246 / 718
Ver.4.0 ~星々の輝き、揺らめく境界~
ver.4.0-36 自分一応、一般人なんですが
しおりを挟む
…想定していなかったわけではない。
一応、テイムモンスターたちがデフォルメされた姿で限られたスペースの中で顕現する箱庭や、使用人が現実でも働けたり数年後に発売予定のはずの現実に出るドール系統など、アルケディア・オンラインには現実と交差するような機器があるのだ。
それに、NPCなんかものじゃろりとかその手の類がいるので本当に生きているように感じられ、中には本当に現実に出て過ごす羽目になってしまったやつなんかも見てきたので、この現実世界にいつの日かひょっこりとやってくる可能性も考えられないわけじゃなかったのである。
「技術革新とかも考えて、まだまだ先かもしれないと想像はしていたけど…まさか、本当に現実に出てくるとは思いもしなかったんですが」
「ふふ、人の想像よりも私たちは先に行っていたりするのよね」
僕の言葉に対して、そういいながら笑う元妖精女王。
相手がいなくてさまよい暴走していたころとは異なって、今はきちんと結婚した身になったうえに女王の責務もなくなったせいか、どこか余裕あるように見えるだろう。
「というかそもそも、どうやって僕の家を特定してきたんですか。プレイヤーの個人情報は厳重に管理されているはずなんですが」
「その疑問に関してはわたしのほうが答えよう」
問いかけに対してそう口にするのは、夫の宇宙人のゲシュタリアタコン星人さん。
こんな見た目が古典的なタコっぽい宇宙人が堂々と訪れた時点でご近所が大騒ぎにならないのかと思うのだが、そこは不思議な宇宙テクノロジーとかでごまかしており、ばれていないようだ。
どこかのカエル軍曹の道具かな…
そう思いつつも説明を聞くところによると、運営会社のほうハッキングを仕掛けたりとか他のNPCから情報を抜き取るなどの手段はとっていないそうだ。
「単純に、あなたのテイムモンスター…妻の後継者となった新妖精女王の方の反応をこの家から感知して、念入りに調べたうえで確信をもって訪れただけなのです」
「つまり、ネアの反応だけで確信したと」
「そういうことですね。種族としては大幅に変わったようですが、それでも妖精郷の女王には特有の反応があるようで、共通の部分を探し当てたのです」
「ついでに、この星の妖精たちにも聞いたのよね。世界が違うとはいえ、それでも話の分かるいい子たちが多いのよ」
「はぁ!?」
そんな妖精とか非現実的すぎる存在が、まさか現実にいるとは思い難かった。
ゲームの中とかなら納得はできるのだが、科学文明の発達しているこの世の中で、そんな空想上の存在がいるとは思い難いような…でもなー…
「…考えたら、物語とかいろいろあるけれども、どこかにその原因というかもとになったものがあるだろうし、実際にいてもおかしくはない…のかな?」
「ええ、普段は見えないようにしているわね」
「そもそも、我々宇宙人とてそう簡単に見つからぬように工夫をしているからな。人に見つかって何かもめ事が起きないためにも、ある程度干渉せずに適度な距離をとっている者たちは多いようだ」
そんな話をされても、納得はちょっとしづらい。
でも、可能性としては否定しきれないし、何とも言いようがない気持ちになる。
「まぁ、そのあたりを深く考えないほうがいいか」
下手に考えるとわからなくなるし、現実と空想の区別がつかなくなるような事態になっても困る。
ここはそういうものなのだと納得して、穏便に済ませたほうがいいだろうと判断する。
…まぁ、妖精以上に非現実的な変態とかもいたりするからなぁ。前者のほうがいてほしい感はあるのに、なぜか後者のほうが出やすいし、こんなところに原因があるのだと思えばいいか。
それはさておき、ご近所にもばれず騒ぎになっていないのであれば、焦る必要もないし、難しく考える必要もない。
「それで、そもそもここに訪れたのが…ネアの主である僕のことを見るために来たということですか」
「ええ、そうよ。次期妖精女王をあの場で決めたのはいいけれども、既に誰かに仕えていた身と考えると大丈夫だったのかと少し疑問に思ったのよね」
