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鷹宮家―その、真相
~確認《プロローグ》~
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日本刀を構え、こちらを見据えてくる男―久瀬颯。
「始めるか......と言いたいところだが、1つ。話をしてあげようか」
その顔は無表情で、一切の感情を感じさせない。
まさに、暗殺者の顔。
「俺がどうやってお前をおびき出したか、だ。知っているとは思うが」
「そうね。さっさと教えなさい、志津二」
お嬢様はとなりで腕組しつつ俺を睨んでくる。
ま、スルーして。
俺が使ったのは―古典的手段。
「暗殺を依頼させた反体制派の人間を数人取り押さえ、お前に電話を掛けさせた。それだけ」
もっとも、
「そのまま依頼を撤回させても良かったんだが、お前は、知りすぎたんだ」
知りすぎたコイツは、確実に鷹宮で処分しなければならない。
「鷹宮の人間舐めるな。依頼者がお前を必死に守ってたらしいが、そんなもの無意味だ」
「......事の全てを把握した。そして、クライアントが危惧していた事態が起こった」
「ほう?何だ」
「『長』に―今回の件が露見する......という事態に」
「理解が早くて何よりだ。さて、どうする?『長』にこれがバレた今、お前もクライアントも危ういが」
だが男は、流石暗殺者と言おうか。
その信念を曲げる事は無かった。
「否。依頼を受けた今―それを撤回しようなど、甚だしい」
「そうか。んじゃ、始めよう」
俺がそう言い終わると同時に、双方が駆ける。
刀を振る―モーションをする直前、手中から柄の感触が消えた。『消失』だ。
「お嬢様!」
その叫びに呼応して、また手中に刀が創られる。
同時に思い返したのは、リサ発案の作戦だった。
「暗殺者への対抗案ですが......」
「うん」
ソファーに腰掛けたリサは、饒舌に告げた。
「相手の異能は『消失』。ご主人様方はそれに対して、『創り出す』事で敵に対抗しましたよね?消されたら、創る。その精神で」
「......まさか、だが」
「そうです。消されるのは諦めて―」
―お嬢様が、俺に武器を供給し続ける。
「ハッキリ言って、ご主人様は刃物相手に素手で戦えないでしょう?いくら学園での稽古があるとは言え、相手は暗殺者です」
リサが言ったのは、一種の物量作戦。
消されたら、その瞬間を見極めて創る。その繰り返し。
再度握られた武器は、返す刀で襲いかかる。それに困惑する久瀬だが、それも一瞬の事。またもや消し、さらに足場を消して斬りかかってきた。
そしてまた、俺の手には武器が握られる。
一瞬の油断が命取り。この一瞬の間に、相手の武装を解除させたら、勝ちだ。
それまでは、
「粘るしかない、な」
対象のお嬢様を直接狙おうにも、俺が動いている限りそれは不可能。
消され、創り。また消されては、創り。
その度に、腕を振るう。決して遅らせるような事はしない。僅かな遅延が、致命傷だから。
20.30.40本......どれだけ消されたか、分からなくなってきた。時々刀が腕や頬を掠めるが、どれも回避したり防御したりで、致命傷には至らない。
何分も経っていないだろうが、凄く長い時間に感じている。創る、使う、消される、のサイクルが―いつしか創る、使う、弾かれる、消されるに変わり始めてきた。
これはこちら側が久瀬を押している証拠。
そう安堵した、その時。
「消えろ」
久瀬が俺の手に指を指してきた。先に消された武器が供給された、その瞬間―『消失』は発揮されたのだ。
俺の腕はそれに逆らわず、飛び込み前転の要領で身体を潜らせる。しかし数瞬遅れた髪の毛が刀に裂かれ、ひらりと宙を舞った。
だが。
「ぐっ......!!」
起き上がろうとした俺のふくらはぎ目掛け、久瀬は腕を曲げて叩き込んできた。枯葉が踏まれるような音を立て、俺の骨は折れた。
そのまま回転受け身を取り、お嬢様に近付く。
「......お嬢様、お願いします」
そう呟くと、一瞬だけ俺の周りに淡い光が生じた。極微小であるから、よほど注視していないと分からないだろう。
直後、あれほどあった痛みが嘘のように引いていく。折れた骨も元通りだ。
これは、お嬢様による回復術。
