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第1章:幼少期~少年期前編

33話 やって来てくれた、都合の良い実験台

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SIDEとある貴族の別荘

「‥‥‥おかしい、おかしいぞ」

 国外に自身の家はあるが、ある目的のために離れるわけにもいかず、一時的に借りたこの別荘にて、その貴族の男はそうつぶやく。
 目的のために自身の手を汚すのを嫌い、狙った村に向けて盗賊に化けさせた傭兵たちによって襲撃を掛け、その結果が出てくると思われたのだが…どういう訳か、襲撃予定日を過ぎても、未だにその貴族の周囲では目に見える結果が起きておらず、襲撃に関しての報告も来ていなかった。
 せっかくここまで大金をかけているというのに、未だに良い結果を耳に出来ていないのである。

「どうなっている!!あんな下賤な輩共でも、たかが辺境の小さな村の一つや二つ程度、蹂躙してすぐに終わるだろうが!!襲撃予定日を過ぎているのに、まだなのか!!」

 そんな下賤な輩とさげすむような自身がより外道な輩と言って良いのに、棚に上げて彼はそう叫び散らす。鏡を見ろよと誰かがツッコミをいれればいいのかもしれないが、残念ながらそんな親切なアドバイスを受け入れないだろうし、してくれる友人もいないだろう。

 そんな残念感あふれる無能なゲスの貴族の名前は、デボブリン=B=ミッシェライド。
 ゴルスリア王国の隣国に位置する、クラスタ皇国と呼ばれる国に所属している貴族家の一つであった。

「ええい、とっとと滅ぼせば済む話なのに、時間をかけ過ぎではないだろうか?」
「もしかすると、金だけ持ち逃げしてしまったのではないのでしょうか」
「その可能性もありますな。所詮、下賤な輩たちだったがゆえに任せるのは不味かったのでしょう」

 デボブリンの言葉に対して、まだ割と頭の働く彼の従者たちはそう推測する。
 彼が無能なのに何とかやっていけているのは、その地位を利用して甘い汁を吸える者たちが、生活を牛案わないように、周囲に付いた従者たちがある程度知恵を貸しているのもあった。

「ちくしょう!証拠もできる限り残らぬようにと考えたが、やはりだめだったか。このまま放置していても良いことはないだろうし、こうなれば我々が自ら出て滅ぼすべきか。あの辺鄙な村だけに、首を買うから差し出せと言えば、殺し合いでもし始めるだろうなぁ」

 いら立ちのあまりさらに外道な事を思いつき、さっそく実行するべきかと思案していた‥‥‥その時だった。


ォォォォォン!!
「どわぁぁぁぁぁ!?」
「おおおうっ!?」
「ほんげぇぇぇ!?」

 突然、何かが爆発したかのような爆音と揺れに襲われ、従者たちが悲鳴を上げ、デボブリンは思わず腰を抜かす。

「な、何事だ!?」
「敵襲か!?」

 急な事態に、彼等は慌てつつも何とか落ち着いたところで、部屋の扉が突然開かれ、そこから邸の警護していた者たちが駆けこんできた。

「た、大変ですデボブリン様!!」
「何があった!!」
「何者かによる襲撃のようです!屋敷の正門から爆発が上がり、負傷者多数!!おそらく賊でしょうが、相当な戦力がいるようです!」
「なんだとう!?」

 報告によれば、今の爆発はこの別荘の正門をふっ飛ばした魔法か何かによるものらしく、現場にはクレーター状の大穴が開いてるという。
 そこから何者かが侵入し、軽微に当たっていた者たちが次々に吹き飛ばされたり、爆発で飛び散った破片で怪我を折ったりと、かなり凄惨な状況になっているようだ。

「どこの馬鹿が攻め入って来たんだ!」
「デボブリン様の別荘を襲撃するとは、これがこの王国の者だったら国際問題だぞ!!」

 自分も他国の村を襲撃しようとしていたことを棚に上げて叫ぶ者たち。
 やろうとしていたことをまったく見ずに、自分達の被害だけを声高に叫ぶ。

「はっ!?ま、まさかあいつが攻めてきたのでは……」

 と、ここでふと彼の脳裏には心当たりがある人物が浮かんだ。
 可能性はなくはない。だがしかし、呪いによって色々と失っているはずで、ありえない話でもある。
 その為、この別荘の襲撃者の可能性から外しつつ、すぐに行動に移した。

