88 / 718
Ver.2.0 ~広がる大海原の世界~
ver.2.1-28 お約束事も、転換出来て
しおりを挟む
「「「「全員そろって、欲望戦隊『ミセタインジャー』ここに見参!!」」」」
【ブモウ!!】
ドッガァァァン!!
【グベェェェ!!】
【オォォォォォ!?】
「‥‥‥あの決めポーズで出る爆発、きちんと攻撃にも使えたんだ」
【やるまでにちょっと時間がかかりますが、それでも威力は十分のようですネ】
背景に出る爆発に巻き込まれて吹き飛ぶモンスターたちを見て、僕らはそうつぶやき合う。
現在、ミートン一家改め欲望戦隊と共に、レアドロップを求めてあるモンスター討伐を目指すために島の中を探索しているのだが、意外な戦闘力を目にしていた。
呪われた装備品とは言え、その代償は十分のようで、きちんと見合ったものになっているらしく、モンスターが襲い掛かって来ても何のそのというように戦闘を行い、勝利していく。
【ギャビィィ!!】
【ガウウ!!】
一方で、僕らの方もまた勝利を重ねている。相手の数が多ければルトの電撃で広範囲攻撃を行い、強そうな奴がいればリンが素早く蹴り上げて宙に舞わせる。
牛のモンスターが多い島だけに、群れてきたり突進してくる相手が多いので、相性としては悪くはない。しいて言うのであれば‥‥‥
「乳製品のドロップアイテム多いなぁ。ミルク、牛乳、グラタン、チーズ、蘇‥‥‥材料になって、料理の幅が広がるけれども、どれだけ取らせる気なのやら」
「意外なほどに、肉が余り無いな」
「むぅ、目当ての薬草が取れたら、パーッと焼肉パーティがしたいのじゃがなぁ」
牛のモンスターが多い島とは言え、ドロップ品は肉に限らないようだ。焼肉パーティは楽しそうなのだが、乳製品ばかりだと牛乳臭くなりそうである。
まぁ、これはこれでスイーツの材料になるので困ることも無いが、出来れば肉が欲しかったと思ってしまうだろう。
とにもかくにもドッカンバッゴンと薙ぎ払っていくのは良いのだが、お目当てのモンスターが中々出現してくれない。自然に出てくるはずなのに、こういう時に限って出現しにくいのは何故なのか。
「というかそもそも、お目当てのモンスターって『マッチョカーウ』だったよな?図鑑だと、かなり目立つ特徴があるはずなんだが…‥‥」
―――――
『マッチョカーウ』
常に多くの数で群れを作り上げている、バイソン島限定のモンスター。
通常一体一体出現するようなモンスターの方が多いのだが、このモンスターに限っては最低でも30体ほど同時に同じ場所で出現し、自分たち以外のものをすべて敵とみなして攻撃を仕掛けてくる気の荒さを持っている。
その外見は猛牛がより筋肉質になっているだけではなく、角が大きくねじ曲がって合わさり合い、まるでリーゼントをしているかのような状態になりつつも、先端が鋭いものは突き刺し、板のように変化すれば押しつぶすなどの攻撃手段をとってくる。
―――――
数の多さも厄介だが、その突進力もすさまじいそうで、タンク役をする人がいたとしても押し負けてふっ飛ばされてしまうことが多いらしい。
だがしかし、近接戦闘に特化しているような攻撃手段しかとらないせいなのか、遠距離攻撃が使えれば一方的に倒しやすいそうだ。
「面子的には、全員遠距離攻撃手段なら色々持っているからそんなに不安でもないか」
「うん。スーツの効果も相まって、特殊な必殺技と言えるようなスキルもあるからな。レッドな自分は炎を吐き!!」
「イエローな儂は生卵をぶつけ!!」
「グリーンとして良いのか、青汁をぶっかけ!!」
「ブルー関連故か水鉄砲が放てるのだ!!」
【ブモブー!!(翻訳:自分は独学で作った弓を放てる!!】
「「「「ミセタインジャー合体奥義!!名乗りを上げて、お約束の爆発芸!!」」」」
【ブモォゥ!!】
ドッガァァァン!!