薬草同士を混ぜて薬膳を作るように、お嬢様もまた。属性を融合させて、回復術を生み出したのだ。
「貴様......何故、立っていられる。確実に骨を砕いたハズだが」
「さぁ?」
俺は立ち上がり、元のように久瀬を見据える。
僅かだが、その顔には焦りの色が見えた。
武器を使う以上、手に持たなければならない。久瀬はそこを狙ってきたのだ。武器が手中に収まるなら、先に狙えば良い。その遅延で、俺を倒そうとしてきた。
事実、それは成功した。
俺の手に握られているのは、刀身が消え去った残骸だ。異能で創り出せるとは言え―発生場所を特定されたら、攻撃手段は無いに等しい。
「......気付くの早すぎだろうに」
俺はそう呟きつつ、数メートル先にいる久瀬を観察する。......ふむ。こちらが不利だな。分かってはいたが。
こちらは傷が浅いとはいえ、攻撃手段皆無。
対して久瀬は、疲労が見えるとはいえ武器は健在。
まぁ、
「それは俺だけなら―と言う話だけどさ」
「待たせたわね、志津二」
ドサッ、という音と澄んだ女の声。
「結衣さん、遅い」
「アンタが急かしたんでしょう?ったく......」
と言って結衣さんが蹴り飛ばしたのは、袋。
が、かなり大きい。大人1人入るくらいだ。
結衣さんはそのまま近付いてくると、
「久瀬に依頼をしていた反体制派のヤツらは完全制圧。もちろん主犯も、この通り」
袋の口を開けた。
と同時に、小太りの男が顔を見せる。
縦よりも横に大きいその男。これがまぁ、うるさいんだ。
「ゴホッ、ゴホッ......!」
咳き込みとかね。
その男を見て、久瀬が初めて舌打ちをし、苛立し気な顔をした。
「成程......そういう事か。長にこの件が露見してからも、護衛の少年がコイツだけだったというのは―同時制圧か」
「ご名答。アンタという個人は志津二に、反体制派という集団は鷹宮で、よ。そのせいで増援には少し時間がかかるけどね」
そこで、今まで黙っていた小太りの男が、初めて口を開いた。
「殺せ!そいつらを殺せ!」
「......はぁ?」
「そこの本家筋の少女さえ殺せば、まだ儂らにも目はある!」
「......何の事だ?」
さっぱり。分かりませんね。
「ま、どうでもいいか」
サディスティックな笑みを浮かべた結衣さんは、言い終わると、片手を掲げる。
と同時に、背後にある川の水が持ち上がった。
「そこの川の水3tを圧縮した水の縄。切る事は不可能と思いなさいな。もっとも切ったところで、溺死するだけだけどね」
その水の縄はムチのようにしなり、小太りの男に巻き付き始めた。
「だから、アンタは依頼を撤回すればいいの。そうすりゃこれ以上の事は起きない」
「断る!本家筋を殺しさえすれば―」
「......あー、ちょっと。そこのジジイ」
久瀬が動かないかを確認して、叫ぶジジイに訊ねる。
「何でそこまで、本家筋にこだわる?」
いくら考えても分からなかった、最後の謎。
いつかの誘拐事件といい、よく本家筋が狙われる。それは何故か。
「本家筋を絶やして、お前らに何の利益がある?」
俺のその言葉にジジイは嘲るように笑い、
「本家筋が長に選ばれるのは、異能の強さ故。ならばそれを絶やせば、次に強い者が次代の長に選ばれるのは当然だ。儂の娘のような、な!」
あぁ......成程。
「勘違いしていたのかもしれないな、俺は」
違う。勘違いしていたのは俺でもあり、このジジイでもあるな。
「本家筋が長に選ばれるのは、その強力な異能故」
「あぁ!」
「長は、異能の強さで選定されている、と」
「そうだ!」
「それを絶やせば......次に強い者が、次代の長になる」
「そうだ!」
......成程。成程。
実に、論理的であり。
実に、理論的でもある。
そして、
―実に、浅い考えだ。
「ふっ......あははははっ!」
思わず、笑いが零れる。
「貴様、何を......?」
それを見た久瀬が何かを感じたのか、再び動き出そうとする。そして俺は、それを目で制した。
「ならば、教えてあげようか。何故、『長』が本家筋からしか選ばれないのか!」
そして、
「『長』が『万能』と呼ばれる由縁を!」
さぁ。確認はお終いだ。......改めて、始めようか。俺たちらしい戦い方を。
「お嬢様、好きなだけ創り出せ!」
~Prease to the next time!