「と、とにもかくにもだ!急いで襲撃者どもを捕らえよ!」

 わかっているのは何かしらの賊が攻めこんできたという事であり、対応するなら防戦すれば良いだけの話。
 そこそこ腕の良い者たちを大金をかけて雇って身を守っているので、そう簡単に敗れることはないだろうと判断しつつ命令し、念のために自分だけは先に安全な場所へ逃げておこうと、デボブリンが一歩踏み出した次の瞬間だった。

「『ホーリクラッシュ』!!」
カッ!!
「「「なっ!?」」」
 
 何者かの声が響き渡ったかと思えば、急に視界がものすごく真っ白な光であふれ、目を潰されそうなほどの眩しさに目をつぶる。
 相手が放った目つぶしの閃光かと思われたが、その効果は目つぶしではなかった。


ジュワァァァァァァァッ!!
「ぎゃあぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!?」
「ぎぇぇぇぇl!?体が溶ける溶けるぅぅ!?」
「ごべぇぇぇ!!焼けぇぇぇぇぇぇるぅ!?」

 光を浴びた後、部屋中の者たちの体にとんでもない激痛が走った。
 溶解しているような、熱で溶けているかのような、凄まじい灼熱地獄。
 だが、燃えているという訳もなく単純に光を浴び得ているだけというのに、凄まじいほどの熱量を感じ取ってしまう。

「な、なんだこの光は、身体が、身体が、焼け落ちるぅぅぅぅ!!」

 悲鳴を上げ、のたうち回るデボブリンたち。
 周囲では他の者たちも同様に喰らっているようだが、それぞれ焼け具合が異なるようで、悲鳴の上がり方もバラバラであった。





 永遠に続くかのような灼熱地獄はいつの間にか途絶え、バクバクする心臓を抑えながらも、何とか生き残ったことをデボブリンは実感する。
 普段何気なく過ごしていても、こうやって無事に生きているというのはどれだけありがたい事なのか、今さらながら理解させられるほどだった。

「い、一体何だったんだ、今の光と熱は…ん?」

 ぎしぎしと痛むような体を起こしつつ、つぶやいた後に違和感を感じとったので改めて見渡せば‥‥‥上を向くと、空に星が見えていた。
 そこで、彼は理解した。
 悶え苦しんでいた間に、いつの間にか別荘が吹き飛んでおり、何もかもない空き地になっていたという事を。
 他の従者たちもころがっているが、全員肉体は無事そうなのに、凄まじい死を味わったかのような表情で気絶しており、再起不能のようにも見えるだろう。

 そして、上から照らしてくる月明かりによって、己の体を確認し、とあることも判明した。


「な、な、なんじゃこりゃああああああああ!?何でこんな枯れ木のような腕になっているのだ!?いや、何だこの体は!?」
 
 気が付けば、周囲にいる者たちの身体はまだ無事と言えるような状態に対して、デボブリンの肉体は一気に年を取ったかのように、しわくちゃな老人と化していた。
 頭も次第にはっきりしなくなってきているというに、意識だけはまだ辛うじて元のまま残っているかのような感覚もうずき始め、ずきんずきんと全身が急激な老化によるものなのか、負担の痛みを訴えてくる。
 このとんでもない事実に、しばし思考が停止していたが…その回答はあっさりと出てきた。





「‥‥‥‥なるほどのぅ、見事な呪い返しを喰らったな、デボブリンよ」
「っ!?」

 背後から聞こえてきた声に、彼は体を硬直させた。
 聞き覚えのある声ではあるが、二度と聞くこともないだろうと思っていた者の声。
 彼が求めていたモノを得るために、呪いで弱体化させ、確実に葬り去ったと覆っていた人物の声。
 彼の知っている狐の獣人にして、その中でもさらに特異な存在であるはずの、相手。

 見たくない、何が起きたのか理解したくはない。そんな思考があるというに、反するかのように首がゆっくりと動き、声のしていた方向に目を向け、しっかりとその現実を目にしてしまう。

 

 そこには、月明りによって光沢を放つ美しい毛並みを持ち、くすくすと笑いつつも上品なしぐさをしている、麗しい狐の獣人の女性が立っていた。

 東方の国々で見られるような着物を着ており、その優雅さ・気品の美しさは誰の目に見ても分かるだろう。
 ただ、狐の獣人にしては特異な証として、彼女には本来であれば一本の尾が8本も存在していた。
 その目は見透かすようにじっとデボブリンを見つめ、瞳の奥ではこの機会を待っていたかのように、圧倒的な捕食者の気配を感じさせてくるだろう。

「な、何故、あの、あの呪いが…‥‥」

 デボブリンは信じられなかったが、同時に何が起きたのかという事を嫌でも理解させられる。
 簡単に解けないように、なおかつ隙を見て彼女に対して、雇った術者たちによってかけたはずの強力な呪い。
 解呪も簡単ではなく、出来そうなところは素早く金で押さえ込み、これで何事もなく万全の体制だろうと安堵していたはずだった。