「そこで、新婚旅行の旅路で寄り道として、この世界のこの星に我々は訪れたのだ」
来た目的としては、ネアの主であるこちらの様子を直接目にしようということで、特に何かするということもない。
まぁ、宇宙人とゲームの中の存在がそろって訪れてくるという状況に突っ込みどころしかないのだが、現状何も問題はなさそうだと思ってくれているようだ。
「しかし、どうやってアルケディア・オンラインからここに…いや、知り合いにいろいろあったが末にこっちの世界に顕現することになった人がいますけど、お二人とは事情が違うはずですし…」
「簡単なことよ」
「我々がいたあの世界…君からすれば、アルケディア・オンラインというVRMMOの中の仮想現実の世界だが、実はこことつなぐ路線があるんだ」
「え?路線?」
かくかくしかじかと話を聞けば、どうもあのアルケディア・オンラインの世界には、何か隠された秘密がいろいろとあるらしい。
その秘密の中で、この現実世界とつなぐ特殊な列車が走っているところがあるようで、それに乗っていくつか乗り継いで、この近くの駅にまで来てから徒歩でやってきたようだ。
「…そんなものがあるんですか」
「あったのよねぇ。まぁ、私たちは最初知らなかったけれども」
「なぜかあるという認識がいつの間にか存在していたので、せっかくだから利用したのだ。どうもあの世界にはほかにもいろいろと仕掛けられているようだが…そこはまぁ、運営とやらの知るところでしかない」
きなくさいような不穏なような、何か怪しい世界の秘密を垣間見たような気がするだろう。
まぁ、そんなことを知ってもまだ直接何か影響を及ぼしまくるということはないようで、当分の間は気にしなくてもよさそうな感じも…いや、彼らが目のまえに来ている時点で、十分影響していないだろうか。
「箱庭、ドール…そしてそれらも介さずに現実に…うーん、何を目的としているんだろうか」
「わからないわねぇ」
「深く追求しないほうがいいだろう。まぁ、この世界に長居せずに元の世界の宇宙で旅行し続けるだけだから、そこまで気にするようなことでもあるまい」
僕のことを直接見ていろいろ話すような目的は達成したので、長居する意味もないらしい。
いろいろと突っ込みどころしかあふれまくる大きな謎を残しつつも、元妖精女王たちは徒歩でまた駅まで戻っていくのであった……
「結局、滅茶苦茶知らなくてもいいような世界の謎を、おいておくだけおいていって、帰ったけど…あ、もしかして運営から来ていたやばい客とかの知らせってこのことなのだろうか?」
「うーん、そうなのでしょうカ?確かにいろいろとやらかしてくれたようですけれども…この程度で、運営側がわざわざ主様に警告の連絡をしますかネ?」
「一個人に、ゲームの中でしか存在しえない、異世界からのお客が来るのも十分やばいことだと思うのだが…いやいや、これ以上とんでもないお客が来ることってないでしょ」
そうだと思いたい、絶対にこれ以上超えるものが来ないと思いたい。
ゲームの世界からのお客様の時点でかなりぶっ飛んだ話だし、これこそが運営からの警告に該当するお客なのだと、強く思うのであった……
「…異世界からくる以外に、もっとやばいのってあるのかな?」
「普通に侵略者とかですかネ?」
一応、テイムモンスターたちがデフォルメされた姿で限られたスペースの中で顕現する箱庭や、使用人が現実でも働けたり数年後に発売予定のはずの現実に出るドール系統など、アルケディア・オンラインには現実と交差するような機器があるのだ。
それに、NPCなんかものじゃろりとかその手の類がいるので本当に生きているように感じられ、中には本当に現実に出て過ごす羽目になってしまったやつなんかも見てきたので、この現実世界にいつの日かひょっこりとやってくる可能性も考えられないわけじゃなかったのである。
「技術革新とかも考えて、まだまだ先かもしれないと想像はしていたけど…まさか、本当に現実に出てくるとは思いもしなかったんですが」
「ふふ、人の想像よりも私たちは先に行っていたりするのよね」
僕の言葉に対して、そういいながら笑う元妖精女王。
相手がいなくてさまよい暴走していたころとは異なって、今はきちんと結婚した身になったうえに女王の責務もなくなったせいか、どこか余裕あるように見えるだろう。