「始めるか......と言いたいところだが、1つ。話をしてあげようか」
その顔は無表情で、一切の感情を感じさせない。
まさに、暗殺者の顔。
「俺がどうやってお前をおびき出したか、だ。知っているとは思うが」
「そうね。さっさと教えなさい、志津二」
お嬢様はとなりで腕組しつつ俺を睨んでくる。
ま、スルーして。
俺が使ったのは―古典的手段。
「暗殺を依頼させた反体制派の人間を数人取り押さえ、お前に電話を掛けさせた。それだけ」
もっとも、
「そのまま依頼を撤回させても良かったんだが、お前は、知りすぎたんだ」
知りすぎたコイツは、確実に鷹宮で処分しなければならない。
「鷹宮の人間舐めるな。依頼者がお前を必死に守ってたらしいが、そんなもの無意味だ」
「......事の全てを把握した。そして、クライアントが危惧していた事態が起こった」
「ほう?何だ」
「『長』に―今回の件が露見する......という事態に」
「理解が早くて何よりだ。さて、どうする?『長』にこれがバレた今、お前もクライアントも危ういが」
だが男は、流石暗殺者と言おうか。
その信念を曲げる事は無かった。
「否。依頼を受けた今―それを撤回しようなど、甚だしい」
「そうか。んじゃ、始めよう」
俺がそう言い終わると同時に、双方が駆ける。
刀を振る―モーションをする直前、手中から柄の感触が消えた。『消失』だ。
「お嬢様!」
その叫びに呼応して、また手中に刀が創られる。
同時に思い返したのは、リサ発案の作戦だった。
「暗殺者への対抗案ですが......」
「うん」
ソファーに腰掛けたリサは、饒舌に告げた。
「相手の異能は『消失』。ご主人様方はそれに対して、『創り出す』事で敵に対抗しましたよね?消されたら、創る。その精神で」
「......まさか、だが」
「そうです。消されるのは諦めて―」
―お嬢様が、俺に武器を供給し続ける。
「ハッキリ言って、ご主人様は刃物相手に素手で戦えないでしょう?いくら学園での稽古があるとは言え、相手は暗殺者です」
リサが言ったのは、一種の物量作戦。
消されたら、その瞬間を見極めて創る。その繰り返し。
再度握られた武器は、返す刀で襲いかかる。それに困惑する久瀬だが、それも一瞬の事。またもや消し、さらに足場を消して斬りかかってきた。
そしてまた、俺の手には武器が握られる。
一瞬の油断が命取り。この一瞬の間に、相手の武装を解除させたら、勝ちだ。
それまでは、
「粘るしかない、な」
対象のお嬢様を直接狙おうにも、俺が動いている限りそれは不可能。
消され、創り。また消されては、創り。
その度に、腕を振るう。決して遅らせるような事はしない。僅かな遅延が、致命傷だから。
20.30.40本......どれだけ消されたか、分からなくなってきた。時々刀が腕や頬を掠めるが、どれも回避したり防御したりで、致命傷には至らない。
何分も経っていないだろうが、凄く長い時間に感じている。創る、使う、消される、のサイクルが―いつしか創る、使う、弾かれる、消されるに変わり始めてきた。
これはこちら側が久瀬を押している証拠。
そう安堵した、その時。
「消えろ」
久瀬が俺の手に指を指してきた。先に消された武器が供給された、その瞬間―『消失』は発揮されたのだ。
俺の腕はそれに逆らわず、飛び込み前転の要領で身体を潜らせる。しかし数瞬遅れた髪の毛が刀に裂かれ、ひらりと宙を舞った。
だが。
「ぐっ......!!」
起き上がろうとした俺のふくらはぎ目掛け、久瀬は腕を曲げて叩き込んできた。枯葉が踏まれるような音を立て、俺の骨は折れた。
そのまま回転受け身を取り、お嬢様に近付く。
「......お嬢様、お願いします」
そう呟くと、一瞬だけ俺の周りに淡い光が生じた。極微小であるから、よほど注視していないと分からないだろう。
直後、あれほどあった痛みが嘘のように引いていく。折れた骨も元通りだ。
これは、お嬢様による回復術。
薬草同士を混ぜて薬膳を作るように、お嬢様もまた。属性を融合させて、回復術を生み出したのだ。
「貴様......何故、立っていられる。確実に骨を砕いたハズだが」
「さぁ?」
俺は立ち上がり、元のように久瀬を見据える。