‥‥‥役に立つ攻撃手段か、少し不安になった。いや、レッドとブルーはまだわかるし、マッチョンが武器を扱えるのは良いけど、イエローとグリーンは何なのか。
なお、生卵に関して詳しく聞くと、ぶつけるだけでかなりのデバフをかける効果があるらしい。きちんと処理がされていない不衛生な手段らしいが、まずその卵はどこから出てくるのか。青汁の方は味方が飲むと苦いらしいが多少の良い方面でのバフ効果があるらしいけれどね。
ツッコミどころが多すぎる面子だが、それでもその時はやってくる。
【ガウガーウ!!】
「お、リン、見つけたのか?」
【ガウ!!】
素早さが高い彼女が先行して見にいったようだが、どうやら向こうの方にようやくマッチョカーウたちが出現したそうだ。
気が荒い性格ゆえに周囲のモンスターたちに体当たり攻撃を仕掛けているらしく、一部が勢いそのままで突撃をしており、こちらに向かってきているようだ。
「よし!全員攻撃用意!!接近戦より遠距離攻撃で、一方的に狩るぞ!」
ドドドドッと凄まじい爆音を鳴り響かせながら、遠方から土煙を上げて迫りくるマッチョカーウたち。
その目は血走っており、明かにこちらを完全に敵とみなし、押しつぶし貫く気が満々のようだが、容易くやられる気もない。
爆裂薬を投げつけ、銃撃が放たれ、槍が投げ飛ばされて、生卵がぶつけられる。
毒の霧が流れ、青汁がかけられ、水鉄砲で濡れたところに電撃が放たれる。
その中をかいくぐってきたところで、火であぶられ矢や蹴りが突き刺さり、次々に狩ってゆく。
「よし!!中々良い感じかな!!」
「電撃と水鉄砲、中々合う!!というか、青汁が役に立つのも意外過ぎる!!」
「うおぉぉぉ!!卵が火で固まって拘束しやすい連携技もできているぞぉぉぉ!!」
ツッコミどころが多すぎる攻撃も混じっているが、それらが奇跡的にかみ合い、良い感じに攻めることが出来ているようだ。
この調子ならば、どんどん来ても問題はない…‥‥はずだった。
【モモモモォォォウ!?】
【モモモモー!?】
仲間たちが狩られて、どんどんやって来るもその光景を見て悲鳴をあげ始めるマッチョカーウたち。気性が荒くとも恐怖の光景は十分に頭を冷やせるようで、逃げようとするものもちらほら見えてくる。
だがしかし、そんな動揺しまくっている群れの中で、ひときわ大きな鳴き声が響き渡った。
【オオオオオオオオオオオオオン!!】
【【【ブモォォォウ!?】】】
動揺する群れの中を、突き抜けるかのような大きな雄たけびにマッチョカーウたちは体を突然こわばらせ、僕らも何事かと思いその声の方向を見る。
茂みをかき分け、声の主が姿を表し…‥‥次の瞬間、違う声が響いた。
「「「「よっしゃでたぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」」」」
「!?」
いきなり横で叫ばれてびっくりしたが、どうやらミートンさんたちが喜びの声を上げたらしい。何故、そのような声を出したのかは‥‥‥出てきた相手の姿を見て、納得した。
黒褐色の肌を持ち、頭には大きな黒い角が二本、他のマッチョカーウたちとは違ってぐるぐるとした生え方をしており、どちらかと言えば牛よりヤギっぽい
鮮やかな赤茶色の髪と瞳をしており、背丈はやや低いが…‥‥いうのであればミノタウロスと言えるようなモンスター。いや、あれは牛頭人体の奴だが‥‥‥
「‥‥‥その声の感じからして、全員もしかしてアレを狙っていたのか?」
「そうだ!!ちょうど容姿的には理想に近く!!」
「かと言ってロリというには大きすぎる双丘を持ち!!」
「強さ的にも申し分は無く!!」
「可愛さも併せ持っている!!」
「「「「マッチョカーウの群れで、超低確率で出現するという牛の群れに交じるヤギのような女の子、ネームドモンスターの一種『バフォメット・カーウ』!!」」」」
―――――
『バフォメット・カーウ』
マッチョカーウの群れに、超低確率で出現するヤギ娘というべきモンスター。
ただし、性質としてはどちらかと言えばデビル‥‥‥悪魔という形に近く、そのためか人のような容姿を持ちつつもヤギとしての特徴を色々と持つ。
一説ではマッチョカーウたちの突進だけではだめだという、何処かで感じ取っている深層心理に反応して出現するとも言われており、似たような例はコングリビングアーマーというモンスターが出現する可能性のある若いリッチたちの群れで確認されている。
―――――
「テイム可能という話も聞きつつ!!」
「敵対している時はカーウたちと同様に気が荒いが、懐けば相当可愛らしく!!」
