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第2章:少年期後編~青年期へ
41話 探るための、方法探し
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SIDEエル
「…異類婚姻譚系統の話はそこそこあるけど、それもこれも特に問題はないのか」
「うーん、一応内ないみたいですね。でも、基本的に人間以外の方で多いようですね」
「探すと、そこそこ例、ある」
「でも中には、おかしいのも混ざっておるのぅ?巨大な山と海というのもあるようなんじゃが」
‥‥‥本当に、どういう話なんだそれ。
現在、エルたちは学校内にある図書室に訪れ、様々な異類婚姻に関する話を探し、関係書籍を読み漁っていた。
ハクロたちも一緒だが、本日はきちんと学内に入る許可を得ているので問題ない。
それはさておき、昨日の告白合戦から少々追いついたところで、皆で問題が無いか確認するために、ここに訪れたのである。
その目的は、「他種族同士での婚姻」に関して問題が無いのか前例を探すこと。
ハクロたちから求婚を受け、お付き合いすることには決めたものの、人間が獣人やモンスターと結ばれることに関して、何か支障が存在する可能性も否定できなかったので、何かしらの前例が無いか確認したかったのである。
「そう言えば、婚姻制度とかってどうなのだろうか?」
「そっちも気になりますね。一夫一妻な感じをよく見ますけど、私達のような場合も大丈夫なのでしょうか?」
一つの疑問に続けて他にも色々と浮かび上がって来たので、皆で一緒に調べることにしたのだ。
探してみると、案外似たような例は多いようで、否定的なものはなかったのだが…中には明らかにマニアックすぎるというか、本当に会ったのだろうかと疑いたくなるものもある。
「獣人や人間、エルフやドワーフといった例は普通にあるし、このあたりは問題ないのか」
「モンスターとその他種族との婚姻も、例としてはあるようですね。こちらはマーメイドとドワーフの婚姻話ですよ。最後にはドワーフがなぜか泡になって消えてしまう、悲恋の話ですけれどね」
「歴史上、珍しい事ではないみたい。他国だと、エルフとボボゲラスビッチョや獣人とキングゴリラマンの話もある。こっちはきちんと、子孫がいるみたい」
「ふむ、婚姻制度に関しても国ごとでは色々と違いがあるようじゃが…一夫多妻やその逆も存在しているようじゃ。人数的には問題ないのじゃが‥‥うわぉ、他の国じゃと千人相手なのもいるのぅ」
色々と例が存在しているようで、この世界では他種族同士での婚姻例は珍しい事もないらしい。
一応、種族・群れ・宗教などの違いや対立でダメになった悲劇などもあったが、基本的に他の種族と何かしらの婚姻関係になることは厳しく決められているわけでもないようで、ハクロたちと婚姻を結ぶのは特に大きな問題はないらしい。
ただ、やはり同種族じゃない故のリスクというべきか、相手が他種族だと子をなしにくいという問題はあるそうだ。
成しにくいというだけで、できないわけでもないようだが、産まれて来た子がどの様な種族になるかは不明なところもあるようだが…そこまで気にするようなことでもないかもしれない。
とにもかくにも、探し出した書籍から読み取れることとしては、ハクロたちと付き合うのは問題ない。
一夫一妻ということもなく、ハクロ、カトレア、タマモと一緒になっても問題が無いようで、大きな反対などが無い限り、大丈夫と言ったところだろう。
「良かったですね、これで問題なく一緒になれますよ」
探して読み終え、結論が出て、その内容に彼女達は嬉しそうな表情を浮かべる。
そういう顔を見ると、こっちも同じ様に嬉しくなるだろう。
‥‥ところでカトレア、さっきのボボゲラスビッチョって何?後者の方はまだ名前が何を示しているのかわかるけど、そっちは何か語感は良いようだけど、どういう姿のものなのか全然予想がつかないのだが。