僅かだが、その顔には焦りの色が見えた。
武器を使う以上、手に持たなければならない。久瀬はそこを狙ってきたのだ。武器が手中に収まるなら、先に狙えば良い。その遅延で、俺を倒そうとしてきた。
事実、それは成功した。
俺の手に握られているのは、刀身が消え去った残骸だ。異能で創り出せるとは言え―発生場所を特定されたら、攻撃手段は無いに等しい。
「......気付くの早すぎだろうに」
俺はそう呟きつつ、数メートル先にいる久瀬を観察する。......ふむ。こちらが不利だな。分かってはいたが。
こちらは傷が浅いとはいえ、攻撃手段皆無。
対して久瀬は、疲労が見えるとはいえ武器は健在。
まぁ、
「それは俺だけなら―と言う話だけどさ」
「待たせたわね、志津二」
ドサッ、という音と澄んだ女の声。
「結衣さん、遅い」
「アンタが急かしたんでしょう?ったく......」
と言って結衣さんが蹴り飛ばしたのは、袋。
が、かなり大きい。大人1人入るくらいだ。
結衣さんはそのまま近付いてくると、
「久瀬に依頼をしていた反体制派のヤツらは完全制圧。もちろん主犯も、この通り」
袋の口を開けた。
と同時に、小太りの男が顔を見せる。
縦よりも横に大きいその男。これがまぁ、うるさいんだ。
「ゴホッ、ゴホッ......!」
咳き込みとかね。
その男を見て、久瀬が初めて舌打ちをし、苛立し気な顔をした。
「成程......そういう事か。長にこの件が露見してからも、護衛の少年がコイツだけだったというのは―同時制圧か」
「ご名答。アンタという個人は志津二に、反体制派という集団は鷹宮で、よ。そのせいで増援には少し時間がかかるけどね」
そこで、今まで黙っていた小太りの男が、初めて口を開いた。
「殺せ!そいつらを殺せ!」
「......はぁ?」
「そこの本家筋の少女さえ殺せば、まだ儂らにも目はある!」
「......何の事だ?」
さっぱり。分かりませんね。
「ま、どうでもいいか」
サディスティックな笑みを浮かべた結衣さんは、言い終わると、片手を掲げる。
と同時に、背後にある川の水が持ち上がった。
「そこの川の水3tを圧縮した水の縄。切る事は不可能と思いなさいな。もっとも切ったところで、溺死するだけだけどね」
その水の縄はムチのようにしなり、小太りの男に巻き付き始めた。
「だから、アンタは依頼を撤回すればいいの。そうすりゃこれ以上の事は起きない」
「断る!本家筋を殺しさえすれば―」
「......あー、ちょっと。そこのジジイ」
久瀬が動かないかを確認して、叫ぶジジイに訊ねる。
「何でそこまで、本家筋にこだわる?」
いくら考えても分からなかった、最後の謎。
いつかの誘拐事件といい、よく本家筋が狙われる。それは何故か。
「本家筋を絶やして、お前らに何の利益がある?」
俺のその言葉にジジイは嘲るように笑い、
「本家筋が長に選ばれるのは、異能の強さ故。ならばそれを絶やせば、次に強い者が次代の長に選ばれるのは当然だ。儂の娘のような、な!」
あぁ......成程。
「勘違いしていたのかもしれないな、俺は」
違う。勘違いしていたのは俺でもあり、このジジイでもあるな。
「本家筋が長に選ばれるのは、その強力な異能故」
「あぁ!」
「長は、異能の強さで選定されている、と」
「そうだ!」
「それを絶やせば......次に強い者が、次代の長になる」
「そうだ!」
......成程。成程。
実に、論理的であり。
実に、理論的でもある。
そして、
―実に、浅い考えだ。
「ふっ......あははははっ!」
思わず、笑いが零れる。
「貴様、何を......?」
それを見た久瀬が何かを感じたのか、再び動き出そうとする。そして俺は、それを目で制した。
「ならば、教えてあげようか。何故、『長』が本家筋からしか選ばれないのか!」
そして、
「『長』が『万能』と呼ばれる由縁を!」
さぁ。確認はお終いだ。......改めて、始めようか。俺たちらしい戦い方を。
「お嬢様、好きなだけ創り出せ!」
~Prease to the next time!
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