 だがしかし、現実は厳しかった。
 呪いをかけた相手は見事に解呪され、しかもどういうわけか、以前にその真の姿を見たとき以上に、彼女の持つ美しさは増大しており、それに伴って持っていた力さえも更に増加されているように見えるのだ。



 絶対に勝てない、完全な強者。
 そう本能で理解し、後ずさりをしたかったのだが、恐怖ゆえに動くことができない。
 ふと、なにやら生暖かく感じたので見れば、下半身がとんでもない大洪水を引き起こしていた。

、高貴だという誇りを持っていた自身が失禁・脱糞をしたのだと信じられずに、デボブリンは唖然とする。

「うわぁ、呪い返しで老いたとはいえ、ここまでなのはにみっともなさすぎるじゃろ」

 そのあまりの無様さに、目の前の強者である彼女のもドン引きしたようだった。

「ぐ、がっ…‥‥き、貴様がいるからこそ悪いんだ!!」

 恐怖を忘れ、ただ己は何の非もないようにデボブリンは自身の失禁などを認めずに抗おうと叫び始める。

「ほぅ?具体的には何じゃ?」
「き、貴様のような、獣人の中でも異質のようなものたちがいるからこそ、その力を欲しいただけなのだ!!そう、お前のような奴が持つには不相応なその力は、この世界の覇者にもなれそうなわたしにこそふさわしいのである!!」

 ドンッと胸を張り、虚勢を張るデボブリン。
 その言葉を聞き、目の前の狐の女性はゴミでも見るかのような、冷酷な目を向けた。

「なるほどのぅ……確かに一理あるかもしれぬ。だがしかし、こうして盛大に漏らしている時点で、どこに高貴さや世界の覇者になれるような人格があるのかのぅ?」

 明らかに馬鹿にしつつ、冷え切った声で問われ、ぐぅの音もデボブリンは出なくなった。

「ま、デボブリンよ、結局のところお主は何がしたかったのか、そんな事はどうでもいい。呪いをかけられていたことで己の油断も理解したし、何よりも愛しい方・・・・を見つけられたことに関しては、感謝してもおるのだ」
「か、感謝だと?」
「そうじゃよ、そのおかげで、本来よりもまだ甘めにした呪い返しにしてやったのじゃよ?まぁ、流石に全部許せぬから、他は放置したが…どうでもいいかのぅ。どうせ、お主の行った所業はこれより白日の下にさらされるじゃろうしな」

 ニヤリと笑みを浮かべ、どこからか青白い炎を彼女は浮かび上がらせた。

「呪いは我らにとって禁忌のもの。それを利用し、自分にかからぬように術者を用意したようじゃが、残念じゃ。人を呪わば穴二つといったものもいるように、依頼したお主にもかかるようになっていたのじゃよ。とは言え、そんなことはどうでもよく…これからは、お主にとって生き地獄になるようじゃし、手を下すまでもないじゃろう。けれども…呪いを受けていた間に味わった、あの恐怖を返さぬとな」
「な、な、何をする気だ!?」

 青白い炎が近づき、デボブリンは後ずさりをしたかったが、身体が動かない。

「せめてもの情けじゃよ。ほんのわずかな間じゃが、もう一度焼かれるが良い。ああ、浄化の光によってある程度の身に染みついた悪心は溶かされたようじゃが、それでも残っておるのを見ると、そう簡単にくたばらぬのは保証できるじゃろうなぁ」

 そのまま炎が体の中にしみ込むように入れられ、数秒後、何の目的でやられたのかデボブリンは身をもって知った。

ボワァ、ジュウウウウウウウウウウウウウウ!!
「ぎ、ひっ、ぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁ!?」

 全身が燃えるように熱い。
 先ほどの光とは異なり、こちらは完全に物理的な意味合いでの、骨の髄から、体の表面までくまなく燃やされているようであり、魂そのものが灼熱地獄にさらされるかのような感覚。

 しばらくの間彼は叫び続け、気を失うと同時にその熱も収まった。

「…‥‥気を失ったところで、この地獄は既に決定済みじゃ。再び起きたとき、また燃やされ、次第に気絶している時でさえ、焼かれるような感覚に襲われるじゃろうな。何せ、魂そのものを焼き尽くす火なのじゃから」

 そう言うと、狐の女性はもはや何も価値がないただのゴミ屑共には目もくれず、その場を去った。
 屋敷もなくなり、廃墟と化したその場に残るのは、永遠の灼熱地獄の業と引き換えに全てを失うことになる屑と、悪心を丸焼けにされて残されたものが分からぬ者たちだけであった‥‥

