アルケディア・オンライン ～のんびりしたいけど好奇心が勝ってしまうのです～

Ver.5.0 ～世界の焔と、導きの篝火～

ver.5.0-閑話 第11回開発者陣営

【今週のお知らせ】
・女神が解放されました
・外なる神が撃退されました
―――
1：名前：シン・社長
…いや、わかっていたことだけどね。
こうやってお知らせに軽く出されると…こう、なんというか

2：名前：海外広報・ストーカー撲滅部門
とんでもない無茶苦茶なことが起きたのがよーくわかるのデース

3：名前：宇宙・UMA部門
何をやっているのだろうか、彼は…いや、この場合は彼女はというべきなのか？

4：名前：大株主
それは何とも言えないよのね。大丈夫だとは思うけれども、そのあたりの統一は難しいところよ

5：名前：シン・社長
( ゜Д゜)おげっ！？


＞『シン・社長』が退室を…

6：名前：大株主
させないわよ

＞しかし、回り込まれてしまった！！
＞シン・社長は逃げられなかった！！


7：名前：開発代理妹
どこの某RPG風な妨害なんだろう…

8：名前：宇宙・UMA部門
いや、これ見えていないだけでかなりがっちりとアイアンクローを決められているようだな

9：名前：海外広報・ストーカー撲滅部門
どうりで、監視部門や営業、その他逃げたわけデース

10：名前：シン・社長
姿を見ないと思ったらすでに逃げていたのかあの人たちはぁぁぁぁ
(；゜Д゜)」逃げられないぃぃぃ！！

11：名前：大株主
まぁまぁ、大丈夫よ。今は。

12：名前：シン・社長
後が怖いんだけど！！

・
・
・

36：名前：大株主
というわけで、私の可愛い孫のひ孫の孫の…ずっとさきの、子供がね、将来というべきか死後に女神の道が確定しちゃったの

37：名前：大株主
それで、その覚醒の要因にも噛んでいるアルケディア・オンラインの運営としてはどうかしらね？

38：名前：シン・社長
(´・ω・)・・・

39：名前：宇宙・UMA部門
"(-""-)"ううむ、最初のほうの方々がやらかしたことでもあるのだが…

40：名前：開発代理妹
(´-ω-`)そう言われても、私は途中からだから何とも言えないかも

41：名前：海外広報・ストーカー撲滅部門
ノーコメントデース
特異点のぶっ飛んだ影響が現実に出てきたのは驚くべきことデースが

42：名前：海外広報・ストーカー撲滅部門
ミーたちが干渉できたわけでもないのデース
むしろ、出てくるならこっちの恐竜神とか出てきてほしかったのデース

43：名前：大株主
それはそれでどうなのかしらね…

44：名前：大株主
とにもかくにも、女神が現実に出てきた時点で、会社としての目的の一つ・・・・・は達成されたようね？私は途中から知ったのだけれども…まぁ、なんというか、ずいぶんゆったりした計画性よね

45：名前：シン・社長
そこは詰め切れないのもありますから。
特異点…プレイヤーの中でもその名の通り、特異な存在がそうそう集まるとは無いですし

46：名前：シン・社長
そこからさらに、現実にまで影響を及ぼすとなると、厳しいです

47：名前：海外広報・ストーカー撲滅部門
ミーも、特異点の一つに数えられているようだけれども…うーん、現実への影響は難しいのデース。足がかりもないし、いっそ某恐竜公園のように研究職のほうに手を付けるべきデース？

48：名前：宇宙・UMA部門
リアル恐竜大暴れ珍騒動になりそうだから、それはやめてほしい

49：名前：開発代理妹
絶対に、暴走して手が付けられなくなるのが目に見えているよ

50：名前：海外広報・ストーカー撲滅部門
大丈夫デース…と言い切れない時点で、何も言えなくなるのデース

51：名前：シン・社長
自分自身で自信が持てないなら言わないでほしい・・・後々隠蔽工作と行うのは大変だからね・・・

52：名前：シン・社長
話をひとまず戻すけど…まぁ、大株主様のおっしゃる通り、
我が社の目的としては一つ、意図せぬ形で達成できました

53：名前：大株主
意図せぬ形？

54：名前：シン・社長
ええ、流石にある程度の演算による高度な予測はされてましたが・・・外なる神の類の影響は、計算に入れられないですからね

55：名前：シン・社長
それでも、どうにかなってしまったのは喜ばしいことですので、これからより進めやすくなります

56：名前：大株主
そうなると・・・やはり、他の目的も達成しようと、そろそろ動く頃合いなのかしら

57：名前：シン・社長
そうなりますね

58：名前：開発代理妹
一応、すでにいくつかのルートは開発されており、プログラム制御もできている状態です

59：名前：海外広報・ストーカー撲滅部門
受け入れがたいものなども受け入れやすくなる下地も、整ってきているようなのデース

60：名前：宇宙・UMA部門
出来れば、教育面でもより理解を深めてもらえるものを増やしたいが…それでも、会社の目的を知る者たちからすれば、一歩前進したといえるところだろうか

61：名前：大株主
そう・・・まぁ、別に良いわ。どういうことになるとも、これはあなたたちが考え、動いたからこそ起きてきたこと。
既に、離れた身ではそこまでとやかく言うこともないわ

62：名前：海外広報・ストーカー撲滅部門
ここに顔を出している時点で、とやかく言ってないデースか？

63：名前：シン・社長
しっ！！
(゜.゜)静かに！！

64：名前：開発代理妹
口に出さずとも書いている時点で意味ない様な

65：名前：大株主
大丈夫よ、その程度問題ないわ

66：名前：大株主
でも、部下の責任は上司の責任でもあるから・・・後で、一緒に上の方に来て頂戴ね

67：名前：シン・社長
( ゜Д゜)

68：名前：海外広報・ストーカー撲滅部門
これが、口は禍の・・・

＞『シン・社長』及び『海外広報・ストーカー撲滅部門』が攫われました。
＞『大株主』が退室されました。

69：名前：開発代理妹
あー…

70：名前：宇宙・UMA部門
…両者の冥福を祈ろうか


―――

　一部の逃亡者や、その他の情報のごたごたにより、この会議はいったん終わることになった。
　
　だが、それと同時にアルケディア・オンラインを運営しているメーゼ・イワド社は女神の現実への直接顕現及び将来の確立によって動き出す。

　今までは、ある程度予測を立てて動いていたが、それでも何か物凄く劇的に変わるようなことはなかった。
　けれども、女神が生まれたことにより、その灯は大きく燃え上がり、模索していた会社の進路に光を授けていく。

　本人のあずかり知らぬところで、色々と動かれようとしているのであった…





「…おぐぅ…こ、この薬…げ、激不味い…」
「大丈夫、春…あ、これサルミアッキ濃縮味になっているって注意書きが…」

…動かれる前に、味覚から滅びそうな女神もいるのであった。