「まぁ、それはどうでも良いか‥‥とりあえず、問題が無いのなら良いけど、皆本島に俺でいいか?こういうのもなんだが、俺以上にいい人って他にもいるとは思うよ?」
たかが前世がちょっとブラック企業勤めだった人なのだが、そんな自分に付き合ってもらって良いのだろうか。
人外じみた美貌を持つ彼女達であれば、俺以上に他にもふさわしい相手が良そうな気もするだろう。
だが、そんな疑問はいらなかったようだ。
「問題ないですよ。私達は、エルのことが大好きですからね。問題なければ、一緒が良いです」」
「言われるまでも、聞くまでもない。好き、その言葉、想い、変わらない」
「大丈夫じゃよ。そんなことを言われずとも、わっちら皆お主が好きじゃからのぅ」
正面から堂々と返答されると、ちょっと気恥しいような嬉しいような。
お互いに想いあう事が出来ているのは良いのだが、まだこうやって正面から受け取ることに慣れるまでは、時間がかかりそうだ。
仕方が無いか、恋愛初心者だしなぁ…前世、ブラック企業で自称恋愛大魔神だった同僚がいたが、あいつから恋人との付き合い方に関して、話を聞いておけばよかったかな。…いや、あいつ確か、恋愛大魔神と言っておきながら、毎日会社に何かしらの包丁を持った女性が突撃してきていたし、やばい相手製造機という方が正しかったかもしれないから、アドバイスを貰ったところで意味が無かったかもしれん。
「‥‥‥って、そういえばハクロたちがお嫁さんになってくれるとか付き合うことは問題ないけど、よく考えたら母さんたちに話を通さないといけないか」
ツッコミどころあった前世の同僚はさておき、今世のほうで両親に話をしておく必要性があることに、俺は気が付いた。まぁ、あの両親の事だから許してくれそうな気はするのだが…ずっと家族として過ごしていた相手が、本当につながる家族になるのは、今さらな感じもあるかもしれない。
というか、下手にここでやらかして、彼女達を不幸にしたら、一瞬で葬り去られるような予感がするのは気のせいだろうか。確か母さん、浮気話とかは厳しかったはずで、一度父さんの浮気疑惑みたいなものが出た時に、真夜中に包丁を研いでいたような‥‥後日、無事に誤解は解けていたけど、あのふふふふっと感情を失っているような声を上げてやっていた恐怖は、軽くトラウマである。
ひとまず、今回の調査結果としては良い収穫だったとは思う。
「しかしなぁ、今の俺の身分は学生。まだまだ子供だし、あと数年、きちんと大人になれば共に過ごせるから、ちゃんとしたお付き合いと言えるようなものは、それまで待っていて欲しいな」
「うーん、まぁ会えないわけでもないし、良いですよ」
「清き交際、ゆえにくんずほぐれつできないの、少し残念」
「いや、その言い方はどうなんじゃろうか…わからぬわけでもないが」
悲しいようなそうでないような、まだまだ学生という身分。
この世界ではそろそろ大人の仲間入りにしそうな年頃だが、婚姻がやや緩めな法律もあるらしい代わりに、年齢としては17~18歳ごろをめどにするように定めらてているようで、もうちょっと年を取ってから出ないとやりにくい部分があるだろう。
まだ若いからこそ、将来へ向けてしっかりと彼女達と愛を確かめていかないと危ないのだ。
一応、年齢でいえば、ハクロとタマモの方が年上みたいだけどね…カトレは年下すぎるが。
実年齢は聞いていないけど…わからないようだし、女性に年齢を訪ねるのはどの世界でも禁忌らしいからやめておこう。さっき読み去っていた書籍の中には、それで国が滅びたとか言う話もあるしね。
何にせよ、将来についてまだまだ基礎を丁寧に固めていく必要があることがわかった。
「それに、最終的な目標のスローライフのためにも、その基盤となる土地がないとな‥‥‥」
将来的に彼女達とのんびり一緒に過ごすためにも、そこそこの場所が欲しい。