「というかそもそも、どうやって僕の家を特定してきたんですか。プレイヤーの個人情報は厳重に管理されているはずなんですが」
「その疑問に関してはわたしのほうが答えよう」
問いかけに対してそう口にするのは、夫の宇宙人のゲシュタリアタコン星人さん。
こんな見た目が古典的なタコっぽい宇宙人が堂々と訪れた時点でご近所が大騒ぎにならないのかと思うのだが、そこは不思議な宇宙テクノロジーとかでごまかしており、ばれていないようだ。
どこかのカエル軍曹の道具かな…
そう思いつつも説明を聞くところによると、運営会社のほうハッキングを仕掛けたりとか他のNPCから情報を抜き取るなどの手段はとっていないそうだ。
「単純に、あなたのテイムモンスター…妻の後継者となった新妖精女王の方の反応をこの家から感知して、念入りに調べたうえで確信をもって訪れただけなのです」
「つまり、ネアの反応だけで確信したと」
「そういうことですね。種族としては大幅に変わったようですが、それでも妖精郷の女王には特有の反応があるようで、共通の部分を探し当てたのです」
「ついでに、この星の妖精たちにも聞いたのよね。世界が違うとはいえ、それでも話の分かるいい子たちが多いのよ」
「はぁ!?」
そんな妖精とか非現実的すぎる存在が、まさか現実にいるとは思い難かった。
ゲームの中とかなら納得はできるのだが、科学文明の発達しているこの世の中で、そんな空想上の存在がいるとは思い難いような…でもなー…
「…考えたら、物語とかいろいろあるけれども、どこかにその原因というかもとになったものがあるだろうし、実際にいてもおかしくはない…のかな?」
「ええ、普段は見えないようにしているわね」
「そもそも、我々宇宙人とてそう簡単に見つからぬように工夫をしているからな。人に見つかって何かもめ事が起きないためにも、ある程度干渉せずに適度な距離をとっている者たちは多いようだ」
そんな話をされても、納得はちょっとしづらい。
でも、可能性としては否定しきれないし、何とも言いようがない気持ちになる。
「まぁ、そのあたりを深く考えないほうがいいか」
下手に考えるとわからなくなるし、現実と空想の区別がつかなくなるような事態になっても困る。
ここはそういうものなのだと納得して、穏便に済ませたほうがいいだろうと判断する。
…まぁ、妖精以上に非現実的な変態とかもいたりするからなぁ。前者のほうがいてほしい感はあるのに、なぜか後者のほうが出やすいし、こんなところに原因があるのだと思えばいいか。
それはさておき、ご近所にもばれず騒ぎになっていないのであれば、焦る必要もないし、難しく考える必要もない。
「それで、そもそもここに訪れたのが…ネアの主である僕のことを見るために来たということですか」
「ええ、そうよ。次期妖精女王をあの場で決めたのはいいけれども、既に誰かに仕えていた身と考えると大丈夫だったのかと少し疑問に思ったのよね」
「そこで、新婚旅行の旅路で寄り道として、この世界のこの星に我々は訪れたのだ」
来た目的としては、ネアの主であるこちらの様子を直接目にしようということで、特に何かするということもない。
まぁ、宇宙人とゲームの中の存在がそろって訪れてくるという状況に突っ込みどころしかないのだが、現状何も問題はなさそうだと思ってくれているようだ。
「しかし、どうやってアルケディア・オンラインからここに…いや、知り合いにいろいろあったが末にこっちの世界に顕現することになった人がいますけど、お二人とは事情が違うはずですし…」
「簡単なことよ」
「我々がいたあの世界…君からすれば、アルケディア・オンラインというVRMMOの中の仮想現実の世界だが、実はこことつなぐ路線があるんだ」
「え?路線?」
かくかくしかじかと話を聞けば、どうもあのアルケディア・オンラインの世界には、何か隠された秘密がいろいろとあるらしい。
その秘密の中で、この現実世界とつなぐ特殊な列車が走っているところがあるようで、それに乗っていくつか乗り継いで、この近くの駅にまで来てから徒歩でやってきたようだ。
「…そんなものがあるんですか」
「あったのよねぇ。まぁ、私たちは最初知らなかったけれども」
