
「落ち着きがない......?珍しい」
俺はそう思いながらも玄関に向かい、鍵を開ける。
直後、結衣さんは中に上がり。
「これを見なさい」
手に持っていた厚い封筒を渡してきた。そして、
「支部の襲撃事件―その主犯者が分かったわ」
それは書類に書かれていたものと同じ内容で。
「異能名は、『鳳凰の火種』。対象物を燃やす異能者」
早口に要点だけを抜き出して言った結衣さんは―
「その所属は―」
―今、1番聞きたくないワードを口にした。あってほしくない可能性を、明確に突きつけてきた。
「―日本の北端、北海道に拠点を置く異能者組織......『異戦雪原』」
「支部を襲撃した犯人の1人。異能名は―『鳳凰の火種』。名前は......ま、別にいいか」
資料となる紙をぽいっと投げ置く結衣さん。俺がリビングに通すやいやな、詳細を話しだしたのだ。
「身内なら気兼ねなくやれたんだけど......面倒なのは、コイツの所在」
「北海道を本拠地とする異能者組織、『異戦雪原』か。そちら側は盲点だったな。てっきり関西辺りかと読んでいたんだけど」
言ってしまえば、全国に異能者組織はある。だが、それなりの力を持つ組織は西日本辺りに集中していたため、我々の庭となる東日本はあまり警戒していなかった。
「志津二、異戦雪原って―他の異能者組織って事?」
「その解釈であってます。『鷹宮』以外に存在する異能者の家系。今回は北海道が本拠地の組織ですね」
それにしても、
「厄介な事この上ないな」
「そうね」
二重の意味を持って呟いたそれに、結衣さんは大きく頷いた。そして、口を開こうとしたのだが、
「志津二―」
「―嫌だ」
咄嗟に制す。なぜなら、
「どうせ『長』として異戦雪原と交渉会談に行けって言うんでしょ?」
「......くっ」
そういうワケだ。
としても、ただ単に行きたくないワケじゃない。これにはれっきとした理由がある。
うー、と唇を噛む結衣さんを横目に、さぞ他人事といった感じで紅茶を飲んでいた我がメイドを呼び寄せる。
「リサ、どうして会談に長が必要だと思う?」
「え?えっと―」
リサの口から出てきた言葉は、結衣さんも思っていたであろう言葉。そして、俺も分かっていた事だ。
「―『鷹宮』の最高権力者にして、最終決定権を持つ、『長』。だからご主人様が会談に行けば、それだけで大きな抑止力になる。相手への威圧になるかと」
「......アンタのメイド、分かってるわねぇ」
「でしょ?」
俺は結衣さんにドヤ顔しつつ、リサには「座ってていいよ」と言っておいた。
「で、志津二。何で行きたくないのよ」
「そもそも。大前提として、長は秘されている存在ですよね」
お嬢様の問いに、俺は即断で答えを返す。そして、
「これは長だけじゃなく本家にも言えるワケだ。だから本来、長や本家が接する『関係者』というのは直属の部下や本部の職員くらい」
身内である本部ですらこれだけなのだから。他組織に関しては、
「他組織や外部になんて、長は―絶対に、姿を現さない。しかし、存在するとなるだけで、絶対的な抑止力にも成りうるんです」
他組織と、鷹宮。それらが共通して持つものは、『異能』。組織が違えどプロセスは同じ。
故に、万能と呼ばれる長はどの組織でも―畏怖と畏敬の念を持って接される。
「だから長が外部に出る必要性はない。そもそも此方にメリットがないだろうに」
今どき『長』を狙おうなんて命知らずはいないだろうが、昔は何でも。歴史的に見れば、トップに立つ者は狙われるのが常だった。それによって周りに危害が加わったり、ね。
「表にその姿を出さずとも、存在だけで畏れられる存在。ならばノコノコと行かずとも平気だろう」
幻想をぶち壊す必要もないしね。幻想は幻想のまま取っておくのがいいんだよ。
「......家族を護るため、かぁ」
お嬢様は今までの話を聞いて頷き、小さく呟いた。
「1番の要因はそれです。いつ何時、お嬢様が取引材料に使われるか、もっと行けば殺されるか分からない。それを抑止する上の『長』という地位と権利ですよ」
と言っても、組織間の話し合いとなれば。数十年単位でしか起こらないレアなイベントだろうな。このウェーブに乗るか、否か。
「............決めた」
数秒考え込んだ俺は顔を上げ、1つの案を口にする。
「本当は行きたくないんだが。渋々、やむを得ず、仕方なく―だ」
「何様なのよ、アンタ」
「長様ですが何か」
なんて事をしてる場合じゃない。俺は1つ、指を立てた。そして、