畑が作れて、それなりの広さを確保し、日当たりとかも良いような……うーん、探す必要があるだろうけれども、そう都合の良い場所はあるものなのか。
「ついでに森とかもあるほうが良いですよね。罠を仕掛けて肉を確保できますよ」
「自然豊か、それが一番、皆の体にもいい」
「あとそれなりの静けさがあると良いのぅ。誰もそう簡単にちょっかいをかけてこれぬ場所があるとベストじゃな」
彼女達からの要望もあるが、そう考えると卒業後、すぐにできそうにもないな…‥‥となれば、何かしらの手段で候補地を探さなければいけない。
下手すりゃ国外とかもあるんだろうけど、どうやって見に行くかというのも問題である。他国まで行くにしても、前世と違ってパスポートとかはないし、国ごとに行き来するためには、そこそこ手間が必要だったはずだが、それもどうにかしたいなぁ。
「待てよ?」
そこでふと、ある案を思いついた。
異世界ならではというか、商売しながら探す道もあるなと思って情報を収集して興味を持っていたことではあるが、その案であれば、色々な国に行っても大丈夫そうだし、大半が自己責任となるが…‥‥あちこちめぐるには都合が良い手段である。
「ねぇ、皆。良い方法を思いついたけど、これはどうかな?」
「ん?どういうのものなの?」
カクカクシカジカと手短に話すと、ハクロたちはぽんっと手を打って納得し、了承してくれた。
問題もないようなので、その案を実行することにしたのであった‥‥‥
「その前に、書籍戻さないといけないけどね」
「うわぁ、読み終えたのは良いのですが、気が付けばあちこちに大量の本が…」
「後片付けも、必要。一つ一つ、ちゃんと戻さないと」
「片付けきちんとせぬと、出禁にされる可能性があるからやるしかないのぅ‥‥おいおい、誰じゃよここに龍人と根尾亜夢素…なんか変な奴の婚姻の本を置いたのは」
「何それ?」
‥‥‥読み終えたのは良いけど、一部変なのが混ざっているような気がする。過去にどういう婚姻があったのか、これはこれで気になるな。
「…異類婚姻譚系統の話はそこそこあるけど、それもこれも特に問題はないのか」
「うーん、一応内ないみたいですね。でも、基本的に人間以外の方で多いようですね」
「探すと、そこそこ例、ある」
「でも中には、おかしいのも混ざっておるのぅ?巨大な山と海というのもあるようなんじゃが」
‥‥‥本当に、どういう話なんだそれ。
現在、エルたちは学校内にある図書室に訪れ、様々な異類婚姻に関する話を探し、関係書籍を読み漁っていた。
ハクロたちも一緒だが、本日はきちんと学内に入る許可を得ているので問題ない。
それはさておき、昨日の告白合戦から少々追いついたところで、皆で問題が無いか確認するために、ここに訪れたのである。
その目的は、「他種族同士での婚姻」に関して問題が無いのか前例を探すこと。
ハクロたちから求婚を受け、お付き合いすることには決めたものの、人間が獣人やモンスターと結ばれることに関して、何か支障が存在する可能性も否定できなかったので、何かしらの前例が無いか確認したかったのである。
「そう言えば、婚姻制度とかってどうなのだろうか?」
「そっちも気になりますね。一夫一妻な感じをよく見ますけど、私達のような場合も大丈夫なのでしょうか?」
一つの疑問に続けて他にも色々と浮かび上がって来たので、皆で一緒に調べることにしたのだ。
探してみると、案外似たような例は多いようで、否定的なものはなかったのだが…中には明らかにマニアックすぎるというか、本当に会ったのだろうかと疑いたくなるものもある。
「獣人や人間、エルフやドワーフといった例は普通にあるし、このあたりは問題ないのか」
「モンスターとその他種族との婚姻も、例としてはあるようですね。こちらはマーメイドとドワーフの婚姻話ですよ。最後にはドワーフがなぜか泡になって消えてしまう、悲恋の話ですけれどね」