「なぜかあるという認識がいつの間にか存在していたので、せっかくだから利用したのだ。どうもあの世界にはほかにもいろいろと仕掛けられているようだが…そこはまぁ、運営とやらの知るところでしかない」
きなくさいような不穏なような、何か怪しい世界の秘密を垣間見たような気がするだろう。
まぁ、そんなことを知ってもまだ直接何か影響を及ぼしまくるということはないようで、当分の間は気にしなくてもよさそうな感じも…いや、彼らが目のまえに来ている時点で、十分影響していないだろうか。
「箱庭、ドール…そしてそれらも介さずに現実に…うーん、何を目的としているんだろうか」
「わからないわねぇ」
「深く追求しないほうがいいだろう。まぁ、この世界に長居せずに元の世界の宇宙で旅行し続けるだけだから、そこまで気にするようなことでもあるまい」
僕のことを直接見ていろいろ話すような目的は達成したので、長居する意味もないらしい。
いろいろと突っ込みどころしかあふれまくる大きな謎を残しつつも、元妖精女王たちは徒歩でまた駅まで戻っていくのであった……
「結局、滅茶苦茶知らなくてもいいような世界の謎を、おいておくだけおいていって、帰ったけど…あ、もしかして運営から来ていたやばい客とかの知らせってこのことなのだろうか?」
「うーん、そうなのでしょうカ?確かにいろいろとやらかしてくれたようですけれども…この程度で、運営側がわざわざ主様に警告の連絡をしますかネ?」
「一個人に、ゲームの中でしか存在しえない、異世界からのお客が来るのも十分やばいことだと思うのだが…いやいや、これ以上とんでもないお客が来ることってないでしょ」
そうだと思いたい、絶対にこれ以上超えるものが来ないと思いたい。
ゲームの世界からのお客様の時点でかなりぶっ飛んだ話だし、これこそが運営からの警告に該当するお客なのだと、強く思うのであった……
「…異世界からくる以外に、もっとやばいのってあるのかな?」
「普通に侵略者とかですかネ?」
11
お気に入りに追加
2,036
あなたにおすすめの小説
転生チート薬師は巻き込まれやすいのか? ~スローライフと時々騒動~
志位斗 茂家波
ファンタジー
異世界転生という話は聞いたことがあるが、まさかそのような事を実際に経験するとは思わなかった。
けれども、よくあるチートとかで暴れるような事よりも、自由にかつのんびりと適当に過ごしたい。
そう思っていたけれども、そうはいかないのが現実である。
‥‥‥才能はあるのに、無駄遣いが多い、苦労人が増えやすいお話です。
「小説家になろう」でも公開中。興味があればそちらの方でもどうぞ。誤字は出来るだけ無いようにしたいですが、発見次第伝えていただければ幸いです。あと、案があればそれもある程度受け付けたいと思います。
生活魔法は万能です
浜柔
ファンタジー
生活魔法は万能だ。何でもできる。だけど何にもできない。
それは何も特別なものではないから。人が歩いたり走ったりしても誰も不思議に思わないだろう。そんな魔法。
――そしてそんな魔法が人より少し上手く使えるだけのぼくは今日、旅に出る。
拾ったメイドゴーレムによって、いつの間にか色々されていた ~何このメイド、ちょっと怖い~
志位斗 茂家波
ファンタジー
ある日、ひょんなことで死亡した僕、シアンは異世界にいつの間にか転生していた。
とは言え、赤子からではなくある程度成長した肉体だったので、のんびり過ごすために自給自足の生活をしていたのだが、そんな生活の最中で、あるメイドゴーレムを拾った。
…‥‥でもね、なんだろうこのメイド、チートすぎるというか、スペックがヤヴァイ。
「これもご主人様のためなのデス」「いや、やり過ぎだからね!?」
これは、そんな大変な毎日を送る羽目になってしまった後悔の話でもある‥‥‥いやまぁ、別に良いんだけどね(諦め)
小説家になろう様でも投稿しています。感想・ご指摘も受け付けますので、どうぞお楽しみに。
公爵家三男に転生しましたが・・・
キルア犬
ファンタジー
前世は27歳の社会人でそこそこ恋愛なども経験済みの水嶋海が主人公ですが…
色々と本当に色々とありまして・・・
転生しました。
前世は女性でしたが異世界では男!