「この条件を呑んでくれなければ、俺はいかないからね。まず、1つ」
交渉だ。
「お嬢様が同行する事。俺はリサと後ろで傍観してるから」
「なっ......!?」
驚くお嬢様を無視して、俺は2つ目の指を立てる。
「公に出たくないのも、目立ちたくないのも変わらない。だから俺は、一保護者として行く」
即ち、
「俺を長として利用しない事。決定権を俺に委ねない事。決して、長と悟られないように」
俺のその条件に、結衣さんとお嬢様は渋々。本当に、文字通り。だけど、了承してくれた。
「......仰せのままに、長」
結衣さんはそう言うと、一礼をしてリビングから抜けていったのだった。
「ん、何が?」
翌日の放課後。
リビングで誰にともなく呟く俺に、ポッキーを小動物の如く食べていたお嬢様が疑問の声を漏らした。
「昨日の、支部襲撃事件ですよ」
帰り道にも、夕食の最中にもずっと考えていた、今回の事件。俺は......長は、どう動くべきなのか。
「厄介なんだよなぁ」
何が厄介かって?今回の事件と前回までの相違点があるワケだ。それ即ち、
「本家筋に、本部に被害がない。それが問題なんですよ」
いくら反勢力だろうが、他の異能者組織だろうが、『鷹宮』という組織に敵対行為を働いたのは事実。
―だが、直接的被害を負っていない。
本部に、深刻なダメージがないのだ。支部の襲撃事件は珍しいとは言われているが、本部に被害がないのもまた、稀有である。
だったら何で、俺たちを狙わずに支部を狙ったのか?本来の目的は何なのか?もっと他にやりようがあっただろうに。
直接的被害がないとはいえ、この先どうなるのかというのは検討も付かない。『鷹宮』がどんな形であれ弱体化すれば、俺たちの安全性は揺らぐだろう。もちろん、『長』である俺の身も危うい。
しかし。しかし、だ。
少なからず関係がある支部だと分かっていても、婉曲的に火の粉が降りかかるかもと分かっていても―なかなか動けない。要するに、危機感がないんだ。
だが今回は前回までとは違い、最初から結衣さんや彩といった優秀な部下も動いている。そして、それが与える安心感は大きいワケで。
「今、俺が出来る事と言えば......」
部下のために、少しでも作業をしやすくする事か。そう。『鷹宮の記憶』の全部分にアクセス出来るように、ね。
後は優秀な部下に任せておけばいい。下手に長が動く必要はない。そうだ、それでいいんだろう。
といった理論が成立したところで俺は何時の間にか置かれていたコーヒーを1口飲んで、頭を休めた。
「志津二、結論は出たのかしら」
「えぇ。長は放任です。部下に任せますよ」
清々しいまでの笑顔でコーヒーを飲み干し、持ってきておいたノートパソコンを開く。そして重要管理していたUSBメモリを差し込み、とあるファイルを開く。ファイル名は―『鷹宮の記憶』。
内容を改変するのは、容易な事ではない。それは紛れもない事実だ。そしてそれは、これにアクセス出来るのは長と限られた本部の高層部だけ......という規約があるから。
もし誰かがUSBメモリを手に入れたとしても、これには多重のパスワードとロックが掛かっている。それを全て知っているのも、長のみ。もちろん、流出はしていない。させていない。
秘されている存在の、長。それが総ての情報を有している。故に、表には出る事がない。
「......よし、出来た。後はゆっくり休んでようっと」
そう言ってシャットダウンし、パソコンとメモリを自室に持っていこうと思った、矢先。
―ピン、ポーン......。
「誰かしら、こんな時間に」
そしてお嬢様はインターホンの画面を見て、
「志津二、結衣が来たわよ。なんだか落ち着きがないけど」
そう言った。
「落ち着きがない......?珍しい」
俺はそう思いながらも玄関に向かい、鍵を開ける。
直後、結衣さんは中に上がり。
「これを見なさい」
手に持っていた厚い封筒を渡してきた。そして、
「支部の襲撃事件―その主犯者が分かったわ」
それは書類に書かれていたものと同じ内容で。
「異能名は、『鳳凰の火種』。対象物を燃やす異能者」
早口に要点だけを抜き出して言った結衣さんは―
「その所属は―」
―今、1番聞きたくないワードを口にした。あってほしくない可能性を、明確に突きつけてきた。
「―日本の北端、北海道に拠点を置く異能者組織......『異戦雪原』」
「支部を襲撃した犯人の1人。異能名は―『鳳凰の火種』。名前は......ま、別にいいか」
