一から百まで

渡辺 佐倉

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舌が強く吸い上げられる。
根元が痛い位だ。

体が密着した所為で、昂りが百目鬼の腹に擦れる。
割り開かれた足が、自然と百目鬼を挟む様に絡む。

口の中にまだ百目鬼のものの味が残っているか? と思ったけれど、百目鬼はそのまま唇を離してくれない。

腰もばつばつと中を突き上げられて、嬌声まで飲み込む様な深い口付けをされる。

「んぅ、んん゛~。」

亀頭の傘の膨らんだ部分がいい部分をごりごりと抉る。
思わず百目鬼の背中に回す手に力が入る。

口も中も、回した腕も、しがみつく足にも百目鬼の感触がする。

上あごを舌でぬるぬるされて、百目鬼の腹にカウパーをこすりつける。

じわじわと快感が折り重なっていく。
今までで一番気持ちいいというやつが波のように重なって、うねりの様になる。

百目鬼も同じになって欲しいと思う。
俺の事を求めて、求めて、堪らなくなって、それで欲望を全部ぶつけて欲しい。

内側が悦んで、百目鬼の昂りに絡みついているのが自分でも分かる。

限界が近くなって、足を強く百目鬼に絡ませる。
百目鬼が奥の弱い部分を狙うみたいに抽挿を繰り返す。

百目鬼も余裕がなくなっていることが嬉しかった。
自分ですら触れたことのない場所を明け渡して、限界まで追いつめられることがたまらない悦びになっている。

ごつごつと腰骨が当たる音がするような乱暴なセックスに感じ入って、白濁を吐き出す。快楽にのけぞって、唇が離れる。

「まっ、ぁ、あ、あ゛、イッってるから、今、い、やぁッ……。」

達したばかりで敏感になっている体に追い打ちをかける様に内側を抉られる。

過ぎた快感が、痛みに近い感覚となって全身を駆け抜ける。
息も上手くできない。

悲鳴の様な声がでて、足のつま先を官能を耐えるために丸める。

百目鬼の背中に回る指に力が入る。
爪は短く切りそろえてる筈なのに、肉の感触がした気がした。
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