記憶持ち葛藤をご覧下さい。
作者は初投稿で理系人間ですので誤字脱字には寛容頂きたいとお願いします。
世界⇔異世界 THERE AND BACK!!
西順
ファンタジー
ある日、異世界と行き来できる『門』を手に入れた。
友人たちとの下校中に橋で多重事故に巻き込まれたハルアキは、そのきっかけを作った天使からお詫びとしてある能力を授かる。それは、THERE AND BACK=往復。異世界と地球を行き来する能力だった。
しかし異世界へ転移してみると、着いた先は暗い崖の下。しかも出口はどこにもなさそうだ。
「いや、これ詰んでない? 仕方ない。トンネル掘るか!」
これはRPGを彷彿とさせるゲームのように、魔法やスキルの存在する剣と魔法のファンタジー世界と地球を往復しながら、主人公たちが降り掛かる数々の問題を、時に強引に、時に力業で解決していく冒険譚。たまには頭も使うかも。
週一、不定期投稿していきます。
小説家になろう、カクヨム、ノベルアップ+でも投稿しています。
「お前のような奴はパーティーに必要ない」と追放された錬金術師は自由に生きる~ポーション作ってたらいつの間にか最強になってました~
平山和人
ファンタジー
錬金術師のカイトは役立たずを理由にパーティーから追放されてしまう。自由を手に入れたカイトは世界中を気ままに旅することにした。
しかし、カイトは気づいていなかった。彼の作るポーションはどんな病気をも治す万能薬であることを。
カイトは旅をしていくうちに、薬神として崇められることになるのだが、彼は今日も無自覚に人々を救うのであった。
一方、カイトを追放したパーティーはカイトを失ったことで没落の道を歩むことになるのであった。
またね。次ね。今度ね。聞き飽きました。お断りです。
朝山みどり
ファンタジー
ミシガン伯爵家のリリーは、いつも後回しにされていた。転んで怪我をしても、熱を出しても誰もなにもしてくれない。わたしは家族じゃないんだとリリーは思っていた。
婚約者こそいるけど、相手も自分と同じ境遇の侯爵家の二男。だから、リリーは彼と家族を作りたいと願っていた。
だけど、彼は妹のアナベルとの結婚を望み、婚約は解消された。
リリーは失望に負けずに自身の才能を武器に道を切り開いて行った。
「なろう」「カクヨム」に投稿しています。
最悪のゴミスキルと断言されたジョブとスキルばかり山盛りから始めるVRMMO
無謀突撃娘
ファンタジー
始めまして、僕は西園寺薫。
名前は凄く女の子なんだけど男です。とある私立の学校に通っています。容姿や行動がすごく女の子でよく間違えられるんだけどさほど気にしてないかな。
小説を読むことと手芸が得意です。あとは料理を少々出来るぐらい。
特徴?う~ん、生まれた日にちがものすごい運気の良い星ってぐらいかな。
姉二人が最新のVRMMOとか言うのを話題に出してきたんだ。
ゲームなんてしたこともなく説明書もチンプンカンプンで何も分からなかったけど「何でも出来る、何でもなれる」という宣伝文句とゲーム実況を見て始めることにしたんだ。
スキルなどはβ版の時に最悪スキルゴミスキルと認知されているスキルばかりです、今のゲームでは普通ぐらいの認知はされていると思いますがこの小説の中ではゴミにしかならない無用スキルとして認知されいます。
そのあたりのことを理解して読んでいただけると幸いです。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる