【番外編更新】死に戻り皇帝の契約妃〜契約妃の筈が溺愛されてます!?〜
帝国唯一の皇族――――皇帝アーネストが殺された。
彼の暗殺者として処刑を受けていた宮女ミーナは、目を開けると、いつの間にか自身が働いていた金剛宮に立っていた。おまけに、死んだはずのアーネストが生きて目の前にいる。なんとミーナは、アーネストが皇帝として即位する前日へと死に戻っていたのだ。
戸惑う彼女にアーネストは、『自分にも殺された記憶がある』ことを打ち明ける。
『どうか、二度目の人生では殺されないで』
そう懇願し、拘束を受け入れようとするミーナだったが、アーネストの提案は思いもよらぬもので。
『俺の妃になってよ』
極端に減ってしまった皇族のために設けられた後宮。金剛宮の妃として、ミーナはアーネストを殺した真犯人を探すという密命を受ける。
けれど、彼女以外の三人の妃たちは皆個性的な上、平民出身のミーナへの当りは当然強い。おまけにアーネストは、契約妃である彼女の元を頻繁に訪れて。
『ちゃんと後宮に通ってる、って思わせないといけないからね』
事情を全て知るミーナの元が心地良いのだというアーネスト。けれど、ミーナの心境は複雑で。
(わたしはアーネスト様のことが本気で好きなのになぁ)
ミーナは現世でアーネストを守り切れるのか。そして、ミーナの恋の行方は――――?
彼の暗殺者として処刑を受けていた宮女ミーナは、目を開けると、いつの間にか自身が働いていた金剛宮に立っていた。おまけに、死んだはずのアーネストが生きて目の前にいる。なんとミーナは、アーネストが皇帝として即位する前日へと死に戻っていたのだ。
戸惑う彼女にアーネストは、『自分にも殺された記憶がある』ことを打ち明ける。
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『俺の妃になってよ』
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後世の伝記作者は、「アーネスト陛下の崩御には未だ解明できない謎がある。」と記載するでしょう。
「わざわざ、主のいない後宮に行ったのは、新たに妃を迎えるので起居する場所を視察した。」と理由付けできます。
しかし、「主のいない後宮で食事をした。」という事実については理解ができません。
基本的に、王族が起居する場所を離れると、当然ながら食事には同席者がいるのではないでしょうか。対外的にアピールするために「食事を一緒にしたという実績」を示すことが重要です。側近だけと食事をするのは、同席者と言えないでしょう。
お困りの国の大統領のような、「ひとり飯」ということはないのでしょう。
せめて、「視察が終わり、帰りの馬車を準備するため、アーネスト陛下が休息中に、お茶とお菓子を用意した。」ということにしませんか。
秀吉が寺小姓を家臣にした「三杯の茶(三献茶)」と呼ばれる逸話があります。
読み応えのある良い作品でした。面白かった!
一気読み。
堪能しました!
面白かった!
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