「歴史上、珍しい事ではないみたい。他国だと、エルフとボボゲラスビッチョや獣人とキングゴリラマンの話もある。こっちはきちんと、子孫がいるみたい」
「ふむ、婚姻制度に関しても国ごとでは色々と違いがあるようじゃが…一夫多妻やその逆も存在しているようじゃ。人数的には問題ないのじゃが‥‥うわぉ、他の国じゃと千人相手なのもいるのぅ」
色々と例が存在しているようで、この世界では他種族同士での婚姻例は珍しい事もないらしい。
一応、種族・群れ・宗教などの違いや対立でダメになった悲劇などもあったが、基本的に他の種族と何かしらの婚姻関係になることは厳しく決められているわけでもないようで、ハクロたちと婚姻を結ぶのは特に大きな問題はないらしい。
ただ、やはり同種族じゃない故のリスクというべきか、相手が他種族だと子をなしにくいという問題はあるそうだ。
成しにくいというだけで、できないわけでもないようだが、産まれて来た子がどの様な種族になるかは不明なところもあるようだが…そこまで気にするようなことでもないかもしれない。
とにもかくにも、探し出した書籍から読み取れることとしては、ハクロたちと付き合うのは問題ない。
一夫一妻ということもなく、ハクロ、カトレア、タマモと一緒になっても問題が無いようで、大きな反対などが無い限り、大丈夫と言ったところだろう。
「良かったですね、これで問題なく一緒になれますよ」
探して読み終え、結論が出て、その内容に彼女達は嬉しそうな表情を浮かべる。
そういう顔を見ると、こっちも同じ様に嬉しくなるだろう。
‥‥ところでカトレア、さっきのボボゲラスビッチョって何?後者の方はまだ名前が何を示しているのかわかるけど、そっちは何か語感は良いようだけど、どういう姿のものなのか全然予想がつかないのだが。
「まぁ、それはどうでも良いか‥‥とりあえず、問題が無いのなら良いけど、皆本島に俺でいいか?こういうのもなんだが、俺以上にいい人って他にもいるとは思うよ?」
たかが前世がちょっとブラック企業勤めだった人なのだが、そんな自分に付き合ってもらって良いのだろうか。
人外じみた美貌を持つ彼女達であれば、俺以上に他にもふさわしい相手が良そうな気もするだろう。
だが、そんな疑問はいらなかったようだ。
「問題ないですよ。私達は、エルのことが大好きですからね。問題なければ、一緒が良いです」」
「言われるまでも、聞くまでもない。好き、その言葉、想い、変わらない」
「大丈夫じゃよ。そんなことを言われずとも、わっちら皆お主が好きじゃからのぅ」
正面から堂々と返答されると、ちょっと気恥しいような嬉しいような。
お互いに想いあう事が出来ているのは良いのだが、まだこうやって正面から受け取ることに慣れるまでは、時間がかかりそうだ。
仕方が無いか、恋愛初心者だしなぁ…前世、ブラック企業で自称恋愛大魔神だった同僚がいたが、あいつから恋人との付き合い方に関して、話を聞いておけばよかったかな。…いや、あいつ確か、恋愛大魔神と言っておきながら、毎日会社に何かしらの包丁を持った女性が突撃してきていたし、やばい相手製造機という方が正しかったかもしれないから、アドバイスを貰ったところで意味が無かったかもしれん。
「‥‥‥って、そういえばハクロたちがお嫁さんになってくれるとか付き合うことは問題ないけど、よく考えたら母さんたちに話を通さないといけないか」
ツッコミどころあった前世の同僚はさておき、今世のほうで両親に話をしておく必要性があることに、俺は気が付いた。まぁ、あの両親の事だから許してくれそうな気はするのだが…ずっと家族として過ごしていた相手が、本当につながる家族になるのは、今さらな感じもあるかもしれない。