―――――――――――――――
SIDEエル

「…‥‥うん、邸が吹っ飛んだな」
「『吹っ飛んだな』じゃないですよ!?あれ村でやったら確実にアウトですってば!!」
「エル、やり過ぎ、制御できなさすぎ、怖すぎ」

 その光景を見て、思わずつぶやいたエルの言葉に、ハクロたちはツッコミをいれた。

 村の襲撃を企てた良からぬ馬鹿共の話を聞いたが、せっかくだから実験台にしようと、今回の作戦を思いついた。
 解呪魔法『ホーリークラッシュ』…正確には呪いを消し飛ばすことができる魔法なのだが、聖なる光の魔法という事で、副次作用として浄化もある。
 なので、ギトギトの油のような悪人どもには、もしかすると面白いほど効果があるのではないかと思って使用してみたのだが…威力が予想を超えており、もはや別の魔法と化しているように思えた。

 そこで、気になったので鑑定魔法をかけてみたところ、思わぬことが発覚した。

「『鑑定』」
―――――――
実行予定:解呪魔法「ホーリークラッシュ」
実際に行われた魔法:「デストロイ・ブラスター」

「デストロイ・ブラスター」
ある程度の業を蓄えた悪人が一定数以上いた場合、浄化の光が過剰に反応してしまい発生してしまう灼熱浄化の魔法。
解呪だけではなく、呪いをかけてきた相手やその依頼主にまで盛大な呪い返しを行う効果を持ちつつ、悪しき者には灼熱の地獄を与え、生きている者以外はすべてチリと化す破壊の光魔法とも言われている。
救いようがない相手がいるほど効果は高く、光を浴びている間は灼熱地獄のような熱を浴びしまうことになる。
辛うじて生き残っていた場合、良心が残っているか、焼ききれなkった悪心の塊か、もしくは抜け殻の身が残される結果となる。
―――――――

 ちょっと鑑定魔法で調べてみたが、全く別の魔法になっていたことが判明。
 制御もだいぶできていたかと思っていたが、想定以上に相手が救いようのない者だったせいで過剰に反応してしまい、邸が一つ消し飛ぶ結果になったらしい。
 解呪目的かつ、ついでに制御魔法の生贄もとい実験台になってもらおうと考えたが、完璧にやり過ぎたようでああった。‥‥一応、何も育たぬような台地にはならず、ギリギリセーフな部類らしい。

 まぁ、ハクロたちの話だとあの貴族の屋敷が村に襲撃をけしかけた者たちを派遣したところらしいので残っても問題はないが、実験として使用するには少々生きが良すぎたのだろう。


「実験台に使用したけど、思わぬ結果に転んじゃったなぁ…これだったら、先に凍らせたりとかの魔法制御の生贄にすればよかった」
「結果としてはまだ良いのかもしれませんが…タマモを呪った相手もいたようですね。強制的な浄化ですべて失うことになったのか、村の方から光の矢となってタマモが来るとは思いませんでしたよ


‥‥‥正直言って、それも想定外だった。
 解呪魔法を本人にかけるのではなく、かけた術者や依頼主に当ててしまったようだが、こっちでも呪いは解けることになるらしい。
 呪いというのは確かに呪った相手がいなくなれば消えそうなものなのだが、それでも効果が表れるのが早すぎだとは思うだろう。

 でも、光っていた後に収まって、あの生き延びていた老人となったらしい相手の近くに立った姿…あれが、タマモの本来の姿なのだろうか。
 
 そう思いつつ僕らが近づくと、彼女はそれに気が付いたらしい。

 先ほどまで丸焼けになっていた人へ向けていた目を切り替え、僕の方に向いた。

「エルぅううう!!解呪してくれてありがとうなのじゃぁぁ!!」
ドッゴォォゥ!!ギシギリギリギリ!!
「ぐげっばぁぁぁ!?」

 一瞬姿が消えたかと思えば、次の瞬間強烈な突進と抱きしめを喰らった。
 後者の方はハクロで経験があるが、それでもやばい力を感じ取る。

「タマモ、やめてください!!エルをそれいじょう抱きしめたらだめですよ!!」
「あ、死にかけている」
「あああぁぁ!?しまった、って嬉しくなったせいで、ついやってしまったのじゃぁぁぁぁ!!」

 ハクロの叫びが聞こえ、タマモが気が付いたときには、俺の意識は既に旅立っていたのであった。



‥‥‥何だろう、この感じ。戻さないほうが平和だったのではなかろうか。
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