資料となる紙をぽいっと投げ置く結衣さん。俺がリビングに通すやいやな、詳細を話しだしたのだ。
「身内なら気兼ねなくやれたんだけど......面倒なのは、コイツの所在」
「北海道を本拠地とする異能者組織、『異戦雪原』か。そちら側は盲点だったな。てっきり関西辺りかと読んでいたんだけど」
言ってしまえば、全国に異能者組織はある。だが、それなりの力を持つ組織は西日本辺りに集中していたため、我々の庭となる東日本はあまり警戒していなかった。
「志津二、異戦雪原って―他の異能者組織って事?」
「その解釈であってます。『鷹宮』以外に存在する異能者の家系。今回は北海道が本拠地の組織ですね」
それにしても、
「厄介な事この上ないな」
「そうね」
二重の意味を持って呟いたそれに、結衣さんは大きく頷いた。そして、口を開こうとしたのだが、
「志津二―」
「―嫌だ」
咄嗟に制す。なぜなら、
「どうせ『長』として異戦雪原と交渉会談に行けって言うんでしょ?」
「......くっ」
そういうワケだ。
としても、ただ単に行きたくないワケじゃない。これにはれっきとした理由がある。
うー、と唇を噛む結衣さんを横目に、さぞ他人事といった感じで紅茶を飲んでいた我がメイドを呼び寄せる。
「リサ、どうして会談に長が必要だと思う?」
「え?えっと―」
リサの口から出てきた言葉は、結衣さんも思っていたであろう言葉。そして、俺も分かっていた事だ。
「―『鷹宮』の最高権力者にして、最終決定権を持つ、『長』。だからご主人様が会談に行けば、それだけで大きな抑止力になる。相手への威圧になるかと」
「......アンタのメイド、分かってるわねぇ」
「でしょ?」
俺は結衣さんにドヤ顔しつつ、リサには「座ってていいよ」と言っておいた。
「で、志津二。何で行きたくないのよ」
「そもそも。大前提として、長は秘されている存在ですよね」
お嬢様の問いに、俺は即断で答えを返す。そして、
「これは長だけじゃなく本家にも言えるワケだ。だから本来、長や本家が接する『関係者』というのは直属の部下や本部の職員くらい」
身内である本部ですらこれだけなのだから。他組織に関しては、
「他組織や外部になんて、長は―絶対に、姿を現さない。しかし、存在するとなるだけで、絶対的な抑止力にも成りうるんです」
他組織と、鷹宮。それらが共通して持つものは、『異能』。組織が違えどプロセスは同じ。
故に、万能と呼ばれる長はどの組織でも―畏怖と畏敬の念を持って接される。
「だから長が外部に出る必要性はない。そもそも此方にメリットがないだろうに」
今どき『長』を狙おうなんて命知らずはいないだろうが、昔は何でも。歴史的に見れば、トップに立つ者は狙われるのが常だった。それによって周りに危害が加わったり、ね。
「表にその姿を出さずとも、存在だけで畏れられる存在。ならばノコノコと行かずとも平気だろう」
幻想をぶち壊す必要もないしね。幻想は幻想のまま取っておくのがいいんだよ。
「......家族を護るため、かぁ」
お嬢様は今までの話を聞いて頷き、小さく呟いた。
「1番の要因はそれです。いつ何時、お嬢様が取引材料に使われるか、もっと行けば殺されるか分からない。それを抑止する上の『長』という地位と権利ですよ」
と言っても、組織間の話し合いとなれば。数十年単位でしか起こらないレアなイベントだろうな。このウェーブに乗るか、否か。
「............決めた」
数秒考え込んだ俺は顔を上げ、1つの案を口にする。
「本当は行きたくないんだが。渋々、やむを得ず、仕方なく―だ」
「何様なのよ、アンタ」
「長様ですが何か」
なんて事をしてる場合じゃない。俺は1つ、指を立てた。そして、
「この条件を呑んでくれなければ、俺はいかないからね。まず、1つ」
交渉だ。
「お嬢様が同行する事。俺はリサと後ろで傍観してるから」
「なっ......!?」
驚くお嬢様を無視して、俺は2つ目の指を立てる。
「公に出たくないのも、目立ちたくないのも変わらない。だから俺は、一保護者として行く」
即ち、
「俺を長として利用しない事。決定権を俺に委ねない事。決して、長と悟られないように」
俺のその条件に、結衣さんとお嬢様は渋々。本当に、文字通り。だけど、了承してくれた。
「......仰せのままに、長」
結衣さんはそう言うと、一礼をしてリビングから抜けていったのだった。
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