「「絶対に欲しいと思っていたんだぁぁぁぁ!!」」
心を合わせ、叫ぶタローンとミートン。
既にさんづけを外しているが、この欲望にまみれた姿を見てしまうと、何も言えなくなるだろう。
‥‥‥要は、あれが出現するまで狙っていたようである。
だがしかし、テイムモンスターはそもそもテイムできる確率が非常に低いし、条件なども分かっていないと駄目なのだが…‥ああ、駄目だ、この人たち出会えたことだけでもう満足しているようで、頭から必要なことなどが抜けているっぽい。
うぉぉぉっと雄たけびを上げる彼らを見て、マリーたちが物凄い冷ややかな目で見ている事すらも感じ取ってくれないようであった…‥‥
【ブモゥブモゥ】
「あれ?マッチョンの反応はちょっと薄くないか?」
【どうやら女の子が入るのはいいけれども、自分としては鳴き声がちょっと被りそうでありつつ、個人的なこの身としては当てはまらないそうデス。意外に冷静ですね、このオーク】
テイムしている人達よりも、冷静すぎるオークとはこれいかに?
【ブモウ!!】
ドッガァァァン!!
【グベェェェ!!】
【オォォォォォ!?】
「‥‥‥あの決めポーズで出る爆発、きちんと攻撃にも使えたんだ」
【やるまでにちょっと時間がかかりますが、それでも威力は十分のようですネ】
背景に出る爆発に巻き込まれて吹き飛ぶモンスターたちを見て、僕らはそうつぶやき合う。
現在、ミートン一家改め欲望戦隊と共に、レアドロップを求めてあるモンスター討伐を目指すために島の中を探索しているのだが、意外な戦闘力を目にしていた。
呪われた装備品とは言え、その代償は十分のようで、きちんと見合ったものになっているらしく、モンスターが襲い掛かって来ても何のそのというように戦闘を行い、勝利していく。
【ギャビィィ!!】
【ガウウ!!】
一方で、僕らの方もまた勝利を重ねている。相手の数が多ければルトの電撃で広範囲攻撃を行い、強そうな奴がいればリンが素早く蹴り上げて宙に舞わせる。
牛のモンスターが多い島だけに、群れてきたり突進してくる相手が多いので、相性としては悪くはない。しいて言うのであれば‥‥‥
「乳製品のドロップアイテム多いなぁ。ミルク、牛乳、グラタン、チーズ、蘇‥‥‥材料になって、料理の幅が広がるけれども、どれだけ取らせる気なのやら」
「意外なほどに、肉が余り無いな」
「むぅ、目当ての薬草が取れたら、パーッと焼肉パーティがしたいのじゃがなぁ」
牛のモンスターが多い島とは言え、ドロップ品は肉に限らないようだ。焼肉パーティは楽しそうなのだが、乳製品ばかりだと牛乳臭くなりそうである。
まぁ、これはこれでスイーツの材料になるので困ることも無いが、出来れば肉が欲しかったと思ってしまうだろう。
とにもかくにもドッカンバッゴンと薙ぎ払っていくのは良いのだが、お目当てのモンスターが中々出現してくれない。自然に出てくるはずなのに、こういう時に限って出現しにくいのは何故なのか。
「というかそもそも、お目当てのモンスターって『マッチョカーウ』だったよな?図鑑だと、かなり目立つ特徴があるはずなんだが…‥‥」
―――――
『マッチョカーウ』
常に多くの数で群れを作り上げている、バイソン島限定のモンスター。
通常一体一体出現するようなモンスターの方が多いのだが、このモンスターに限っては最低でも30体ほど同時に同じ場所で出現し、自分たち以外のものをすべて敵とみなして攻撃を仕掛けてくる気の荒さを持っている。
その外見は猛牛がより筋肉質になっているだけではなく、角が大きくねじ曲がって合わさり合い、まるでリーゼントをしているかのような状態になりつつも、先端が鋭いものは突き刺し、板のように変化すれば押しつぶすなどの攻撃手段をとってくる。
―――――
数の多さも厄介だが、その突進力もすさまじいそうで、タンク役をする人がいたとしても押し負けてふっ飛ばされてしまうことが多いらしい。
だがしかし、近接戦闘に特化しているような攻撃手段しかとらないせいなのか、遠距離攻撃が使えれば一方的に倒しやすいそうだ。
「面子的には、全員遠距離攻撃手段なら色々持っているからそんなに不安でもないか」
「うん。スーツの効果も相まって、特殊な必殺技と言えるようなスキルもあるからな。レッドな自分は炎を吐き!!」
「イエローな儂は生卵をぶつけ!!」
「グリーンとして良いのか、青汁をぶっかけ!!」
「ブルー関連故か水鉄砲が放てるのだ!!」
【ブモブー!!(翻訳:自分は独学で作った弓を放てる!!】
「「「「ミセタインジャー合体奥義!!名乗りを上げて、お約束の爆発芸!!」」」」
【ブモォゥ!!】
ドッガァァァン!!