というか、下手にここでやらかして、彼女達を不幸にしたら、一瞬で葬り去られるような予感がするのは気のせいだろうか。確か母さん、浮気話とかは厳しかったはずで、一度父さんの浮気疑惑みたいなものが出た時に、真夜中に包丁を研いでいたような‥‥後日、無事に誤解は解けていたけど、あのふふふふっと感情を失っているような声を上げてやっていた恐怖は、軽くトラウマである。
ひとまず、今回の調査結果としては良い収穫だったとは思う。
「しかしなぁ、今の俺の身分は学生。まだまだ子供だし、あと数年、きちんと大人になれば共に過ごせるから、ちゃんとしたお付き合いと言えるようなものは、それまで待っていて欲しいな」
「うーん、まぁ会えないわけでもないし、良いですよ」
「清き交際、ゆえにくんずほぐれつできないの、少し残念」
「いや、その言い方はどうなんじゃろうか…わからぬわけでもないが」
悲しいようなそうでないような、まだまだ学生という身分。
この世界ではそろそろ大人の仲間入りにしそうな年頃だが、婚姻がやや緩めな法律もあるらしい代わりに、年齢としては17~18歳ごろをめどにするように定めらてているようで、もうちょっと年を取ってから出ないとやりにくい部分があるだろう。
まだ若いからこそ、将来へ向けてしっかりと彼女達と愛を確かめていかないと危ないのだ。
一応、年齢でいえば、ハクロとタマモの方が年上みたいだけどね…カトレは年下すぎるが。
実年齢は聞いていないけど…わからないようだし、女性に年齢を訪ねるのはどの世界でも禁忌らしいからやめておこう。さっき読み去っていた書籍の中には、それで国が滅びたとか言う話もあるしね。
何にせよ、将来についてまだまだ基礎を丁寧に固めていく必要があることがわかった。
「それに、最終的な目標のスローライフのためにも、その基盤となる土地がないとな‥‥‥」
将来的に彼女達とのんびり一緒に過ごすためにも、そこそこの場所が欲しい。
畑が作れて、それなりの広さを確保し、日当たりとかも良いような……うーん、探す必要があるだろうけれども、そう都合の良い場所はあるものなのか。
「ついでに森とかもあるほうが良いですよね。罠を仕掛けて肉を確保できますよ」
「自然豊か、それが一番、皆の体にもいい」
「あとそれなりの静けさがあると良いのぅ。誰もそう簡単にちょっかいをかけてこれぬ場所があるとベストじゃな」
彼女達からの要望もあるが、そう考えると卒業後、すぐにできそうにもないな…‥‥となれば、何かしらの手段で候補地を探さなければいけない。
下手すりゃ国外とかもあるんだろうけど、どうやって見に行くかというのも問題である。他国まで行くにしても、前世と違ってパスポートとかはないし、国ごとに行き来するためには、そこそこ手間が必要だったはずだが、それもどうにかしたいなぁ。
「待てよ?」
そこでふと、ある案を思いついた。
異世界ならではというか、商売しながら探す道もあるなと思って情報を収集して興味を持っていたことではあるが、その案であれば、色々な国に行っても大丈夫そうだし、大半が自己責任となるが…‥‥あちこちめぐるには都合が良い手段である。
「ねぇ、皆。良い方法を思いついたけど、これはどうかな?」
「ん?どういうのものなの?」
カクカクシカジカと手短に話すと、ハクロたちはぽんっと手を打って納得し、了承してくれた。
問題もないようなので、その案を実行することにしたのであった‥‥‥
「その前に、書籍戻さないといけないけどね」
「うわぁ、読み終えたのは良いのですが、気が付けばあちこちに大量の本が…」
「後片付けも、必要。一つ一つ、ちゃんと戻さないと」
「片付けきちんとせぬと、出禁にされる可能性があるからやるしかないのぅ‥‥おいおい、誰じゃよここに龍人と根尾亜夢素…なんか変な奴の婚姻の本を置いたのは」
「何それ?」
‥‥‥読み終えたのは良いけど、一部変なのが混ざっているような気がする。過去にどういう婚姻があったのか、これはこれで気になるな。
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