‥‥‥役に立つ攻撃手段か、少し不安になった。いや、レッドとブルーはまだわかるし、マッチョンが武器を扱えるのは良いけど、イエローとグリーンは何なのか。
なお、生卵に関して詳しく聞くと、ぶつけるだけでかなりのデバフをかける効果があるらしい。きちんと処理がされていない不衛生な手段らしいが、まずその卵はどこから出てくるのか。青汁の方は味方が飲むと苦いらしいが多少の良い方面でのバフ効果があるらしいけれどね。
ツッコミどころが多すぎる面子だが、それでもその時はやってくる。
【ガウガーウ!!】
「お、リン、見つけたのか?」
【ガウ!!】
素早さが高い彼女が先行して見にいったようだが、どうやら向こうの方にようやくマッチョカーウたちが出現したそうだ。
気が荒い性格ゆえに周囲のモンスターたちに体当たり攻撃を仕掛けているらしく、一部が勢いそのままで突撃をしており、こちらに向かってきているようだ。
「よし!全員攻撃用意!!接近戦より遠距離攻撃で、一方的に狩るぞ!」
ドドドドッと凄まじい爆音を鳴り響かせながら、遠方から土煙を上げて迫りくるマッチョカーウたち。
その目は血走っており、明かにこちらを完全に敵とみなし、押しつぶし貫く気が満々のようだが、容易くやられる気もない。
爆裂薬を投げつけ、銃撃が放たれ、槍が投げ飛ばされて、生卵がぶつけられる。
毒の霧が流れ、青汁がかけられ、水鉄砲で濡れたところに電撃が放たれる。
その中をかいくぐってきたところで、火であぶられ矢や蹴りが突き刺さり、次々に狩ってゆく。
「よし!!中々良い感じかな!!」
「電撃と水鉄砲、中々合う!!というか、青汁が役に立つのも意外過ぎる!!」
「うおぉぉぉ!!卵が火で固まって拘束しやすい連携技もできているぞぉぉぉ!!」
ツッコミどころが多すぎる攻撃も混じっているが、それらが奇跡的にかみ合い、良い感じに攻めることが出来ているようだ。
この調子ならば、どんどん来ても問題はない…‥‥はずだった。
【モモモモォォォウ!?】
【モモモモー!?】
仲間たちが狩られて、どんどんやって来るもその光景を見て悲鳴をあげ始めるマッチョカーウたち。気性が荒くとも恐怖の光景は十分に頭を冷やせるようで、逃げようとするものもちらほら見えてくる。
だがしかし、そんな動揺しまくっている群れの中で、ひときわ大きな鳴き声が響き渡った。
【オオオオオオオオオオオオオン!!】
【【【ブモォォォウ!?】】】
動揺する群れの中を、突き抜けるかのような大きな雄たけびにマッチョカーウたちは体を突然こわばらせ、僕らも何事かと思いその声の方向を見る。
茂みをかき分け、声の主が姿を表し…‥‥次の瞬間、違う声が響いた。
「「「「よっしゃでたぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」」」」
「!?」
いきなり横で叫ばれてびっくりしたが、どうやらミートンさんたちが喜びの声を上げたらしい。何故、そのような声を出したのかは‥‥‥出てきた相手の姿を見て、納得した。
黒褐色の肌を持ち、頭には大きな黒い角が二本、他のマッチョカーウたちとは違ってぐるぐるとした生え方をしており、どちらかと言えば牛よりヤギっぽい
鮮やかな赤茶色の髪と瞳をしており、背丈はやや低いが…‥‥いうのであればミノタウロスと言えるようなモンスター。いや、あれは牛頭人体の奴だが‥‥‥
「‥‥‥その声の感じからして、全員もしかしてアレを狙っていたのか?」
「そうだ!!ちょうど容姿的には理想に近く!!」
「かと言ってロリというには大きすぎる双丘を持ち!!」
「強さ的にも申し分は無く!!」
「可愛さも併せ持っている!!」
「「「「マッチョカーウの群れで、超低確率で出現するという牛の群れに交じるヤギのような女の子、ネームドモンスターの一種『バフォメット・カーウ』!!」」」」
―――――
『バフォメット・カーウ』
マッチョカーウの群れに、超低確率で出現するヤギ娘というべきモンスター。
ただし、性質としてはどちらかと言えばデビル‥‥‥悪魔という形に近く、そのためか人のような容姿を持ちつつもヤギとしての特徴を色々と持つ。
一説ではマッチョカーウたちの突進だけではだめだという、何処かで感じ取っている深層心理に反応して出現するとも言われており、似たような例はコングリビングアーマーというモンスターが出現する可能性のある若いリッチたちの群れで確認されている。
―――――
「テイム可能という話も聞きつつ!!」
「敵対している時はカーウたちと同様に気が荒いが、懐けば相当可愛らしく!!」
「「絶対に欲しいと思っていたんだぁぁぁぁ!!」」
心を合わせ、叫ぶタローンとミートン。
既にさんづけを外しているが、この欲望にまみれた姿を見てしまうと、何も言えなくなるだろう。
‥‥‥要は、あれが出現するまで狙っていたようである。
だがしかし、テイムモンスターはそもそもテイムできる確率が非常に低いし、条件なども分かっていないと駄目なのだが…‥ああ、駄目だ、この人たち出会えたことだけでもう満足しているようで、頭から必要なことなどが抜けているっぽい。
うぉぉぉっと雄たけびを上げる彼らを見て、マリーたちが物凄い冷ややかな目で見ている事すらも感じ取ってくれないようであった…‥‥
【ブモゥブモゥ】
「あれ?マッチョンの反応はちょっと薄くないか?」
【どうやら女の子が入るのはいいけれども、自分としては鳴き声がちょっと被りそうでありつつ、個人的なこの身としては当てはまらないそうデス。意外に冷静ですね、このオーク】
テイムしている人達よりも、冷静すぎるオークとはこれいかに?
13
お気に入りに追加
2,029
あなたにおすすめの小説
大賢者の弟子ステファニー
楠ノ木雫
ファンタジー
この世界に存在する〝錬金術〟を使いこなすことの出来る〝錬金術師〟の少女ステファニー。
その技を極めた者に与えられる[大賢者]の名を持つ者の弟子であり、それに最も近しい存在である[賢者]である。……彼女は気が付いていないが。
そんな彼女が、今まであまり接してこなかった[人]と関わり、成長していく、そんな話である。
※他の投稿サイトにも掲載しています。
『収納』は異世界最強です 正直すまんかったと思ってる
農民ヤズ―
ファンタジー
「ようこそおいでくださいました。勇者さま」
そんな言葉から始まった異世界召喚。
呼び出された他の勇者は複数の<スキル>を持っているはずなのに俺は収納スキル一つだけ!?
そんなふざけた事になったうえ俺たちを呼び出した国はなんだか色々とヤバそう!
このままじゃ俺は殺されてしまう。そうなる前にこの国から逃げ出さないといけない。
勇者なら全員が使える収納スキルのみしか使うことのできない勇者の出来損ないと呼ばれた男が収納スキルで無双して世界を旅する物語(予定
私のメンタルは金魚掬いのポイと同じ脆さなので感想を送っていただける際は語調が強くないと嬉しく思います。
ただそれでも初心者故、度々間違えることがあるとは思いますので感想にて教えていただけるとありがたいです。
他にも今後の進展や投稿済みの箇所でこうしたほうがいいと思われた方がいらっしゃったら感想にて待ってます。
なお、書籍化に伴い内容の齟齬がありますがご了承ください。
最悪のゴミスキルと断言されたジョブとスキルばかり山盛りから始めるVRMMO
無謀突撃娘
ファンタジー
始めまして、僕は西園寺薫。
名前は凄く女の子なんだけど男です。とある私立の学校に通っています。容姿や行動がすごく女の子でよく間違えられるんだけどさほど気にしてないかな。
小説を読むことと手芸が得意です。あとは料理を少々出来るぐらい。
特徴?う~ん、生まれた日にちがものすごい運気の良い星ってぐらいかな。
姉二人が最新のVRMMOとか言うのを話題に出してきたんだ。
ゲームなんてしたこともなく説明書もチンプンカンプンで何も分からなかったけど「何でも出来る、何でもなれる」という宣伝文句とゲーム実況を見て始めることにしたんだ。
スキルなどはβ版の時に最悪スキルゴミスキルと認知されているスキルばかりです、今のゲームでは普通ぐらいの認知はされていると思いますがこの小説の中ではゴミにしかならない無用スキルとして認知されいます。
そのあたりのことを理解して読んでいただけると幸いです。
【第1章完結】デスペナのないVRMMOで一度も死ななかった生産職のボクは最強になりました。
鳥山正人
ファンタジー
デスペナのないフルダイブ型VRMMOゲームで一度も死ななかったボク、三上ハヤトがノーデスボーナスを授かり最強になる物語。
鍛冶スキルや錬金スキルを使っていく、まったり系生産職のお話です。
まったり更新でやっていきたいと思っていますので、よろしくお願いします。
「DADAN WEB小説コンテスト」1次選考通過しました。
「お前のような奴はパーティーに必要ない」と追放された錬金術師は自由に生きる~ポーション作ってたらいつの間にか最強になってました~
平山和人
ファンタジー
錬金術師のカイトは役立たずを理由にパーティーから追放されてしまう。自由を手に入れたカイトは世界中を気ままに旅することにした。
しかし、カイトは気づいていなかった。彼の作るポーションはどんな病気をも治す万能薬であることを。
カイトは旅をしていくうちに、薬神として崇められることになるのだが、彼は今日も無自覚に人々を救うのであった。
一方、カイトを追放したパーティーはカイトを失ったことで没落の道を歩むことになるのであった。
辺境領主は大貴族に成り上がる! チート知識でのびのび領地経営します
潮ノ海月@書籍発売中
ファンタジー
旧題:転生貴族の領地経営~チート知識を活用して、辺境領主は成り上がる!
トールデント帝国と国境を接していたフレンハイム子爵領の領主バルトハイドは、突如、侵攻を開始した帝国軍から領地を守るためにルッセン砦で迎撃に向かうが、守り切れず戦死してしまう。
領主バルトハイドが戦争で死亡した事で、唯一の後継者であったアクスが跡目を継ぐことになってしまう。
アクスの前世は日本人であり、争いごとが極端に苦手であったが、領民を守るために立ち上がることを決意する。
だが、兵士の証言からしてラッセル砦を陥落させた帝国軍の数は10倍以上であることが明らかになってしまう
完全に手詰まりの中で、アクスは日本人として暮らしてきた知識を活用し、さらには領都から避難してきた獣人や亜人を仲間に引き入れ秘策を練る。
果たしてアクスは帝国軍に勝利できるのか!?
これは転生貴族アクスが領地経営に奮闘し、大貴族へ成りあがる物語。
公爵家三男に転生しましたが・・・
キルア犬
ファンタジー
前世は27歳の社会人でそこそこ恋愛なども経験済みの水嶋海が主人公ですが…
色々と本当に色々とありまして・・・
転生しました。
前世は女性でしたが異世界では男!
記憶持ち葛藤をご覧下さい。
作者は初投稿で理系人間ですので誤字脱字には寛容頂きたいとお願いします。
荷物持ちだけど最強です、空間魔法でラクラク発明
まったりー
ファンタジー
主人公はダンジョンに向かう冒険者の荷物を持つポーターと言う職業、その職業に必須の収納魔法を持っていないことで悲惨な毎日を過ごしていました。
そんなある時仕事中に前世の記憶がよみがえり、ステータスを確認するとユニークスキルを持っていました。
その中に前世で好きだったゲームに似た空間魔法があり街づくりを始めます、そしてそこから人生が思わぬ方向に変わります。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる